複数サイトの管理方法
  • 保守管理
最終更新日:2023年7月25日

1つのレンタルサーバーで複数サイトを管理する3つの方法!メリットやデメリットも合わせて解説

こんにちは!日本でもっとも利用されているWordPressのサーバー移転&保守管理サービス『サイト引越し屋さん』です。

あなたは、こんなお悩みを抱えてはいないでしょうか?

  • 1つのレンタルサーバー内で複数サイトを管理したい
  • サイトが多くなってきたので新しくサーバーを借りるべきか迷っている

今回は、複数サイトを1つのサーバー内で管理するか迷っている方に向けて、同一サーバー内で管理するメリットやデメリットを解説していきます。

少しでも参考になれば幸いです。ではどうぞ!

\Webサイトの管理調整作業を代行しております。/

「サブドメやサブディレなどからドメイン変更したい」
「ドメイン変更後のSEOを考慮してリダイレクト設定してほしい」

そんなときは私たちサイト引越し屋さんにお任せください。
専門のエンジニアがWebサイトの調整作業を代行いたします。

>>無料ご相談窓口はこちら

1つのレンタルサーバーで複数のWebサイトを運営する3つの方法

レンタルサーバーで複数のWebサイトを管理する場合、大きく分けて3つの方法があります。

  1. マルチドメインで管理する
  2. サブドメインで管理する
  3. サブディレクトリで管理する

それぞれのメリット・デメリットについて解説します。

①マルチドメインで管理する

マルチドメインとは、同じレンタルサーバーに複数の独自ドメインを割り当て、複数のWebサイトやブログを管理することです。

この管理方法が1つのレンタルサーバーで複数サイトを管理する一般的なやり方になります。

マルチドメインを使用する3つのメリット

  1. 複数サイトを低コストで運用できる
  2. 複数サイトを一括で管理できる
  3. サーバー容量を無駄なく使える

1つのコントロールパネルから設定ができるため、簡単かつ低コストで効率的に複数サイトを運用できます。また、それぞれのサイトのテーマやジャンルごとにSEO対策もできます。

レンタルサーバーによって使えるマルチドメインの数は異なりますが、中には「マルチドメイン無制限」のレンタルサーバーやプランもあります。

1つのサイトで余ったディスク容量も、マルチドメインで複数のサイトを運営することにより、無駄なく使うことができます。

マルチドメインを使用する3つのデメリット

  1. 1サーバーなので障害の影響が大きい
  2. ディスク容量も複数サイトの合計になる
  3. 転送量も複数サイトの合計になる

デメリットとして、マルチドメインは1つのレンタルサーバーと契約して運用しているため、もし契約しているレンタルサーバーに障害が生じれば、サイトすべてに影響が出てしまいます。

サーバー側の障害以外にも、WordPress等のシステムを使用していて1サイトがハッキングされた場合には、他のドメインへも波及するリスクがあります。

また、契約するレンタルサーバーによっては利用できるドメイン数に限りがあるため、サイト数を増やすことができない場合もあります。

②サブドメインで管理する

サブドメインは、独自ドメインの前に任意の文字列を加え、別ドメインとする方法です。
例えば、次のようなURLです。

https://AAA.site-hikkoshi.com

ルートドメインである「https://site-hikkoshi.com」がAAAで区切られており、「https://AAA.site-hikkoshi.com」と「https://site-hikkoshi.com」は、別のサイトということになります。

1つのルートドメインをサブドメイン展開している企業といえば、楽天が有名ですね。

  • https://auction.rakuten.co.jp
  • https://books.rakuten.co.jp
  • https://car.rakuten.co.jp

中心となるルートドメインは、すべてhttps://www.rakuten.co.jpですが、books、carなどのサブドメインが割り当てられて、各サイトで別のサービスが展開されています。

つまり、サブドメインとして、楽天ブランドを前面に押し出しつつ横展開しているわけです。

サブドメインを使用する3つのメリット

  1. ドメイン費用をかけずに済む
  2. イメージの一貫性を保てる
  3. ブランディングにつながる

一つの独自ドメインを取得していれば、そのドメインを元に複数のサブドメインを作成することができるので、コストを抑えられます。

サブドメインは、メインサイトの内容をより専門的に網羅するサテライトサイトを複数運用する場合などに向いています。

また、知名度のあるドメインであれば、サブドメインもユーザーからの信頼感を得やすいです。

サブドメインを使用する2つのデメリット

  1. 本体ドメインの影響を受ける可能性がある
  2. SSL証明書の費用がかかる

デメリットとして、サブドメインは本体ドメインとは別のサイトとなるため、メインとなるドメインのSEO評価がサブドメインに完全には反映されないこともあります。

一方、本体ドメインや他のサブドメインでSEOペナルティが生じた場合、サブドメインにも影響が及ぶ可能性があり、その逆にサブドメインのペナルティが本体ドメインにも波及するリスクもあります。

サブドメイン毎にSSL証明書の費用がかかるのも注意が必要です。

③サブディレクトリで管理する

サブディレクトリは、同一のドメイン内でディレクトリ(フォルダ)を分け、それぞれのディレクトリ内で別々のサイトを運営する方法です。

どのレンタルサーバーでも利用可能で、ディスク容量の許す限り好きなだけ独立したサイトを立ち上げる事ができます。追加のドメイン設定が必要ないため、管理に手間がかかりません。
サブドメインとは異なり、サブディレクトリは本体ドメインのSEO評価を受け継ぎます。

デメリットとして、サブディレクトリはサイト上で重複したコンテンツやページがあると1つのページしか検索順位に表示されません。
また、本体ドメインがペナルティを受ければ、サブディレクトリにも直接影響が生じます。

サブディレクトリを使用する3つのメリット

  1. 管理に手間がかからない
  2. 本体ドメインのSEO評価を受けられる
  3. ブランディングに繋がる

一つの独自ドメインを取得していれば、そのドメインを元に追加のドメイン設定をせずに複数のサブディレクトリを利用することができるので、管理が楽です。

サブディレクトリは、ルートドメインのSEO評価を効率的に転用可能です。
また、知名度のあるドメインであれば、サブディレクトリもユーザーからの信頼感を得やすいです。

サブディレクトリを使用する2つのデメリット

  1. 本体ドメインのペナルティを受ける
  2. 検索結果に影響がでる場合がある

デメリットとして、サブディレクトリは本体ドメインや他のサブディレクトリでSEOペナルティが生じた場合、サブディレクトリにも影響が及ぶ可能性があり、その逆にサブディレクトリのペナルティが本体ドメインにも波及するリスクもあります。

まとめ

今回は、複数のサイトを1つのレンタルサーバーで管理するメリット・デメリットについて解説いたしました。いかがでしたでしょうか?
マルチドメイン、サブドメイン、サブディレクトリそれぞれで活用方法が異なります。

本記事をもとに、自分に合った方法をご検討いただければ幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

\Webサイトの管理調整作業を代行しております。/

「サブドメやサブディレなどからドメイン変更したい」
「ドメイン変更後のSEOを考慮してリダイレクト設定してほしい」

そんなときは私たちサイト引越し屋さんにお任せください。
専門のエンジニアがWebサイトの調整作業を代行いたします。

>>無料ご相談窓口はこちら

この記事を書いた人

サイト引越し屋さん編集部

日本で最も利用されているサーバー移転&保守代行サービス『サイト引越し屋さん』の中の人です。 サイト引越しに関わる技術情報をはじめ、WordPressやその他のWebサービスに関するノウハウを発信しています。 全日本SEO協会所属。日本ウェブ解析士協会(WACA)所属。

WordPress保守管理メールセミナー