プロが解説！WordPress移転業者の選び方

• 運用中のWordPressを別のサーバーに移転したい
• 自社で対応するのは難しそうなので業者に依頼を検討している
• どの業者にすれば良いのか選び方が分からない

こんな悩みを抱えてはいませんか？

本日は、自身がサーバー移転業者でもあるサイト引越し屋さんが、プロの視点からWordPress移転業者の選び方について解説していきます。

業者の裏事情的なことまでぶっちゃけて話してしまうので、是非参考にしてみてください。

WordPress移転作業の費用相場について

まずは、WordPress移転作業を外注する場合の費用相場についてお話しておきます。

詳しくはWordPress移転費用の相場と注意点にて解説していますが、WordPress移転作業を外注すると5,000円〜60,000円（税別）ほどかかります。

金額に開きがある理由は、委託先がフリーランスなのか法人なのかの違いであったり、事故補償が付いているか違いによります。

「リスクがあってもいいからとにかく安く済ませたい」という場合には、ココナラ等のクラウドソーシングを利用すると安く済みます。

ただし、前述の通り補償などはないので、最悪事故が起きても問題ない趣味サイトなどを依頼するときだけにしておいたほうが安心です。

補償の範囲を確認

ここからは、個人事業主や企業など、ビジネス向けに必要なことをお話します。
まずはなんと言っても補償について確認しましょう。

移転作業は人がやることなので、必ず事故のリスクはあります。
例えば下記のようなものです。

• サイトが長時間表示されなくなる
• サイトのデータが消えてしまう
• 個人情報が流出する

このようなことが起きたときに、いくらまで事故補償してくれるのかを確認しておきましょう。

年商数千万の会社なのか、はたまた年商数億や数十億の会社なのか、会社規模によって事故が起きた際の損害額は異なります。補償面はしっかり確認するようにしましょう。

ちなみに、サイト引越し屋さんの場合は最大１億円まで補償しています。

実績があるかどうか

補償の次に確認したいことは、実績です。

過去に何案件ぐらい対応した実績があるのか、また、出来ればお客様の声や事例なども見たいところです。

お客様の声といっても、サイト名や会社名が伏せてあるものでは案件として本当に存在したかどうか分からないため、実名のものがあるかまで確認しましょう。

理想を言えば、あなたの会社規模や業種に近い対応事例があるとベストです。

移転手法の確認

最後に確認すべきは、移転手法です。

もしかすると「え、移転のやり方？そんなの種類あるの？」と思われたかもしれません。
実は、移転のやり方はいくつかあるのです。

その中でも、最もまずいのはプラグインを使用した移転手法です。
なぜなら、プラグインはサーバーやWordPressの環境によって動かないことがあったり、動いたとしても一部データ漏れなどが発生する恐れがあります。

それに対して、手間はかかりますが安全なのは、やはり生のデータを直接扱うFTPやphpMyAdminを用いた方法です。場合によっては、SSHを用いることもあります。

こちらの方法ですと、移転したデータの数を正確に捉えることができるため、移転前と移転後でデータ数を比較することで無事にデータ移行できているか確実に確認が可能です。

ただし、全ての業者がこの手法を用いているわけではありません。
ですので、依頼前には移転手法についても確認しておくと安心です。

WordPress移転業者の選び方についての解説は以上になります。

依頼先の選定に絶対的な正解はない

身も蓋もないですが、最後に「依頼先の選定に絶対的な正解はない」という話をしておきたいと思います。

ここまで読んでいただいた方なら分かると思いますが、依頼者の状況やサイトによって、依頼すべき業者は変わってきます。
そのため、常にどんな状況でも当てはまる最適な正解というのはないと言えます。

この記事で解説したリスクや予算、選定基準を参考に、色々な業者を比較検討しながら選ぶようにしてください。