法人向けレンタルサーバー
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サイト引越し屋さん編集部サイト引越し屋さん編集部

法人向けレンタルサーバー選び方7つのポイントとお勧めサービス3選

独自ドメインでのサイト運営で契約が必須のレンタルサーバーには、色々な特徴やプランがあります。

  • 法人と個人でおすすめのサーバーは違うのか
  • 法人でも安心して使えるサーバーがあれば知りたい
  • 法人向けで維持費を抑えられるサーバーを知りたい

特に法人でサーバー選びをする場合は、「どこのサーバーが最も安心して使えるのか」気になるはず。

レンタルサーバー選びで最も重要なことは、構築するサイトの規模や目的です。
それによって契約するサーバーやプランは変わってきます。法人だからといって、必ずしも高いプランにする必要はありません。

今回の記事では累計数千件のサイト引越しに対応する中で、数多くの法人向けレンタルサーバーを見てきた「サイト引越し屋さん」が「法人と個人の視点からどういうサーバーを選ぶべきか」解説していきます。サーバー選びのヒントになれば幸いです。

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法人向けレンタルサーバーの選び方7つのポイント

レンタルサーバーを選ぶ際には、次の7つのポイントを確認しておきましょう。

  1. 利用料金
  2. サポート体制
  3. サーバーの安定性や強度
  4. バックアップ機能
  5. セキュリティ
  6. ディスク容量
  7. データ転送量

それぞれ確認していきます。

1.利用料金

レンタルサーバーは、プランやサーバー会社によって料金設定が変わってきます。

法人向けの場合は1,000~30,000円が目安となります。※共用サーバーと専用サーバーどちらにするかでも大きく異なります。

サイトの規模が小さいうちは安いプランでも問題ないでしょう。サイトの運用状況を見て、途中からサーバープラン変更やサーバー移転をするのも良いですね。

2.サポート体制

サポート体制はサーバー会社やプランによって多少異なります。

メールサポートや電話サポート、チャットサポート、24時間のモニタリング、バックアップ機能など、様々なサポートがあります。

一般的に、プランを上位にすればするほどサポートも手厚い内容になります。サーバー設定やサーバーの移転を代行してくれるサーバーもあります。

法人にとってサポートは充実していたほうが安心ですね。

3.サーバーの安定性や強度(稼働率)

サーバーの稼働率は、99.99%の安定性であれば問題ありません。

個人向け、法人向けともに「99.99%保証」と表記しているレンタルサーバーを選びましょう。

特にSLA(Service Level Agreement)という品質保証制度を設けているサーバー会社やプランを選ぶと法人には安心です。

SLAとはサービスを提供する事業者が契約者に対して、どの程度まで品質を保証できるかを明示したもので、サーバー稼働率のほかサーバー停止時間などにも用いられます。

参考:用語集|SLA(エスエルエー)-IDCFrontier

4.バックアップ機能

多くのレンタルサーバーでは、定期的なバックアップを取ってくれています。

サイバー攻撃時の復旧、サーバー引越し、サイトのプログラムをカスタマイズするなど、バックアップが必要な場面は多いです。

特に法人向けサーバーを選ぶときには、バックアップ機能は必須と考えておきましょう。

5.セキュリティ

セキュリティ体制は、サーバー会社やプランによって差があります。

細かい内部のセキュリティ体制は、ユーザーにとって知る術はありません。なるべくなら、WAF(Web Application Firewall)やWeb改ざん検知など、365日サイトを監視してくれるシステムを利用できるプランにしたほうが良いでしょう。

法人にとって、セキュリティ面は特に重視したいところ。セキュリティ面を徹底的に強化するなら、共用サーバーよりも専用サーバーを使うといいですね。専用サーバーであれば、周囲のサイトから影響を受けることがありません。

6.ディスク容量(大規模サイトのみ重視)

ディスク容量(サーバー量)とは、データの保存量のことです。ファイルや画像を保存するWeb領域、メール領域、データベース領域を指します。

法人で大型サイトを運営している場合は、ディスク容量が気になるところ。ただ、独自のシステムを使ったり、大量の顧客データを管理したりしていても300GB以上あれば不足する可能性は低いかと思います。

最近では、低容量のプランでも200GBを超えているプランが多いので、一般的なサイトであればディスク容量についてはそこまで気にしなくても問題ありません。

7.データ転送量(大規模サイトのみ重視)

データ転送量とは、画像や動画、テキストなどのデータを送る総量のことです。

アクセスが増えれば増えるほど、サーバーで大きな転送量が必要になります。特に、法人で大規模サイトを運営している場合は、1日のアクセス数などを考慮して転送量をチェックしえおきたいですね。

法人向けオススメレンタルサーバー3選

法人向けのレンタルサーバーの中から。推奨できるサーバーを厳選して3つ紹介しておきます。

いずれも、私が上記で解説した7つのポイントをすべてクリアしている優秀なサーバーです。

是非、参考にしてみて下さいね。

1.エックスサーバービジネス

レンタルサーバー国内シェアNo.1のエックスサーバーが法人向けに提供しているのが、エックスサーバービジネスです。

運営元のエックスサーバー株式会社は20年以上のサービス実績を持っており、安定した稼働と顧客サポートの手厚さが大きな魅力となっています。

個人向けのエックスサーバーとの大きな違いはSLAがあること(稼働率99.99%以上保証)と、セキュリティ機能がより充実していること。

法人が安心してレンタルサーバーを使えるように設計されているので、初めて法人向けレンタルサーバーを契約する方にもおすすめです。

共用サーバースタンダード マネージド専用サーバー(仮想)エントリー マネージド専用サーバー(物理)エントリー
初期費用 16,500円 55,000円 220,000円
月額費用 3,762円~ 19,800円~ 29,700円~
ディスク容量 700GB 1TB 1TB
データ転送量 無制限 無制限 無制限
稼働率 99.99% 99.99% 99.99%
バックアップ あり あり あり
セキュリティ ・SLA(品質保証制度)
・Web改ざん検知
・セコムセキュリティ診断
・IDS
・WAF
・SLA(品質保証制度)
・Web改ざん検知
・セコムセキュリティ診断
・IDS
・WAF
・SLA(品質保証制度)
・Web改ざん検知
・セコムセキュリティ診断
・IDS
・WAF
サポート ・メールサポート
・電話サポート
・チャットサポート
・HP作成代行
・メールサポート
・電話サポート
・チャットサポート
・専用窓口でのサポート
・HP作成代行
・運用代行月3回まで
・メールサポート
・電話サポート
・チャットサポート
・専用窓口でのサポート
・HP作成代行
・運用代行月3回まで

※契約期間によって、月額の費用が変化します。
※キャンペーンを実施している場合、料金の変動があります。

エックスサーバービジネスのプランは、共有サーバーか専用サーバーかで料金が大きく異なるのが特徴です。

他ユーザーとサーバーを共有する場合、他ユーザーのアクセスの影響を受けやすい代わりに料金は格安となります。

一方で、自社専用のサーバーを持つ専用サーバープランの場合は、他ユーザーのアクセスの影響を受けない代わりに初期費用や月額費用が高額です。

どちらが自社にふさわしいかは運用の方向性や予想されるアクセス数などを基準に考えてみるのがおすすめです。

なお、マネージド専用サーバー(仮想・物理)には専用窓口でのサポートがあります。

ビデオチャットでサポートが受けられるので、安心感がより高まりますね。

>>エックスサーバービジネス公式サイトはこちら

2.ミックスホスト

ミックスホストトップ画面

ミックスホストは、2016年からサービスが始まったレンタルサーバー。価格の安さに加えて、豊富なディスク容量が魅力的です。法人個人問わず、コスパ重視の方向けです。

複数のプランに分かれていますが、ディスク容量や転送量、メモリの数値が異なるのみ。特別なオプション(代行サービスなど)が付加されるわけではありません。

スタンダード(共用サーバー) ビジネス(共用サーバー) スターター(専用サーバー)
初期費用 0円 0円 0円
月額費用 1,080円~ 1,880円~ 19,800円
ディスク容量 無制限 無得資源 80GB
データ転送量 無制限 無制限 記載なし
稼働率 99.99% 99.99% 99.99%
バックアップ あり あり あり
セキュリティ ・DDos攻撃保護
・AI搭載セキュリティ
・マルウェアスキャン&駆除
・DDos攻撃保護
・AI搭載セキュリティ
・マルウェアスキャン&駆除
・DDos攻撃保護
・AI搭載セキュリティ
・マルウェアスキャン&駆除
サポート メールサポート ・メールサポート
・優先サポートあり
・メールサポート
・優先サポート
・設定代行サービス

※ミックスホストの専用サーバープランはスターターからスケール5まで8種類のプランがあるので、目的に応じて選びましょう。

※キャンペーンを定期的に実施しているので、料金の変動があります。

ミックスホストには電話サポートがありませんので、注意しましょう。また、キャンペーンを実施しているので、料金設定は公式ページで確認してみてくださいね。

>>mixhost公式サイトはこちら

3.KDDI CPIサーバー

CPIサーバー画面

CPIサーバーはKDDIウェブコミュニケーションズが提供しているサービス。大手企業や官公庁、中小企業などから多くのユーザーを獲得しています。

共用サーバーのシェアードプランSV-Basic、専用サーバーのマネージド専用サーバーCHM-Zがあります。

個人情報の保護や重要なシステム保護を最優先にしたいなら、マネージド専用サーバーが向いています。ただ、共用サーバーのSV-Basicでも十分ハイスペックです。

SV-Basic(共用サーバー) CHM-Z(専用サーバー)
初期費用 0円~22,000円
(契約期間による)
101,200円~
月額費用 4,180円~ 29,700円~
ディスク容量 300GB(Web領域)
200GB(メール領域)
480GB~2.88TB
データ転送量 無制限 無制限
稼働率 99.99% 99.99%
バックアップ あり あり
セキュリティ ・WAF ・WAF
・不正侵入検知(IDS/ADS)
・Web改ざん検知
・専用ファイアウォール
サポート ・メールサポート
・電話サポート
・メールサポート
・電話サポート

CPIサーバーの共用サーバーは1つの領域にサーバーを詰め込まずに設計されていて、負荷が分散される構成になっています(分離構成)。「共用であっても他のサーバーの影響を受けづらい」「専用サーバーと同等のレベルの構成」と言えます。

>>CPIレンタルサーバー公式サイトはこちら

VPSという選択肢もあり

最近大企業が使用しているのがAWS(Amazon Web Services)の仮想サーバー(Virtual Private Server)です。これは仮想空間に、あなた専用のサーバーを構築してくれるサービスです。

企業の規模に合わせてカスタマイズできる点や高いセキュリティ面で人気が出ています。

いきなりAWSだとハードルが高いと感じる場合、まずはConoHa VPSなどもお勧めです。

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個人向けレンタルサーバーと法人向けの選び方の違い

レンタルサーバーには個人向けと法人向けがありますが、それぞれ選び方が異なります。

ここでは、個人向けレンタルサーバーと法人向けレンタルサーバーの選び方のポイントをそれぞれ紹介していきます。

個人向けレンタルサーバーの選び方

個人向けレンタルサーバーの選び方で大事なポイントを3つ見てみましょう。

コストパフォーマンス

個人向けのレンタルサーバーは法人向けに比べて格安で、月数百円から千円程度での利用も可能です。

ですので、個人向けレンタルサーバーを選ぶ際にはコストパフォーマンスの良さに注目してみましょう。

また、お試し期間のあるサーバーだと、実際の使用感を確かめることもできます。

簡単インストールと無料独自SSL

個人向けレンタルサーバーを選ぶ際に確認しておきたいのが、WordPressなどのCMS簡単インストール機能があるかどうかと、無料独自SSLがついているかということです。

WordPressを含めたCMSの簡単インストール機能は、サイトやブログを始める際の手間を大幅に緩和してくれることから必須です。

同じように必須なのが無料独自SSL。

2025年現在のGoogleの仕様ではSSL化されていないサイトには警告が出るため、無料でSSL化が可能なサーバーを選びましょう。

その他の機能や容量については、そこまで気にしなくても問題ありません。

マニュアルの充実

一般的に、個人向けレンタルサーバーは法人向けに比べてサポートは充実していません。

サポート自体はありますが自己解決を求められることもあるため、マニュアルが充実しているサーバーを選んでおくと安心です。

法人向けレンタルサーバーの選び方

次に、法人向けレンタルサーバーの選び方で大事な4つのポイントを見てみましょう。

バックアップ機能の充実

法人向けレンタルサーバーを選ぶときに重要なのが、バックアップ機能の充実です。

バックアップ機能自体はどの法人向けレンタルサーバーでも提供していますが、バックアップ期間や内容、追加料金の有無などが異なります。

安全性を特に重視するなら、災害によるデータ損失を防ぐ遠隔地バックアップ機能を持つサーバーも良いでしょう。

セキュリティ

法人向けレンタルサーバーを選ぶなら、高いセキュリティ機能は必須です。

顧客情報やクレジットカード情報が漏洩すると信頼性に大きな傷がつきますので、検討中のサーバーがどの程度のセキュリティ機能を有しているかは必ず確認しましょう。

表示スピードと安定性

法人サイトでは、時にアクセスの集中が考えられます。

アクセス集中時に表示スピードが落ちたりアクセス障害が起きないように稼働率の高いサーバーを選ぶのがおすすめです。

SLA(稼働率などの保証)がついているサーバーも良いでしょう。

また、他ユーザーのアクセスの影響を受けない専用サーバーを利用するなどの方法もあります。

サポートの充実

法人向けレンタルサーバーを選ぶ際には、サポートの充実度もチェックしましょう。

自社に起きたトラブルを迅速に解決しないと、機会損失を生む可能性があります。

やり取りがスムーズにできる電話サポートやオンライン通話サポートがあるサーバー会社がおすすめです。

プランによっては専用窓口を設置しているケースもあるので、必要に応じて検討してみても良いかもしれません。

いずれにしても、「すぐに聞ける状態」を持っておくのが安心です。

まとめ:法人/個人向けサーバープランは必要性を見極める

ここまで、法人向けレンタルサーバーの選び方と個人向けとの違い、おすすめのレンタルサーバーを解説しました。

法人向けレンタルサーバーでは安定性やセキュリティが、個人向けレンタルサーバーではコスパや手軽さが選び方のポイントです。

個人向け、法人向けと枠組みはあるものの、運営するサイトの規模や重視する観点によっては、法人でも個人向けレンタルサーバーを選ぶケースももちろんあります。

自社サイトの規模感や運営方針も考慮して、最も適切なサーバーを選びましょう。

  • 自社システムを使わず最低限のホームページを運営する
  • 法人だが画像や会社情報がメインの小規模サイト

こういった場合は、個人向け低価格なサーバープランで問題ないでしょう。

  • 独自システムをサイトで管理している(ECサイトなど)
  • 大量の顧客データを管理している
  • 1日のアクセスが非常に多い
  • 万全のセキュリティやサポート体制を望んでいる

など、高いサーバースペックやセキュリティが必須になる場合は、法人向けのサーバープランを選ぶと良いですね。

いずれにしても、サーバーの移転、プランのグレードアップなどはレンタルサーバーを契約した後でも可能です。

サイトの運営方針を変更したい、サイトが大きく成長してきた…そういった場面になってから、レンタルサーバーの乗り換えやプラン変更をすれば問題ないでしょう。

\サーバー移転作業を代行しています/

「レンタルサーバーを移転することになったが自分で作業するのは難しい」
「ログイン情報だけ渡して作業を丸投げしたい」

そんなときは私たちサイト引越し屋さんにお任せください。
専門のエンジニアが作業を代行いたします。

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この記事を書いた人

サイト引越し屋さん編集部

サイト引越し屋さん編集部

日本で最も利用されているサーバー移転&保守代行サービス『サイト引越し屋さん』の中の人です。 サイト引越しに関わる技術情報をはじめ、WordPressやその他のWebサービスに関するノウハウを発信しています。 全日本SEO協会所属。

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