MovableTypeとWordPressの違い
  • MovableType
最終更新日:
サイト引越し屋さん編集部

MovableTypeとWordPressの違いを比較!メリットとデメリットを解説しました。

Webサイトを自社で内製化する、いわゆるオウンドメディアが盛んになっています。

それを支えているのが、CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)です。HTMLやプログラミングなど専門的な知識がなくてもWebサイトを作成できるのが最大の魅力。

CMSの代表的なものがMovableType とWordPressです。それぞれの特徴を比較。また企業サイトを作成する上でのポイントなどをまとめました。

\MovableTypeからWordPress移行作業を代行中/

「MovableTypeからWordPressに移行したいけど作業が面倒。」
「自分で作業すると間違えてしまいそうで不安。」

そんなときはサイト引越し屋さんにお任せください。
経験豊富なエンジニアが作業を代行いたします。

>>MovableTypeからWordPress移行サービス詳細こちら

MovableTypeとは?

2001年に誕生したMovable TypeはCMSのパイオニア。トラックバックもMovable Typeが最初に実装しました。個人のブログはもとより企業サイトまで活用されています。

Movable Typeはクラウド版、ソフトウェア版、AMI(Amazon Machine Image)版などタイプも色々なものから選べるCMSです。ユーザー権限設定が細かくできるので複数のブログの作成・管理に適しています。

WordPressとは?

WordPressは2003年にオープンソースのブログシステムで生まれました。開発コードを公開するオープンソースなので世界中で開発が進められ、やがて多彩なWebサイトがつくれるシステムに進化しました。

WordPressは無料版、パーソナル、プレミアム、ビジネスプランがあり企業の規模で選択できます。テーマ(テンプレート)がバリエーション豊かで企業イメージにマッチしたサイトのデザインを選べます。プラグインによる追加機能も豊富です。

MovableTypeのメリットとデメリット

Movable Typeのメリット・デメリットはこのようなものがあります。

メリット

〇ユーザーのインターネット環境に左右されない。

ページを静的に出力するので、アクセス時にもサーバ負荷が少ない。動的ページ生成よりも迅速な閲覧を可能にします。

〇公式サポートが受けられる(有償ライセンス)

代理店を通してライセンス購入した場合、開発会社SixApartのサポートをメール対応で1年間受けることができます。困った時などは頼りになります。

デメリット

〇導入に有償、お金がかかる

個人使用以外は有料。初期費用が発生します。

〇再構築に時間や手間がかかる

更新ではサイトの再構築を行うため、時間や手間がかかります。

〇プラグインやテーマが充実していない

プラグインが少ない上に有償。テーマも少ないのでデザインにこだわる場合は外部の制作会社に依頼する必要があります。

WordPressのメリットとデメリット。

WordPressのメリット・デメリットは下記の通りです。

メリット

〇オープンソースなので無償

オープンソースのため無料で使えます。

〇SEO対策に強い

WordPressでつくったサイトはGoogleが薦めているサイト作成のガイドラインの基準をクリアしているのでSEO(検索エンジン最適化)に強いと評価されています。

〇プラグインが充実。いろいろな機能を追加できる

多様な機能を自在にコンテンツに追加できるプラグイン。公式サイトから獲得できるプラグインの数は約55,000種類あります。

〇テーマやテンプレートが豊富。デザインが選べる

テーマやテンプレートがバラエティ豊かにラインアップ。イメージ通りのオリジナル性の高いサイトをつくることができます。

デメリット

〇オープンソースのためセキュリティでのリスクがある

オープンソースであるWordPressはセキュリティでの脆弱性に気をつけなければなりません。セキュリティを強化するプラグインで機能をアップするなどの対策を講じます。

〇公式サポートがない

公式サポートはありません。関連情報はネットで得られますが、急なアクシデントが起きた時はほしい情報が入手できないこともあります。

〇サーバの性能やネット環境で表示速度が影響を受ける

WordPressは動的にページ生成(アクセスごとにリアルタイムにページを作成すること)するため、ネット環境などでページの表示速度が遅くなることがあります。

ここが違う!MovableTypeとWordPress

MovableType とWordPressの違いを表にしました。比較検討してみてください。

MovableTypeとWordPressの比較表
項目 WordPress MovableType
ライセンス 商用でも無料 個人の趣味ブログを除き有償
開発言語 PHP Pearl
コンテンツの生成 動的生成 動的生成・静的生成
再構築 不要 静的生成の場合、再構築が必要
プラグイン 約55,000種類 数百種類
テーマ 約1,000種類以上 10種類以下
サポート 公式サポート無し 公式サポートあり(有償)

世界で日本でCMSの定番はWordPress!

世界のCMSのうち、約60%がWordPress。

WordPressは世界中のCMSでトップ。2018年7月では60%ほどの高いシェアにあります。しかも世界中のWebサイトのうち30%以上がWordPressで作成されています。

日本のCMSではなんと80%強をWordPressが占めている。

日本でのCMSのシェアもWordPressが1位で82.5%と高いシェアを占めています。Adobe Dreamweaverが3.7%、ECCUBEが2.8%。ほぼ独占状態といっても良いでしょう。世界で日本でCMSツールとしてWordPressは高い評価を得ています。
(出典元:https://w3techs.com/technologies/overview/content_management/all

WordPressならこのような課題をクリア。

企業サイトをタブレット、スマートフォンサイトにも対応させたい。

サイトの閲覧はパソコンよりもスマートフォンやタブレットで。そんなスタイルが一般的になりました。企業サイトもパソコン、タブレット、スマートフォンなど、どの端末でも最適な画面表示されなければなりません。

WordPressなら簡単にスマートフォンやタブレットに対応したサイトをつくることができます。またスマートフォンなどからの更新も手軽に行えます。

ソーシャルメディアと連携させたい。

TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアが普及しているいま、ソーシャルメディアから自社サイトへ誘導する仕組みを設けることがアクセスの増加に重要な役割を果たします。WordPressはさまざまプラグインでソーシャルメディアと連携ができるので集客増のチカラとなります。

ブログと会社案内のページを一括管理したい。

WordPressには投稿ページと固定ページがあります。サイトのアクセス数を増やす対策の一つにコンテンツの更新頻度の高さがあります。頻繁に更新するコラムや企業情報などはブログ感覚の投稿ページで作成。固定ページは会社概要や社長あいさつなど、自在に編集できます。

Webサイトを内製することでコストを削減したい。

一般的に企業サイトはWeb制作会社に依頼します。WordPressを導入すれば社員で構築・運営が可能になり、コストの軽減化につながります。慣れれば画像やコラムなどの更新も容易にでき、アクティブな企業サイトをつくることができます。

企業サイトをWordPressへ移行する際の留意点

以上の理由から、MovableTypeからWordPressへ移行する会社が最近多くなっています。とはいうものの、WordPress移行は簡単にできるものではなく、注意点もあります。特に以下の点には気を付けてください。

サイトデザインを踏襲、ユーザビリティは低下させない。

サイトをWordPressへ移行でする上で気をつけたいことは、現在のサイトデザインに対してリニューアルを望まない場合、可能な限りデザインを踏襲することです。

デザインを一新すれば今までのサイトに慣れていたお客さまは違和感を覚えられます。WordPressなら問題なくできます。

セキュリティ対策はこまめな更新が鉄則。

WordPressに移行する時、気をつけたいのは脆弱性や不正アクセスなどのセキュリティ対策です。まず、WordPress自体を常に最新版にアップデートしておきます。

プラグインは公式のものを使用して、こちらも怠りなく最新版にアップデートしておくようにしましょう。

SEOを考慮してURLは変更しない。

WordPressに移行する際、ドメインが引き継げる場合でしたらURLはそのまま使用できます。URLを変更するとそれまでの検索エンジンでの順位が下がり、アクセス数が減るおそれがあります。

MovableTypeからWordPressに移行する方法

MovableType とWordPress の違い、WordPressの内外のシェア率、できることなど魅力について解説しました。CMSの業界標準WordPressへの移行を検討されている企業は多数あると思います。

自社サイトをWordPressに移行すれば、Web制作会社へ委託しなくても自分たちでページを更新できるようになります。この機会に、MovableTypeからWordPressへの移行を検討されてみてはいかがでしょうか?

MovableTypeからWordPressに自力で移行する手順については、こちらの記事で解説しています。ぜひ一度ご覧ください。

\MovableTypeからWordPress移行作業を代行中/

「MovableTypeからWordPressに移行したいけど作業が面倒。」
「自分で作業すると間違えてしまいそうで不安。」

そんなときはサイト引越し屋さんにお任せください。
経験豊富なエンジニアが作業を代行いたします。

>>MovableTypeからWordPress移行サービス詳細はこちら

この記事を書いた人

サイト引越し屋さん編集部

日本で最も利用されているサーバー移転&保守代行サービス『サイト引越し屋さん』の中の人です。 サイト引越しに関わる技術情報をはじめ、WordPressやその他のWebサービスに関するノウハウを発信しています。 全日本SEO協会所属。日本ウェブ解析士協会(WACA)所属。

本サイトにてご提供している情報については、最新かつ正確な情報を提供するよう努力していますが、情報の正確性や完全性を保証するものではございません。また、コンテンツには一部プロモーションが含まれております。本サイトの情報を利用することによって生じたいかなる損害に対しても、当社は責任を負いかねます。情報をご利用される際は、ご自身の判断と責任において行っていただきますようお願い致します。