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サイト引越し屋さん編集部
ホームページビルダーからWordPressへの移行手順
ホームページビルダーは誰でも簡単にホームページが作れる有料のWeb制作ソフトとして有名です。インターネット黎明期ほどの人気はないものの、今でも根強いユーザーが多くいらっしゃいます。あなたもその1人かもしれません。
しかし、Web集客など本格的にホームページを運用していく場合には、ホームページビルダーよりもWordPressの利用がオススメです。
WordPressもホームページ制作ツール(CMS:コンテンツマネージメントシステム)の一つで、実に全世界のサイトの1/4はWordPressにて作られています。実は、このサイトもWordPressです。
そこで本記事では、ホームページビルダーからWordPressへの移行手順を解説しています。
WordPressへの移行を検討中の方は是非ともご参考ください。
「ホームページビルダーからWordPressへ乗り換えたい。」
「自分で移行作業をして間違ってしまうのが不安。」
そんなときはサイト引越し屋さんにお任せください。
経験豊富なプロのエンジニアが作業を代行いたします。
目次(クリックで飛べます!)
なぜWordPressへの移行がお勧めなのか?
WordPressの特徴は、様々なプラグインを使用することで、サイトのカスタマイズや機能拡張が可能な点です。ホームページビルダーもオプション機能をサイトに工夫を凝らすこともできますが、WordPressほどの拡張性はありません。
またSEO対策に関しても、ホームページビルダーよりWordPressの方が優れているといえます。なぜなら、WordPressはプラグインを使用してSEO対策をしたり、SEO対策済みのテーマが用意されていたりと、SEOに強いサイトが作りやすいからです。
以上のことから、「現在ホームページビルダーでホームページを運営しているがWeb集客に悩んでいる」という方や「サイトのSEO対策をして本格的にホームページを運用していきたい」とお考えの方はWordPressへの移行をオススメします(^ ^)
ホームページビルダーからWordPress移行における注意点
実際の移行手順に入る前に、いくつか注意点があります。
データの移行作業は自動ではできない
ホームページビルダーからWordPressへの移行作業は、すべて手作業で1ページずつ移していきます。データの形式が異なるため、自動で一括移行などは出来ません。
そのため、ページ数が数百~数千に及ぶような大規模サイトの場合、データの移行作業に大きな労力がかかります。そういったケースでは、事前に自動データ移行ツールを開発して進めるほうが懸命です。そのほうが結果的にコストも安く済みます。
テストサイトが必要です。
また、ホームページビルダーで既にサイトを作っているということは、そのドメイン(URL)でサイトが公開されているはずです。
そのため、まずはテストドメインにてテスト用WordPressを構築し、完成したら本番のドメインに変更して公開するという流れになります。
WordPressの本番公開方法については、こちらの記事にて紹介しております。
ホームページビルダーからWordPressへの移行手順
それでは、ホームページビルダーからWordPress移行の手順を紹介していきます。移行の流れは上記の通り4つあります。
レンタルサーバー契約時のサーバードメイン(例:sitehikkoshi.xsrv.jp)にテスト用のWordPressを作成して確認し、完成したらホームページビルダーと同じドメインへ変更後、本番ドメインのネームサーバーを変更して公開するという流れになります。
次の項目から、一つずつ解説していきますね。
STEP①:レンタルサーバーを契約
WordPressを使用するためには、レンタルサーバーの契約が必要になります。もう既にサーバーを借りていて、WordPressが使える環境であれば、わざわざ新規でサーバーを契約する必要はありません。
WordPressの使用ができるレンタルサーバーはたくさんありますが、オススメはエックスサーバーです。
エックスサーバーは、ページの表示速度が早くサーバーの安定性も高いこと、独自SSLが無料で使えて月額料金もお手頃であることから、多くのサイトで利用されています。実際に運用サイト数は190万件を超えているので、非常に信頼のおけるレンタルサーバーと言えます。
サーバーの管理画面もわかりやすく、WordPressを数クリックでインストールすることができる点もエックスサーバーをオススメする理由の一つ。
STEP②:サーバードメインにテストサイト作成(WordPressをインストール)
サーバーを契約すると、サーバードメインを利用することができます。まずは、サーバードメインにWordPressをインストールをしてテストサイトを作成しましょう。
エックスサーバーでは、サーバーパネルから簡単にWordPressをインストールできます。
※エックスサーバー以外のレンタルサーバーであっても、基本的にはボタン1つでWordPressをインストール出来る機能が備わっています。
WordPressの初期設定
サーバードメインにWordPressをインストールすることができれば、次はWordPressの初期設定を行いましょう。ここでは「一般設定」「パーマリンク設定」「テーマ設定」「ヘッダーバナーの設定」の手順をご紹介します。
◎一般設定
まずWordPressのダッシュボードにログインしましょう。
「設定」→「一般」の順に選択します。
一般設定ページでは、以下のものを設定することができます。
- サイトのタイトル
- キャッチフレーズ
- WordPressアドレス
- サイトアドレス
- メールアドレス
- メンバーシップ設定
- サイトの言語設定
- タイムゾーンの設定
サイトのタイトルはホームページビルダーで使用していたものを入力しましょう。キャッチフレーズは、サイトの内容を表現するものを入れます。狙っている検索キーワードがあれば入れておくと良いです。
WordPressアドレスとサイトアドレスは、基本的に同じURL(サーバードメイン)を設定しておきましょう。(※自動で入力されています)
メールアドレスは、ブログにコメントがついた時などに通知を受け取るためのアドレスです。
メンバーシップ設定は、WordPressを複数のユーザーで使用する際に個別にIDやパスワードを発行したり、編集等の権限を制限したりするためのユーザー管理機能設定ですので必要な場合は設定しておきましょう。
タイムゾーン設定は、外国向けのサイトでない限り、デフォルトのままでOKです。
◎パーマリンク設定
次に、管理画面の「設定」→「パーマリンク設定」からパーマリンク設定を行います。パーマリンクとは、ページごとに個別で設定されるURLのことで、サイトドメイン以下の部分を設定することをパーマリンク設定といいます。
ホームページビルダーからWordPressに移行する際は、ホームページビルダーで作成した記事のドメイン評価を引き継ぐためにカスタム構造を選択し、ホームページビルダーの形式に合わせて設定するようにしましょう。
デフォルトのパーマリンクで対応できない場合には、「Custom Permalinks」というプラグインを使用して自由に設定することも可能です。
◎テーマ設定
WordPressではテーマを選択することで、サイトを好みのデザインに変更することができます。
WordPressには、無料のものから有料のものまでたくさんのテーマがあります。ホームページビルダーで作成したサイトのデザインに近いテーマを見つけて、インストールするといいでしょう。
▼ダッシュボードからテーマをインストールする方法
管理画面から「外観」→「テーマ」→「新規追加」を選択します。
ここでテーマを選んでインストールすることも可能ですが、既にテーマデータ持っている場合は「テーマのアップロード」を選択し「ファイルを選択」から該当ファイルを選び「今すぐインストール」でテーマをインストールします。
※テーマファイルはzip形式でアップロードしてください。
インストール終了後、「有効化」をクリックすればテーマが反映されます。
▼FTPソフトでテーマをインストールする方法
FTPソフトでテーマをインストールする場合は/wp-content/themes/の直下に、解凍したテーマファイルをアップロードしてください。
その後、WordPressの管理画面から「外観」→「テーマ」に移動すると、FTPソフトでアップロードしたテーマが追加されていますので「有効化」をクリックしてテーマを反映させましょう。
◎ヘッダーバナーの設定
「外観」→「ヘッダー」を選択します。
「新規画像を追加」→「ファイルを選択」→ヘッダーバナーを選んで「開く」→「選択して切り抜く」→サイズを調整したら「画像切り抜き」→「公開」
使用するテーマによって多少、設定方法は異なりますが、基本的には上記の流れでヘッダーバナーを変更することが可能です。
固定ページの移行
次に、ホームページビルダーで作成したページの中からWordPressの固定ページにあたるページを移行していきます。
WordPressでは2種類のページを作ることができ、1つはブログ記事を更新するための「投稿ページ」、もう1つは会社概要やお問い合わせページなどを作成するための「固定」ページがあります。
ホームページビルダーからWordPressへの移行では、ブログ記事は投稿ページで作成し、それ以外は固定ページを使ってページを作成していきます。
ちなみに、ホームページビルダーで作成したページのデータをエクスポートすることはできませんので、1ページずつコピペで移動させる必要があります。
WordPressの管理画面から「固定ページ」→「新規追加」を選択し、ホームページビルダーで作成したページをコピペで移行させましょう。
ブログ記事の移行
WordPressでブログを作成する場合は「投稿」から記事を作成していきます。ホームページビルダーで作成したブログ記事を移行するには、固定ページ同様に1記事ずつコピペしていくしかありません。
管理画面の「投稿」→「新規追加」を選択し、ブログ記事を1つずつコピペしていきましょう。
ヘッダーメニュー(グローバルナビゲーション)とフッターメニューの設定
まず初めに、メニューを作成します。
WordPressの管理画面から「①外観」→「②メニュー」を選択。「③新規メニューを作成」をクリックし、「④メニュー名」に分かりやすい名前を入力します。
「⑤作成した固定ページ」の中からメニューに追加したいページを選択して「⑥メニューに追加」をクリック。「⑦メニューの位置」を選択して「⑧メニューを保存」を押すとメニューの作成が完了します。
フッターメニューの設定方法は使用しているテーマによって異なります。テーマによっては「⑦メニューの位置」で選択することも可能です。
WordPressの初期テーマであるTwenty Seventeenの場合は「外観」→「ウィジェット」で「フッター」に「ナビゲーションメニュー」をドラッグ&ドロップして追加し「保存」すると、フッターメニューが表示されるようになります。
ウィジェット(サイドバー)の設定
次に、サイドバーの表示を設定します。
WordPressの管理画面から「外観」→「ウィジェット」を選択。サイドバーに表示したい項目を左の「利用できるウィジェット」から選んで「ブログサイドバー」にドラッグ&ドロップで追加します。
先述したように設定方法は使用するテーマによって変わるため、当箇所で見当たらない場合はテーマ提供元の設定マニュアルを参考にしてみてください。
以上で、WordPressのテストサイトの作成(WordPress設定)は完了です。
STEP③:テストサイトの表示確認
テストサイトの画面を見ながら「画面表示に問題がないか」最終チェックを行います。
STEP③で初期設定したパーマリンク、固定ページ、ブログ記事、ヘッダーやフッター、サイドバーの表示が設定通りになっているか確認しましょう。
最後はWordPressのドメインを変更し、ネームサーバーの変更を行うだけです。
STEP④:テストサイトを本番ドメインに変更して公開
テストサイトはサーバードメインで作成していますので、ホームページビルダーで使用している独自ドメインに合わせてドメイン変更する必要があります。
WordPressのドメインを変更するには「バックアップ」→「独自ドメインにWordPressをインストール」→「ファイルを移行」→「データベースを移行」→「sqlファイルの編集」→「独自ドメインにsqlファイルをインポート」→「WordPressのアドレスを変更」→「リダイレクト設定」という流れになります。
詳しい方法はこちらの記事を参考にしてください。
これにてホームページビルダーからWordPressへの移行作業は完了になります。
作業については弊社(サイト引越し屋さん)に外注することも可能です。
技術的に難しいと感じた場合はお気軽にお問い合わせください(^ ^)
WordPress移行後はバックアップも忘れずに!
Webサイトを安全に運営していくうえで大事なことの1つにバックアップがあります。バックアップとは、Webサイトのデータを手元に保存しておくことです。
WordPressはWebシステムですから、サーバーの環境によって誤作動が起きたり、間違ってサイトを壊してしまうこともあります。そんな時にバックアップがあればサイトを復旧可能です。
詳しくはこちらを参考にバックアップを行うようにしてください。
その他、WordPress移行後に必要な保守作業について下記ページでまとめています。
是非合わせてご参考ください。
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「自分で移行作業をして間違ってしまうのが不安。」
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この記事を書いた人
サイト引越し屋さん編集部
日本で最も利用されているサーバー移転&保守代行サービス『サイト引越し屋さん』の中の人です。 サイト引越しに関わる技術情報をはじめ、WordPressやその他のWebサービスに関するノウハウを発信しています。 全日本SEO協会所属。
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