サーバーダウンの対処法と復旧までの時間
  • 保守管理
最終更新日:2023年8月7日

【原因別】サーバーダウンの対処法と復旧までの時間を解説

え、これってサーバーダウン?!」とお困りではないですか?突然ウェブサイトが表示されなくなったり、メールの送受信が出来なくなったり…。

こういった現象があなたのサイトで起きているとしたら、サーバーがダウンしている可能性があります。そんな時は一旦冷静になり、まずはサーバーが本当にダウンしているか確認し、ダウンしていた場合は原因を調べたうえで適切な対処をしましょう。

本記事では、サーバーダウンの確認方法と原因別の対処法、それに加えて復旧までの時間について解説しています。

※当記事の内容は、動画でも解説を行っております※
 

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サーバーダウンとは?まずは現象の解説!

サーバーダウンとは、レンタルサーバー等の機能が停止してしまいWebサイトを表示できなくなってしまったり、メールの送受信が出来ないことを意味します。

例えば、最近あった有名なサーバーダウンの事例として2020年4月21日よりリリースしたSHARP(シャープ)のマスク販売サイトが、新型肺炎の影響でアクセスが集中してしまい、サーバーダウンして見れなくなるということがありました。

サーバーダウンするとユーザーさんがWebサイトを閲覧できない、お客さんとメールのやり取りができないなど、ビジネスにおいて致命傷になりかねません。是非とも対策したいところです。

次は、サーバーダウンの確認方法を見ていきましょう。

サーバーダウンかどうか確認する3つの方法

具体的には、上記3点に該当するようであればサーバーダウンだと判断できます。

それでは、3つの理由をさらに詳しく見ていきましょう。

(1)Webサイトが全ページ表示されない

サーバーダウンしている場合の特徴として、Webサイト全体が機能しなくなるという点が挙げられます。仮に1ページだけ不具合が起きている場合は、該当ページが表示できないものの、他のページは表示できます。

※「.htaccess」や「パーマリンク設定」等のサイト全体に関わる設定が誤っている場合を除く

そのため、まずはサーバーダウン確認方法(1)は、あなたが運営するWebサイトのトップページだけを表示確認するのではなく、他のページもいくつか確認してみてください。

もしトップページ以外のページURLが分からない場合には、グーグル検索にてトップページ以外のページタイトルで検索してクリックしてみましょう(「会社名+会社概要」など)。

(2)メールの送受信ができない

サーバーダウン確認方法の2つ目はメールの送受信です。メールを利用していない場合は(3)に進んで大丈夫です。

サーバーダウンした場合、メールは送信と受信の両方ができなくなります。どちらかが出来る場合はサーバーダウンではありません。

添付ファイルのデータが大きすぎて送信エラーを起こす、受信ボックスのメール容量がいっぱいになってしまい受信エラーを起こすなどのエラーも考えられます。

(3)レンタルサーバーのお知らせを確認(またはサポートに確認)

最後に確認してほしいのが、あなたがお使いのレンタルサーバーのお知らせチェックです。多くのレンタルサーバーでは、サーバーに障害が起きるとお知らせを出しています。グーグル検索にて「レンタルサーバー名+障害情報」で検索すると見つかります。

レンタルサーバーの障害情報を確認して、サイトが表示できないなどの文言に加え「負荷障害」「お詫び」「復旧」などのワードが見つかれば、サーバーダウンと考えてください(サーバーダウンという直接的な表現はあまりされていないです)。

サーバーダウン原因別の復旧時間

サーバーダウン原因別の復旧時間の一覧表
原因 復旧時間
(1)アクセス集中(503エラー) 1時間以内 or サーバー移転が必要
(2)サーバー会社の管理側に原因あり 数分~数時間
(3)このサイトにアクセスできません 数分~1時間

では次に、サーバーダウン原因別の復旧時間を見ていきたいと思います。

対処法についてはこのあと解説しますが、アクセス集中が原因の場合はレンタルサーバーのプラン変更をすればすぐに解決できる場合があります。

レンタルサーバー側の問題の場合には、こちらで手を加えることが出来ないため、待つしかありません。

「このサイトにアクセスできません」については、独自ドメインの確認が問題のため、手続きさえすればすぐに復旧が可能です。

サーバーダウン原因別の対処法(復旧方法)

 

さて、ここからはサーバーダウン原因別の対処法(復旧方法)を解説していきます。
それぞれ見ていきましょう。

(1)アクセス集中(503エラー)が原因の場合の対処法

サーバーダウンの原因(1)は、サーバーがアクセス数に耐え切れず起こる503エラーです。または、「503 Service Unavailable」「Service Temporarily Unavailable」などのメッセージが表示される場合もあります。

503error

503エラーによってサーバーダウンしている場合、一時的に増えたアクセスであれば、アクセスが落ち着けば自然と復旧されます。

ですが、アクセスが継続して増え続け503エラーが頻繁に発生している場合には、「サーバーへの同時接続数(一度にアクセス出来る限界値)を増やす」「サーバープランを上位に変更する」「より性能の良いサーバーに移転する」などの対処がオススメです。

ロリポップやさくらインターネットなら、同時にアクセス出来る数を拡張することが可能です。

また、具体的な503エラーの改善方法については下記も参考に。

さらに、サーバーダウンと関連して、各種エラーの改善方法についてもまとめています。下記をご覧ください。

(2)サーバー会社の管理が原因の場合の対処法

サーバーダウンの原因(2)は、レンタルサーバーの管理が問題のケースです。たとえば、サーバー管理における「技術的な間違い」「経年劣化でサーバーが古くなった」「地震や落雷等の天災でサーバーが壊れた」などです。

これらサーバー会社側の管理によって起きたサーバーダウンの場合、対処法はなくサーバーの復旧をただ待つ他ありません。

ただし、Webサイトのデータを定期バックアップしている場合には、他のレンタルサーバーに移転することでWebサイトを復旧させることが可能です。サーバーダウンが長引く場合は移転も1つの対策となります。

レンタルサーバー側であまりにもサーバーダウンが頻発する場合には、サーバー移転をお勧めします。サイト引越し屋さんで移転作業を代行することも可能です。

(3)「このサイトにアクセスできません」の場合の対処法

サイトにアクセスした際に「このサイトにアクセスできません」と表示される場合、その原因の多くは「メールアドレスの有効性確認」が済んでいない、または、ドメインの有効期限が切れているかのどちらかになります。

こちらにつきましては、別記事にて対処法を解説しております。

何度も起きるならサーバー移転がお勧めです

サーバーがダウンしてしまう2つの原因をご紹介しました。いずれにしてもユーザーにとっては、サイトが使えない状態に変わりありません。

不慮の事故などでサーバーダウンが1度だけ起きたのならば許容できますが、何度も起きている場合は、新しいサーバーへの移転を検討しましょう。

その際に意識したいのが「稼働率」です。稼働率が高いサーバーほど安定性が高く、サーバーダウンを避けられます。仮にダウンしても、復旧が速いです。

たとえば、エックスサーバーはサーバー稼働率99.99%以上となっており、国内最高クラスの稼働率を誇ります。Webサイトやメールがビジネスの主軸の方には、特にお勧めできるレンタルサーバー。

>>【運用サイト190万件以上】高稼働率のエックスサーバーを確認してみる

今回の記事は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございます。

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この記事を書いた人

サイト引越し屋さん編集部

日本で最も利用されているサーバー移転&保守代行サービス『サイト引越し屋さん』の中の人です。 サイト引越しに関わる技術情報をはじめ、WordPressやその他のWebサービスに関するノウハウを発信しています。 全日本SEO協会所属。日本ウェブ解析士協会(WACA)所属。

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