Bizメール&ウェブからエックスサーバーへ移転
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サイト引越し屋さん編集部サイト引越し屋さん編集部

【完全版】Bizメール&ウェブからエックスサーバーへ移転する方法

Bizメール&ウェブ ビジネスは2024年1月に値上げされ、ベーシックプランは月額7,260円(税込)になりました。「費用を下げたい」「ホームページのリニューアルに合わせて移りたい」というご相談がある一方で、「ドメインと一体の契約なので移転は難しいと聞いた」と不安を抱える方も少なくありません。

この記事では、約100件のメールアドレスを含むクライアントのサーバー移転を担当した経験をもとに、Bizメール&ウェブからエックスサーバーへ移る手順をまとめました。OCNで管理されているドメインの移管や、解約まわりの手続きも解説します。

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Bizメール&ウェブ ビジネスから移転する前に知っておきたいこと

Bizメール&ウェブは、サーバーとドメインをまとめて申し込める法人向けのサービスです。便利な反面、移転のときは「誰がどこに手続きするのか」が分かりにくくなります。

提供元はNTTドコモビジネス、ドメインはOCNで管理

Bizメール&ウェブの提供元は、旧NTTコミュニケーションズのNTTドコモビジネスです。申込時に取得したドメインは、同社のOCNが指定事業者として管理していることが多くあります。移管のときには、Bizメール&ウェブの窓口ではなくOCNの申請書式を使います。

弊社で日頃ご対応している際にも、最初は「OCNからの移転」としてご相談をいただき、その後「Bizメール&ウェブ ビジネスr3」だと分かるケースが多くあります。

どちらの名前で契約しているか分からなくても、申込書や請求書を見れば判断が可能です。

2024年1月の値上げで、エックスサーバーとの差が広がった

2024年1月の価格改定で、ライトは2,780円から3,200円、ベーシックは5,700円から6,600円(いずれも税抜の基本額)に上がりました。エックスサーバーとの料金を比較してみました。

サービス 月額(税込) 容量
Bizメール&ウェブ ビジネス ライト 3,520円(メールボックス10個) 40GB
Bizメール&ウェブ ビジネス ベーシック 7,260円(メールボックス100個) 80GB
エックスサーバー スタンダード 990〜1,320円 500GB

PHPは8.3に切り替わり済み

Bizメール&ウェブ ビジネスではPHP 8.1以前の提供が終わっており、2026年4月時点でPHPは8.3系です。エックスサーバーでもPHP 8.3を選べるため、PHPのバージョン差でサイトが壊れる心配は小さめです。

移転前に確認する5つのこと

弊社が実際に確認している項目です。ここを先に固めておくと、見積もりと日程がずれません。

1. 契約者情報と管理画面のログイン情報

NTTドコモビジネスの窓口は、契約者以外からの問い合わせには個別の回答をしません。2026年10月に私たちが移転代行の立場で問い合わせたときも、「ご契約者様以外の方からのお問い合わせにつきましては、個別具体的な対応内容をご案内いたしかねます」と回答がありました。

問い合わせフォームには契約者情報が必要なため、移転を外部に任せる場合も、問い合わせは契約者ご自身が送ることになります。

2. ドメインの種類(JPドメインかgTLDか)

OCN管理のドメインは、.jpや.co.jpなどのJPドメインと、.comなどのgTLDでAuthCodeの出し方が違います。詳しくは「ドメイン移管の手順」で説明します。

3. メールアドレスの数と接続方式

約100件メールアドレス移行をご対応した事例では、事前の精査に約10日をかけ、移行対象アドレスを確定させました。すべてPOP接続だったため、過去メールのデータ移行は不要でした。パスワードが分からないアドレスもあったため、管理シートに分かるものから先に記入していただきました。

4. 公開中のフォルダと使っていないデータ

本番とは別で、古いフォルダにテスト用のWordPressが残っていることがあります。その場合はご担当者に確認していただき、移転の必要有無を判断します。移すものと移さないものを先に決めておくと、古いプログラムを新しいサーバーに持ち込まずに済みます。

5. 移転後のサイトをどう運用するか

本件で取り上げている事例では、ホームページをレンタルサーバーではなく他のノーコードサービスでで作り直す予定がありました。

そこでドメインとメールはエックスサーバーで管理し、サイトだけを後から別サービスにつなぐ形をご提案しました。リニューアルを控えている場合も、ドメインとメールの置き場所を先に決めておくと移転が1回で済みます。

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移転プロジェクト全体の流れ

Bizメール&ウェブからの移転では、まず先にドメイン移管を済ませて、その後にWebサイトとメールアドレスを移す順番が安全です。

その際、NTTドコモビジネスへ「他社へ移管した後もBizメール&ウェブのネームサーバー(mwns1.customer.ne.jp・mwns2.customer.ne.jp)を使い続けられる」ことを確かめてから進めると安心です。

ネームサーバーがそのままなら、移管してもサイトとメールはそれまでどおり動きます。そのあいだに移転先を整え、最後に一度だけ切り替えます。

  1. エックスサーバーを申し込み、本契約にする
  2. 契約者からNTTドコモビジネスへ、移管と移転の意向を伝える
  3. OCNの申請書式でAuthCodeを発行してもらう
  4. エックスサーバーでドメイン移管を申請する(ネームサーバーはまだ変えない)
  5. WordPressとメールアドレスをエックスサーバーに用意する
  6. ネームサーバーをエックスサーバーへ切り替える
  7. 反映後にメールソフトの設定を変え、動作を確認する
  8. Bizメール&ウェブの廃止申込と、必要ならSSL証明書の失効を申し込む
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案件対応時の実際のスケジュール

メールアドレスを約100件移行した下記の事例では、ご相談から切り替えまで約2か月かかりました。日数がかかったのは、メールアドレスの精査とNTTドコモビジネスとのやり取りです。

日付(2025年) できごと
8月30日 お問い合わせフォームからご相談
9月12日 移行するメールアドレスが確定、移転先のレンタルサーバーを決定
9月17〜18日 契約者様から移管後のネームサーバー利用を問い合わせ、利用できると確認
9月19日 ご発注
10月8日 契約者様からNTTドコモビジネスへ移管を申し込み
10月14日 NTTドコモビジネスからAuthCodeの申請方法と廃止手続きの案内
10月15日 AuthCodeを受領
10月16日 エックスサーバーへ移管申請、同日中に移管完了の通知
10月22日 WordPressの移行と事前確認が完了
10月23日 休診日の夜間にネームサーバーを切り替え
11月8日 お客さまの動作確認が完了

エックスサーバーが試用期間のままだと、メールアカウントを作れず、ドメイン移管もうまく通らないことがあります。銀行振込で支払う場合は着金まで数日かかるため、早めに手続きしましょう。

Webサイト(WordPress)を移転する手順

WordPressの移転は、ドメイン移管の手続きを待つあいだに並行して進められます。ネームサーバーを切り替えるまでは、公開中のサイトに影響はありません。

STEP1:更新を止める期間を決める

移転元と移転先で内容がずれないよう、データを移し始めてから切り替えまでは、サイトの更新を控えていただきます。

本件クライアントからは「お客様向けにお知らせを出すことは可能か」というご質問がありました。更新が止められない業種では、切り替え直前に差分だけ移し直すといった段取りを先に決めておきます。

STEP2:ファイルとデータベースを移す

WordPressまどWebサイトを運用している場合には、Bizメール&ウェブからFTPでファイルを、phpMyAdminでデータベースを取り出し、エックスサーバーに取り込みます。エックスサーバーにドメインを追加し、wp-config.phpのデータベース情報を書き換えれば、移転先で動かせる状態になります。

STEP3:切り替え前に表示と動作を確かめる

ネームサーバーを変える前に移転先のサイトを確認しておくと安全です。両サービスともPHP 8.3を使えるため、PHPのバージョンは移転元と揃えておきましょう。

STEP4:切り替え後にリンクと画像を確認する

切り替え後は、「サイトが表示されるか」「WordPressにログインできるか」「画像をアップロードできるか」「投稿できるか」「フォームが送信できるか」の5点を最低でも確認するようにしてください。


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メールサーバーを移行する手順

Bizメール&ウェブはベーシックでメールボックスを100個まで持てるため、移行するアドレスが多くなりがちです。人数が多いときほど、切り替えの日取りと社内への案内が大切になります。

ここでは、メールサーバーを移行する流れを見ていきます。

管理シートでアドレスとパスワードを揃える

まずは移行対象となるメールアドレスを精査するとともに、メールアドレス一覧シートを作成してまとめます。途中でアドレスが追加や削除になったときも、シートに足すだけで漏れなく反映が可能です。

メールアドレス管理シート

メールアドレス管理シートのイメージ

切り替えは夜間か休業日にする

ネームサーバーの切り替えが完全に反映するまで、数時間から最大24時間ほどかかります。その間は新旧どちらのサーバーにもメールが届くため、メールの少ない時間帯を選びます。

多くの企業や団体は休日や夜間に希望されることが多く、翌日スタッフの皆さまが出勤した際にメールソフトの設定を変えていただくことが多いです。

POPは反映を待ってからメールソフトを書き換える

POP接続の場合は、切り替えが反映してから受信・送信サーバーを書き換えます。先に設定を変えると、反映前に旧サーバーへ届いたメールを受け取れなくなります。切り替え前に切り替え後の設定手順を確認しておくのは大事ですが、先に設定を変更してしまわないよう注意しましょう。

IMAP接続の場合は、切り替えの前に同じアドレスで新しいアカウントを追加し、過去メールは別途データ移行します。手順はメールサーバー移行の手順とOutlookの設定変更方法で解説しています。

設定手順は切り替え前にスタッフへ共有する

メールソフトの設定変更は、各自のパソコンで行います。当日の朝に混乱しないよう、設定手順のページと各自のアカウント情報を前日までに配っておきましょう。

移行対象外の連絡先を用意する

切り替えの前後は、移行するドメインのメールが不安定になります。移行作業を外部に委託する場合には、緊急時の電話番号を控えておいたり、移行対象以外の連絡用メールアドレスなども用意しておくと安心です。

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メールサーバーの移転は非常にリスクの高い作業になります。もし自社で実施することに不安を感じる場合はサーバー移転のプロであるサイト引越し屋さんに是非お任せください。
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ドメインを移管する手順

Bizメール&ウェブのドメインは、管理画面から移管を申し込める仕組みではありません。契約者からの連絡と、OCNの申請書式による手続きが必要です。以下は、実際の案件対応時に踏んだ流れです。

STEP1:契約者からNTTドコモビジネスへ連絡する

NTTドコモビジネスのOCNドメイン移管のページ右下の「お問い合わせ」から、ご用件で「サービスを申し込みたい」を選びます。クライアントには、次のような文面を送っていただきました。

example.jpのドメインをエックスサーバービジネスに移管したい。
ドメイン移管と合わせて、Bizメール&ウェブビジネスで管理しているサイトとメールアドレスを引越したい。

約6日後に「ご契約の特定ができました」と回答があり、AuthCodeの申請方法と廃止手続きの案内が届きました。「ホームページとメールアドレスの引っ越しについては、こちらではお答えできかねます」とも書かれており、移転そのものは移転先で進める前提です。

STEP2:申請書式でAuthCodeを発行する

AuthCodeの出し方はドメインの種類で分かれます。

ドメインの種類 AuthCodeの出し方
JPドメイン(.jp / .co.jp / .or.jp など) 各種申請書式の「JPドメイン名管理先変更(OCN→他事業者)」(Excel)に記入し、メールで提出。AuthCode発行と管理先変更をまとめて申し込む
gTLD(.com / .net / .org) 申請書ではなく、ドメインマネージャーで確認

病院様は.jpドメインで、申請したその日のうちにAuthCodeがパスワード付きファイルで届きました。OCNの案内では手続きに最大2週間ほどかかる場合があるため、余裕を持って申し込みましょう。JPドメインをOCNから移すときのドメイン変更料は0円です。

STEP3:エックスサーバーで移管を申請する

AuthCodeを使ってXServerドメインで移管を申請します。病院様では申請したその日のうちに移管完了の通知が届きました。

途中でOCNから「【承認】OCN→他社への指定事業者変更のご連絡」というメールが届きます。これは申請が受け付けられたという連絡で、移管完了の通知ではありません。完了はエックスサーバーから届く「ドメイン移管完了のお知らせ」で確認します。

移管が完了すると、ネームサーバーの変更権限は移管先に移ります。以降のネームサーバー切り替えは、エックスサーバー側で行います。

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STEP4:Bizメール&ウェブの廃止を申し込む

ドメインを移管しても、Bizメール&ウェブの契約は自動では終わりません。Bizメール&ウェブ ビジネスの申込書ダウンロードから廃止申込書を取得し、別に申し込む必要があります。切り替え後の動作確認とメールの取りこぼし確認が終わってから手続きしましょう。

STEP5:SSL証明書を契約していれば失効を申し込む

Bizメール&ウェブ経由でJPRSのSSL証明書を契約している場合は、移転先で新しい証明書を使うなら旧証明書の失効手続きも必要です。2026年10月にNTTドコモビジネスへ確認したところ、失効は契約者自身の手続きが必要で、代行会社からは申し込めないとの回答でした。

手続きは、Bizメール&ウェブのオンラインフォームにログインし、「サーバー証明書の申請」の「お申込種別」で「失効(廃止)お申込み」を選んで行います。

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Bizメール&ウェブからの移転でよくある質問

ここでは、現在Bizメール&ウェブを利用していて他のレンタルサーバーに移転されたいクライアントからいただく質問をまとめています。

Q. ドメイン一体型の契約でも移転できますか?

できます。Bizメール&ウェブ ビジネスから、WordPress・メールアドレス・独自ドメインのすべてを移せます。ただし、ドメインの移管とサービスの廃止は別々の手続きです。

Q. ドメイン移管中もサイトやメールは使えますか?

ネームサーバーをBizメール&ウェブのままにしておけば使えます。過去にご対応した事例では、移管完了から切り替えまで1週間、それまでどおりサイトとメールを使っていただきました。

Q. 移転代行会社が手続きをすべて代わりにできますか?

NTTドコモビジネスへの問い合わせ、AuthCodeの申請、SSL証明書の失効は、契約者ご自身の手続きが必要です。サイト引越し屋さんでは、送る文面や入力する場所をその都度お伝えし、それ以外の作業を代行しています。

Q. メールアドレスが多いと費用はどうなりますか?

サイト引越し屋さんのメール移行は、1ドメインにつき10アドレスまで一式33,000円(税込)です。10アドレス増えるごとに別途加算します(POP接続の場合。2026年10月時点)。IMAP接続で過去メールも移す場合は、別途お見積もりします。

Q. 移転にはどのくらいかかりますか?

本記事でご紹介したメールアドレス約100件の移行事例では、ご発注から切り替えまで約5週間でした。NTTドコモビジネスの回答に約1週間、AuthCodeの発行から移管完了までは1日でした。社内でメールアドレスを整理する期間も見込んでおきましょう。

まとめ:Bizメール&ウェブからの移転は「契約者の手続き」を先に段取る

Bizメール&ウェブ ビジネスからの移転は、ドメイン一体型の契約でも問題なく進められます。時間がかかるのは作業そのものより、NTTドコモビジネスへの連絡、AuthCodeの申請、廃止やSSLの手続きといった「契約者にしかできない手続き」です。

ネームサーバーをそのままにしてドメイン移管を先に済ませれば、サイトとメールを止めずに移転先を整えられます。申請の文面づくりからメールアドレス約100件の移行支援まで、一括で対応した実績があります。お気軽にサイト引越し屋さんへご相談ください。

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この記事を書いた人

サイト引越し屋さん編集部

サイト引越し屋さん編集部

累計対応実績3,500案件以上、日本で最も利用されているサーバー移転&保守代行サービス『サイト引越し屋さん』のマーケティング部です。 サイト引越しに関わる技術情報をはじめ、WordPressやその他のWebサービスに関するノウハウを発信しています。 全日本SEO協会所属。

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