はてなブログ削除事例
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最終更新日:2021年4月21日

はてなブログで削除された4つの事例から学ぶWordPress移行の重要性

ブログを運営している方の中には、はてなブログを利用している方も多いかと思います。

しかし、はてなブログも株式会社はてなが提供しているブログサービスであるため、利用規約という形でブログ運営者は縛られることとなります。

そのため、はてなに規約違反と判断された記事がある場合は、ブログごと強制的に非公開、あるいは削除と判断されてしまうケースがあります。

本記事では具体的に有名なブログで削除されてしまった事例を紹介し、WordPressへのブログを移行することの利点を解説いたします。

はてなブログの規約違反で削除された4つの事例

はてなブログのサービス内で規約に違反すると、アカウントが停止/削除される恐ろしいリスクがあります。

有名な事例を4つ紹介していきますね。

事例1:マネー報道 MoneyReport削除事件

マネー関連の記事を中心に掲載している「マネー報道 MoneyReport」というブログで、ある時ブログごと非公開とされてしまう事件が発生しました。

詳しくはこちらの記事にかかれていますが、アフィリエイト関連の記事を掲載した際、広告の差し替え管理の効率化のため、記事内にリダイレクト処理のJavaScriptを仕込んだことが原因となったようでした。

該当の記事を踏んだ際にアフィリエイト先のリンクとなるため、この動作がはてなブログの禁止事項である、「他のユーザーに対して迷惑となるスクリプトの埋め込み、配布」に抵触したようです。

その後の対応で、指摘を受けた記事を削除することでブログは復旧したとのことでした。

事例2:今日はヒトデ祭りだぞ!削除事件

こちらもはてなの利用規約に抵触し、ブログが非公開とされてしまった事件です。


こちらの動画でヒトデさんのブログ失敗例が5つ紹介されています。8:32の辺りでは、当時月間100万PVのブログを運営側に非表示にされ、絶望したことが語られています。

この後、ヒトデさんは独自ドメインではてなブログを運営していたので、該当記事を削除し、どうにか復活させることができたようです。

警告も何もなく突然ブログが利用できなくなる…これは恐怖ですね。故意ではなく、無意識に規約に抵触することもありますからね。

また、当時は株式会社はてなが上場企業となり、削除の基準が厳しくなったことも原因と思われます。

上場企業は、何らかの問題が発生した場合、会社自身だけでなく株主にも迷惑がかかるので、妥当な処置とも言えるでしょう。特に記事で問題となっている「出会い系」については、問題が発生すると直接の被害者が出てきます。場合によっては刑事事件に発展する可能性もあります。

そのため、「なにか事件が起きてからでは遅い」という、はてなの判断が働いた結果とも言えるでしょう。

ヒトデさんは、この衝撃的な事件をキッカケにWordPressへブログを移行することになりました。

事例3:やぎろぐ削除事件

八木仁平さんの運営するはてなブログが削除された事件です。

はてなブログのブロガー界隈では最も大きな事件といえるかもしれません。

八木さんのブログはいわゆる「相席屋」「ナンパ」関連の記事で相当バズっていたブログで、おそらくその点がはてなブログの利用規約に抵触したのではと思われます。

事例2でも解説しましたが、こういったいわゆる出会い系の記事は影響の大きさから見て、はてな側が削除対象とするラインが厳しいものであると思われます。

またこの事件の影響の大きさからか、この削除に関しては様々なブログが関連する記事を掲載しています。出会い系の記事だけでなく、八木さんがブログカレッジと呼ばれる商用サロンへの誘導をおこなっていたことも、利用規約の禁止事項である商用サイトへの誘導に抵触したのではないかと見る意見もあります。

その後、八木さんははてなブログをやめ、WordPressへと移転をしました。

事例4:転職アンテナ削除事件

転職アンテナとは、motoさんがする有名な転職メディア。今でこそWordPressで運営されていますが、以前はてなブログを利用されていた時期がありました。

motoさんは、はてなブログで転職アンテナを運営していた時期に、突然アカウントを停止された経緯があります。

どうやらアカウント停止措置は「収益目的の運営」であったことが原因の様子。本人もそのことをTwitterでつぶやいています。


motoさんが語っているように、稼ぐことを目的にするならWordPressでサイトを作成したほうが良いですね。

【削除されないために】はてなブログの規約を必ず確認しよう

はてなブログを利用するには、サービス内の規約は絶対に遵守する必要があります。
たとえば、以下のような行為は規約違反のリスクが高いので避けましょう。

  • 著作権の侵害や各種法令に違反する行為
  • 宣伝や商用を目的とした広告や勧誘行為
  • マルチ商法に関する勧誘行為
  • 倫理的に問題がある有害で下品な行為
  • 差別的表現を意図する行為

あくまで、はてなブログの運営側の判断になるので、意図せずに規約違反になってしまう可能性があります。
特に影響力のあるサイト運営者さんは、アンチからの通報などのリスクも考慮に入れる必要があります。

まとめ:本格的にブログを作るならWordPressがお勧め

初めに述べたように、はてなブログも株式会社はてなが提供するサービスである以上、利用規約に抵触するような記事の場合は、強制的に非公開に処理をされてしまうことがあります。

もちろんブログを運営する以上、倫理観の欠けた記事や公序良俗に反する記事を書けとは言いません。

しかし、あくまで会社が提供するサービスである「はてなブログ」よりも、自分の所有物として運営できる「WordPress」の方が自由度が高いという点は事実であるといえます。

WordPressの場合であれば、はてなブログの利用規約で禁止とされている、成年向けの記事やアフィリエイト関連の記事も自由に書くことが出来ます。

※もちろんWordPressを設置するサーバーの利用規約に反している場合はサーバー側から処置を受ける可能性があります。またGoogleから低品質なコンテンツであると判断されればSEO的にペナルティを課せられる可能性もあります。

削除対策以外にもWordPressに移行することは様々なメリットがあります。

詳しくは以下の記事で詳しく解説をしています。

自分で、はてなブログからWordPressへの移行を行うことが難しいと感じた場合は、業者に依頼する方法もあります。弊社でもWordPressへの移転をおこなっておりますので、まずはお気軽にご相談ください(^ ^)

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この記事を書いた人

サイト引越し屋さん編集部

日本で最も利用されているサーバー移転&保守代行サービス『サイト引越し屋さん』の中の人です。 サイト引越しに関わる技術情報をはじめ、WordPressやその他のWebサービスに関するノウハウを発信しています。 全日本SEO協会所属。日本ウェブ解析士協会(WACA)所属。

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