ロリポップからお名前.comレンタルサーバーRSへのWordPress引越し
  • WordPress
  • PR
最終更新日:
サイト引越し屋さん編集部

ロリポップからお名前.comレンタルサーバーRSへのWordPress引越し手順

こんにちは、日本でもっとも利用されているWordPressのサーバー移転代行&保守管理サービス『サイト引越し屋さん』です。

本記事では、ロリポップからRSサーバーへのWordPress引越し手順を合計44枚におよぶキャプチャ画像を用いて詳細に解説しています。

作業は大きく8個のステップに分かれています。

  1. ロリポップにてFTPデータのダウンロード
  2. ロリポップにてDBデータのエクスポート
  3. RSサーバーにて各種初期設定
  4. RSサーバーにてFTPデータのアップロード
  5. RSサーバーにてDBデータのインポート
  6. hostsによる事前の表示・動作確認
  7. ロリポップからRSサーバーへのサーバー切り替え
  8. WordPress引越し完了

1つずつ順を追いながら解説していきます。
ぜひ参考にしてみてください。

===

※まだお名前.com共用サーバーRSをご契約済みでない場合には、契約を済ませてから先にお進みください。

>>お名前.comレンタルサーバー公式サイトはこちら

\ロリポップからお名前.com RSへのWP引越し作業を代行中/

「ロリポップからRSサーバーへのWP引越し作業を代行してほしい」
「自分で移管作業して失敗するのが怖い、、、」

そんなときは私たちサイト引越し屋さんにお任せください。
専門のスタッフが作業を代行いたします。

WordPress引越しプランの詳細はこちら

STEP1:ロリポップにてFTPダウンロード

WordPressはFTPとDBの2種類のデータで構成されています。
まずはFTPデータから作業していきます。

FTPデータをダウンロードするためには、FTPソフトが必要です。
まだお持ちでない場合は下記の記事を参考にご用意ください。

FTPソフトに設定するためのFTPアカウント情報はロリポップの管理画面から確認が可能です。
まずはこちらのログインページからロリポップにログインしましょう。

ロリポップのログインページ

ユーザー設定」下の「アカウント情報」をクリックしましょう。

アカウント情報をクリック

アカウント情報内にあるFTPサーバーのログイン情報を確認します。
以下の情報がFTPソフトで接続するための内容になります。

ロリポップのFTPアカウント情報

FTPアカウント情報が分かったら、FTPソフトでサーバーに繋いでデータをダウンロードしていきます。

ロリポップの場合、移転対象ファイルはロリポップ管理画面の「サーバーの管理・設定」から「独自ドメイン設定」に進むと確認できます。

独自ドメイン設定

該当ドメインの公開(アップロード)フォルダを確認します。

公開用フォルダ

FTPソフトを使って該当の公開用フォルダからご自身のPCにデータをダウンロード出来たら、FTP内のファイル数とPCにダウンロードしたファイル数が一致しているか確認してください。

FTPソフトやPCは、ファイル群を選択して右クリック「プロパティ」からファイル数を表示できることが多いです。

SDサーバーのFTPデータ数

ファイル数が一致していればFTPのダウンロードは完了です。
次は、DBデータのエクスポート作業です。

===

「やっぱりWordPress引越しを自力でやるのは難しそう…」と感じる場合は、WordPressのサーバー移転代行サービスを利用するのも一つの手です。
クリックしてサービス詳細を見る

STEP2:ロリポップにてDBエクスポート

DBデータのエクスポートはロリポップ提供のphpMyAdminを利用します。
phpMyAdminとはDBデータを扱うためのシステムです。

また、phpMyAdminにログインするためには以下の情報が必要になります。

  • データベース名
  • データベースのユーザー名
  • データベースのパスワード
  • データベースのホスト名

これら情報を確認するためには、先ほどダウンロードしたFTPデータの中から「wp-config.php」というファイルを探し、

wp-config.phpファイル

Windowsスタートメニューの「アクセサリ」から「メモ帳」で開くか、「秀丸」や「SublimeText」などのテキストエディタで開いてください。wp-config.php内には下記のように記されています。

使用するのは「○○」「☓☓」「△△」「□□」の箇所です。
後ほど使用するのでメモしておいてください。

/** WordPress のためのデータベース名 */
define(‘DB_NAME’, ‘○○○○○○○○○○’);

/** MySQL データベースのユーザー名 */
define(‘DB_USER’, ‘☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓’);

/** MySQL データベースのパスワード */
define(‘DB_PASSWORD’, ‘△△△△△△△△△△’);

/** MySQL のホスト名 */
define('DB_HOST', '□□□□□□□□□□');

phpMyAdminへのログイン情報が分かったらロリポップ管理画面に戻り、「サーバーの管理・設定」から「データベース」を選択しましょう。

ロリポップのデータベース

該当データベースの「操作する」を選択します。

操作するをクリック

phpMyAdminを開く」をクリックしましょう。

phpMyAdminを開く

phpMyAdminにログインしたら、左側のDB一覧から該当のデータベース名をクリックのうえ、上部のメニューにある「エクスポート」を押してください。

phpMyAdminのエクスポート

エクスポート設定の一覧が表示されるので、各種設定を調整してからエクスポートを行います。
まずは冒頭のエクスポート方法を「詳細-可能なオプションをすべて表示」にしてください。

詳細-可能なオプションをすべて表示

次に生成オプションを「DROP TABLE / VIEW / PROCEDURE / FUNCTION / EVENT / TRIGGER コマンドを追加する」にチェックを入れてください。

DROP TABLE / VIEW / PROCEDURE / FUNCTION / EVENT / TRIGGER コマンドを追加する

最後に作成するクエリの最大長を「1000」に変更しましょう。

作成するクエリの最大長を1000に変更

以上の設定ができたら、一番下までいき「エクスポート」ボタンを押してください。
PCに○○○○○.sqlと名の付くファイルが保存されるはずです。

エクスポートしたファイルが完全なデータであるか念のため確認をします。
メモ帳やテキストエディタ等で該当ファイルを開いてください。

ファイルを開くと大量のコードが表示されるので、最終行を見てください。
下記のようなコードが最後に3行書かれていれば完全なDBデータと言えます。

完全なDBデータ

ここまでの作業でロリポップ上でのWordPressのデータバックアップは完了です。

===

サイト引越し屋さんのWordPress引越しサービスには、万が一の移転事故に備えた補償も付いているため安全に移転が可能です!
クリックしてサービス詳細を見る

STEP3:RSサーバーにて各種初期設定

RSサーバーにデータ移行する前に、まずはサーバー内の各種設定を2つ行います。

  • 独自ドメイン設定
  • PHPバージョン設定
  • DB設定

独自ドメイン設定

まずはRSサーバーで独自ドメインを利用するための設定を行います。
こちらのページからお名前.comにログインしてください。

お名前.com管理画面上のメニュー「レンタルサーバー」内の「利用レンタルサーバー一覧」をクリックしてください。

お名前.comの利用レンタルサーバー一覧

利用中のレンタルサーバーが表示されるので、該当ドメインの「ログイン」を押してください。

RSサーバーへログイン

ログイン直後の管理画面にて、左上の「ドメイン」に進みます。

RSサーバーのドメイン設定画面

ドメイン設定画面が表示されるので、右下の「ドメインを追加」を押します。

RSサーバーに独自ドメインを追加

ドメインの追加方法が表示されるので、選択してください。
お名前.comでドメインを所有している場合は左の「契約一覧から追加」、他社で契約している場合は「入力して追加」を選択して「情報入力する」に進みます。

ドメイン設定方法の選択

選んだ追加方法に応じて画面が表示されます。
他社契約の場合は入力欄にドメイン名を入力して、「確認」を押してください。

ドメイン名の確認

確認ページが表示されるので、問題なければ「確定」を押します。

ドメイン名の確定

無事に設定が完了した場合は”ドメインを追加しました!”と表示されます。

ドメインを追加しました!

これにてドメイン設定は完了です。次はPHPバージョンの設定に進みます。

PHPバージョン設定

PHPとは、WordPressを動かすためのプログラムです。
PHPにはバージョンがいくつかあり、使用しているレンタルサーバーやWordPressのバージョンに応じて使い分ける必要があります。

WordPress移転の場合、移転元と移転先のレンタルサーバーでPHPのバージョンを揃えないと不具合が起きるリスクがあります。必ず忘れずに設定してください。
PHPバージョンの調整は下記の手順にて行います。

まずは移転元のロリポップ管理画面にログインし、「サーバーの管理・設定」内の「PHP設定」に進みます。

ロリポップのPHP設定

該当ドメインの右にあるPHPバージョンがロリポップ側のバージョンです。
こちらを確認しメモしておいてください。

ロリポップのPHPバージョン

次に、移転先であるお名前.com RS側のPHP設定です。

RSサーバー管理画面の左下「高度な設定」の中にある「PHP」に進みます。

RSサーバーのPHP設定

PHP設定の管理画面が表示されるので、PHPバージョンを先ほどのロリポップサーバーと同じ数値に変更してください。

RSサーバーのPHP設定変更

これにてPHPバージョン設定は完了です。

もう一つ移転先サーバーの初期設定として、DB設定があります。

DB設定

ここからは移転先のお名前.com共用RSサーバーにおけるDB設定について解説します。
ちなみに、DBとはデータベースの略称です。サイトの情報や投稿データを保存する場所です。

まずはサーバー管理画面の「データベース」内にある「データベース」に進んでください。

データベース管理画面

契約したての場合はまだDBが一つもないと思うので「はじめる」を押します。

新しいデータベースを作成する

新しいDBの設定画面が表示されるので、下記画像の赤枠箇所に任意の内容を記入して「確認する」を押します。

新規DBの確認画面へ進む

新規DBに入力した内容の最終確認画面が表示されるので「完了する」を押します。
※作成したDBの情報はこのあと使用するのでメモしておいてください。

新規DB追加の最終確認

データベースを追加しました!」と表示されたらDB設定は完了です。

データベースを追加しました!

これにてRSサーバーでの各種初期設定は完了です。

次はいよいよWordPressデータの移行作業をしていきます。

===

「WordPress引越し作業が面倒くさい」そんな時は、サイト引越し屋さんに丸投げでお任せください!移転のプロがすべての作業を代行いたします。
クリックしてサービス詳細を見る

STEP4:RSサーバーにてFTPアップロード

次は、WordPressのデータ移行作業です。
移転元のときと同様、FTPデータから作業します。

お名前.com共用RSサーバーのFTPアカウントは下記の手順にて作成します。
まずはサーバー管理画面の「ファイル管理」内の「ファイル管理」に進みます。

ファイル管理に進む

契約したての場合はまだFTPアカウントが無いかと思うので「はじめる」を押してください。

FTPアカウントの新規追加

FTPアカウントの設定画面が表示されるので、下記画像の赤枠箇所に任意の内容を記入して「確認する」を押してください。

FTPを確認する

入力した内容の最終確認が表示されるので「完了する」を押しましょう。

完了する

いま登録した内容をFTPソフトに設定して、お名前.com共用RSサーバーに繋ぎましょう。
FTPでサーバーに繋いだら、該当ドメイン直下にファイルをアップロードします。

ファイルアップロード後、念のためPC内とRSサーバー内のファイル数が一致しているか確認しておくと安心です。

ファイル数一致の確認

ファイル数が一致していれば、FTPデータ移行は完了です。

ここで、FTPデータ移行に付随してwp-config.php(WordPressのDB情報などを管理しているファイル)の修正もまとめて行います。

wp-config.phpの修正

まずはPC内にあるwp-config.phpファイルをメモ帳やテキストエディタ等で開いてください。
開いたら、下記4ヵ所を先ほど作成した新規DBの内容に書き換えます。

/** WordPress のためのデータベース名 */
define(‘DB_NAME’, ‘○○○○○○○○○○’);

/** MySQL データベースのユーザー名 */
define(‘DB_USER’, ‘☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓’);

/** MySQL データベースのパスワード */
define(‘DB_PASSWORD’, ‘△△△△△△△△△△’);

/** MySQL のホスト名 */
define('DB_HOST', '□□□□□□□□□□');

書き換え終わったら、wp-config.phpファイルを上書き更新します。
上書きできたら、RSサーバー内のwp-config.phpファイルに上書きアップロードしてください。

これにてwp-config.phpファイルの修正も完了です。
次はDBデータの移行作業に進みます。

STEP5:RSサーバーにてDBインポート

ロリポップサーバーにはDBデータの管理ツールであるphpMyAdminが無かったのに対して、RSサーバーには標準搭載されているため、手軽にDBデータを取り扱うことが可能です。

RSサーバー管理画面のメニュー「データベース」にある「phpMyAdmin」に進んでください。

phpMyAdminに進む

下記のphpMyAdminログイン画面が表示されるので、先ほど追加したDBの情報にてログインします。

phpMyAdminログイン画面

phpMyAdminの管理画面が表示されるので「インポート」を押してください。

インポート

インポート設定画面に進むので「ファイル選択」にてロリポップサーバーからエクスポートしたDBファイルを選択してください。

DBファイルの選択

それ以外は特に設定の必要はないのでページ最下部まで進み「インポート」を押します。

下記の「インポートは正常に終了しました。」が表示されたらDBのデータ移行は完了です。

インポート完了

以上でWordPressのデータ移行は完了になります。
次はサーバー切り替え前の表示・動作確認についてです。

STEP6:hostsによる事前の表示・動作確認

WordPressのサーバー移転では、データが問題なく移行できていても表示・動作がうまくいかずなんらかの調整が必要になることがあります。
そのため、サーバー切り替え前に表示・動作を確認しておくと安心です。

サーバー切り替え前に表示・動作を確認する方法については下記記事をご参考ください。

上記記事で使用するサーバーIPアドレスの調べ方は下記になります。

RSサーバー管理画面のメニュー「サーバー」内の「サーバー」に進みます。

サーバー情報

サーバー情報ページの下のほうにあるタイプ「A」、ホスト名「@」の右にある「」がRSサーバーのIPアドレスになります。

RSサーバーのIPアドレス

なお、ここでご紹介した事前の表示・動作確認は、下記2つのケースでのみ有効です。

  • SSLを導入しておらずWebサイトのアドレスがhttpである場合
  • 有料SSLを契約しており既にRSサーバーに実装している場合

上記に当てはまらないケースは、無料SSLを利用している場合です。

ロリポップサーバーにて無料SSLを利用しておりRSサーバーでも無料SSLを利用する場合には、サーバー切り替え前の表示・動作確認ができません。

なぜなら、RSサーバーではサーバー切り替え前に無料SSLの実装ができないためです。
参考)【レンタルサーバー RSプラン】 SSLの申し込みができない、利用できない

そのため、無料SSLを利用する場合はサーバー切り替え後のSSL実装となり、切り替え後一時的にhttpsでのアクセスが出来なくなります。

それを踏まえたうえでサーバー切り替えを実施するようにしてください。

STEP7:ロリポップからRSへのサーバー切り替え(SSL実装)

データ移行と事前確認が済んだら、サーバーを切り替えます。

ドメインの契約管理をしているサービスにログインし、該当ドメインのネームサーバーを下記RSサーバーのものに変更しましょう。

プライマリ:ns-rs1.gmoserver.jp
セカンダリ:ns-rs2.gmoserver.jp

なお、ネームサーバーの変更申請をしてから完全に切り替わるまでに、数時間~24時間ほどかかります。

そのため、SSLダウンタイムの影響を小さくしたい場合には、夜間や営業時間外などアクティブユーザーが少ない時間帯に切り替えることをお勧めします。

無料SSLを利用する場合には、ネームサーバーが切り替わったらお名前.com共用RSサーバーの管理画面から申請しておきましょう。

STEP8:WordPress引越し完了

ネームサーバーが切り替わって、WordPressの表示・動作が問題なければロリポップサーバーからRSサーバーへのWordPress引越しは完了です。

お名前.com RSサーバーへ移転する際の注意点

最後にお名前.com共用RSサーバー特有の注意点についても触れておこうと思います。

リダイレクトループの回避

ロリポップからRSへWordPress移転する際、httpからhttpsへの301リダイレクト設定を.htaccessへ記述している場合、書き方によってはリダイレクトループが起きることがあります。

その場合は、FTPソフトで.htaccessをダウンロードし、既存のリダイレクトコードを削除。
下記の新しいリダイレクトコードを追加して上書きアップロードしましょう。

SetEnvIf X-Forwarded-Proto "https" HTTPS=on
SetEnvIf X-Forwarded-Proto "http$" HTTPS=off

本記事の解説は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございます。

\ロリポップからお名前.com RSへのWP引越し作業を代行中/

「お名前ロリポップからRSへのWP引越し作業を代行してほしい」
「自分で移管作業して失敗するのが怖い、、、」

そんなときは私たちサイト引越し屋さんにお任せください。
専門のスタッフが作業を代行いたします。

WordPress移転サービス詳細はこちら

この記事を書いた人

サイト引越し屋さん編集部

日本で最も利用されているサーバー移転&保守代行サービス『サイト引越し屋さん』の中の人です。 サイト引越しに関わる技術情報をはじめ、WordPressやその他のWebサービスに関するノウハウを発信しています。 全日本SEO協会所属。

本サイトにてご提供している情報については、最新かつ正確な情報を提供するよう努力していますが、情報の正確性や完全性を保証するものではございません。また、コンテンツには一部プロモーションが含まれております。本サイトの情報を利用することによって生じたいかなる損害に対しても、当社は責任を負いかねます。情報をご利用される際は、ご自身の判断と責任において行っていただきますようお願い致します。