WordPressバージョンアップの適切な頻度
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WordPressバージョンアップの適切な頻度は?プロが解説

こんにちは、日本でもっとも利用されているWordPressのサーバー移転&保守管理サービス『サイト引越し屋さん』です。

WordPressを長く使っていると、「どのくらいの頻度で更新すべきか?」と迷うことがあるでしょう。
頻繁すぎるとトラブルが怖いし、放置しすぎるとセキュリティが不安……。

特にメジャーアップデートの通知が来るたびに、「今すぐやるべき?」「後回しでもいい?」と悩む方は少なくありません。

そこで本記事では、WordPressの保守管理を専門とする『サイト引越し屋さん』が、バージョンアップの最適な頻度とタイミングを解説します。

安全にサイトを維持するための更新ルールや、自動更新の活用法も紹介しますので、「安心して最新版を使いたい」方はぜひ参考にしてください。

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バージョンアップの最適な頻度とタイミング

WordPressには、大きな機能追加を伴う「メジャーアップデート」と、不具合修正やセキュリティ対策を目的とした「マイナーアップデート」があります。

どちらもサイト運用に欠かせないものですが、更新の頻度やタイミングを誤ると不具合やトラブルの原因となることもあります。

ここでは、理想的な更新ペースと安全な実施タイミング、作業を効率化するための方法を解説します。

理想的な頻度は「月1回の確認+メジャー更新時の実施」

WordPressの更新は、月1回の確認とメジャーアップデート時の対応が理想的です。

マイナーアップデート(例:6.5 → 6.5.1)は自動更新で問題ありませんが、メジャーアップデート(例:6.5 → 6.6)は慎重に行う必要があります。

更新時は次のチェック項目を確認してから実施すると安全です。

  • 更新前にバックアップを取得しているか
  • プラグイン・テーマを最新版にしているか
  • テスト環境で動作確認を行ったか

これらを月1回ルーティン化すれば、トラブルを防ぎつつ常に安定した環境を維持できます。

ただし、業務の都合で定期的な実施が難しい場合は、最低限、リスクが高まりやすい時期の前後だけでもバージョンアップを行うことが重要です。

特に、4〜6月は「大型連休による監視の手薄化」や「脆弱性情報の露出増」などが重なり、WordPressやPHPなどCMS関連を狙う攻撃が集中しやすい傾向があります。

この時期は、システム変更や更新イベントも増えるため、“連休前後のメンテナンス強化期間”として意識的にアップデートを実施するのが効果的です。

「4〜6月は『連休による監視の手薄化』『変更イベントの集中』『脆弱性情報の露出増』が重なり、短期間に高強度のスパイクが発生しやすい四半期といえます。」

引用:デジタルPR:CMS/プラグイン/フレームワークの更新タイミング

アップデートのベストタイミング(夜間・低アクセス時)

アップデートの実施は、「夜間やアクセスの少ない時間帯」が理想的です。
更新直後はキャッシュが乱れたり、サイトが一時的に重くなることがあるため、ユーザーへの影響を避けやすい時間を選びましょう。

おすすめの時間帯・タイミング

  • 深夜0時〜5時(アクセスが少ない)
  • 休日の早朝(業務影響が少ない)
  • サーバーのメンテナンス時間外

また、複数のサイトを運営している場合は、「同日にまとめて更新作業を行う」ことで管理がスムーズになります。
更新後はキャッシュクリアや動作確認を必ず行いましょう。

運用代行や専門業者に任せる選択肢も

「自分で更新するのが不安」「トラブル対応に時間を取られたくない」という場合は、「WordPress保守代行サービス」の利用も有効です。
専門家に任せることで、以下のようなサポートを受けられます。

  • バックアップの自動取得・復元対応
  • メジャー・マイナー更新の代行
  • プラグインやテーマの互換性チェック
  • サイト障害時の緊急サポート
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なぜ定期的なアップデートが必要なのか

WordPressは、世界中で最も利用されているCMSのひとつです。
利用者が多い分、ハッカーの標的にもなりやすく、セキュリティ対策の更新が欠かせません。

ここでは、アップデートを定期的に行うべき3つの主な理由を解説します。

セキュリティの脆弱性を防ぐため

WordPressのアップデートでは、既知の脆弱性を修正するセキュリティパッチが頻繁に配信されます。
これを放置すると、不正アクセスやデータ改ざん、スパム送信などのリスクが高まります。

特に古いバージョン(例:5系以前)を使い続けると、攻撃者に悪用される危険があるため、「少なくとも月1回は更新チェックを行う」のが安全です。

プラグイン・テーマとの互換性維持

WordPress本体とプラグイン・テーマは密接に連動しています。

新しいWordPressに対して古いプラグインを使うと、表示崩れやエラーが起きる場合があります。
逆に、最新のプラグインを導入しても、WordPressが古いままだと機能が動作しないこともあります。

以下のように、定期的なバージョン整合を意識しましょう。

  • WordPress本体:年2〜3回のメジャー更新+マイナー更新は随時
  • プラグイン:月1回の更新確認
  • テーマ:大きなリリースごとに動作テスト

サイト速度や機能改善などの恩恵

WordPressのバージョンアップには、セキュリティ修正だけでなく、「パフォーマンス改善や新機能追加」も含まれます。

最新版では、PHPの処理速度向上やエディターの操作性改善など、ユーザー体験に直結するアップデートが多く行われています。

古いバージョンを使い続けると、速度面やSEO面で不利になることもあるため、定期更新はサイト価値を保つうえでも欠かせません。

自動更新と手動更新の違いと使い分け

WordPressには「自動更新」と「手動更新」の2種類のアップデート方法があります。
どちらにもメリット・デメリットがあり、サイトの運用体制によって適した方法を選ぶことが重要です。

ここでは、それぞれの特徴と上手な使い分け方を紹介します。

マイナーアップデートは自動更新で問題なし

マイナーアップデートは、セキュリティ修正や不具合の改善が中心です。
基本的に既存機能への影響が少ないため、自動更新を有効にしておくのが安心です。

WordPressではデフォルトでマイナー更新の自動化が有効になっており、管理画面から通知確認も可能です。
運用担当者が複数いる場合は、更新履歴をメンバー間で共有しておくとトラブル防止につながります。

  • セキュリティ修正を迅速に反映できる
  • 人為的ミスを減らせる
  • テスト環境が不要な軽微な更新に最適

自動更新を活用すれば、日々のメンテナンス負担を最小限に抑えつつ、常に最新かつ安全な状態を維持できます。

メジャーアップデートは手動で慎重に行う

メジャーアップデートでは、管理画面の仕様変更やPHP要件の引き上げなど、大きな改修が行われることがあります。
そのため、自動更新にしておくと、テーマやプラグインが非対応のまま上書きされ、サイトが表示されなくなるリスクがあります。

本番環境に適用する前に、テスト環境で検証してから更新するのが理想です。

また、長期間アップデートを行っていなかったサイトや、古いWordPressバージョンから一気に最新版へ更新する場合は、変更内容が多くなる分リスクも高まります。

このようなケースでは、段階的にバージョンを上げるか、専門業者に依頼して慎重に進めるのが安全です。

詳細な手順や検証方法については、以下の記事で詳しく解説しています。

自動更新を管理できるおすすめプラグイン(Easy Updates Managerなど)

自動更新を柔軟に制御したい場合は、「Easy Updates Manager」プラグインがおすすめです。

このプラグインを使うと、以下のように細かく設定できます。

Easy Updates Managerで設定できる主な項目
設定項目 内容
WordPress本体の自動更新 メジャー・マイナーそれぞれを個別に制御可能
プラグインの更新設定 特定プラグインだけ自動更新にする設定が可能
テーマの更新設定 子テーマやカスタムテーマの自動更新を除外できる
通知設定 更新結果をメールで受け取ることができる

プラグイン管理画面から「Easy Updates Manager」と検索してインストールし、有効化後は「ダッシュボード > Updates Options」で各項目を設定できます。

複数人でWordPressを運用している場合、こうしたツールで更新ルールを統一しておくと安心です。

「Easy Updates Manager は、すべての種類の更新を管理する、軽快かつ強力なプラグインで、WordPress の単一サイトでのインストールおよびマルチサイトの両方に対応します」

引用:WordPress公式プラグインページ

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WordPressバージョンアップのよくある質問

WordPressを運用していると、更新の頻度や自動更新の仕組み、アップデートを行うべきかどうかなど、さまざまな疑問が出てきます。

ここでは、実際に多く寄せられる以下の質問について解説します。

  • WordPressのバージョンアップは必要?
  • WordPressの自動更新のタイミングは?
  • WordPressのマイナーアップデートの頻度は?
  • WordPressのメジャーアップデート予定は?

WordPressのバージョンアップは必要?

結論から言うと、WordPressのバージョンアップは必須です。

更新を怠ると、セキュリティホールを突かれやすくなったり、 古いプラグインやテーマとの互換性が崩れてサイトが正しく動作しなくなるリスクがあります。

WordPressは世界中で利用されているオープンソースCMSのため、脆弱性が見つかると攻撃者の標的になりやすい傾向があります。

そのため、開発チームが定期的にセキュリティ修正を含む更新を提供しているのです。

また、最新バージョンへのアップデートによって、サイトの表示速度や管理画面の操作性、SEOに関わる機能などが改善されるケースもあります。

古いまま放置するよりも、「安定性」「安全性」「パフォーマンス」のすべてが向上するのが更新の大きなメリットです。

WordPressの自動更新のタイミングは?

WordPressの自動更新は、基本的に「マイナーアップデート(セキュリティ修正やバグ修正)」が対象で、 新しいバージョンが公開されてから数時間〜数日以内に自動的に実行されます。

自動更新のタイミングは、WordPressが導入しているランダム化(staggered update)の仕組みにより、世界中のサイトが一斉に更新されないよう分散制御されています。

そのため、「深夜に突然更新された」というケースも珍しくありません。

一方、メジャーアップデート(機能追加を伴う大規模更新)は自動更新の対象外で、サイト管理者が手動で実行する必要があります。

なお、自動更新が実行されると、WordPress管理画面に「〇〇に更新されました」といった通知が表示され、メールでも完了報告が届くのが通常です。

更新時の通知メールが届かない場合は、WP Mail SMTPなどの送信設定を確認しましょう。

WordPressのマイナーアップデートの頻度は?

WordPressのマイナーアップデートは、主に不具合修正やセキュリティ強化を目的としており、リリース間隔は決まっていません。

ただし、過去の傾向から見ると「おおむね1〜2か月に1回程度」のペースで配信されることが多く、必要に応じて緊急パッチが公開されるケースもあります。

  • 主な目的はセキュリティ修正やバグ対応
  • 1〜2か月に1回の頻度で配信されることが多い
  • WordPressでは標準で自動更新が有効
  • 更新後はサイトの動作確認を行うのが安全

更新は自動的に適用されますが、100%の安全性が保証されるわけではありません。

特に、キャッシュ系やセキュリティ系のプラグインを使用している場合は、更新直後にサイトが正常に表示されるかを一度確認しておくと安心です。

また、アップデート履歴は「ダッシュボード > 更新」または「サイトヘルス」から確認できます。
定期的にチェックすることで、トラブルの早期発見につながります。

WordPressのメジャーアップデート予定は?

WordPressは年に2〜3回程度、メジャーアップデートを行うサイクルを採用しています。

更新情報は公式サイトで随時公開されており、以下のページで確認できます。

WordPress公式のアップデート情報一覧
情報種別 リンク
ロードマップ(今後の開発計画) WordPress公式:ロードマップ
開発者向けコアブログ WordPress Core Blog
リリース情報アーカイブ Releases(リリース情報)

「WordPressは原則として年3回のメジャーリリースを目標にしており、新機能追加・改善を中心とした更新が継続的に行われています。」

引用:WordPress公式:ロードマップ

実際のバージョンアップ・保守管理事例を紹介

最後に、サイト引越し屋さんで実際にご対応させていただいたクライアントのバージョンアップ、保守管理事例をいくつかご紹介させていただきます。

事例 – 株式会社コンフォートジャパン様
株式会社コンフォートジャパン様

WordPressとPHPのバージョンアップ、テスト環境構築、セキュリティ対策を実施。以前の業者依頼時は高額なスポット費用に悩まれていましたが、明確な料金と迅速な対応にご満足いただきました。

事例 – 株式会社ジャパンライフデザインシステムズ様
株式会社ジャパンライフデザインシステムズ様

WordPressのサーバー移転、バージョンアップ、ドメイン変更を実施。バージョン更新で快適な環境へ改善。丁寧な説明と明確な費用設定に高評価をいただきました。

事例 – 株式会社コンテック様
株式会社コンテック様

メール・Webサーバーの移管と保守体制の再構築をご依頼いただいた事例です。以前の業者対応に不安を感じていらっしゃいましたが、弊社の迅速なサポートにより安定運用を実現。改善提案にもご満足いただいています。

まとめ

WordPressのバージョンアップは、サイトの安全性・安定性・信頼性を保つために欠かせない作業です。

特にセキュリティリスクの回避や、プラグイン・テーマとの互換性維持のためにも、 少なくとも月に一度はアップデート状況を確認し、メジャーリリースの際には慎重な対応を行うことが重要です。

更新を放置すると、サイトの表示不具合や不正アクセスといったトラブルに発展するケースも少なくありません。

反対に、定期的なアップデートを行うことで、パフォーマンス改善や新機能の恩恵を受け、より快適で強固なサイト運営が実現します。

もし「古いWordPressをどこから更新すればいいかわからない」「安全にアップデートを任せたい」と感じたら、WordPress運用・保守の専門チームである当社にご相談ください。

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この記事を書いた人

サイト引越し屋さん編集部

サイト引越し屋さん編集部

日本で最も利用されているサーバー移転&保守代行サービス『サイト引越し屋さん』の中の人です。 サイト引越しに関わる技術情報をはじめ、WordPressやその他のWebサービスに関するノウハウを発信しています。 全日本SEO協会所属。

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