
- サイト引越し全般
phpMyAdminを自力(手動)インストールする方法
phpMyAdminとはブラウザ画面でMySQLデータベースが操作できる無料のソフトウェアです。
レンタルサーバーにすでにインストールされていることが多いですが、一部のレンタルサーバーでは手動でインストールしなければいけないケースがあります。
そこで今回の記事では「どのサーバーがphpMyAdminを手動インストールしなければいけないのか」、また「phpMyAdminを手動インストールする方法」を解説していきます。
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目次(クリックで飛べます!)
phpMyAdminを使うときに必要なログイン情報
phpMyAdminを利用するときに必要な情報は次の通りです。
- データベースユーザー名
- データベースパスワード
- (データベース名)
- (データベースホスト名)
これらのログイン情報は、レンタルサーバーの管理画面、あるいはFTPソフトで直接サーバーに接続し「wp-config.php」ファイルで確認できます。
「wp-config.php」ファイルを開くと次の記述があります。
/** MySQL データベースのユーザー名 */ define('DB_USER', 'example_user'); /** MySQL データベースのパスワード */ define('DB_PASSWORD', '***********');
FTP(File Transfer Protocol)とは、サーバーとローカル環境をつなげるルール/技術を意味します。
このFTPであなたのパソコンとサーバーをつなぐときに必要なツールが、FTPソフトです。
エックスサーバーでphpMyAdminを使用する
具体例として、エックスサーバーでphpMyAdminを使用する方法を紹介しておきます。
※基本的に他のレンタルサーバーでも同じような手順になります。
ServerPanel(サーバーパネル)にログインします。
データベース項目の【phpmyadmin(XXXXX)】をクリックします。。
「wp-config.php」ファイルに書かれていた情報をもとにログインします。
phpMyAdminが最初からインストールされているサーバー
先ほど紹介したエックスサーバーのように、初めからphpMyAdminが導入済みのレンタルサーバーはとても多いです。
上記のレンタルサーバーでは、phpMyAdminが使用できる状態なので手動でインストールする必要はありません。
各レンタルサーバーの管理画面(コントロールパネル)からデータベースの項目へ進めば使用できます。
phpMyAdminの手動インストールが必要なレンタルサーバー
次のサーバーはユーザーが手動でphpMyAdminをインストールする必要があります。
Zenlogicサーバーの場合は手動インストールが「簡単インストール機能」で手軽にできます。
ただし、簡単インストール機能を使えるプランは限られます。
レンタルサーバーによっても、phpMyAdminのインストール方法が異なる点に注意しましょう。
次からお名前.comサーバーのphpMyAdminを導入する方法を参考に解説を行っていきます。
phpMyAdminを手動インストールする方法
phpMyAdminをインストールする手順を紹介していきます。
最新のphpMyAdminはこちらの公式ページからインストール可能です。
phpMyAdminのZIPファイルをパソコンへダウンロードする
公式ページにアクセスしたら、右上にある最新版のphpMyAdminを選択してダウンロードを行います。
次に【click here】をクリックすると、ダウンロードが実行されます。
「phpMyAdmin-5.2.0-all-languages」というZIPファイルがダウンロードされたことを確認します。
FTPソフトを準備する
次にFTPソフトを準備します。
FTPソフトには色々な種類がありますが、無料で扱いやすいものは「FFFTP」です。
「FFFTP」のインストール方法や接続方法は、次の記事を参考にしてみてください。
phpMyAdminをインストールするフォルダの環境設定を行う
phpMyAdminを使うドメイン名のフォルダ下に「phpmyadmin」フォルダを作っておきます。
さらにフォルダのパーミッション設定を「755」→「700」に変更します。
オプションの環境設定を選択します。
次に【転送3】を選び【追加】デフォルト属性の設定の【 ファイル名】に「*.php」
【属性】を「700」に変更します。
FTPソフトを使いサーバーへphpMyAdminをアップロードする
先ほど作成した「phpmyadmin」フォルダ下に解凍後のファイルをすべてアップロードします。
さらに「phpmyadmin」フォルダ下へ設定ファイルを保存するために「config」フォルダを作っておきます。
phpMyAdminの設定
最後にphpMyAdminの画面から設定を行います。
https://ドメイン名/phpmyadmin/setup/ へアクセスします。
細かい設定については、こちらのまとめてあります。
最終的にhttps://ドメイン名/phpmyadmin/ にアクセスし phpMyAdminの画面が表示されたら、無事完了です。
phpMyAdminの自力インストールはあまり勧められない
phpMyAdminを手動インストールするには、FTPソフトのインストールなども含めると多くの手順があることがわかりました。
インストールするだけでもかなりの時間や労力がかかりますし、手順通りに進めても上手くいかない可能性があります。
もちろん、phpMyAdminの簡単インストール機能を備えているサーバーもありますが、できることならphpMyAdminが導入されているサーバーを選んでおいたほうが安心です。
自力でのインストールは避けて、初めからphpMyAdminが利用できるレンタルサーバーを選ぶことを推奨します。
サイトの引越しでphpMyAdminはとても便利
phpMyAdminはサイト移転には便利なツールです。
データ移行後に問題が生じても修正できたり、確実にバックアップが残せたり、多くのメリットがあります。
しかし扱いに慣れていないと、初期設定やツールの操作がわかりづらく、使い方を間違えるとデータが破損してしまう可能性があります。
そのため、phpMyAdminは使用するハードルがやや高く、初心者向きとは言えません。
もし、phpMyAdminを使ってデータベースの移転を検討されているなら、専門業者に任せてしまったほうが確実です。
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この記事を書いた人
サイト引越し屋さん編集部
日本で最も利用されているサーバー移転代行サービス『サイト引越し屋さん』の中の人です。 サイト引越しに関わる技術情報をはじめ、WordPressやその他のWebサービスに関するノウハウを発信しています。 全日本SEO協会所属。日本ウェブ解析士協会(WACA)所属。