- 保守管理
サイト引越し屋さん編集部
Webサイト保守管理業者にどこまで秘密情報を教えるべきか?
サーバーやWebサイト、メール機能など、Webサイト運用に関わるお仕事を外注する場合に、何をどこまで教えるべきか悩みますよね。
「専門業者に依頼する以上、作業に必要な情報は伝えるつもりだが、出来るだけ不要な情報は教えたくない。」そんな風に感じている方も多いかと思います。
そこで本日は、外部の業者にWebサイト周りのお仕事をお願いする際に、何がどこまで必要なのか業者側の立場から解説してみようと思います。
「WordPressバージョンアップやプラグインの不具合で困っている」
「何か問題が起きたときに速やかに対応してくれるWeb担当者が欲しい」
そんなときは私たちサイト引越し屋さんにお任せください。
専門のエンジニアが作業を代行いたします。
目次(クリックで飛べます!)
各種秘密情報の一覧
まずはWebサイト運用において考えられる秘密情報を整理しておきます。
ざっと以下6点ほどでしょうか。
- サーバーの会員パネル情報
- サーバーの技術的な管理画面情報
- WordPress等CMSのログイン情報
- メールアカウントのログイン情報
- FTPアカウント情報
- DBの接続情報
一つ一つ説明していきます。
サーバーの会員パネル情報
Webサイトを保存しておくサーバーの契約管理を行う画面です。
ドメインの契約管理もセットになっているケースも多いです。
レンタルサーバーで有名なものだと、エックスサーバーの場合はアカウント、さくらインターネットの場合は会員メニューなどと呼ばれています。
レンタルサーバーによっては、事項のサーバーの管理画面とセットになっているケースもあります。
サーバーの技術的な管理画面情報
先ほど解説した画面が契約管理を行うのに対して、こちらはサーバーの技術的な部分を管理するための画面になっています。
ドメインの追加・設定、メールアドレス発行、DBの追加・設定、SSL設定など、サーバーとWebサイト運用に関わる環境設定はこの画面にて行います。
ちなみに、エックスサーバーの場合はサーバーパネル、さくらインターネットの場合はコントロールパネルと呼ばれています。
WordPress等CMSのログイン情報
WordPressなど、CMSや独自のシステムなどをサーバーに格納している場合には、そのシステムのログイン情報も存在します。
ログイン情報には、すべての設定をコントロールできる管理者アカウントと、一部の権限のみ与えられたアカウントの複数存在するケースもあります。
メールアカウントのログイン情報
Webサイトのドメイン(URL)に紐づくメールアドレスを発行している場合、メールアドレスのログイン情報も存在します。
メールの利用は、レンタルサーバー提供のWebメールやメールソフト、または外部のメールシステムにて運用するケースもあります。
いずれにしても、メールアドレスのログイン情報が分かるとそのアドレスで自由にメールの送受信が可能になり、スパム用に利用されるリスクもあるため注意が必要です。
FTPアカウント情報
レンタルサーバーのFTPアカウントは、Web上でファイルをアップロードやダウンロードするためのアカウントです。
FTPを使えば、自分のWebサイトにファイルやデータを送ったり、取得したりできます。
そのため、このFTPアカウント情報が外部に漏れてしまうと、Webサイトのハッキングや改ざんに繋がるリスクがあるので注意が必要です。
DBの接続情報
DBとはデータベースの略です。WordPress等のCMSを使っている場合、ブログコンテンツなどのデータがこのDBに保管されています。
DBへのアクセス方法はいくつかあり、phpMyAdminなどの Web上のツールを使う場合や、ターミナル等のPCツールを用いる場合もあります。いずれにしてもDBへのアクセス情報が必要です。
依頼内容別の必要情報について
Webサイト運用に必要な重要情報は一通り整理できました。
次は作業内容別にどの情報が必要かを話していきます。
サーバー移転を依頼する場合
【必要な情報】
- 全て
サーバー移転作業をすべて丸投げしたい場合、Webサイトのデータやサーバー設定が触れることはもちろん、ドメインの管理も触ることになるため、基本的にはすべての情報が必要になります。
ただし、実はDBの接続情報はFTPに繋げば確認が可能なため、単独でDBの接続情報を求められることは稀です。
Webサイトの運用全般を依頼する場合
-
【必要な情報】
- WordPress等CMSのログイン情報
- FTPアカウント情報
ブログコンテンツの投稿やテキストや画像の差し替えなど、Webサイトの運用を任せる場合は最低限「WordPress等CMSのログイン情報」または「FTPアカウント情報」のどちらかが必要です。
CMSを用いている場合はそのログイン情報、htmlなど静的サイトの場合はFTPアカウントを共有すれば基本的な作業は可能です。
部分的な改修作業を依頼する場合
-
【必要な情報】
- WordPress等CMSのログイン情報
- FTPアカウント情報
Webサイトの部分的な改修作業の場合にも、これら2つの情報で事足ります。
ただし、デザインやコンテンツの調整に伴いサーバー側の調整が必要になる場合には、サーバーの技術的な管理画面情報も必要になることがあります。
Webサイトの保守を依頼する場合
-
【必要な情報】
- サーバーの技術的な管理画面情報
- WordPress等CMSのログイン情報
- FTPアカウント情報
Webサイトの死活監視やバックアップ対策、その他セキュリティに関わる保守業務を任せる場合には、上記の情報が必要になります。
メール運用の保守も依頼する場合は別途メール周りの情報も必要です。
保守業務の場合はWebサイト本体のメンテナンスだけでなく、サーバー側の管理や調整も発生します。そのため、サーバーに関わる情報も必要となります。
大切なホームページの情報は適切に取り扱いましょう。
本日は業者にWebサイトのお仕事を依頼する際に必要な情報についてお話してみました。
いかがでしたでしょうか?
Webサイトは会社の顔と言っても過言ではありません。立派な資産です。
その資産の管理や運用を任せる以上、本当に信頼できる業者を選ぶのが安心です。
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この記事を書いた人
サイト引越し屋さん編集部
日本で最も利用されているサーバー移転&保守代行サービス『サイト引越し屋さん』の中の人です。 サイト引越しに関わる技術情報をはじめ、WordPressやその他のWebサービスに関するノウハウを発信しています。 全日本SEO協会所属。
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