サーバーメンテナンスの手順
  • 保守管理
更新日:2024年7月23日 | 公開日:2019年7月10日
サイト引越し屋さん編集部

サーバーメンテナンスとは?プロが教える手順とコツ

ホームページやブログは、作って終わりではありません。Webサイトやサーバーの保守や、メンテナンスといった作業も必要です。

長期間に渡りメンテナンスを怠っていると、サーバーやWebサイト、メールの環境が最適化されておらず、不具合やトラブルが起きるリスクがあります。

そういった状態を防ぐためにも、定期的にサーバーのメンテナンスが必要になってくるのです。

本記事では、サーバーメンテナンス(サーバー保守)のやり方について、わかりやすく解説していきます。サイト運営をスムーズに行うためにも、ぜひ参考にしてみてください。

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サーバーメンテナンスとは

サーバーメンテナンスとは、ウェブサイトやデータを管理するコンピューター(サーバー)を定期的に点検・修理することです。例えば、下記のようなメンテナンスがあります。

  • Webサイトの不要なファイルを削除する
  • 過去のメールデータから不要なものを削除する
  • サーバーのPHPをバージョンアップする
  • サーバーのデータベースをバージョンアップする

サーバーメンテナンスは車の定期点検に似ています。車も長く安全に乗るためには、オイル交換やタイヤの点検が必要ですよね。同様に、サーバーも定期的に「健康診断」を受けることで、ウェブサイトが常に快適にアクセスできる状態を保つことができるのです。

ここからは、先ほど挙げたメンテナンス項目を詳しく解説していきます。

1.Webサイトの不要なファイルを削除する

Webサイトやメールを保存しておくサーバーには、あらかじめ容量の限界があります。
容量がいっぱいになるとサーバーがダウンしてしまい、Webサイトや、メール機能が一時的に使用できなくなってしまうため注意が必要です。

容量を軽くするには、FTPソフトでサーバーにアクセスし、不要なファイルを削除します。

FTPとは、File Transfer Protocol(ファイル転送規約)を意味し、サーバー側とクライアント側(ユーザー側)で、データを送受信する規約のことです。また、ファイルを送受信するために使用するソフトウェアをFTPソフト呼びます。

ちなみに、FTPソフトの設定方法については、こちらの記事を参考にしてみてください。

ホームページやブログの更新を行っていくと、内容が重複しているものや長期間使用していないもの、古過ぎるバックアップデータなど、不要なファイルがサーバーに残っていることがあります。

また、アクセス解析の設定を行っている場合は、FTPソフトを使って、アクセスログがサーバー内に複数保存されていないか確認してみましょう。それらの不要なファイルを削除することで、サーバー容量に空きを作ることができます。

ただし、必要なファイルを削除してしまうと、サイトが見られなくなったり、一部のデータが表示されないことがあります。削除する前には必ずバックアップを取っておきましょう。

なお、不要ファイルを削除しても容量が足りない場合はサーバー移転を検討しましょう。
移転先のレンタルサーバーはエックスサーバーがお勧めです。こちらの解説記事も合わせてご覧ください。

2.過去のメールで不要なものは削除する

次に、サーバー上の不要なメールを削除するという方法です。

過去のメールが、サーバー容量を圧迫している可能性があります。特に、大容量のファイルが添付されているメールを削除することで、サーバー容量に余裕ができる可能性が高いです。

ただし、メールソフトの設定にはメールソフト側で送受信を行うPOP接続と、サーバーのメールデータに直接アクセスして送受信するIMAP接続の2種類あります。加えて、メールソフトを利用しないWebメールも存在します。

メール利用方法別の仕様表
項目 POP接続 IMAP接続 Webメール
サーバー連動 連動していない
(メールソフト内で削除してもサーバーには残る)
サーバー内と連動
(メールソフト内で削除するとサーバー側でも消える)
サーバー内と連動
(メールソフト内で削除するとサーバー側でも消える)

POP接続にて利用している場合には、メールソフト内でメールを削除してもサーバー上にはメールデータが残ります。

その場合は、別途IMAPで同じメールアドレスのアカウントを追加して操作するか、または、レンタルサーバーにWebメール機能がある場合はそちらから削除する形でも大丈夫です。

なお、過去のメールデータを削除しても容量が足りない場合には、メールサーバーの移転を検討するようにしましょう。移転先のメールサーバーは下記記事をご参考ください。

3.PHPのバージョンを最新にする

長期間サーバー環境のメンテナンスを行っていないと、サーバーのPHPのバージョンが古いままになっていることがあります。古いPHPバージョンののままにしておくと、サイトの表示スピードが遅くなったりハッキング等のセキュリティリスクが高まります。

そのため、PHPを現在サーバーが推奨しているバージョンに変更することをオススメします。
通常のレンタルサーバーであれば、サーバー管理画面から簡単にバージョン変更可能です。

ただし、WordPress等のCMSを使っている場合には、アップデートが原因でプログラムの不具合が起きてサイトが正常に動作しない危険性があります。

ですので、必ず事前にテストしたうえでPHPバージョンアップ実施するようにしてください。
PHPバージョンアップ方法については下記の記事が参考になります。

4.データベースのバージョンを最新にする

PHPのバージョンだけでなく、MysqlやMariaDBなどのデータベースのバージョンも最新にしておく必要があります。

データベースとは、世界中で使われているデータ管理システムのことです。この仕組みがあるおかげで、データの保管や更新などの操作がより安全に素早く行うことが可能になっています。

お使いのレンタルサーバーによって多少方法は異なりますが、基本的にはコントロールパネルからデータベースの設定ができるようになっています。

ただし、Mysqlのバージョンをアップデートする際は、データベースの文字コードに注意が必要です。古いデータベースから新しいデータベースにデータを移行する際に、文字コードが異なると移行がうまくできません。

また、PHPと同様に、WordPressなどのCMSを利用している場合は、互換性の問題から不具合が起こる可能性がありますので、プロに任せることをオススメします。

まとめ

今回ご紹介したように、自身でホームページやブログなどのWebサイトを運営されている方は、定期的なサーバーメンテナンスが必要です。

サーバーの不要なファイルやメールを削除し、空き容量を増やす
PHPやMysqlのバージョンを最新にしておく

上記のようなサーバーメンテナンスを行っておくことで、トラブルの防止に繋がります。

ただし、知識が無い方が、アップデートやバージョンアップなどを行うと、逆に不具合が起こる可能性もあります。「自分の力だけでは難しい」「自分で作業するのは面倒くさい」と感じる場合は、サイト引越し屋さんに是非ご相談ください。

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この記事を書いた人

サイト引越し屋さん編集部

日本で最も利用されているサーバー移転&保守代行サービス『サイト引越し屋さん』の中の人です。 サイト引越しに関わる技術情報をはじめ、WordPressやその他のWebサービスに関するノウハウを発信しています。 全日本SEO協会所属。日本ウェブ解析士協会(WACA)所属。

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