AWSとは?使い方の難易度や気になる料金を徹底解説します!

AWSとは

AWSとはAmazon Web Servicesの略称で、Amazonが提供してくれるクラウドコンピューティングサービスのことです。

注目のサービスとして人気になっているAWSですが、

  • AWSってそんなに便利なの?どんなことができるの?
  • AWSの運用って難しいの?
  • AWSってコストは実際いくらかかるの?
  • AWSを使うメリットやデメリットは何があるの?

こういったことが気になりなっていませんか。

今回の記事では、AWSに関する基礎知識をすべて網羅し、それぞれのサービスで発生するコストなども紹介していきます。

「AWSは本当にあなたが使うべきサービスなのか」判断のキッカケになれば嬉しいです。

AWSとはAmazonが提供する最大級のクラウドサービス

AWSとは「Amazon Web Services」の略称で、Amazonが展開する160を超えるクラウドコンピューティングサービスです。(2021年3月現在)

オンプレミスとクラウドサービスの違い

まずはオンプレミス(on-premise)とクラウド(cloud)の違いを押さえておきます。

  • オンプレミスサービス:物理的なサーバーを利用する
  • クラウドサービス:クラウド上の仮想空間を利用する

オンプレミスとは、社内にサーバーやデータベースなどを物理的に準備して提供するサービスを指します。一方のクラウドは、インターネット上の仮想空間に必要なサービスを準備して提供してくれるサービスです。

AWSはクラウドサービスなので、ユーザーが要求するサービスをオンラインで提供してくれるシステムになっています。

パブリッククラウドとプライベートクラウドの違い

クラウドサービスはさらにパブリック(public)とプライベート(private)の2タイプに分けることができます。

プライベートクラウドは特定の企業や組織内でのみ使えるクラウドサービス。パブリッククラウドサービスは、企業や個人の誰でも使えるのが特徴です。

AWSはオープンなパブリッククラウドサービスなので、どんな企業やどんな個人でも利用することができます。

AWSで人気の5大サービス

AWSで利用できる160以上のサービスの中でも、特に人気のある5つのサービスを紹介しておきます。

1.Amazon EC2(サーバー環境)

Amazon EC2は「Amazon Elastic Compute Cloud」の略称で、AWSの中で稼働する仮想サーバーです。

ハードディスクやメモリの容量の変更やサーバーを複数設置するなど、様々な用途に対応できます。あなたのビジネスの規模に合わせたサーバー管理が可能です。

2.Amazon S3(データ保存/コンテンツ配信)

Amazon S3は「Amazon Simple Storage Service 」の略称で、AWSが提供してくれる大規模な保存領域のことです。

Webサイト、バックアップ、モバイルアプリケーション、エンタープライズアプリケーションなど、色々な種類のデータを保存できます。

3.Amazon RDS(データベース)

Amazon RDSは「Amazon Relational Database Service」の略称で、AWSが提供するデータベースを指します。

※リレーショナルデータベースとは、それぞれ関連性のあるデータの集合体のこと。

データベースエンジンでは、MySQL、Amazon Aurora、PostgreSQL、MariaDB、Oracle データベース、SQL Serverなど、あなたが使い慣れているものを選ぶことが可能です。

Amazon RDSはセキュリティ面だけではなく、サイズ変更できる大規模容量、バックアップやパッチ適用などの各種オペレーションも優れているので、安心して使い続けることができます。

4.AWS Lambda(サーバーレスコンピューティング)

AWS Lambdaは、本来サーバーが特定プログラムを実行するはずの管理を代わりに行ってくれるサービスです。

開発者は前もって実行したいコードを、事前にLambdaへアップロードしておくだけでOK。その後は、すべてLambdaが適切なタイミングで実行処理してくれます。

Lambdaのおかげで、エンジニアは細かいサーバー管理に捉われることなく、プログラミングに集中することができます。まさにサーバーレスな状態を実現できます。

5.Amazon Personalize(AI/データ分析)

Amazon Personalizeとは、特定の製品をAWSが推奨してくれる仕組みのことです。

AWSのAIが、特定製品のリコメンデーション、再ランク付け、ダイレクトマーケティングなど、あなたの会社のマーケティングサポートを行ってくれます。

プログラムやアプリの開発者向けのサービスですが、それぞれの顧客に合わせた(パーソナライズされた)アプリケーション構築において大きく貢献してくれるはずです。

AWSを使うメリットとデメリット

AWSを実際に申し込む前に、メリットとデメリットはしっかり押さえておくべき。あなたに向いているサービスなのか、しっかりチェックしておきましょう。

AWSで注意すべき3つのデメリット

AWSを使う上でのデメリットとは何があるのでしょうか。

代表的なものは次の3点です。

  • 便利なサービスが多すぎて混乱する
  • 運用難易度がやや高い
  • メンテナンスのためサービス停止の可能性がある

1つずつチェックしていきますね。

1.便利なサービスが多すぎて混乱する

AWSが提供しているサービスは膨大です。そのため「どのサービスを使えばいいのかわからない…」と迷ってしまう可能性があります。

AWSの160を超えるサービスの中から「どのサービスを使うべきか」前もって確認してから、申し込みを行ったほうが良いでしょう。

2.運用難易度がやや高い

AWSには多くのサービスがありますが、はじめから最大限に使いこなすには、やや難易度が高いと言えます。少しずつ、サービスを使いながら慣れていくしかないでしょう。

ただ、Amazonが運営する最先端プラットフォームは今後も成長が見込めるので、今のうちに慣れておくと、今後大きなメリットになるはず。

それに、AWSは使い方によって、運用コストが高くなる可能性があります。初期コストこそ安いのですが、運用を続け様々なサービスを追加していくと、運用コストが少しずつ増えていきます。

もし、予算に余裕があるならサーバー管理スタッフを配置したり、保守業務を依頼できる業者を頼んだりしたほうが良いでしょう。

3.メンテナンスのためサービス停止の可能性がある

AWSにも不定期なメンテナンスがあり、一時的にサーバーが使用不可能になります。

大手企業で大規模なサービスを運用している場合には、サービスが停止するなど、大きなデメリットになりえますね。メンテナンスwが不要なサーバーはありませんから、仕方がないと言えますね。

AWSを使う3つのメリット

AWSのメリットは多く挙げられますが、主に3点をチェックしておきます。

  • 初期費用を抑えられる
  • セキュリティレベルが高い
  • 利用可能なサービスが豊富

それぞれ確認していきますね。

1.初期費用を抑えられる

AWSでは、初期コストが発生しません。コストは利用した分だけ請求されるシステムになっています。

ですから、あなたは無駄な出費を気にすることなく、運用に集中することができます。サーバーについては、現在の訪問者数に合わせて、最適な量に調整できます。

2.セキュリティレベルが高い

AWSの環境は、リージョンやアベイラビリティゾーンと呼ばれる領域で分けられています。そのため、地震などの災害による障害に影響されづらい特徴があります。

また、データプライバシーについては、AWSのベストプラクティスを意識したコンプライアンスチェックを行い、適宜モニタリングを行っています。

3.利用可能なサービスが豊富

AWSは利用可能なサービスが豊富。サーバー構築やデータベースの利用など、幅広いサービスを利用することができます。

AWSの環境さえあれば「サイト運営におけるすべてのサービスが揃っている」と言っても過言ではありません。

AWSの申し込み方法や使い方

AWSを利用する場合は、オンラインで申し込みを行います。

他のサービスと同じような流れでスタートできるので、そこまで難しくはありません。

  • ステップ①:AWSのアカウントを作成する
  • ステップ②:AWSに連絡先情報を入力する
  • ステップ③:支払い情報を登録する
  • ステップ④:SMS/自動音声電話にてアカウント認証を行う
  • ステップ⑤::AWSのサポートプランを設定する

ステップごとに簡単に説明していきますね。

ステップ①:AWSのアカウントを作成する

AWS アカウント作成

 

(引用元:https://aws.amazon.com/jp/register-flow/

AWSのマネジメントコンソールへアクセスし、アカウントを作成します。

はじめに作成する情報は、以下の3点です。

  • Eメールアドレス
  • パスワード
  • AWSのアカウント名

※AWSアカウント名は、ユーザーのカタカナを半角アルファベットで入力します。

ステップ②:AWSに連絡先情報を入力する

AWS 連絡先入力

(引用元:https://aws.amazon.com/jp/register-flow/

次に連絡先情報として、以下の項目を埋めていきます。

  • フルネーム
  • 会社名
  • 電話番号
  • 住所
  • AWSのカスタマーアグリーメントに同意

※たまに英語で表記されることがありますが、右上の「言語選択」を「日本語」に切り替えることで、日本語表記に戻ります。

ステップ③:支払い情報を登録する

AWS 支払い情報登録

(引用元:https://aws.amazon.com/jp/register-flow/

クレジットカードあるいはデビットカードを登録します。使用可能なカードは、Visa、MasterCard、American Express、Discover、JCBです。

「請求先住所」では、先ほど登録した住所と同じ場合は「連絡先住所を使用する」を選ぶことができます。

※クレジットカード、デビットカードの有効性を確認するにあたり、登録したカードに対して1USD/EUR の請求が行われます。その後、カードの有効性確認が完了するとその請求は削除されます。

ステップ④:SMS/自動音声電話にてアカウント認証を行う

AWS SMS/自動音声電話

(引用元:https://aws.amazon.com/jp/register-flow/

次に、AWSアカウントを電話番号が「本当に有効なのか」を検証する作業があります。

電話での自動音声、あるいはショートメール(SMS) による認証のどちらかを選択します。

※非通知の着信拒否設定をしている場合は、解除しておく必要があります。

ステップ⑤:AWSのサポートプランを設定する

AWS サポートプラン選択

(引用元:https://aws.amazon.com/jp/register-flow/

最後に、AWSのサポートプランを選択します。はじめからフル活用する予定がない人は、無料のべーシックプランを選んでおけば問題ないでしょう。

※有料プランへの切り替えは随時可能です。

これでAWSアカウントの作成は完了です。作成したパスワードでサインアップを行って、AWS環境にログインしてみましょう。

AWSの使い方は?約10分のチュートリアル動画あり

AWS チュートリアル動画

(引用元:https://aws.amazon.com/jp/try-cloud/

AWSには、すべてのユーザーのために各サービスごとに約10分間のチュートリアルが用意されています。

あなたが気になっているサービスのチュートリアルをいつでも受けられます。

やや複雑に感じるかもしれませんが、動画で少しずつ学び実践していきましょう。

AWSの利用料金や支払い方法

先ほども紹介しましたが、AWSは従量課金制を採用しており、利用したサービスの料金のみが請求されます。そのため、利用料金はユーザーによって様々です。

利用する時間や通信量に対して、いつでも柔軟に対応してくれるので、費用が必要以上にかかることはありません。

これは裏を返すと、AWSのサービスを利用すればするほど、利用料金は少しずつ増えていく可能性があるということ。

事前にいくらコストがかかるのか、把握してから申し込みを行うのが良さそうですね。

AWSの利用料金で過剰請求を予防してくれる3つのツール

AWSでは、ユーザーが過剰な請求を受けないようにするための機能が揃っています。

それが次の3つです。

  • AWS料金計算ツール
  • 請求アラーム
  • 請求ダッシュボード

それぞれ簡単に確認しておきますね。

①AWS料金計算ツール

AWSには、料金を簡単に見積ることができるツール「AWS Pricing Calculator」があります。

そのため、あなたは「月額でどれくらいの料金がかかるのか」など、大まかな利用料金を把握することができます。

「なんとなく勢いで使い始めてみたけど、想像以上に高額になってしまった…」なんて事態を避けるためにも、料金計算ツールを活用しておきましょう。

また、AWSの日本担当チームへの無料相談も可能なので、より詳細なことを確認したい場合は利用してみてくださいね。

>>AWSクラウド日本チームへの問い合わせ

②請求アラーム

請求アラームとは、AWSの利用料金が一定額を上回ったときにメールで知らせてくれる機能です。

事前にアラーム設定をしておけば、予想外の請求を受けるリスクを減らすことができます。

③請求ダッシュボード

AWSの「Billing and Cost Management」コンソールのダッシュボード(管理画面)から、次の事項をチェックすることが可能です。

  • サービスの利用額の概要
  • サービスごとの今月はじめから今日までの消費金額
  • 過去1ヶ月の消費額

など、使用状況を知ることができます。運用データが可視化されているので、それを基にコストの調整を図れますね。

AWSの支払い方法

AWSの支払い方法は、クレジットカードかデビットカード決済のどちらかになります。

最初のアカウント作成の際に登録したカードで支払いを行いますが、途中で変更も可能です。

支払い方法の変更

「Billing and Cost Management」(AWSマネジメントコンソール)を開き「Payment Methods (支払い方法)」を選択し、新しいクレジットカード情報を登録します。

次に「Make Default (支払い方法に設定する) 」へ進めば、支払い方法は設定完了となります。

アカウントの解約

AWSの解約については、同じくAWSマネジメントコンソールから可能です。

ナビゲーションバーの「マイアカウント」を選び、アカウント解約の条件にチェックを入れます。最後に「アカウントを解約」を選択すれば完了です。

登録しているメールに、AWSのアカウント解約に関するお知らせメールが届きます。

AWSの無料利用枠は3タイプあり

AWSにはサービスによって決められた無料利用枠が3タイプあります。

  • 12ヶ月間無料:はじめてAWSにサインアップした日から12ヶ月間無料でサービスが使えます。1ヶ月につき、750時間が使用限度で設定されている場合が多いです。
  • 常に無料:有効期限はなく、無期限で利用できます。
  • トライアル:決められた期間は無料で使用することができます。

それぞれ、使用するサービスによって条件が違うので公式サイトで確認しておきましょう。

>>AWSの無料利用枠について(公式サイト)

まとめ:AWSは今後も拡大を続ける巨大プラットフォーム

AWSの基本的なサービス内容や特徴を紹介してきました。

AWSはAmazonが運営する巨大プラットフォーム。その環境には、あらゆるサービスがそろっています。

さいごにもう一度大事なポイントをまとめておきますね。

  • AWSは従量課金制を採用している
  • 魅力的なサービスが増え続けている
  • サービスごとに無料の利用枠がある
  • セキュリティ強度が高く安心感がある

利用料金に関しては、使った分だけ課金される従量課金制を採用。実際にいくらかかるのか、公式サイトでシミュレーション可能です。

AWSは大企業の利用者が多く、個人は少し手を出しづらいイメージがありますが、成長はめざましく今後さらにユーザー数は増えていくことが予想されます。Amazonが運営する信頼性の高い環境でセキュリティの強度にも安心感がありますね。

また、AWSには無料利用枠があるので、気になる人はぜひ使ってみてはいかがでしょうか。

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