MovableTypeのバージョンアップ
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サイト引越し屋さん編集部

Movable Typeバージョンアップのデメリットと最適な選択肢は?

MovableTypeは、ブログはもちろん、WEBサイトの管理にも広く利用されているCMSです。大きくソフトウエア版とクラウド版に別れており、2025年までにMovable Type8がリリースされています。

引用元:リリースノート-Movable Type

機能追加や、セキュリティ上の脆弱性の改善のためにも、バージョンアップは必須なのですが、実際のところ仕様や使い勝手はどうなのでしょうか。

Webサイト保守管理のプロ「サイト引越し屋さん」が、詳細について掘り下げてみたいと思います。

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「MovableTypeからWordPressに移行したいけど作業が面倒。」
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Movable Typeのバージョンアップ。デメリットは?!

そもそもMovableTypeのバージョンアップの方法は、どのようなものなのでしょうか?
ボタン一つで簡単に終わるような作業なのでしょうか?

メーカー側から上書きアップが推奨されていない

アップデートと言うと、既存のファイルを更新しながら進めていくイメージがありますが、MovableTypeでは上書きアップロードによるアップグレードは推奨していません。

Movable Type では、上書きアップロードでのアップグレードは推奨していません。

引用元:旧バージョンから Movable Type 8 へアップグレードする

MovableTypeのバージョンアップでは同じ階層に新規ディレクトリを作成して、最新バージョンのファイルを展開し、既存ファイルのうち必要なものだけを上書きする形で進めていきます。

これだけでも、操作に慣れていない初心者にはハードルが高いでしょう。加えて、MT4など古いバージョンの場合は、セキュリティ問題の解決のために、JavaScriptテンプレートやテンプレートの初期化など、更に複雑な作業が必要となります。

こうなったらもう、専門家に頼まないと難しく、「ボタン一つで」とは程遠い感じですね。

データベースの変更が必要なことも

利用中のバージョンによっては、バージョンアップの際に、データベースの変更をしなくてはいけないケースもあります。

例えば、MovableType5以前のバージョンを使用中で、DBとしてPostgreSQL、またはSQLiteを選択している場合は、バージョンアップ時にMySQLへの変更が必須となります。

ファイルのコピーだけでなく、データベースの変更も必要となると、作業はより複雑になり、最悪の場合移転に失敗してWEBサイトのデータが消えてしまう可能性もあります。

新バージョンに対応していないプラグインがあるとエラーが起こる

様々な機能を提供してくれるプラグインですが、バージョンアップに伴って、利用できなくなったり、エラーを引き起こすこともあります。

アップデート前と後でのバージョンの差が大きければ大きいほど、その可能性は高くなります。

開発元がアップデート版を提供していれば良いのですが、最新バージョンに対応していないプラグインも多くあるようで、その場合は同じ機能を持った別のプラグインを探すか、その機能を利用すること自体を諦める必要も出てくるかもしれません。

固定客に迷惑がかかる可能性がある

MovableTypeの場合、元のバージョンによっては、バージョンアップに伴ってサイトの構成が大幅に変わることがあります。

WEBサイトなのに、ブログになってしまったり、親サイトと子サイトという関係だったのに、全部並列になってしまったりということも起こり得ます。

そうなると、せっかくリンクやブックマークがされていたとしても、サイトが見つからない、なくなったのではと誤解され、固定客がどんどん離れていってしまう悲しい事態となってしまいます。

Movable Typeをアップデートするよりも最適な選択、それはWordpress移行です

MovableTypeをアップデートするのは容易ではありません。また、SEO的に逆効果となる可能性さえあるのでリスクが高いです。

かと言って、アップデートを行わないと、セキュリティ上の脆弱性を放置したままという大きなリスクを負うこととなってしまいます。それだけは絶対に避けたいことです。

では、アップデートを行わずに、セキュリティを高める方法はあるのでしょうか?
それはWordPressへの移行です。

WordPressへ移行するメリットをいくつかまとめてみました。

大規模なサイトが作りやすい

WordPressでは、ブログとWEBサイトの管理が分かれておらず、融合した形でサイトを作成することができます。

これにより、大規模なサイトが作りやすいというメリットが生まれます。

例えば、複数のサイトの同時運用もその一つです。

サブドメインを利用すれば本社サイトと支社サイトを1つのWordPressで運用することも可能です。

また、1つのサイトで多種多様なコンテンツを運用するにもWordPressがおすすめです。

WordPressでは画像や動画だけでなく、ドキュメントなども一括で管理ができますし、プラグインを利用して、様々なスタイルの投稿を増やすことが可能だからです。

集客力が上がる

サイトの集客に必要なのが表示スピード対策やSEO対策です。

WordPressには表示スピード対策やSEO対策を施したテーマもありますし、専用のプラグインも数多く存在します。

しかもその多くは無料かつ複雑な設定が不要で、インストールするだけで集客力を高めてくれるテーマやプラグインもあるほどです。

よりサイト集客に力を入れたいなら、WordPressがおすすめです。

アップデートに手間がかからない

MovableTypeの場合、アップデートの方法は非常に複雑で大変ですが、WordPressの場合は、たとえメジャーアップデートであってもボタン一つでスムーズに完了します。プラグインやテーマファイルのアップデートも同様です。

こうした管理上の手間が省けることや、上記のように集客力が高められるのであれば、最初の移行に手間がかかったとしても、長期的に見れば大幅にコストを下げることができるのではなないでしょうか。

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MovableTypeからWordPressへの移行では、サイト運用仕様や既存コンテンツの精査からはじまり、SEOに考慮して構築するなど考えることがたくさんあります。

誰に相談していいか分からず困っている場合は、是非サイト引越し屋さんにご相談ください。
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MovableTypeからWordpressに移行する場合

引越し作業の時間がない?

基本的にMovableTypeからWordPressへの移転は、ブログ記事であれば、エクスポートによる移転が可能です。

FTPツールを使って画像をダウンロードし、メディアにアップロード、記事はWordPressが用意するツールでインポートすることができます。インポート後に、プラグインにてリンク先を変更すると、記事自体の移転は完了です。

手順は複雑ではなく、画像数にもよりますがスムーズに進めることができます。ただし、WEBページがある場合は、エクスポートができないので、別途対応が必要となります。

初期設定が難しそう?

ほとんどのレンタルサーバサービスには、WordPressのインストール機能が用意されており、初めて触れる人でも簡単に導入することができます。テーマやプラグインも含め、全て一括で管理できるうえに、直感的に操作できます。

世界的に普及しているCMSということもあり、わからないことがあっても、検索すれば解説しているサイトをすぐに見つけることができるはずです。

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MovableTypeからWordPress移行におけるテーマは、現行デザインに合わせてオリジナルテンプレートを構築することも可能です。サイト運用に合わせてカスタム投稿も導入すると便利です。
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MovableTypeからWordPressへ自力で移行する方法

MovableTypeは基本的に有料のCMSということもあり、バージョンアップやメンテナンスも含め、あまり資金が潤沢にない個人や中小企業のサイト管理者にとっては運営が難しいかもしれません。

その点WordPressは、世界中で様々なプラグインやテーマが配布されており、「え?こんな高機能なものが無料なの?」というような機能も、数多く存在しています。

ぜひこの機会に、WordPressへの移転を検討してみてはいかがでしょうか?
移行作業については、こちらの記事で解説しています。

Movable TypeからWordPressへの引越し事例をご紹介

最後に、当社が行ったMovable TypeからWordPressへの移行事例をご紹介します。

事例 – レオタードミラー様
レオタードミラー様

古いタイプのMovable TypeからバージョンアップをせずにWordPressに移行されたケースです。「説明がわかりやすく安心できた」とのお声をいただきました。

事例 – アイバランス治療院様
アイバランス治療院様

ご自身での管理の幅をもっと持たせたいとのことでWordPressへの移行を決断された事例です。迅速な移行作業にご満足いただけました。

事例 – 理学療法士 西川匠様
理学療法士 西川匠様

SNS連携、SEO対策、デザインなど複数の面を考慮してWordPressへの移行を決断された事例となります。移転後は「サーバーの使い勝手がよく仕事がはかどる」との嬉しいお言葉をいただきました。

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この記事を書いた人

サイト引越し屋さん編集部

日本で最も利用されているサーバー移転&保守代行サービス『サイト引越し屋さん』の中の人です。 サイト引越しに関わる技術情報をはじめ、WordPressやその他のWebサービスに関するノウハウを発信しています。 全日本SEO協会所属。

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