レンタルサーバーの容量オーバー
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最終更新日:2023年12月17日

レンタルサーバーの容量オーバーが原因でサーバー移転する際の注意点

  • レンタルサーバーの容量オーバーでWebサイトやメールが急に使えなくなった
  • 上位プランに変更しても足りなくなりそう
  • そもそも上位プランへの変更ができない

このような悩みで困ってはいませんか?

長年Webサイトやメールを運用していると、レンタルサーバーの容量を超えてしまい、サーバーがダウンしてしまうことがあります。

本記事では、そんな時の対処法を解説していきます。

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「新しいサーバーにWebサイトを引越ししたい」
「サーバー移転に伴いメールアドレスも移行したい」

そんなときは私たちサイト引越し屋さんにお任せください。
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まずは現状確認。現行サーバーで済むことも。

何はともあれ、現状確認と容量オーバーした原因を探ってみてください。
原因によっては、サーバー移転せずに済む場合もあります。

第一段階として、Webサイトによるデータとメールによるデータ、どちらの肥大化による容量オーバーなのか確認します。
レンタルサーバーによってはサーバーの管理画面にてそれぞれ使用しているデータ量の確認が可能です。

管理画面から確認できない場合は、FTPでサーバーに繋いでWebサイト全体のデータ量とレンタルサーバーの最大容量を比較して確認するようにしてください。

この時、WordPress等のCMSでよくある現象が、バックアッププラグイン人気記事プラグインによるデータ肥大化です。
バックアップについては古いものは自動で削除される設定にしておかないと、どんどん不要なデータが積み上がっていくことになるので注意が必要です。

同様に、Popular Postsプラグインなどの人気記事プラグインについても、データ保存期間を無限に設定していると日々データが蓄積されてしまい、いつかサーバー容量の限界に達するので注意してください。

以上のような、累積的なデータ設定を見直し、定期的に不要データを削除することで現行サーバーのままでも容量が足りるかもしれません。

サーバー移転ではなくプランアップという選択肢もある

実はもう一つ、サーバー移転以外の解決策があります。
それは契約プランのアップグレードです。

多くのレンタルサーバーではいくつかの契約プランが用意されており、今のプランで容量がいっぱいになっても、上位プランにアップすることで解決する可能性があります。

上位プランが残されている場合には、今のデータ使用量と上位プランの最大容量を見比べて、問題なさそうなら上位プランへのアップグレードを検討しましょう。

ただし、一時的に凌げてもすぐにまた容量オーバーになってしまってはコストの無駄になるリスクもあるため、今のレンタルサーバーではそもそも余裕がないと感じたら、事項のサーバー移転を検討することをお勧めします。

サーバー移転する場合は用途に合わせて移転先を決める

さて、ここからはいよいよサーバー移転のお話です。

サーバー容量が足りずにサーバー移転する場合、何にどれぐらい足りないか確認してから移転先を決めるようにしてください。
なぜなら、通常のレンタルサーバーはサーバー全体の容量とは別に、Webサイトとメールでその容量の割り当てが異なるためです。

大まかに分けると以下の3つになるかと思います。

  • Webサイトの容量が足りない場合
  • メールの容量が足りない場合
  • Webサイト、メール共に今後拡張が必要な場合

Webサイトの容量が足りない場合

ブログ記事が多い、画像や動画ファイルなどが多いなどの理由から、Webサイトの容量が大きくなってしまうケースです。
その場合のお勧めの移転先レンタルサーバーはエックスサーバーです。

月額1,000円弱の1番安いプランでもサーバー容量300GBとなっており、格納できるサイト数も無制限となっています。
通常のWebサイトであればまず問題ないサーバー容量と言えるでしょう。

また、エックスサーバーはサイトの表示スピードが速く、SEOにも有利です。
Webサイトをメインとするユーザー向きです。

>エックスサーバーの公式サイトを確認する

メールの容量が足りない場合

次は、メール容量が足りないパターンです。
実は多くのレンタルサーバーでは、サーバー全体は容量は大きい割に、1メールアドレス当たりの割り当て容量は限定的というケースが少なくありません。

そんな中、メール容量がいっぱいで移転したい場合にお勧めなのがさくらインターネットです。
さくらインターネットは月額500円弱のスタンダードプランでもサーバー全体容量が300GBあり、そのうち全ての容量(300GB)を1アドレスに割り当て可能です。

>さくらインターネットの公式サイトを確認する

さくらインターネットのメールアドレス容量
スタンダードプラン
1メールアドレスあたりの容量上限 300GB
※サーバー全体のストレージ容量を超えての受信は出来ません。全メールアドレスの総容量とウェブコンテンツ等のデータ総容量の合計が、サーバーの全体ストレージを共有して保存されます。

引用:https://rs.sakura.ad.jp/plans.html

「え、さっき紹介したエックスサーバーは?」と思われた方は勘が鋭いです。
エックスサーバーの場合、サーバー全体の容量は同じく300GBですが、そのうちメールに割り当てられる容量は1アドレスにつき20GBまでという制限があります。

エックスサーバーのメールアドレス容量
メールボックスの容量
メールアカウントごとに設定が可能です。
メールボックスの容量は1~20,000MBの範囲で設定することができます。
※メールボックスの使用量はディスク容量に含まれます。

引用:https://www.xserver.ne.jp/manual/man_mail_spec.php

そのため、メールをメインにしたいユーザーにはさくらインターネットがお勧めです。
>さくらインターネットの公式サイトを確認する

Webサイト、メール共に今後拡張が必要な場合

最後は、Webサイトもメールもどちらも今後どんどん増える予定で、レンタルサーバーでは将来的に容量が足りなくなるパターンです。
このケースの場合、サーバーを柔軟に拡張できるVPSAWSAzureが選択肢になってきます。

ただし、これらサーバーは移転作業だけでなく、サーバー構築作業も必要になります。
その分のコストを考慮して検討するようにしてください。

お困りの場合はお気軽にご相談ください。

本記事を読んで移転先サーバーを選定しようとは思ったが、どれを選べばいいか分からない。
または、選んだ選択肢が本当に適切なのか自信がない。

そんなときは、サーバー移転専門業者であるサイト引越し屋さんにお気軽にご相談ください。
事前のご相談は無料です。

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この記事を書いた人

サイト引越し屋さん編集部

日本で最も利用されているサーバー移転&保守代行サービス『サイト引越し屋さん』の中の人です。 サイト引越しに関わる技術情報をはじめ、WordPressやその他のWebサービスに関するノウハウを発信しています。 全日本SEO協会所属。日本ウェブ解析士協会(WACA)所属。

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