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サイト引越し屋さん編集部
WordPress引越しでリダイレクトが必要な3つのケース
「WordPress引越しではリダイレクトは必要なの?」そんな疑問を抱えてはいませんか?
たしかにドメイン変更やディレクトリ変更が発生しない通常のWordPress引越しでは、リダイレクトは必要ありません。
しかし、移転とともにドメインが変更となったり、サイト内の構造が変わる場合にリダイレクトが必要になります。
本記事では、WordPressへの引越しでリダイレクトの設定が必須となるケースについて
詳しくご紹介いたします。
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目次(クリックで飛べます!)
リダイレクト(Redirect)とは
そもそもリダイレクト(redirect)には「向け直す、変える、あて名を書き換える」などの意味があります。つまり、Webサイトへの訪問者を他のURLへ、自動的に転送できる技術のこと。
たとえば、Webサイトのドメイン(.com、.net、.jpなど)を取得してインターネット上に登録されたURLを、後になってから変更する場合に利用されます。
そのリダイレクトの種類は2つあります。
- 301リダイレクト:サイト引越しやURL変更に伴う永久的な変更
- 302リダイレクト:一時的な転送でURLを元に戻すことが前提
302よりも301の方が利用される場合の方が多いでしょう。
301リダイレクト※サイト引越しで利用される
301リダイレクトは永続的な転送設定のことで、Permanent Redirectとも呼ばれています。基本的にWebサイト、特定ページの引越し時に利用されます。
特徴は元ページのSEO評価が新ページへ引き継がれやすい点(ただし、どれくらいの割合で引き継がれるかは、元サイトと新サイトの評価状況によります)
302リダイレクト
302リダイレクトは永続的な転送ではなく、数日間や一定の期間だけなどの一時的な転送設定で、Temporary Redirectと呼ばれています。
サイトのメンテナンス中などでお知らせページに自動転送させるような場合に利用されます。302リダイレクトは転送先にSEOの評価が引き継がれることはありません。
リダイレクトが必要な3つのケース
WordPress引越しでリダイレクト(301リダイレクト)が必要になるのは以下の3つのケースです。
- サイト全体のドメインが変わるWordPress引越し
- サイトの一部リニューアル(ドメインは同じでも各ページURLに変更がある場合)
- ディレクトリ転送(カテゴリーのURLが変更になる場合)
上記のような場合に、リダイレクトの設定を行う必要があります。
①サイト全体のドメインが変わるWordPress引越し
最も分かりやすいリダイレクトの例は、サイト全体のドメインが変更となるケースです。
たとえば、サイト全体のドメインが「sample.com」から「exsample.com」に変わるなどの場合、旧ドメインから新ドメインにリダイレクトする必要があります。
サーバーのデータベースにある「.htaccess」や「wp-config.php」ファイルなどの書き換えなど、やや複雑な処理が必要になります。
②サイトの一部リニューアル(ドメインは同じでも各ページURLに変更がある場合)
WordPressの引越しに合わせて記事のURLも変更したい場合、記事単位でのリダイレクトをする必要があります。
ドメイン変更などサイト全体に関わるリダイレクトの場合、サーバー全体にリダイレクトの設定をかけたりしますが、個別の記事単位であればプラグインで十分に対応可能。
この場合には、プラグインを利用するのがとても便利です。
以下のプラグイン『Redirection』を利用すれば、「.htaccess」ファイルなどを直接編集したりする必要がないので、ミスするリスクを減らし、かつ素早くリダイレクト処理を設定することができます。
③ディレクトリ転送(カテゴリーのURLが変更になる場合)
個別の記事だけでなく、カテゴリーURLを変更する場合もリダイレクトが必要です。
カテゴリー単位のリダイレクトの場合にも、先ほどのRedirectionプラグインを使えば対応できます。
301リダイレクト処理の注意点
サイト引越しやページ移転を目的とした301リダイレクトにおいて、注意すべきポイントを2つ紹介します。
- 301リダイレクト処理後に新ドメインを設定する
- 転送先ページは同じ内容のものにする
それぞれ確認していきます。
①301リダイレクト処理後に新ドメインを設定する
転送元のサイト → 転送先のサイトへリダイレクトを行うときに順序を意識しましょう。
新しく設定する転送先のドメインが検索エンジンに認識された後だと、301リダイレクトの効果が見込めません。
まず初めに、転送元のサイトのリダイレクト処理をすることが大事です。
②転送先ページは同じ内容のものにする
転送先のページ内容は同じものにするのが前提です。
転送先のサイトの内容がまったく異なるものだと、検索エンジンからのSEO評価も落ちてしまいます。最悪の場合は、検索結果の順位を大きく下げてしまうリスクがあります。
ですから、転送先と転送元のコンテンツは一致させておきましょう。
ユーザーのためにもSEOのためにもリダイレクト対策をお忘れなく!
以上、WordPress引越しでリダイレクト(301)が必要な3つのケースや注意点の紹介でした。
どのケースも共通していることとして、URLが変更になる場合にリダイレクトが必要ということです。これだけを覚えておけば間違いありません。
また、WordPressの引越しと聞くと「レンタルサーバー自体も変更になる?」というイメージを受けるかもしれませんが、そうとは限りません。
今回ご紹介した3つのケースであれば、同じサーバー上で実施する事例も多いです。
リダイレクトはサイトのSEO評価に関わる重要な作業なので、是非とも忘れないようにしてください。実際のリダイレクト設定についてはこちらの記事をご参考ください。
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この記事を書いた人
サイト引越し屋さん編集部
日本で最も利用されているサーバー移転&保守代行サービス『サイト引越し屋さん』の中の人です。 サイト引越しに関わる技術情報をはじめ、WordPressやその他のWebサービスに関するノウハウを発信しています。 全日本SEO協会所属。日本ウェブ解析士協会(WACA)所属。
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