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最終更新日:2022年9月10日

WordPress管理画面の操作だけでサイトデータを取り出す方法

WordPressのサイトデータを取得するには通常、サーバーの管理画面やFTP、phpMyAdminのログイン情報が必要となります。

ですが、サーバーの契約をWeb制作会社が代行していてWordPressのログイン情報しか把握していない場合や、ツールの利用に不慣れな場合には、WordPressの管理画面からデータを抜き出さなければいけません。

本記事ではそういった方に向けてWordPressの管理画面からデータを抜き出す方法を解説いたします。

通常のWordPressバックアップ方法はこちら。

方法① WordPressを丸ごとコピー

まず1つ目の方法は、「Duplicator」や「All-in-One WP Migration」などWordPressを丸ごとコピーできるプラグインを用いてデータを抜き出す方法です。

この方法の良いところは、WordPressのデータをバックアップ出来るだけでなく、サーバー移転の際に移転先でWordPressを復元できる点が挙げられます。

その代わり、プラグインが動く環境には条件があり、サーバーのPHPバージョンやWordPressのバージョンが古い場合には、データを正常に抜き出せない可能性もあるので注意が必要です。

方法② FTPデータとDBをダウンロード

2つ目の方法は、「BackWPUp」や「UpdraftPlus」など、FTPデータとDBの両方をダウンロード出来るプラグインによるものです。

ここではBackWPUpプラグインを例に方法を解説します。

まずはWordPress管理画面の「プラグイン」>「新規追加」から検索窓にて「BackWPUp」を検索し、インストール・有効化してください。

次に、「BackWPUp」>「新規ジョブを追加」に進み、「このジョブは…」の部分で「データベースのバックアップ」と「ファイルのバックアップ」にチェックを入れます。

BackWPUp-1

そのまま下に進み、ジョブの宛先のバックアップファイルの保存方法のところで「メールでバックアップを送信」にもチェックを入れます。この設定によって、今回取得するデータをメールにて受信することが出来ます。

BackWPUp-2

ここまでの設定ができたら一番下の「変更を保存」を押してください。

それから、一番上のタブから「宛先:メール」をクリックし、データの送り先メールアドレスを設定します。

BackWPUp-3

宛先メールアドレス(複数アドレスはコンマで区切る)に送り先アドレスを入力したら、一番下の「変更を保存」をクリックして設定は完了です。

最後にバックアップですが、「BackWPUp」>「ジョブ」に進み、該当ジョブにマウスオーバーして出てくるメニューから「今すぐ実行」をクリックします。

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すると自動でバックアップが実行され、メーターが100%になったらバックアップ完了です。この時、警告とエラーがゼロ件であることを確認してください。警告やエラーが出た場合は完全なデータを取得できない可能性があります。

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上記が確認できたら、設定した宛先のメールアドレスを確認しましょう。「バックアップアーカイブ: 2018-10-24_19-04-05_●●●●●●●.zip」のような添付ファイルがあるはずです。こちらがWordPressの全サイトデータになります。

もしメールによるデータ送付でエラーが起きてしまう場合には、下記記事の方法にてサーバー内に保存する方法を取るとうまく可能性があります。

方法3 記事データ(DB)のみ標準機能でエクスポート

最後にご紹介する方法は、ここまでご紹介した2つの方法が通じなかった場合の最終手段です。

なぜなら、先ほどまでご紹介した方法はWordPress全体のデータをバックアップ出来るのに対し、この方法では記事データしか取得できないため、不完全だからです。

やり方は簡単。WordPress管理画面のメニュー「ツール」>「エクスポート」から、「すべてのコンテンツ」にチェックを入れて、「エクスポートファイルをダウンロード」をクリックするだけです。

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まとめ

WordPressのバックアップは本来、FTPやphpMyAdminを使って行うのが確実です。

ですが、事情によってはそれが出来ないケースもあり得ます。そんな時は今回ご紹介した方法を用いてデータを抜き出してみてください。

なお、ご自身で行うのが難しい場合は弊社で代行も可能ですので、お気軽にご相談くださいませ(^ ^)

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この記事を書いた人

サイト引越し屋さん編集部

日本で最も利用されているサーバー移転&保守代行サービス『サイト引越し屋さん』の中の人です。 サイト引越しに関わる技術情報をはじめ、WordPressやその他のWebサービスに関するノウハウを発信しています。 全日本SEO協会所属。日本ウェブ解析士協会(WACA)所属。

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