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WordPressテーマ変更はSEOに影響ある?プロが解説
WordPressのテーマを変更したい。でも、「SEOに影響が出るって聞いたけど本当?」と気になってなかなか踏み切れない、そんな方は多いと思います。
実際、WordPressのテーマ変更はSEOに影響を及ぼす可能性があります。でも、それは「変更=必ず悪影響」というわけではありません。
この記事では、日頃から法人クライアントのWordPress保守管理を対応している『サイト引越し屋さん』がのプロの視点から、WordPressテーマ変更がSEOに与える具体的な影響とその対策方法を、わかりやすく解説していきます。
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目次(クリックで飛べます!)
テーマを変えるとSEOに影響はあるのか?
まず結論から言うと、テーマの変更にはSEOへの影響が「ある可能性が高い」です。ただし、それが必ずしも「悪い影響」とは限りません。重要なのは「どのように変更するか」です。
実際、弊社でこれまで見てきたWordPressサイトの中でも、テーマ変更に伴うSEO引き継ぎや施策漏れがありSEO評価を落としてしまったケースもあれば、事前にしっかり引き継ぎ項目を確認のうえ施策してSEOを維持・向上できたケースもあります。
ここから先では、どのような点においてSEOに影響が出るのか、注意したいポイントについて詳しく解説していきます。
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テーマ変更時のSEO引き継ぎチェックリスト
テーマ変更は、単なるデザインの変更にとどまらず、サイト構造や技術的な側面にも影響します。
ここでは、SEOを引き継ぐために特に確認しておくべき5つの重要項目を解説しておきます。
- デザインの違い
- HTML構造の違い
- 構造化データの引き継ぎ
- 内部リンクのリセット
- 表示スピードの変化
1. デザインの違い
「デザインの違いってSEOに関係あるの?」と思う方もいるかもしれません。実は大いに関係あります。
たとえば、新しいテーマでファーストビューに記事一覧がなくなったり、CTA(行動を促すボタン)が目立たなくなった場合、ユーザーの離脱率や直帰率が増え、SEOスコアに影響する可能性があります。
また、フォントサイズが小さすぎたり、スマホで見づらくなったりするデザインだと、ユーザビリティ(サイトの使いやすさ)の観点から悪影響を与え、検索順位が下がる要因になります。
2. HTML構造の違い
テーマを変更すると、裏側で使われているHTMLの構造が大きく変わることがあります。
たとえば、下記のようなポイントです。
- <h1>タグが記事タイトルではなく、ロゴに使われてしまう
- <article>タグや<section>タグが適切に使われていない
- titleタグやmeta descriptionがテーマ依存で引き継がれていない
- ソースコードが汚く、Googleに構造が分かりづらい
このような変更は、検索エンジンがページ内容を正しく理解する妨げになります。特に、タイトルやメタディスクリプションは検索結果画面への影響も大きいため、引き継ぎには神経を使いましょう。
3. 構造化データの引き継ぎ
構造化データ(リッチリザルトに関わるschema.orgなど)は、テーマに組み込まれているケースも多く、変更時に引き継がれないことがあります。
たとえば、記事タイプのArticleや、レビュー、FAQ、パンくずリストなどが構造化されているテーマから、そうでないテーマに変えた場合、検索結果での見た目(星評価やFAQ表示)が消えることがあります。
テーマ変更後は、Google Search Consoleの「リッチリザルトテスト」や「構造化データテストツール」で、データが引き継がれているか確認することをおすすめします。
4. 内部リンクのリセット
テーマ変更に伴い、ウィジェットやカスタムメニュー、フッターなどに設定していた内部リンクが消えてしまうことがあります。
特にサイドバーに関連記事やカテゴリーリンクを配置していた場合、それが表示されなくなると、Googleからの評価が下がる可能性があります。
内部リンクはSEOにおける内部施策として重要な要素ですので、特に上位表示している記事への内部リンクについては入念にチェックしておきましょう。
5. 表示スピードの変化
最後に見逃せないのがページの表示速度です。
テーマによっては、装飾やアニメーションが多くなり、JavaScriptやCSSの読み込みが増えることで、スピードが大幅に遅くなることがあります。
Googleは表示速度をランキング要因として明言しており、特にモバイル環境ではCore Web Vitals(LCP・FID・CLS)に大きな影響があります。
テーマの軽量性はSEOだけでなく、ユーザーの離脱防止にも直結するため、妥協せずに確認したいポイントです。テーマ変更後はPageSpeed Insightsなどのツールを用いて、スピードチェックを実施しておきましょう。
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SEOに配慮したテーマ変更の手順
SEOを意識したWordPressテーマ変更の手順は下記の流れになります。
- WordPressのバックアップを取る
- テスト用のWordPressサイトを用意する
- 引き継ぎデータを洗い出す
- テーマ変更作業とデータの引き継ぎ
- 新テーマの本番公開作業
より具体的な作業手順については別記事で詳しく解説していますので、下記記事も合わせてご参考ください。
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SEOに強いおすすめWordPressテーマ3選
WordPressのテーマは見た目だけでなく、内部構造や表示速度など、SEOに大きく影響します。ここでは、ブログやコーポレートサイトを運営する方に向けて、SEOにも強く、実用性の高いテーマを3つ紹介します。
- SWELL(ブログ向け有料テーマ)
- Cocoon(ブログ向け無料テーマ)
- Lightning(コーポレートサイト向け無料テーマ)
SWELL(ブログ向け有料テーマ)
SWELLは、国内の有料WordPressテーマの中でもトップクラスの人気を誇っています。開発者自身がSEOや表示速度を意識して設計しており、非常に軽快に動作するのが特徴です。
ブロックエディター(Gutenberg)との相性が抜群で、ノーコードでも美しいレイアウトが簡単に作れます。また、LCPやCLSなどのCore Web Vitalsへの配慮もされていて、Googleの評価指標を満たしやすい点も安心です。
機能面では、吹き出し、Q&Aブロック、アニメーション付きボタンなど、収益化を意識したブログ機能が充実しています。記事ごとにnoindexやcanonicalの設定も可能で、SEOカスタマイズにも対応しています。
>>SWELL公式サイトはこちらをクリックCocoon(ブログ向け無料テーマ)
Cocoonは、無料テーマとは思えないほど高機能で、SEO対策もしっかりと考慮されていることで有名です。開発者のわいひらさんによって長期的にメンテナンスが続けられており、安心して使えるテーマです。
HTML構造が非常にクリーンで、Googleが好むセマンティックなマークアップになっています。また、ページ速度も速く、モバイル対応も標準装備。表示速度を評価するPageSpeed Insightsでも高スコアを出しやすいテーマです。
Cocoonには広告管理、目次の自動挿入、SNS連携、内部リンクウィジェットなど、ブログ運営に役立つ機能が最初からすべて入っています。初期費用を抑えたい方、無料でSEOに強いテーマを使いたい方には最適です。
Lightning(コーポレートサイト向け無料テーマ)
Lightningは、企業や店舗などのコーポレートサイト向けに設計されたWordPressテーマです。開発元は「Vektor,Inc.」で、国産テーマとしての安心感があります。
このテーマはBootstrapベースで作られており、レスポンシブ対応が標準です。会社概要、サービス紹介、問い合わせページなど、ビジネス向けに必要なコンテンツがすぐに整えられます。
また、公式の拡張プラグイン「VK All in One Expansion Unit」を使えば、構造化データの追加、OGPの出力、メタディスクリプションの自動生成など、SEO施策を強化する機能が簡単に使えます。
無料ながらも、企業サイトの基盤として十分に信頼できるテーマで、地方ビジネスや中小企業の公式サイトに多く採用されています。
まとめ
「WordPressテーマ変更はSEOに影響ある?」という疑問に対して、「影響する可能性が高い。でも対策すれば安心」とうのが本記事の答えです。
SEOへの悪影響を避けるためには、事前にどのような箇所で影響が出るのか精査して把握したうえで、しっかり引き継ぎをしながらテーマ変更を実施していくことが重要です。
テーマ変更はうまくやればSEOを強化するチャンスにもなります。今回の記事を参考に、安全にテーマを切り替えて、検索順位をしっかりキープ・向上させていきましょう!
「テーマ変更に伴い、既存のカスタマイズなども柔軟に移植したい。」
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この記事を書いた人
サイト引越し屋さん編集部
日本で最も利用されているサーバー移転&保守代行サービス『サイト引越し屋さん』の中の人です。 サイト引越しに関わる技術情報をはじめ、WordPressやその他のWebサービスに関するノウハウを発信しています。 全日本SEO協会所属。
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