- WordPress引越し
WebArenaからエックスサーバーへWordPressを引越しする手順と注意点
WebArena(ウェブアリーナ)のSuiteXやVPSでWordPressを運用していて、
「管理画面にPHPが古いと警告が出た」
「取引先からTLS 1.0/1.1の廃止対応を求められた」
「サーバーの障害が不安」
といった理由から、他社サーバーへの引越しをご相談いただくケースが増えています。
ただしWebArenaは、サーバー・メール・ドメインを1か所で契約しているケースが多く、WordPressのデータを移すだけでは引越しは終わりません。解約の順番を間違えると、会社のメールが届かなくなったり、ドメインが使えなくなったりするおそれもあります。
この記事では、累計3,500案件以上の対応実績を持つサイト引越し屋さんが、WebArenaからエックスサーバーへWordPressを移転する手順と、WebArena特有の注意点、移転後も安心して運用を続けるためのポイントを、実際のご相談事例を交えて解説します。
「メールを止めずに、エックスサーバーへ移したい」
「WebArenaの契約内容や、何から手を付ければよいか分からない」
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WebArenaからエックスサーバーへWordPressを引越す前に知っておきたいこと
WebArenaからの引越しは、最初に「何を移すか」を決めると失敗が減ります。WordPressだけでなく、メール・ドメイン・WordPress以外のプログラムが同じ契約に同居していることが多いためです。まずは移転のきっかけと、自社がどのパターンに当てはまるかを確認しましょう。
よくある移転のきっかけ
サイト引越し屋さんに寄せられるWebArenaからの移転相談は、主に次の4つがきっかけです。
- PHP・WordPressが古くなり、管理画面に「PHPの更新が必要」と表示された
- 取引先や親会社から、TLS 1.0/1.1の廃止やTLS 1.3への対応を求められた
- サーバー障害やセキュリティ事故のニュースを見て不安になった
- 表示が重い、独自SSLの費用が高いなど、コストと性能を見直したい
たとえば2026年6月には、NTTPCがWebARENA SuiteXの一部サーバーで外部からの攻撃とみられる通信を確認し、そのサーバーを廃止して利用者を別環境へ移す方針を公表しました。こうした出来事をきっかけに、「この機会にサーバーごと見直したい」という相談も増えています。
参考:「漏えい確認なし」でもサーバ廃止へ NTTPCが下した異例の判断、その背景は
移転パターンは3つ
どこまでエックスサーバーに移すかで、作業量と注意点が大きく変わります。
| パターン | エックスサーバーへ移すもの | WebArenaに残すもの | 主な注意点 |
|---|---|---|---|
| ①Webのみ移転 | WordPress | メール・ドメイン | DNSでWebだけをエックスサーバーに向ける設定が必要 |
| ②Web+メール移転 | WordPress・メール | ドメイン | メールアカウントの作り直し、メールソフトの設定変更 |
| ③一式移転 | WordPress・メール・ドメイン | なし(解約) | ドメイン移管と解約の順番。最も注意が必要 |
メールをMicrosoft 365やGoogle Workspaceへ移し、Webだけをエックスサーバーへ移す「分離型」もよくある選択肢です。この場合、WordPressのお問い合わせフォームの送信方法も合わせて見直す必要があります(後述)。
「ドメインはそのまま」でも管理先は確認する
ドメイン名(URL)を変えなくても、そのドメインをどこで管理しているかは必ず確認します。WebArenaで管理しているのか、「名づけてねっと」や「お名前.com」など別会社なのかで、ネームサーバーを変える画面も、WebArenaを解約してよいタイミングも変わるためです。
ドメインをWebArenaで管理しているのにサーバー契約を先に解約すると、ドメインの管理も失われるおそれがあります。解約は必ず最後に行いましょう。
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移転前に準備・確認すること
WebArenaからの移転でつまずく原因の多くは、作業そのものより「事前に把握していなかったもの」です。特に長年運用しているサイトでは、担当者が変わり設定内容を誰も知らないことも珍しくありません。次の6点を移転前に整理しましょう。
- WebArenaとWordPressのログイン情報
- ドメインの管理先と登録メールアドレス
- メールアカウントの棚卸し
- WordPress以外のプログラムがないか
- 現在のPHPとWordPressのバージョン
- バックアップと切替日の決定
①WebArenaとWordPressのログイン情報
必要なのは次のログイン情報です。WebArenaの場合、サーバーとドメインでログイン画面が分かれていることがあります。
- WebArenaのユーザーコントロールパネル
- ドメイン管理画面
- FTP情報
- WordPressの管理者アカウント
当社の事例でも、サーバーには入れたのにドメイン管理画面の情報だけが古く、ログインできなかったケースがありました。本当に入れるか、移転前に実際に試しておくと安心です。
②ドメインの管理先と登録メールアドレス
ドメインを移管する場合、移管の承認メールはドメインの登録者アドレスに届きます。そのアドレスが退職した担当者のものだと、手続きが止まってしまいます。ドメインを移管するか、WebArenaに残すかもここで決めます。
③メールアカウントの棚卸し
実際に使っているアドレス、転送設定、メーリングリスト、POPかIMAPか、残したい過去メールを一覧にします。使っていないアドレスが多数残っていることも多く、移転を機に整理すると移行費用も抑えられます。
④WordPress以外のプログラムがないか
WebArenaで長く運用しているサイトでは、WordPressとは別に自作のPHPフォームや採用エントリーページ、古いHTMLページが同じサーバーに置かれていることがあります。
これらはWordPressの移行ツールでは移りません。FTPで公開フォルダの中身を確認し、wp-admin・wp-content・wp-includes以外のフォルダやファイルを洗い出しましょう。
⑤現在のPHPとWordPressのバージョン
エックスサーバーの「WordPress簡単移行」は、移行元がWordPress 4.2以上・PHP 7.2以上であることが条件です(エックスサーバー公式マニュアル)。これより古い環境は、手動での移行が必要です。バージョンはWordPress管理画面の「ツール」→「サイトヘルス」→「情報」で確認できます。
⑥バックアップと切替日の決定
作業前にWordPressのファイルとデータベースを必ず手元に保存します。切替日は、メールや問い合わせが少ない曜日・時間帯を選びます。
また、切替後の数日は編集や更新を止める「更新停止期間」を社内で共有しておくと、新旧サーバーでデータが食い違うのを防げます。
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WebArenaからエックスサーバーへWordPressを移転する手順
手順の基本は「エックスサーバー側に新しいサイトを完成させ、確認できてから最後にDNSを切り替える」です。DNSを切り替えるまでは、訪問者はWebArena側のサイトを見続けるため、作業中にサイトが止まることはありません。ここではドメイン名を変えない前提で、7つのステップを紹介します。
STEP1:エックスサーバーを申し込む
企業サイトや数十ページ程度のWordPressなら、スタンダードプランで足りることがほとんどです。申込み時の「WordPressクイックスタート」は新規開設向けの機能なので、移転では使いません。
無料お試し期間中は一部機能に制限があるため、本番の切替前には本契約を済ませておきましょう。
STEP2:エックスサーバーにドメインを追加する
サーバーパネルの「ドメイン設定」から、今使っているドメインを追加します。この時点ではドメインはまだWebArenaを向いているため、公開中のサイトに影響はありません。
STEP3:WordPressを移行する
移行方法は、サイトの状態に応じて次の3つから選びます。
| 方法 | 向いているサイト | 注意点 |
|---|---|---|
| WordPress簡単移行(エックスサーバーの機能) | PHP 7.2以上で構成がシンプルなサイト | .htaccessとwp-content外のファイルは移らない。マルチサイトとDB 2GB超は不可 |
| 移行プラグイン(All-in-One WP Migrationなど) | 小〜中規模のサイト | 無料版は容量制限あり。大きいサイトは有料拡張が必要。自社サイトのみ利用可能、委託サイトへの利用にはライセンス購入が必要。 |
| 手動移行(FTP+データベース) | PHPが古い、独自PHPが同居、容量が大きいサイト | 専門知識が必要だが、すべてのファイルを確実に移せる |
簡単移行では、移行元の.htaccessとwp-contentフォルダ外のファイルは移行されません。
リダイレクトやアクセス制限を.htaccessに書いている場合や、④で洗い出した独自PHPがある場合は、別途FTPで移します。
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STEP4:切替前に動作を確認する
パソコンのhostsファイルを書き換える方法で、DNSを切り替える前に新サーバーのサイトを確認します。トップ・下層ページ、画像、管理画面へのログインなどを確認してください。
PHPは、まずWebArenaと同じバージョンで移して動作を確認し、その後に新しいバージョンへ上げるのが安全です。移転とPHP更新を同時に行うと、不具合の原因がどちらにあるのか切り分けられなくなります。
STEP5:メールアカウントを先に作成する
メールもエックスサーバーへ移す場合は、DNS切替の前に同じアドレスを作成しておきます。先に作っておかないと、切替直後に届いたメールを受け取れません。
アドレスごとのパスワードもこの段階で一覧にし、各担当者への配布方法を決めておきましょう。
STEP6:DNS(ネームサーバー)を切り替える
ドメインの管理画面で、ネームサーバーをエックスサーバーのns1〜ns5.xserver.jpに変更します。反映には最大で約24時間かかると公式に案内されています。
メールをWebArenaやMicrosoft 365に残す場合は、ネームサーバーごと変えずに、DNSのAレコード(ドメインとwww)だけをエックスサーバーのIPアドレスに向ける方法もあります。
ネームサーバーを変えると、MXレコードやSPFなどメール関連の設定もエックスサーバー側の内容に切り替わります。メールを別のサービスで使っている場合は、事前に同じレコードをエックスサーバーのDNS設定へ登録しておかないと、メールが止まります。
STEP7:無料独自SSLを設定しhttpsへ統一する
DNSの反映後、サーバーパネルの「SSL設定」から無料独自SSLを設定します。WebArenaで有料のSSL証明書を使っていた場合も、一般的な企業サイトであれば無料SSLで十分なことが多く、維持費の削減にもつながります。
設定後は、httpでアクセスしてもhttpsへ転送されるようにリダイレクトを設定しましょう。
WebArena特有の注意点(ドメイン・メール・解約)
WebArenaからの移転で特に注意したいのは、「解約する順番」と「メール」です。WordPressの移行がうまくいっても、この2つを間違えると業務が止まります。
ドメインをWebArenaで管理している場合は「移管→解約」の順
ドメインもエックスサーバーへ移す場合は、WebArenaのドメイン管理画面で移管に必要な認証コード(AuthCode)を確認し、エックスサーバー側(XServerドメイン)で移管を申し込みます。移管が完了するまでWebArenaは解約しないでください。
安全な順番は「サーバー移転→DNS切替→動作とメール受信の確認→ドメイン移管→WebArena解約」です。サーバー移転とドメイン移管を同時に進めると、トラブルの原因が分かりにくくなります。
また、ドメイン移管は見積もり漏れが起きやすい作業でもあります。当社の事例でも、発注後に移管が必要なドメイン数をあらためて確認し、追加でお見積もりを提示したことがありました。「何個のドメインを、どこへ移すか」は最初に確定させましょう。
DNS切替後しばらくは旧サーバーにもメールが届く
DNSの情報は世界中で一斉に切り替わるわけではないため、切替後しばらくは一部のメールがWebArena側に届きます。実際にWebArenaから移転した企業の報告でも、この状態は約24時間続いたとされています。
参考:WebARENAからXserverへ。実際にサーバーを移転して分かったこと
切替後数日は、新旧両方のメールボックスを確認できる状態にしておきましょう。
過去メールはパソコン側に保存してから解約する
IMAPで使っている場合、メールの本体はWebArenaのサーバー上にあります。解約すると過去メールも消えるため、Outlookなどでローカルフォルダへコピーするか、新サーバーへ移しておきます。
POPで受信している場合も、「サーバーにメッセージのコピーを置く」設定のメールは同様に注意が必要です。
メールソフトと複合機の設定も変更する
エックスサーバーへメールを移したら、受信・送信サーバー名、ポート番号、パスワードを全員分書き換えます。見落としやすいのは、スマートフォンのメールアプリ、複合機のスキャン送信、業務システムからの自動送信メールです。
絶対パスを使っている箇所は書き換えが必要
サーバー内のファイルの場所(絶対パス)は、WebArenaとエックスサーバーで異なります。プラグインの設定や独自PHP、.htaccessに絶対パスが書かれていると、移転後に読み込みエラーが起きます。
| サーバー | 絶対パスの形式 |
|---|---|
| WebArena | /virtual/(契約のIPアドレス)/home/ |
| エックスサーバー | /home/(サーバーID)/(ドメイン名)/public_html/ |
※WebARENAは契約世代(SuiteX V2 / V2c / VPS等)によって「/virtual/(IPアドレス)/home/」や「/home/htdocs/」など、契約プランによって構造が異なります。
WordPress管理画面の「ツール」→「サイトヘルス」→「情報」→「ディレクトリとサイズ」を開くと、現在の正確な絶対パス(ディレクトリパス)を確認できます。
エックスサーバー移転後もWordPressを運用し続けるためのポイント
移転は「サイトが表示されたら完了」ではありません。移転直後の不具合をつぶし、古い環境を新しくして、事故に備えるところまでが本当のゴールです。
移転直後のよくある不具合と対処法
| 症状 | 主な原因 | 対処 |
|---|---|---|
| トップ以外が404になる | パーマリンク設定や.htaccessが移っていない | 「設定」→「パーマリンク」で何も変えずに保存する |
| wp-login.phpでログインできない | SiteGuard WP Pluginなどでログインフォームを変更している | 変更後のURLを確認する。不明ならFTPでプラグインを一時停止 |
| 画像やデザインが崩れる | httpのURLが混在している、絶対パスの記述 | データベース内のURLをhttpsに置換し、パスを修正する |
| フォームのメールが届かない | 送信元ドメインと実際の送信サーバーが一致していない | SMTP送信に切り替える(次項) |
データベースのURLをテキストエディタで一括置換すると、シリアライズされたデータが壊れてサイトが表示されなくなることがあります。URLを置き換える場合は、シリアライズデータに対応した置換ツールを使いましょう。
問い合わせフォームは「SMTP送信」にする
WordPressのフォームは、初期設定ではWebサーバーから直接メールを送ります。メールをMicrosoft 365やWebArenaに残したままWebだけエックスサーバーへ移すと、迷惑メール扱いになったり届かなかったりします。WP Mail SMTPなどで、実際のメールサーバー経由で送る設定に切り替えましょう。
Microsoft 365を使う企業では、セキュリティ方針で従来のSMTP認証が使えないこともあります。その場合はMicrosoft Graph APIを使った送信方式にし、情報システム部門や親会社によるアプリ登録と権限設定が必要です。社内調整に時間がかかるため、移転の早い段階で確認しておきましょう。
WordPressとPHPは段階的に最新化する
移転で動作が安定したら、次は後回しにしていたPHPとWordPressの更新です。プラグイン・テーマ・WordPress本体・PHPを一度に上げると、どれが原因で壊れたか分からなくなります。
「プラグイン→テーマ→本体→PHP」のように1つずつ上げ、その都度表示を確認します。
テスト環境を残して改修に使う
エックスサーバーでは、サブドメインなどを使って本番と別にテスト用のWordPressを置けます。更新やデザイン変更を先にテスト環境で試せば、本番サイトが止まるリスクを下げられます。
テスト環境には検索エンジンが登録しないよう、ベーシック認証をかけておきましょう。
バックアップとセキュリティを二重にする
エックスサーバーには、Web・メール・データベースを過去14日分保存する自動バックアップが標準で付いています。ただし改ざんに気づくのが遅れると、改ざん後のデータしか残っていないこともあります。
サーバー外にも定期的にバックアップを保管し、WAFやログイン制限と組み合わせて守りましょう。万一改ざんや不具合が起きても、すぐに元に戻せる「復旧力」を備えておくことが、移転後の運用で最も大切です。
「更新・バックアップ・監視」を社内で担当できる人がいない場合は、移転と合わせてWordPress保守を外部に任せるのも一つの方法です。WebArenaから移転される企業の多くは、もともとセキュリティへの不安がきっかけだからです。
ドメインを変えた場合は301リダイレクトとSearch Consoleの設定も
ドメイン名を変えずに移転した場合、GoogleアナリティクスやSearch Consoleの設定変更は基本的に不要です。
移転を機にドメインも変えた場合は、旧URLから新URLへの301リダイレクトを設定し、Search Consoleの「アドレス変更ツール」で移転を伝えます。旧ドメインは、新ドメインが定着するまで契約を残しておきましょう。
WebArenaからエックスサーバーへの移転事例
サイト引越し屋さんに寄せられたWebArenaからのご相談のうち、2件を紹介します。どちらも「WordPressを移すだけ」では済まなかったケースです。(お客様情報保護のため、社名は伏せています)
| 事例 | 業種・サイト | 移転のきっかけ | 移すもの |
|---|---|---|---|
| 事例1 | 愛知県の法人/WordPressのコーポレートサイト+採用サイト | TLS 1.0/1.1廃止・TLS 1.3未対応 | WordPress、独自PHP 3件、一部メール、ドメイン |
| 事例2 | 製造業/約20年前に作った5ページのHTMLサイト | 将来のWordPress化とSSLの不具合 | サイト、SSL(ドメインは名づけてねっとに残す) |
事例1:自力で途中まで移行した環境をリセットし、一括で移転(愛知県の法人)
きっかけは、WebArena上のコーポレートサイトがTLS 1.3に対応しておらず、TLS 1.0/1.1の廃止にも対応できていないというセキュリティ上の課題でした。ログイン情報をお預かりする前に秘密保持契約(NDA)を締結し、そのうえで事前調査を行いました。
調査では、WordPressとは別に、問い合わせフォームや採用エントリー用の独自PHPプログラムが3件同居していることが分かりました。これらはWordPressの移行ツールでは移らないため、移転とPHPのバージョンアップを合わせてご提案しています。
その後、お客様社内でエックスサーバーのお試し期間を使って検証が進められ、コーポレートサイトの一部が移行済み、採用サイトとフォームは未対応という状態であらためてご依頼をいただきました。
当社エンジニアが確認した結果、移行途中の設定やデータが残ったままだとファイルの不整合や動作エラーのリスクがあるため、一度移行環境を初期化してゼロから一括で対応する方針をご提案しました。
メールについては、使われていないアドレスが多数あったため、運用中のものだけを移すことに。さらにオンラインでの打ち合わせで、フォームの通知メールを親会社のMicrosoft 365から送る構成(Microsoft Graph API連携)に決まり、親会社への設定依頼文の文案も当社で用意しました。
発注後には、WebArenaで管理していたドメインの移管数もあらためて確定させ、移転作業を進めています。
この事例のポイントは、「WordPress以外のプログラム」「フォームの送信方法」「ドメイン移管」の3つが、移転を始めてから判明したことです。最初の現状調査でどこまで洗い出せるかが、移転の安全性を左右します。
事例2:約20年手つかずのサイトを「メールに影響を出さず」移したい(製造業)
WebARENA SuiteX V2で約20年前に作ったサイトを運用している製造業のお客様から、「内容とURLをできるだけ変えずに、エックスサーバーへ移したい」とご相談をいただきました。ドメインは名づけてねっとで管理されており、有料SSLを取得しているのにhttpsへのリダイレクトができていない状態でした。
ご担当者様が最も心配されていたのは、会社のメールアドレスへの影響です。サイトの詳細を把握している方が社内におらず、会社ドメインのメールをOutlookへ転送して使っているものの、接続方式は社内で確認中という状況でした。
当社からは次の点をお伝えし、無料相談会で現状を整理しました。
- ドメインは名づけてねっとのまま使えること
- メールへの影響は移転方法で変わるため、接続方式を確認したうえで手順を組むこと
- 移転に合わせてSSLとリダイレクトも設定できること
将来WordPressへリニューアルすることも見据え、WordPressと相性のよいエックスサーバーを移転先としてご提案しています。
「何が分からないのかも分からない」状態からでも、契約先・ドメイン管理先・メールの使い方の3点を確認すれば、移転の道筋は立ちます。
※そのほかの移転事例は事例集(お客様の声)もご覧ください。
まとめ:WebArenaからの引越しは「何を移すか」と「解約の順番」が鍵
WebArenaからエックスサーバーへのWordPress引越しは、作業そのものよりも事前の整理で成否が決まります。ポイントは次の3つです。
- WordPress・メール・ドメイン・独自PHPのうち、何を移すかを最初に決める
- 新サーバーで先に完成させ、動作とメール受信を確認してからDNSを切り替える
- WebArenaは、ドメイン移管と過去メールの保存が終わってから最後に解約する
移転後は、PHPとWordPressを段階的に最新化し、バックアップとセキュリティを整えることで、安心して運用を続けられます。
サイト引越し屋さんでは、WebArenaの契約内容の確認から、WordPressの移転、ドメイン移管、メール設定、移転後の保守管理までまとめて対応しています。「自社の環境がどうなっているか分からない」という段階からでも、お気軽にご相談ください。
「メールを止めずに、エックスサーバーへ移したい」
「WebArenaの契約内容や、何から手を付ければよいか分からない」
そんなときはサイト引越し屋さんにお任せください。
専門のエンジニアが現状調査からWordPress・メール・ドメインの移転まで代行いたします。
この記事を書いた人
サイト引越し屋さん編集部
累計対応実績3,500案件以上、日本で最も利用されているサーバー移転&保守代行サービス『サイト引越し屋さん』のマーケティング部です。 サイト引越しに関わる技術情報をはじめ、WordPressやその他のWebサービスに関するノウハウを発信しています。 全日本SEO協会所属。
本サイトにてご提供している情報については、最新かつ正確な情報を提供するよう努力していますが、情報の正確性や完全性を保証するものではございません。また、コンテンツには一部プロモーションが含まれております。本サイトの情報を利用することによって生じたいかなる損害に対しても、当社は責任を負いかねます。情報をご利用される際は、ご自身の判断と責任において行っていただきますようお願い致します。






