- コラム
サイト引越し屋さん編集部
URL「wwwあり」と「wwwなし」はどちらがいいのか?違いや統一するべき理由を解説
WebサイトのURLを見ていると「www」が含まれるものと含まれないサイトが存在します。
- 「www」の有無に関するWebサイトの違いって何?
- 「www」の有無はSEOにどう影響する?
- ホームページにwwwを入れるか迷っているけどどうするべき?
上記のような疑問をお持ちの方に向けて、今回は「www」の有無による違い、SEOに与える影響などについて解説します。
ご参考になれば嬉しいです。
「www.のありなしをドメイン変更したい」
「URLを統一してリダイレクト設定してほしい」
そんなときは私たちサイト引越し屋さんにお任せください。
専門のエンジニアが作業を代行いたします。
目次(クリックで飛べます!)
wwwとは?意味を解説。
「www」は「ワールド・ワイド・ウェブ(World Wide Web)」の略語であり、ホスト名と呼ばれます。
特定のWebサイトを示すときに、wwwの後ろに続くドメイン名と組み合わせて、インターネット上の住所を表します。
インターネット上で閲覧できるWebサイトのデータは、webサーバーに保存されています。
Webサイトの訪問者はURLを入力し、サーバーからデータを要求します。
サーバーは要求されたデータを提供し、ユーザーはそのデータをブラウザ(Google ChromeやMicrosoft Edgeなど)を介して受信します。
これがWebサイトの閲覧の仕組みです。
データが保存されるサーバーは多数あり、ユーザーは閲覧したいデータが保存されているサーバーを特定しなければなりません。
このとき「www」のホスト名と「.co.jp」や「.com」などのドメイン名との組み合わせでサーバーを特定します。
「www」の有無はSEOに特に影響はない
「www」の有無は、SEO(Search Engine Optimization)には特に影響はありません。
ただし「www」ありとなしの2つのドメインで同じサイトを運営することは、SEOにおいて不利に作用する場合があります。
なぜなら、検索エンジンは「www」ありとなしの2つのドメインを別々のサイトと見なすことがあり、同じコンテンツが2つの異なる場所で公開されている重複コンテンツとして判断される可能性があるためです。
重複コンテンツが認識されると、検索エンジンからのペナルティを受けるリスクがあります。
これは、検索順位の低下やアクセス減少につながってしまいます。
したがって、SEO対策の観点から、1つのWebサイトは「www」あり、あるいは「www」なしのどちらかに統一するべきです。
「www」の有無をどちらかに統一させる方法
もし、どちらも混在している場合は、どちらかにURLを統一するために301リダイレクトやcanonicalタグを使用する方法を取ると良いでしょう。
今回は301リダイレクトの設定を簡単に紹介します。
301リダイレクトでURLを統一するには、Webサーバーをコントロールするファイル「.htaccess」に新しい記述を追記する必要があります。
「www」ありで統一するには「.htaccess」ファイルに以下のタグを記述します。
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^sample\.com
RewriteRule ^(.*) http://www.sample.com/$1 [R=301,L]
「www」なしで統一するには「.htaccess」ファイルに以下のタグを記述します。
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^www\.sample\.com
RewriteRule ^(.*) http://sample.com/$1 [R=301,L]
上記のタグを記入後「.htaccess」ファイルをアップロードしリダイレクトが機能しているか確認してみましょう。
もし、やり方が分からない場合は弊社で代行も可能です。お気軽にご相談ください。
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「www」 ありのメリット
「www」をURLにつけた場合のメリットを挙げるとすれば2点あります。
- ひと目でWebサイトのURLだとわかる
- 「www」がついているコーポレートサイトも多いので堅い印象を与えられる
http://部分を庄着してもひと目でWebサイトであることがわかります。
また、企業の公式サイトでは「www」がついているケースも多いので「www」をつけるとコーポレートサイトとしての見栄えがよく見えるケースがあります。
「www」なしのメリット
「www」をURLにつけない場合のメリットはズバリこちらです。
- URLが短いのですっきり見せられ覚えてもらいやすい
短いURLのほうがユーザーにとっては印象に残りやすい可能性があります。
「www」 ありの公式サイトを運営する企業
URLに「www」をつけている企業をいくつか紹介します。
SBI証券
SBI証券は日本のオンライン証券会社で、株式や投資信託の取引が可能です。
国内外の株式やIPOも取引でき、モバイルアプリで手軽に利用できます。
株式会社サイバーエージェント
引用元:https://www.cyberagent.co.jp/
日本のIT企業で、主にインターネット広告、オンラインゲーム、SNSなどの事業を展開しています。
設立は1998年で、モバイル広告やアプリ開発などで知られています。
三菱UFJ銀行
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の主要な子会社で、日本最大の銀行の一つです。
株式会社日立製作所
引用元:https://www.hitachi.co.jp/
日立製作所は、日本の多国籍企業で、広範な製品とサービスを提供している企業です。設立は1910年で、情報通信、エネルギー、建設、医療、産業機械などの分野で事業展開しています。
「www」 なしの公式サイトを運営する企業
次にURLに「www」をつけていない企業をいくつか紹介します。
楽天グループ株式会社
引用元:https://corp.rakuten.co.jp/
日本発の大手インターネットサービス企業で、様々な分野で事業展開しています。創業は1997年です。
サイボウズ株式会社
日本のソフトウェア企業で、クラウドサービスやビジネスソフトウェアの提供で知られています。設立1997年です。
Chatwork株式会社
引用元:https://go.chatwork.com/ja/
日本発の企業で、ビジネス向けのチャットコミュニケーションプラットフォーム「Chatwork」を提供しています。設立は2008年です。
日本電信電話株式会社
日本最大かつ世界有数の通信事業者で、多岐にわたるサービスを提供しています。設立は1985年です。
株式会社DPパートナーズ
引用元:https://dp-partners.co.jp/
サイト引越し屋さんの運営会社です。
弊社は「www」はつけないでURLをなるべくシンプルに見せております。
まとめ:「www」の有無を気にする必要はあまり無い
結論としては、「www」ありのURLを採用するのはコーポレートサイトで、かつ特に長い歴史がある企業が多い印象を受けます。
以前は「www」をつけることが一般的だったことも理由なのでしょう。
それに対して、数多くのサイトを見てきましたが、個人ブログや個人事業主が管理する小規模なサイトでは「www」なしを採用している例が多く見られます。
いずれにしても、SEO面には影響はないので、どちらを選択しても問題はありません。
これから作成されるWebサイトの目的を意識してどちらにするかご判断いただければ幸いです。
「www.のありなしをドメイン変更したい」
「URLを統一してリダイレクト設定してほしい」
そんなときは私たちサイト引越し屋さんにお任せください。
専門のエンジニアが作業を代行いたします。
この記事を書いた人
サイト引越し屋さん編集部
日本で最も利用されているサーバー移転&保守代行サービス『サイト引越し屋さん』の中の人です。 サイト引越しに関わる技術情報をはじめ、WordPressやその他のWebサービスに関するノウハウを発信しています。 全日本SEO協会所属。
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