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サイト引越し屋さん編集部
独自ドメインの解約で起こりうるデメリットや注意点を解説
- 新ドメイン変更後の旧ドメインを解約する方法を知りたい
- 契約期間内だけど独自ドメインを解約したい
- 独自ドメインを廃止する前の注意点を知っておきたい
こういった方に向けて、今回は独自ドメインの解約で起こりうるデメリットや注意点について解説しています。
今まで使用していたドメインを安心して解約するためにも、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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独自ドメイン解約後(廃止後)に起こりうるデメリットや注意点
独自ドメインを完全に廃止した際に起こりうる注意点は、次の3点が挙げられます。
- 解約後もドメイン関わる情報は残り続ける
- まったく別のサイトとして運営される可能性がある
- ドメインが悪用される可能性がある
それぞれ解説していきます。
①解約後もドメインの情報は残り続ける
独自ドメインの解約で注意するべきことは「ドメインの解約後もネット上に一部の情報は残り続ける」という点です。
具体的には、次のような情報がネット上に残り続けます。
- 外部からのリンク
- ドメインエイジ(ドメインの運営年数)
- ブックマーク
- メールアドレスなどのアカウント情報
- DNS設定
ネット上に特定の情報は残り続けるので、解約後に第三者がそのドメインを取得して、新しい所有者になる可能性があります。
このような解約して手放したドメインは、持ち主不在の「中古ドメイン」と呼ばれています。
②まったく別のサイトとして運営される可能性がある
ドメインを解約して時間を置いて再び解約後のドメインにアクセスしたら、まったく別のサイトになっていた…なんてこともあり得ます。
真新しいドメインを取得してサイトを立ち上げるよりも、これまでの運営年数やすでに被リンクがある中古ドメインで始めたほうが、アクセスが集まりやすいためです。
③ドメインが悪用される可能性がある
中古ドメイン化したドメインは、アダルトサイトや詐欺サイトなど、アクセスを流すのに利用されることがあります。
一般的なWebサイトとして運営されていればいいのですが、悪質な違法サイトとして利用される可能性があります。
そのため、場合によってはあなたが所有していたドメインのブランド価値を大きく損なってしまうかもしれません。
独自ドメイン解約後(廃止後)に起きるリスクの回避方法
先ほど案内したドメインの解約に伴うデメリットやリスクを完全に避けるには、「ドメインをそのまま所有し続ける」しかありません。
年間に数百円~数千円のドメインの管理コストは発生しますが、所有者があなたのままなので安心です。
ただ、ドメインを解約するにしても、サイト訪問者への周知を徹底しておけば、リスクは軽減できます。
具体的には、こちらの2点を対処しておきましょう。
- 訪問者に対する周知を徹底する
- アカウント情報の削除
既存のアクセスを悪用されないためにも、新ドメインへのリダイレクト処理、サービス廃止後も一定期間ドメインを持ち続け、訪問者にサービス終了を周知してもらう冷却期間を設けると良いです。
また、旧ドメインに紐づいているアカウント情報(SNSやメールアドレスなど)は、事前に削除しておきましょう。
独自ドメインの解約(廃止)方法
独自ドメインは、いずれかの方法で解約することが可能です。
- 契約期限切れまで待つ
- ドメインの廃止申請書を出す
ドメインの契約更新手続きを行わなければ、契約期限切れを迎えたときにそのまま解約処理されます。
あるいは、ドメイン管理会社へ解約申請(廃止申請)を出せば、契約期限内での解約も可能です。
それぞれのパターンを説明していきます。
①契約期限切れまで待つ※自動更新設定の解除を行う必要あり
ドメインを契約期限切れまで待つ場合には、あらかじめドメインの自動更新を解除しなければいけません。
各ドメイン管理会社では、ドメインの契約更新忘れのトラブルを避けるため、自動的にドメインが更新される設定になっていることが多いです。
その自動更新を解除しなければ、いつまで経ってもドメインを手放すことができません。
今回はお名前ドットコムを例として、ドメインの自動更新解除の手順を解説していきます。
お名前ドットコムのマイページ(お名前.com Navi)にログインし、上部にある【メニュー一覧】へ進みます。
【ドメイン自動更新設定】を選択します。
ドメイン一覧にある解約したいドメインにチェックを入れ、【確認画面へ進む】をクリックします。
【規約に同意し、上記内容を申し込む】をクリックすれば、自動更新設定が解除されます。
状態が完了になったので、無事に自動更新が解除されました。
この状態であれば、契約期限日がきたらドメインは自動的に解約されます。
※ドメイン廃止(解約)をご希望の場合、自動更新設定が解除済みであれば、更新期限日を迎えると自動的に廃止されますので、特にお手続などを行う必要はございません。
契約期限が切れたドメインは、一時的な凍結期間を経て、正式に解約されます。
※一定期間内であれば、ドメインの再登録(復旧)も可能です。
②契約期限前に独自ドメインを解約する※申し込みが必要
契約期限を迎える前に、ドメインを強制的に解約したい場合は『ドメイン廃止申込書』を提出しなければいけません。
基本的に手間が増えるので、ドメイン管理会社としては推奨していない方法です。
お名前ドットコムの場合は、以下の情報が必要です。
- 廃止するドメイン名
- お名前IDや登録情報(氏名、住所、電話番号など)
- お名前.com会員情報
- 公的証明書
- 返金されないことへの同意
これらの情報をお名前ドットコムのお問い合わせフォームに記載して問い合わせを行う必要があります。
詳しくはこちらの公式ヘルプページで確認しておきましょう。
>>お名前ドットコムのQ&A(ドメインの廃止)
まとめ
「ドメイン名の変更で使用しなくなったドメイン」「事業やサービス終了などに伴い使用しなくなったドメイン」
を解約するには、期限切れを待つか廃止申請を出すのどちらかで対応することになります。
注意点は、解約した後も特定の情報(被リンク、ドメイン運営年数など)はインターネット上に残り続けるので、他のサイトとして再利用される可能性がある点です。
アクセスが多く影響力が強かった独自ドメインは、中古ドメインとしての価値も高いので、十分にリスクを考慮した上で、解約を行うようにしましょう。
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この記事を書いた人
サイト引越し屋さん編集部
日本で最も利用されているサーバー移転&保守代行サービス『サイト引越し屋さん』の中の人です。 サイト引越しに関わる技術情報をはじめ、WordPressやその他のWebサービスに関するノウハウを発信しています。 全日本SEO協会所属。
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