WordPressを使用しているとダッシュボードに「WordPress x.x.x が利用可能です。」といったバージョンアップのお知らせが表示されることがあります。
この通知を受けて、「よし新しいバージョンの方がいいに決まってる!すぐバージョンアップをしよう!」と衝動的に動いてしまうのは危険です。
なぜならバージョンアップによってサイトの動作が止まってしまったり、不具合が起きてしまったりする場合があるからです。そのためバージョンアップを行う際は、まずテスト環境でバージョンアップをし、動作が問題ないことを確認した上で、本番のWordPressをバージョンアップする必要があります。
ではテスト環境でバージョンアップし、不具合が起きてしまった場合はどうすればいいでしょうか。本記事ではバージョンアップ時によく発生する「不具合」と「その対処法」について解説いたします。
「WordPressのバージョンが古いのでアップしたい。」
「自分で作業をすると間違いそうで不安。」
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メジャーアップデートとマイナーアップデート
まず最初にアップデートの種類について解説します。
WordPressのアップデートは大きく分けて「メジャーアップデート」と「マイナーアップデート」の2つがあります。
「メジャーアップデート」は機能追加など大きな変更が行われます。
対して「マイナーアップデート」はセキュリティ的な修正や脆弱性の改善など小さな変更が多いです。
このうち「マイナーアップデート」ではほとんど大きな問題が起こることはありません。
しかし「メジャーアップデート」の方では古いプラグインやDBを使っていると突然動作しなくなることがあります。
ではどのような不具合が発生するかを見てみましょう。
不具合1:プラグインの不具合
よく起こるのがWordPressにインストールしているプラグインのバージョンが古いWordPress対応のため、バージョンアップするとプラグインが動かなくなるといった不具合です。
この場合の解決法としては「新しいバージョンのプラグインが出ている場合はプラグインのバージョンアップ」をして対応することです。
ただし使用しているプラグインが古い場合は「プラグインのバージョンアップが止まっている」場合があります。どうしてもそのプラグインを使う必要がある場合はWordPressのバージョンアップをするかどうかを考え直す必要があります。
不具合2:MySQLの不具合
次に起こる問題としてMySQLのバージョン対応による不具合があります。
MySQLのバージョンが古い場合、新しくアップデートした際にWordPressが対応するMySQLのバージョンから外れてしまい、動作しなくなってしまうことがあります。
対処法としては「MySQLのバージョンをWordPressの対応バージョンまで上げる」必要があります。
ただし、データを扱う部分のアップデートですので、アップデート前にかならずデータベースのバックアップを行ってください。
不具合3:PHPの不具合
MySQLの場合と同様にPHPのバージョンがWordPressの対応するPHPのバージョンから外れてしまうことがあります。
こちらも同様に「PHPのバージョンをWordPressの対応バージョンまで上げる」ことで解決しますが、WordPressを動作させる根幹の部分のアップデートであるため、慎重に行う必要があります。
また、MySQLのアップデートもPHPのアップデートもレンタルサーバーでアップデートされる場合は別ですが、基本的にサーバーの知識が求められるため、必要であれば専門の業者に依頼することも考えたほうがいいかもしれません。
もしご自身で作業されたい場合はこちらの記事を参考にしてみてください。
バックアップ対策も忘れずに!
Webサイトを安全に運営していくうえで大事なことの1つにバックアップがあります。バックアップとは、Webサイトのデータを手元に保存しておくことです。
WordPressをバージョンアップするときというのは、サーバーの環境によって誤作動が起きたり、間違ってサイトを壊してしまうこともあります。そんな時にバックアップがあればサイトを復旧可能です。
詳しくはこちらを参考にバックアップを行うようにしてください。
WordPressのバージョンアップは定期的におこないましょう。
ここまでWordPressバージョンアップでよく起こる不具合とその対処法について解説しました。
バージョンアップにはリスクも伴いますが、バージョンアップをしないことにより脆弱性を放置することもまたサイトにとっては深刻なリスクとなります。
テスト環境で適宜確認しつつ、必要に応じてこまめにアップデートすることを心がけるようにしましょう。
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