Whois情報
  • ドメイン移管
最終更新日:2021年9月27日

Whois情報とは?公開代行と登録情報の変更方法を解説

Whois情報ってなに?どうやって確認するの?
Whois情報を代理公開するメリットは?
Whois情報を変更する方法や反映時間は?

こんな疑問を抱えてはいないでしょうか?

こんにちは、WordPress専門の引越し代行『サイト引越し屋さん』です。
私たちは日頃サーバー移転を代行している中で、ドメイン移管も担当しています。その関係もありWhois情報は日常的に扱っています。

本日はそんなサイト引越し屋さんが、Whois情報とはどんなものなのか、代理公開や変更方法も合わせて詳しく解説していきたいと思います。

Whois情報とは?用語の解説と登録内容の確認方法

Whois情報とは、独自ドメインを管理者に関する情報を意味しています。
ちなみに、読み方は「フーイズ」です。

Whois情報はインターネット上で管理されており、検索すれば誰でも調べることが可能です。
こちらの無料ツールにてドメイン名を検索するとWhois情報を確認できます。

Whois情報には大きく4つの管理者情報があります。「登録者情報(Registrant)」「管理担当者情報(Admin)」「経理担当者情報(Billing)」「技術担当者情報(Tech)」です。

 

Whois情報における管理者情報
項目 内容
登録者情報(Registrant) 独自ドメインの取得をした方
管理担当者情報(Admin) 独自ドメインの最高責任者
経理担当者情報(Billing) 独自ドメインの経理面の責任者
技術担当者情報(Tech) 独自ドメインの技術面の責任者

 

各管理者情報には、以下のようなデータが管理されています。

  • 名前
  • 組織
  • 契約種別
  • 郵便番号
  • 住所
  • 電話番号
  • Fax番号
  • メールアドレス

とは言うものの、個人の方で独自ドメインを所有されている方の中には、インターネット上で個人情報を公開することに不安を感じる方も多いことでしょう。

法人に所属する担当者の方であっても、個人の名前を公に公開されたくないという方も増えていると思います。

そんな時に便利なのが、Whois情報公開代行です。

Whois情報公開代行の意味と設定変更方法

Whois情報公開代行とは、本来のドメイン管理者情報を公開せず、ドメイン管理サービスの会社情報を代わりに掲載しておくことを意味します。

Whois情報公開代行をしておくことで、誰がそのドメインを管理しているか伏せておくことができ、プライベートな情報も漏れずに済みます。

公開代行を設定するためには、独自ドメインを所有しているサービスにログインします。
多くの場合はサービスの管理画面から公開代行の設定変更が可能です。

下記、いくつかのドメイン管理サービスの公開代行に関する参考記事です。

なお、公開代行の機能は基本無料となっていますが、サービスによってはお金がかかってしまうところもあります。

例えば、お名前.comは独自ドメイン取得時に申し込むと無料で公開代行してくれますが、後から申し込むと料金が発生するので注意が必要です。

Whois情報の変更方法と反映までにかかる時間

では次に、Whois情報の変更方法と反映までにかかる時間についてお話します。

Whois情報を公開代行している場合は変更の機会はないかと思いますが、ドメイン移管する際などはWhois情報を公開しなければならず、Whois情報の内容に関しても変更が必要になることがあります。

Whois情報の変更は、ドメイン管理サービスの管理画面から行うことが出来ます。
下記、有名どころのいくつかのサービスについて流れを記載しておきます。

【お名前.comの場合】
お名前.com Naviにログイン後、上のメニューから「ドメイン設定」をクリック。進んだ画面の中盤「登録情報の設定」>「ドメインWhois情報変更」をクリック。進んだ画面にて該当ドメインと変更したいWhois情報にチェックを入れ、「確認画面へ進む」を押し、変更手続きを進めます。

【ムームードメインの場合】
コントロールパネルにログイン後、左側メニューの「ドメイン管理」>「ドメイン操作」から「Whois情報変更」をクリック。進んだ画面の該当ドメイン右にて「Whois情報変更」をクリック。

【エックスサーバーの場合】
インフォパネルにログイン後、画面下のドメイン一覧から該当ドメインの「ドメインパネル」をクリック。進んだ画面のWhois情報欄にて右上の「設定変更」をクリック。

また、Whois情報は登録情報を変更してもすぐに反映されるわけではありません。レンタルサーバーの管理画面上では変わったように見えても、大元で管理されている正式なWhois情報は変わっていないので注意が必要です。

Whois情報を変更してから確実に反映されるまでには24時間かかります。

そのため、ドメイン移管作業やSSL証明書の取得など、Whois情報を元に行う作業については、Whois情報の変更手続きをしてから24時間経過後に進めるようにしましょう。

【余談】Whois情報の正確性確認とは?やらないとどうなる?

独自ドメインを取得したときや年間契約を更新する際など、ドメイン管理業者から「Whois情報の正確性確認」という件名のメールが来ることがあります。

こちらのメールが届いた際は、登録しているWhois情報の内容に誤りがないか確認してください。なお、公開代行していたとしても、元となるご自身の登録情報を確認してください。誤りがある場合は修正しましょう。

また、正確性確認メール以外にも「メールアドレスの有効性認証」などの通知が届くことがあり、場合によってはメール本文内に認証URLが貼ってありクリックする必要があります。

メールを放置して認証しないでいるとサイトが表示できず「このサイトにアクセスできません」となってしまうので注意してください。

そのため、独自ドメインに関する通知は常にチェック出来るようにしておきましょう。

この記事を書いた人

サイト引越し屋さん編集部

日本で最も利用されているサーバー移転&保守代行サービス『サイト引越し屋さん』の中の人です。 サイト引越しに関わる技術情報をはじめ、WordPressやその他のWebサービスに関するノウハウを発信しています。 全日本SEO協会所属。日本ウェブ解析士協会(WACA)所属。

本記事にてご提供している情報については、最新かつ正確な情報を提供するよう努力していますが、情報の正確性や完全性を保証するものではございません。本記事の情報を利用することによって生じたいかなる損害に対しても、当社は責任を負いかねます。情報をご利用される際は、ご自身の判断と責任において行っていただきますようお願い致します。

WordPress保守管理メールセミナー