Webサイトの復元
  • 保守管理
最終更新日:
サイト引越し屋さん編集部

Webサイトを復元する方法をプロが解説

こんにちは、日本でもっとも利用されているWordPressのサーバー移転&保守管理サービス『サイト引越し屋さん』です。

Webサイトが消失してしまうと、ビジネスや情報発信に重大な影響を及ぼします。しかし、慌てずに適切な手順を踏むことで、サイトを復元することが可能です。

本記事では、Webサイトが消失する原因とその復元方法について詳しく解説します。

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Webサイトが消失する3つの理由

Webサイトが消失する原因は様々考えられます。
主な原因は下記3つです。

  1. 人為的な作業ミス
  2. サーバーの契約期限切れ
  3. Webサイトのハッキングや改ざん被害

1.人為的な作業ミス

Webサイトのデータが消失する主な原因の一つに、人的ミスがあります。例えば、誤って重要なファイルを削除してしまったり、設定を変更してしまったりすることがあります。また、バックアップを取り忘れることも大きなリスクとなります。

2.サーバーの契約期限切れ

レンタルサーバーの契約が切れてしまうと、データが消失する可能性があります。多くのレンタルサーバー会社は、契約が終了すると一定期間後にデータを削除するポリシーを持っています。

契約期限切れを防ぐためには、契約更新のタイミングを管理または契約更新を自動更新設定にしておくことと、必要に応じてバックアップを取ることが重要です。

3.Webサイトのハッキングや改ざん被害

ハッカーによる攻撃も、Webサイトのデータ消失の原因となります。ハッキングによってデータが改ざんされたり、削除されたりすることがあります。

セキュリティ対策を講じることはもちろん、定期的なバックアップを取ることで、万が一の際に迅速に復元できるように準備しておくことが必要です。

Webサイトを復元する3つの方法

Webサイトを復元する方法も大きく分けて3つあります。

  1. レンタルサーバー提供のバックアップから復元する方法
  2. 自前のバックアップから復元する方法
  3. ウェイバックマシーン(Wayback Machine)から復元する方法

1.レンタルサーバー提供のバックアップから復元する方法

多くのレンタルサーバーは、定期的にバックアップを取ってくれます。これを利用することで、簡単にサイトを復元することが可能です。

サーバーの管理画面からバックアップの有無を確認し、復元手順に従って操作を行います。定期的に自動バックアップが行われている場合も多いため、この機能を活用することで安心して運用ができます。

2.自前のバックアップから復元する方法

自分でバックアップを取る方法もあります。ローカルPCやFTP、クラウドストレージなどを利用して定期的にバックアップを取ることで、万が一の際に迅速に復元することができます。

バックアップの保存場所
項目 内容
ローカルバックアップ サイトのデータを自分のPCに保存します。手軽ですが、PCが故障するとデータも失われるリスクがあります。
FTPバックアップ FTPクライアントを使ってサーバー上のデータをダウンロードして保存します。これも手軽ですが、FTPのセキュリティには注意が必要です。
クラウドストレージ Google DriveやDropboxなどのクラウドサービスを利用してバックアップを取ります。クラウドは多重バックアップが取られているため、信頼性が高いです。

3.ウェイバックマシーン(Wayback Machine)から復元する方法

インターネットアーカイブのウェイバックマシーンを利用することで、過去のWebページを閲覧し、復元することが可能です。ウェイバックマシーンには、インターネット上の多くのサイトがアーカイブされています。

ウェイバックマシーン(Wayback Machine)による過去Webページの閲覧や復元手順

ウェイバックマシーンは、特定のURLを指定して、そのURLの過去の状態を閲覧することができます。次の手順で利用できます。

  1. ウェイバックマシーンのサイトにアクセスします。
  2. 復元したいWebページのURLを入力します。
  3. アーカイブされている日時のリストから、復元したい日時を選択します。
  4. 選択した日時のWebページが表示されます。

ウェイバックマシーンで復元できるのは、主にHTMLで構築された静的なWebページです。元々がブログやCMSだった場合、投稿機能や動的な機能は復元されません。しかし、ページの見た目やテキストコンテンツを再現することは可能です。

復元されたページを参考に、再度Webサイトを構築し直すことができます。この方法は、特に完全に消失してしまったサイトを復元する際に有効です。ただし、最新のバックアップや最新のデータを復元するには、レンタルサーバーのバックアップや自前のバックアップの方が適しています。

復元されるのは全て、htmlで構築された静的なページのみとなります。元々がブログ/CMSだった場合は、投稿機能などの動的な機能は復元されません。あくまでも「見た目」を再現することになります。

まとめ

Webサイトが消失するのは非常にストレスフルな経験ですが、適切な準備と対策を講じることで、迅速かつ効果的に復元することが可能です。レンタルサーバーのバックアップ機能を活用し、自前でも定期的にバックアップを取ることが大切です。

また、ウェイバックマシーンを活用することで、過去の状態を閲覧し復元することも可能です。これらの方法を駆使して、Webサイトの安全性を確保していきましょう。

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この記事を書いた人

サイト引越し屋さん編集部

日本で最も利用されているサーバー移転&保守代行サービス『サイト引越し屋さん』の中の人です。 サイト引越しに関わる技術情報をはじめ、WordPressやその他のWebサービスに関するノウハウを発信しています。 全日本SEO協会所属。

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