- 独自ドメイン・サーバーの選び方
サイト引越し屋さん編集部
小さな会社に自社サーバーはNG!レンタルサーバーとの違いを解説
インターネット上にホームページを公開するには「サーバー」が必要です。
サーバーには、自社で管理を行う「自社サーバー」と、専門業者が管理を行う「レンタルサーバー」があります。
どちらを選ぶかは、自分で決めることができますが、中小企業や個人事業などの場合は、自社サーバーよりもレンタルサーバーがオススメです。
今回は、どうして小さな会社には自社サーバーよりレンタルサーバーがお勧めなのか、自社サーバーのメリットやデメリットなどについて詳しく解説していきます。
現在、自社サーバーでホームページを運用している方や、これから運用しようと考えている方は、ぜひ本記事を最後まで読んでみてください。
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目次(クリックで飛べます!)
サーバーの種類
そもそもサーバーという言葉自体よく分からない方のために、代表的なサーバーの種類についてまとめておきます。
サーバーとは、様々なデータを保管するためのものです。例えば下記のようなものがあります。
サーバーの種類 | 説明 |
---|---|
Webサーバー | ホームページの表示 |
メールサーバー | メールを送受信 |
ファイルサーバー | 動画/画像/テキストのファイル共有 |
データベースサーバー | データ活用 |
DNSサーバー(ネームサーバー) | 独自ドメインとIPアドレスを結び付ける |
ホームページをネット上に公開するための「Webサーバー」やメールを配信するための「メールサーバー」、IPアドレスをドメインに変換する「ネームサーバー(DNSサーバー)」などがあります。
物理的なサーバーを自社で購入して、先ほどお伝えした機能の構築や運用を行うことを自社サーバーと呼びます。
業界用語では「オンプレミス」と呼んだりもします。
それに対して、現在は物理的なサーバーを自社では持たず、ネット経由で外部のサーバーを利用する「レンタルサーバー」「クラウドサーバー」を利用する企業も増えています。
自社サーバーを使うメリット・デメリット比較
ホームページの運用を行うにあたって、自社サーバーはありなのでしょうか。冒頭でも述べましたが、中小企業や個人事業などの小さな会社の場合、自社サーバーは避けるべきです。
ここでは、自社サーバーのメリット・デメリットについて、解説いたします。
自社サーバーのメリット
自社サーバーは、全て自社環境で運用するため、カスタマイズを自由に行うことができます。
レンタルサーバーの既存のシステムでは対応できない、特殊なシステムが必要な企業であれば、自社サーバーの自由度の高さが必要になることもあります。ただし、自社サーバーの構築やカスタマイズには、サーバー管理に関する知識や技術を持った人物が必要です。
また、技術力の高い管理者によって、しっかりと構築された自社サーバーであれば、ネットワーク面でのセキュリティの安全性が高いというメリットもあります。自社のネットワークだけでシステムの運用ができますので、データが外部に漏れる心配がありません。
自社サーバーのデメリット
一方、自社サーバーには、デメリットもあります。
自社サーバーは、導入までのコストが高額です。必要なサーバーや機器を設置するためには、高額な費用がかかるのです。また、サーバーを維持管理するためのコストもかかります。
基本的に24時間365日、可動させる必要があるサーバーでは、光熱費や管理するための人件費も必要です。さらに、自社サーバーにトラブルや障害が起きた時に、全て自社で対応しなければいけないのもデメリットと言えます。
自社サーバー構築に関する情報は、こちらの記事にも記載しています。
自社サーバーとレンタルサーバーの違い
レンタルサーバーは、外部の業者が管理しているサーバーをインターネットを介して利用することが可能です。
それに対して、自社サーバーの場合は設備を購入し社内ネットワーク(有線LAN/無線LAN)を構築する必要があります。
自社サーバーとレンタルサーバーの代表的な違いをさらに3つ確認していきます。
1.レンタルサーバーは初期費用、ランニングコスト共に安い
レンタルサーバーの場合、導入費用が自社サーバーに比べて圧倒的に安く済みます。
機器を購入する必要もありませんし、サーバー管理知識のある技術者を雇う必要もありません。
つまり、レンタルサーバーは契約すればすぐに利用することができます。
また、ランニングコストの面でも、月々の利用料は発生しますが自社サーバーの維持管理費に比べるとリーズナブルです。
レンタルサーバーによっては、月額数百円で利用できる業者もあります。
2.レンタルサーバーはサーバーの障害時や災害時も安心
万が一、サーバーにトラブルや障害が起きた際も、もちろん自社で解決する必要はありません。
契約しているレンタルサーバーの管理業者が対応してくれます。
さらに、サーバー本体を業者が保守してくれるので、24時間体制で管理する必要もなければ、災害などでサーバー本体が壊れてしまうリスクも低いです。
3.レンタルサーバーはデータ容量などに制限がある
ほとんどのレンタルサーバーでは、データ容量やメールアドレスの作成数に一定の制限が設けられています。
契約するレンタルサーバーやプランによって、容量や作成数は異なります。
ですが、基本的には中小企業であれば十二分に足りるデータ容量です。
さらに、月額料金は変わらないにもかかわらず、最近では年々利用できる容量は増えています。
どんどんコスパが良くなっていることもレンタルサーバーの魅力と言えます。
コストと手間を考えてもレンタルサーバーがお勧めです
今回は、自社サーバーのメリット・デメリットやレンタルサーバーの違いを解説しました。
多くの中小企業では、サーバーに高額なコストをかけることが難しいでしょう。そういった中小企業はこれからの時代、レンタルサーバーを利用すべきです。
既に、自社サーバーを使っているという企業でも、レンタルサーバーへ移行することで、コストを抑えて安全に運用することができますので、この機会にレンタルサーバーへの移行を検討されてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、サイト引越し屋さんではレンタルサーバーの『エックスサーバー』をお勧めしています。料金、性能、セキュリティ、サポート、全てにおいてコスパが最高です。
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詳しい解説記事もご用意しているので、ご覧になってみてください。
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この記事を書いた人
サイト引越し屋さん編集部
日本で最も利用されているサーバー移転&保守代行サービス『サイト引越し屋さん』の中の人です。 サイト引越しに関わる技術情報をはじめ、WordPressやその他のWebサービスに関するノウハウを発信しています。 全日本SEO協会所属。
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