- 保守管理
サイト引越し屋さん編集部
「ページキャッシュが検出されず、サーバーのレスポンスが遅くなっています」の原因と解決方法
WordPressのサイトヘルス機能で発生する致命的な問題「ページキャッシュが検出されず、サーバーのレスポンスが遅くなっています」が表示されて困ってはいませんか?
本記事では、この事象の原因と解決方法について解説しています。
「サイトヘルスの問題によりサイトに悪影響が出ないか心配」
「サイトヘルスの問題を解決したいがやり方が分からない」
そんなときは私たちサイト引越し屋さんにお任せください。
専門のエンジニアが作業を代行させていただきます。
目次(クリックで飛べます!)
そもそもページキャッシュとは
誤解を恐れずページキャッシュを一言で表現するなら、画面履歴のことです。
もう少し専門的にいうと、ウェブサイトのページを一時的に保存し、同じページへアクセスした際は保存したデータを提供する仕組みです。
これにより、ウェブサイトを毎回読み込む必要がなくなり、表示までの時間が短縮されます。
WordPressのパフォーマンスを向上させるために重要な仕組みと言えます。
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「ページキャッシュが検出されず、サーバーのレスポンスが遅くなっています」の原因
次に「ページキャッシュが検出されず、サーバーのレスポンスが遅くなっています」の原因ついてお話します。原因は大きく分けると6種類考えられます。
- そもそもキャッシュ機能を導入していない
- キャッシュプラグインの不適切な設定
- キャッシュが無効になっている
- キャッシュの自動削除
- サーバーリソースの不足
- テーマやプラグインとの干渉
それぞれ順番に解説していきますね!
原因1.そもそもキャッシュ機能を導入していない
現状、キャッシュ機能を導入していないというのが1つ目の原因です。
キャッシュ機能はプラグインやサーバーの設定で導入すると楽です。
やり方については本ページの後半で解説しています。
原因2.キャッシュプラグインの不適切な設定
「W3 Total Cache」「WP Super Cache」「WP Fastest Cache」など、キャッシュプラグインを導入はしているけれど正しく設定されていない場合、ページキャッシュが生成されずサーバーのレスポンスが遅くなる可能性があります。
その場合の原因は下記が考えられます。
- プラグイン管理画面でのキャッシュ設定が不足している
- 設定は出来ているがキャッシュプラグインのバージョンが古く機能していない
- キャッシュ設定は出来ているが他のプラグインやサーバー設定と競合している
原因3.キャッシュが無効になっている
サイト全体または特定のページでキャッシュが無効になっている場合、ページの再読み込みごとにサーバーが毎回新しいページを生成するため、パフォーマンスが低下します。
下記のように何らかの原因でキャッシュが無効になっている可能性があります。
- サイト全体でキャッシュが無効になっている
- 特定のページでキャッシュが無効になっている
- .htaccessファイルがキャッシュを無効にしている
- プラグインやテーマ、サーバー設定がキャッシュを無効にしている
原因4.キャッシュの自動削除
キャッシュが有効でも自動的に削除されているケースもあります。
キャッシュプラグインやその他の設定がキャッシュを自動的に削除する設定になっている場合、ページが頻繁に更新されるたびにキャッシュが消去され、再生成によりサーバーに負荷をかける可能性があります。
- キャッシュが頻繁に自動的に削除されている
- キャッシュプラグインがキャッシュの期限切れを正しく管理していない
- キャッシュの容量制限に達して自動的に削除されている
原因5.サーバーリソースの不足
お使いのレンタルサーバーが共有サーバーの場合、サーバーリソースが不足してページのキャッシュ生成に十分なリソースが割り当てられなくなっている可能性もあります。サーバープランをアップグレードするか、高性能なホスティングサービスを検討することが必要かもしれません。
また、リソース不足のほかにも、そもそもサーバー側でページキャッシュがやりづらい仕様になっているケースもあるので注意が必要です。
- 共用のレンタルサーバーを使用しており、リソースが不足している。
- サーバーが過負荷状態にある
- サーバープランが不適切で、トラフィックに対応できない
- サーバー側にキャッシュ機能が実装しづらい仕様になっている
原因6.テーマやプラグインの問題
テーマやプラグインがページのキャッシュ生成に問題を引き起こすことがあります。
- テーマがキャッシュ生成に問題を引き起こしている
- 特定のプラグインがキャッシュと競合している
- WordPress本体のバージョンが古過ぎる
サイト引越し屋さんでは、サーバー移転やデータバックアップをはじめて、本番公開作業やサイトの不具合修正・メンテナンスなど様々なお悩みにご対応可能です。
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「ページキャッシュが検出されず、サーバーのレスポンスが遅くなっています」の解決法
では、ここからは具体的な解決方法について解説していきます。
WordPressの技術にそこまで精通していなくとも対応できる内容もあれば、専門的な技術や知識がないと対応が難しい内容もあります。
- キャッシュプラグインの実装・設定の見直し
- キャッシュの無効化・自動削除の設定見直し
- レンタルサーバーのアップグレード
- テーマやプラグイン、WordPressとの干渉をチェック
- コンテンツの最適化をする
ご自身での対応が難しいと感じた場合は、専門家への相談も検討してください。
解決策1.キャッシュプラグインの実装・設定の見直し
まだキャッシュプラグインを導入していない場合や、導入しているけれど正しく設定できている自信がない場合には、改めてキャッシュプラグインを入れて設定することをお勧めします。
解決策2.キャッシュの無効化・自動削除の設定見直し
テーマやプラグイン、サーバー側でキャッシュが無効になっていないか確認します。
向こうかされている場合は有効化しましょう。
また、有効化されていても定期的に自動削除される設定もあります。
自動削除自体は悪いことではないですが、キャッシュ削除の感覚が短い場合はサーバー負荷が大きくなるため、ある程度長めに設定を変更しましょう。
解決策3.レンタルサーバーのアップグレード
レンタルサーバーのリソースが不足している場合、契約プランをアップグレードすることで解決できることがあります。
または、エックスサーバーなど標準でサーバースペックが高くキャッシュ機能が充実しているレンタルサーバーに移転するのも1つの手です。
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解決策4.テーマやプラグイン、WordPressとの干渉をチェック
WordPressのテーマとプラグインの機能でキャッシュを妨げるような設定がないかチェックします。
もし怪しい設定が見つかった場合は一部設定を解除するか、プラグイン自体が怪しい場合はプラグイン本体を一時無効化してから、サイトヘルスの項目が消えるかどうか確認してみましょう。
また、設定以外にも、WordPress本体やプラグイン、テーマのバージョンが古過ぎることが原因になっている可能性もあります。その場合はメンテナンス作業が別途必要になります。
解決策5.コンテンツの最適化をする
WordPress内にあるコンテンツを最適化(軽量化)することで改善する可能性があります。
画像の軽量化、CSSやJavaScriptの最小化、遅延読み込みの実装など、表示スピードの向上に繋がる施策をしてみましょう。
WordPressの状況に合わせて施策が必要です。
「ページキャッシュが検出されず、サーバーのレスポンスが遅くなっています」の原因と解決方法については以上になります。いかがでしたでしょうか?
ページキャッシュの問題は、WordPress本体やプラグイン、テーマ、サーバーの環境によって様々な原因が考えられるため、しっかり全体的な調査をしてから施策を進める必要があります。
過去にサイト引越し屋さんでご対応したクライアントの中には、どんなに施策を重ねてもサーバーの問題で解決できなかったケースもありました。
もし本記事を参考にご自身で対応したが思うように成果が出なかった場合には、専門業者であるサイト引越し屋さんへ是非お気軽にご相談ください。ご相談窓口はこちらです。
この記事を書いた人
サイト引越し屋さん編集部
日本で最も利用されているサーバー移転&保守代行サービス『サイト引越し屋さん』の中の人です。 サイト引越しに関わる技術情報をはじめ、WordPressやその他のWebサービスに関するノウハウを発信しています。 全日本SEO協会所属。
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