初期ドメインと独自ドメインの違いを解説
  • 独自ドメイン・サーバーの選び方
最終更新日:2023年8月7日

初期ドメインと独自ドメインの違いを解説

こんにちは。日本でもっとも利用されているWordPressのサーバー移転&保守サービス「サイト引越し屋さん」です。

Webサイトやブログを運営する際にはレンタルサーバーやドメインが必要になりますが、今回はそのドメインの中でも「初期ドメインと独自ドメインの違い」について解説します。

独自ドメインは自分だけの専用ドメインで、独自で名前を決めて自分の好きなように利用できますが、取得時に契約料がかかります。

それに対して、初期ドメインはサービス提供者が所有しているドメインをユーザー(レンタルサーバーなど)が共有。

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初期ドメインと独自ドメインの違い

ここでは初期ドメインと独自ドメインに加えて、無料ドメインの解説もしておきます。

独自ドメイン(有料)

独自ドメインは自分の好きなように名前を決めて利用できるドメインで「世界に一つだけのオリジナルドメイン」です。

ドメイン取得サービス(ムームードメインやお名前.comなど)で料金を支払えば取得が可能です。

例えば、サイト引越し屋さんのURLを例に出します。

https://site-hikkoshi.com

この中で独自ドメインにあたるのは「site-hikkoshi.com」の部分です。
一度取得したら更新し続ける限り、自分専用のドメインとして利用することができます。

企業や個人でブログ運営をされている方のほとんどが独自ドメインを取得しています。

初期ドメイン(無料)

初期ドメインは、レンタルサーバーが所有するドメインをユーザー(レンタルサーバーなど)へ無料提供しているドメインです。

独自ドメインは取得や更新に費用がかかりますが、初期ドメインは取得や更新の費用がかかりません。

レンタルサーバーや無料のブログサービスを契約すると、初期ドメインが付与されることが多いです。

初期ドメインは、以下のようなURLになる特徴があります。

XXXXX(アカウント名).(サーバーの共有ドメイン名).com

例えば、エックスサーバーを契約すると「アカウント名(サーバーID).xsrv.jp」
さくらのレンタルサーバーだと「アカウント名(サーバーID).sakura.ne.jp」
といったようなURLになります。

無料ドメイン(無料)

無料ドメインは、主に無料ブログサービスが提供するドメインです。

世の中には多くの無料ブログサービス(Amebaブログ、はてなブログ、FC2ブログ、ライブドアブログ、楽天ブログ、JUGEMなど)があります。

完全に無料で使用できるドメインですが、あくまで提供される無料ブログの環境でしか運営ができません。

初期ドメインを使用するメリットやデメリット

次に初期ドメインを使用する場合のメリットやデメリットを解説していきます。

初期ドメインを使う3つのメリット

初期ドメインを使用する際のメリットを2つ紹介します。

①無料で取得できる

初期ドメインを使う最大のメリットは、無料で使える点です。

レンタルサーバーと契約することで自動的に付与されるので、わざわざドメインを取得する必要がありません。

初期ドメインは一度設定すると変更されないので、もしアカウント名を忘れたとしてもドメインで確認できます。

②テスト用のドメインに最適

初期ドメインを使用し、ツールの動作確認など、テスト用サイトとして使用することができます。

パスワード保護してクローズド状態にすれば、動作確認テストなどが可能です。初期ドメインをテスト用サイトとして活用できるので、検証を行ったうえで安全に本番公開作業などができます。

③SEOに有利な時代があった

初期ドメインはレンタルサーバーのドメインに紐づくURLになるため、そのレンタルサーバーのドメインパワーが強いと初期ドメインのSEO評価も上がりやすい時期がありました。
そのため、一時期はあえてレンタルサーバーの初期ドメインでアフィリエイトサイトを運営するケースも散見されました。

ただ、現在はGoogleがサブドメインに対するSEO評価の見直しをおこなったため、レンタルサーバーの初期ドメインがSEOに有利になるかは定かではありません。

初期ドメインを使う2つのデメリット

初期ドメインを使用する際の注意点は2つあります。

①アカウント名(ユーザーID)を知られてしまう

初期ドメインには共有ドメインの前にアカウント名が含まれています。

アカウント名.〇〇〇(サーバーの共有ドメイン名).com

そのため、アカウント名を不特定多数の人に知られてしまうので、セキュリティ面でのデメリットがあります。

②Googleアドセンス申請に不利

初期ドメインは、レンタルサーバーが無償で提供するサブドメインの1つです。そのため、Googleアドセンスの審査を通過するのは難しいです。

サブドメインで審査に通過した情報なども見つかりますが、やはり完全な独自ドメインを準備しておくほうが確実です。

独自ドメインを使用するメリットやデメリット

次に独自ドメイン、初期ドメインそれぞれのメリットやデメリットを解説します。

独自ドメインを使う3つのメリット

独自ドメインを使用するメリットを3つまとめておきます。

①信頼性が上がる

独自ドメインは世界に一つしかないオリジナルドメインなので、信頼性アップにつなげられる可能性があります。

初期ドメインを使うよりもわかりやすく、かつ覚えやすいので、ユーザーへ安心感や信頼感を与えられます。

また、独自ドメインはメールアドレスにもなるので(@以降にドメイン名が入ります)、専用メールアドレスとして大きなメリットとなります。

②同じURLを使い続けられる

レンタルサーバーの初期ドメインを使用している場合、サービスの移行や解約、サービス運営の終了があると、URLやメールアドレスが使えなくなってしまいます。

しかし、独自ドメインであれば、サーバーを変えても同じURLやメールアドレスを使い続けることが可能です。

そのため、本格的にWEBサイトの運営を考えている場合、独自ドメインを取得したほうが安心です。

③SEO効果を蓄積できる

独自ドメインを使い、サイト運営を長く続けることで、検索エンジンの評価の蓄積につながり、結果的にSEO効果を期待できます。

もちろん、検索結果で高い順位を目指す(SEO)にはコンテンツの質やドメインの強さ、ドメインの運営歴など様々な指標を考慮しなければいけません。しかし、初期ドメインに比べると、独自ドメインのほうがSEOに有利といえます。

サイト運営に本腰を入れて集客を狙いたいと考えている場合は、初めから独自ドメインでサイト運営されたほうが良いでしょう。

独自ドメインを使う3つのデメリット

独自ドメインの使用がデメリットになる面を紹介しておきます。

①ドメイン取得に費用がかかる

独自ドメインは取得に費用(数百円~数千円ほど)がかかります。

この取得費用は、独自ドメイン名のあとに続くトップレベルドメイン(「.com」や「.jp」の部分)を何にするかによって、大きく異なります。

新しく作られたトップレベルドメインは格安の傾向にありますが、一般的に見慣れている「.com」「.jp」などのドメインを選んでおいたほうが無難です。

②ドメインの更新や管理が必要

独自ドメインは基本的に1年契約で、毎年更新料が必要です。

更新料を払い忘れると、サイトやブログが表示できなくなり、所有権を失うので注意が必要です。

そのため、クレジットカードの自動支払いを設定しておくなど、払い忘れがないよう対策しておきましょう。

③設定・登録に手間がかかる

独自ドメインを取得した場合、ネームサーバーやWHOIS情報の登録などが必要です。

Whois情報では以下の通り、所有者のプライバシーにかかわる情報すべてが公開されてしまうというデメリットがあります。

  • 名前
  • 住所
  • 電話番号
  • メールアドレス

しかし、ドメイン会社が提供している「Whois情報公開代行サービス」を利用すれば、個人情報を公開される心配がないため、独自ドメインを取得された方は必ず利用しましょう。

まとめ

今回は独自ドメインと初期ドメインの違いについて解説しました。

独自ドメインと初期ドメイン、それぞれにメリット・デメリットがあります。

独自ドメインは有料ですが、完全なオリジナルドメインを作成できます。一方の初期ドメインは、無料で使えますが本格的なサイト運営にはあまり向いていません。

実験的にサイト運営やブログ運営するなら初期ドメインでも構いませんが、いずれ本格的にサイト運営をしたくなった場合には、ドメイン名の変更などが必要になる可能性があります。

ドメイン取得は年間数百円~可能ですので、できれば初めから独自ドメインでのサイト運営を推奨します。

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この記事を書いた人

サイト引越し屋さん編集部

日本で最も利用されているサーバー移転&保守代行サービス『サイト引越し屋さん』の中の人です。 サイト引越しに関わる技術情報をはじめ、WordPressやその他のWebサービスに関するノウハウを発信しています。 全日本SEO協会所属。日本ウェブ解析士協会(WACA)所属。

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