【IMAP接続】メールサーバー移転時のOutlook設定手順を解説

• Outlookのメールのサーバー変更方法が知りたい
• 独自メールアドレスのサーバーを新しく変えたい
• 「このメールアドレスは既に追加されています」というエラーが出てしまう。

そんな方に今回はIMAP接続のOutlookメールのサーバー変更の手順を一から解説します。

Outlookの設定変更に必要な情報

設定変更を行う際には以下の情報が必要となります。

1. 受信サーバーのアドレス (IMAP)
2. 受信サーバーのポート番号
3. 送信サーバーのアドレス (SMTP)
4. 送信サーバーのポート番号
5. メールアドレスの新しいパスワード

①～④のサーバーアドレスについては、レンタルサーバーを契約した際に送られてくる契約完了通知メールに記載されているケースが多いです。
または、サーバーの管理画面から確認できるところも多いです。

⑤については、新サーバーでメールアドレスを発行する際に、旧サーバーで使っていたパスワードと同じ内容を登録した場合には今回不要になります。
新しいパスワードを登録した場合は必要になります。

OutlookにIMAPアカウントを新規追加

Outlookへのアカウント追加の作業をはじめます。
IMAPアカウントは既存設定の変更ができないため、既存のアカウントとは別で新規に新しいIMAPアカウントを作成する必要があります。

まずは、コントロールパネルを開きます。
ウィンドウズボタンを押し、コントロールパネルと入力します。

「ユーザーアカウント」を選択しましょう。

「Mail」をクリックします。

「電子メールアカウント」をクリックします。

「新規」を選択します。

「自分で電子メールやその他のサービスを使うための設定をする」を選択します。

「POPまたはIMAP」を選択します。

設定画面が表示されるので、赤枠の個所をそれぞれ入力していきます。

1. 任意のお名前
2. 登録するメールアドレス
3. IMAPを選択
4. 受信サーバーのアドレス
5. 送信サーバーのアドレス
6. アカウント名
7. メールアドレスのパスワード

入力を終えたら、画面を表示させたまま右下の「詳細設定」ボタンを押してください。
※「次へ」ボタンは押さないでください。

「詳細設定」から以下の通りポート番号とSSL/TLSを設定しましょう。

• 受信サーバー(IMAP)：993
• 暗号化接続の種類：SSL/TLS
• 送信サーバー(SMTP)：465
• 暗号化接続の種類：SSL/TLS

入力できたら、OKを押します。

元の画面に戻るので「次へ」を押してください。

次へを押すとメール機能のテストが実行されます。
タスクの状況が２つとも「完了」になれば、メールアカウントの登録は完了です。

ここまで出来たら一旦すべての画面を閉じてください。
※引き続き設定作業は残っているのでご注意ください。

OutlookのIMAP特有の設定作業

ここからはIMAP特有の設定を進めます。Outlookを開いてください。
左上の「ファイル」を押します。

次に「アカウント名と同期の設定」を押します。

最後に「ルートフォルダーのパス」欄に「inbox」と入力します。

問題なく設定できた場合は「アカウントが正常に更新されました」と表示されます。

OutlookのIMAP特有のアカウント設定は以上です。
これにて全ての設定作業は完了となります、お疲れ様でした。

エラーが起きた場合

作業がの途中で、以下のようなのようなエラーが起きる可能性があります。
その際は、STEP３の入力ミスや、ポート番号などの再度確認しましょう。

本記事のまとめ

以上でOutlook上のIMAPの独自ドメインのメールアカウントの設定変更は終わりです。
最後までお疲れ様でした。

IMAP方式を利用すると複数の端末からメールを閲覧することが可能となりますので、他の端末を利用してログインすることもできます。

なお、今回はIMAP接続の設定方法を解説しましたが、POPでメールを受信する方法も解説しています。そちらもぜひ参考にしてみてください。