- 保守管理
サイト引越し屋さん編集部
WordPressプラグインの更新を強制的に停止させる方法
WordPressを運用している中で、下記のようなお悩みはないでしょうか?
- プラグインの自動更新を止めたい
- 自動更新を止めても更新ボタンを間違って押しそうで怖い
WordPressの表示・動作は、サーバーのPHPバージョンをはじめ、WordPress本体やテーマ、プラグインとの兼ね合いで予期せぬ挙動が起こります。
そのため、場合によっては一部プラグインの更新ができないように設定し、現状のバージョンを維持しておきたい場面もあるでしょう。
本記事では、プラグインの更新を強制的に止める方法をご紹介します。
「今まで大丈夫だったんだから今後も大丈夫でしょ」
このような考えでは、万が一乗っ取られた時にページを勝手に書き換えられてしまったり、削除されてしまうなどの被害が発生します。
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プラグインの自動更新を止める方法
WordPress本体のバージョン5.5からプラグインの自動更新機能が追加されました。
そのため、設定内容によっては気付かぬうちにプラグインがアップデートされ不具合や表示崩れが起きていた、なんてこともあり得ます。
そのような状態を防ぐために、まずはプラグインの自動更新を止めておきましょう。
まずはWordPress管理画面にログインし「プラグイン」>「インストール済みプラグイン」へ進んでください。「自動更新有効」の数が自動更新設定されているプラグインの数です。
自動更新有効の部分をクリックすると自動更新設定されているプラグインだけ表示されるので、「自動更新を無効化」を押してください。
すべての自動更新を無効化すると、先ほどの「自動更新有効」の表示自体が消えるはずです。
以上の設定で、プラグインの自動更新は止めることができました。
ただ、自動での更新を止めることはできても、プラグインの一覧画面で手動での「更新」ボタンは以前として表示されたままです。
そのため、プラグインのメンテナンスをしている最中に誤って更新したくないプラグインまでアップデートしてしまう危険があります。
(勢いで更新ボタンを押してしまい冷や汗をかいた経験のある方も多いのでは、、、)
そんな事態を防ぐため、ここからは手動での更新も含めプラグインの更新自体を一切できないよう強制的に停止させる方法をご紹介します。
Block Specific Plugin Updatesプラグインで更新をブロック
プラグインの更新を停止させる方法はいくつかあるのですが、ここでは一番簡単なプラグインを用いた方法をご紹介しておきます。
使用するプラグインは「Block Specific Plugin Updates」です。まずは新規追加してください。
新規追加できたら、「設定」>「Block Plugin Updates」に進みます。
するとBlock Plugin Updatesの設定画面が表示されます。
更新をブロックしたいプラグインにチェックを入れてページ下部の「変更を保存」を押します。
以上でプラグインの更新を強制的に停止することができました。
プラグインの一覧画面でも、更新ボタンが非表示になります。
更新注意なプラグインの代表例
プラグインの更新を強制的に停止する方法は解説を終えましたが、ここでは更新すると不具合が起きる可能性のあるプラグインの一部をご紹介しておきます。
これらのプラグインはむやみに更新しないよう注意が必要です。
Table of Contents Plus
目次を表示させるためのプラグインです。
更新により目次が表示されなくなるケースがあります。
Post Snippets
特定のフレーズや文章をショートコード化して挿入するためのプラグインです。
更新によりショートコードが機能しなくなるケースがあります。
Advanced Custom Fields
記事作成の際に本文とは別で固定の入力欄を設けるためのプラグインです。
アップデートするとうまく機能しなくなるケースがあります。
TinyMCE Advanced
エディタ機能を拡張するためのプラグインです。
更新するとエディタが正常に機能しなくなることがあります。
プラグインの更新を強制停止するうえでの注意点
最後に、プラグインの更新を強制停止するうえでの注意点を解説しておきます。
プラグインの更新を止める施策は、不意な更新による不具合を事前に防げるというメリットがあるものの、プラグインのバージョンが古いままだとハッキングや改ざんの確率が高まるというセキュリティ面でのデメリットもあります。
そのため、いつまでも同じバージョンというわけにはいかず、どこかのタイミングでアップデートしていく必要があります。
作業実施前にやっておきたいデータバックアップの方法や、万が一不具合が起きた時の対処法については下記の記事たちをご参考ください。
「今まで大丈夫だったんだから今後も大丈夫でしょ」
このような考えでは、万が一乗っ取られた時にページを勝手に書き換えられてしまったり、削除されてしまうなどの被害が発生します。
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この記事を書いた人
サイト引越し屋さん編集部
日本で最も利用されているサーバー移転&保守代行サービス『サイト引越し屋さん』の中の人です。 サイト引越しに関わる技術情報をはじめ、WordPressやその他のWebサービスに関するノウハウを発信しています。 全日本SEO協会所属。
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