WordPressが使える無料レンタルサーバー比較
  • 独自ドメイン・サーバーの選び方
最終更新日:2023年11月30日

WordPressが使える無料レンタルサーバー7社をご紹介

WordPressは、ブログやホームページを作成・運用する際に便利なCMS(コンテンツマネージメントシステム)です。WordPress自体は無料で使えるCMSですが、WordPressを利用するためには、ドメインとサーバーが必要になります。

そして、レンタルサーバーには、有料のものと無料のものが存在します。

試験的にブログを始めたい
とりあえずWordPressというものを使ってみたい

上記のような方は、無料で利用できるレンタルサーバーがオススメです。
ただし、無料のレンタルサーバーには以下のような機能制限もあります。

  • 広告が挿入される
  • 独自ドメインが使えない(サーバーによって異なる)
  • ディスク容量が少ない
  • 追加できないプラグインがある

本格的にブログを始められる方やホームページの作成をされたい方は、有料サーバーの方が適しています。

ただ「初期費用をかけずにWordPressを使ってみたい」という方は、まずは無料サーバーから始めて後から有料サーバーに移行するのも1つの手です。

本記事ではWordPressが使える無料レンタルサーバーを7つ、ご紹介いたします。
また、WordPressを無料で始めるための詳しい方法はこちらで紹介されていますので、ご参考になさってみてください。

無料レンタルサーバー7社を比較 ※WordPress使用可

WordPressも含め、無料で使えるレンタルサーバー7社はこちらです。

※2022年6月の時点でサービス終了や有料化にともなって、無料で使えるレンタルサーバーは少なくなってきました。

  • WordPress.com(ワードプレスドットコム)※有料化
  • XFREE(エックスドメイン)
  • XREA(エクスリア)
  • StarServerFree(スターサーバーフリー)
  • 000webhost(ゼロゼロゼロウェブホスト)
  • 未来サーバー※サービス終了
  • SiteMix※サービス終了

使用できる独自ドメインの数やディスク容量など、各サーバーの特徴を確認していきますね。

①Wordpress.com(ワードプレスドットコム)※有料化

wordpress.com
WordPress.com(ワードプレスドットコム)

WordPress.comはWordPressの運営元が提供している無料サーバーですので、WordPressの利用がとても簡単にできるといった特徴があります。

基本的にWordPressを利用する場合は、サーバーにWordPressのインストールをする作業が必要です。

WordPress.comの場合、すでにインストールされた状態になっているため、ほとんど知識のない人でもすぐに利用することができます。

※2022年6月の時点で無料プランはなくなっていました。

有料プランの月額料金も以前に比べて値上げされています。

WordPress.comの仕様表
項目 内容
広告表示 あり※PCからは表示なし
独自ドメイン 使用不可(有料アップグレードが必要)
ディスク容量 3GB
有料プラン あり(620円/月〜)
商用利用 可能
運営会社 Automattic
その他 プラグインの利用に制限あり

 

②Xfree(エックスフリー)

Xfree無料レンタルサーバー

Xfree(エックスフリー)

Xfree(旧Xdomain)は、サーバーの速度と安定性で人気の有料レンタルサーバー「Xserver(エックスサーバー)」の無料版です。

Xserverと同様に、Xfreeも管理画面がわかりやすく、簡単な操作でWordPressのインストールができるようになっています。

PC閲覧時には広告が表示されないことや、独自ドメインが使えるというのはXfreeの大きなメリットだといえます。

Xfreeの仕様表
項目 内容
広告表示 スマートフォン/タブレットからのアクセス時のみ表示される
独自ドメイン 使用可能(5個)
ディスク容量 2GB
有料プラン なし(有料版はXserverまたはwpX)
商用利用 可能
運営会社 エックスサーバー株式会社
その他 Xdomainのドメイン契約で、ディスク容量2.5倍
独自ドメイン数/インストール可能数2倍に!

※上記はWordPress機能を利用した場合の内容になります。

 

③XREA FREE(エクスリア フリー)

xrea
XREA FREE(エクスリア フリー)

XREAはGMOデジロック株式会社が運営するレンタルサーバーです。

GMOデジロックはドメイン登録のバリュードメインやCORESERVER.JPなどを運営している会社です。

XREAには、XREA FREE(無料)とXREA PLUS(有料)の2プランが提供されています。

XREA FREEは無料プランでありながら、独自ドメインを10個取得可能だったり、PythonやRybyが使えたり、機能面は無料で使えるレンタルサーバーの中でも非常に充実しています。

まさに高機能な無料サーバーを探している人にお勧めです。

XREA(XREA FREE)の仕様表
項目 内容
広告表示 あり
独自ドメイン 使用可能(10個)
ディスク容量 1GB
有料プラン あり(210円/月※12ヶ月契約の場合)
商用利用 可能
運営会社 株式会社GMOデジロック
その他 Python・Rudy言語に対応、SSH/独自SSL利用可
チャットサポートあり

 

④StarServerFree(スターサーバーフリー)

starserverfree
StarServerFree(スターサーバーフリー)

StarServerFreeは、ネットオウル株式会社が運営しているスターサーバーのフリープランです。

ネットオウル株式会社ではスタードメインという、ドメイン登録サービスも提供しています。

StarServerFreeには3つのプランがありますが、WordPressが使用できるのは「フリーPHP+MySQL」というプランのみです。

ディスク容量の増加や広告表示なし、独自SSLが利用できる有料プランでも月額126円〜利用できるという特徴があります。

StarServer Freeの仕様表
項目 内容
広告表示 スマートフォンからのアクセス時のみ表示
独自ドメイン 使用可能(1個)
ディスク容量 2GB
有料プラン あり(138円/月〜)
商用利用 可能
運営会社 ネットオウル株式会社
その他 特になし

 

⑤000webhost(ゼロゼロゼロウェブホスト)

000webhost

000webhost

000webhostはアメリカの無料レンタルサーバーです。

公式ページは英語表記ですが、その他の主要言語に切り替えることが可能です。※2022年6月現在、日本語への切り替えは不可。

広告が表示されない点は魅力的ですが、ディスク容量は少なく海外サーバーになるので不安に感じるかもしれません。

レンタルサーバーの契約やWordPressのサイトを作るのが初めての人にとっては、ややハードルが高いサーバーといえます。

000webhostの仕様書
項目 内容
広告表示 なし
独自ドメイン 使用可能(2個)
ディスク容量 300MB
有料プラン あり
商用利用 可能
運営会社 Hostinger
その他 海外サーバーで複数の言語に対応

 

⑥未来サーバー※閉鎖


未来サーバー

未来サーバーは、メールアドレスを登録するだけで簡単にWordPressが利用できるという特徴があります。

さらに無料サーバーでは珍しく、広告表示がなくディスク容量も無制限です。

ただし、独自ドメインが利用できませんので、本格的に長期運用していく場合には適していないと言えます。

※2021年3月の時点で公式サイトへアクセスできない状態になっていました。

未来サーバーの仕様表
項目 内容
広告表示 なし
独自ドメイン 使用不可
ディスク容量 無制限
有料プラン あり(198円/月〜)
その他 無料SEO分析ツールMiraiReviewの提供も行っている

 

⑦SiteMix(サイトミックス)※閉鎖

sitemix
SiteMix(サイトミックス)

SiteMixもWordPress使用できる無料サーバーです。

WordPressが標準搭載されていますので、簡単にブログを始めることができます。データ容量も1GBの無料サーバーが多いなか、1.5GBありますし、独自ドメインの利用も可能です。

ただし、「サーバーの動作が不安定」「ホームページのインフォメーションが、2016年2月から更新されていない」「サイトがSSL化(https化)されていない」これら3点を踏まえると、使用はあまりおすすめできません。

※2022年6月の時点で公式サイトへアクセスできない状態になっていました。

SiteMixの仕様表
項目 内容
広告表示 あり(162円/月で非表示にできる)
独自ドメイン 使用可能
ディスク容量 1.5GB(162円/月で5GB追加・最大20GBまで増量可能)
有料プラン なし(有料オプションはあり)
その他 簡易的な生ログ(アクセスログ)、自動ウイルスチェックに対応

無料レンタルサーバーを使う5つのデメリット/注意点

無料レンタルサーバーを使う場合には、デメリットもいくつか挙げられます。

  • 有料サーバーに比べて通信速度が不安定なときがある
  • サポート体制が整っていない
  • 商用利用できない場合がある
  • 広告表示がある
  • バックアップの取得を行う必要がある

無料のサーバーは有料のものに比べると通信速度が安定しないケースがあります。もし心配であれば、できるだけ大手企業が運営するサーバーを選んだほうが安心です。それに、無料サーバーはサポート体制が整備されていないことが多い点も注意したいところですね。

また、無料サーバーの中には、商用利用を完全に禁止しているサービスもあるので、アフィリエイトやGoogleアドセンスなどの広告を載せる予定なら、規約を事前にチェックしておく必要があります。また、広告が表示される位置についても確認しておくといいですね。

無料レンタルサーバーは使用目的に合わせて、慎重に選ぶようにしましょう。

また、レンタルサーバー選びと並んで重要な作業の1つにバックアップ対策があります。一生懸命サイトを作ったとしても、何かの事故でデータが飛んでしまう可能性もあります。

そんな事態に備えて、WordPressのバックアップは定期的に取っておくようにしましょう。有料サーバーの場合は、バックアップのサポートを行ってくれるところもありますが、無料レンタルサーバーの場合は期待してはいけません。

バックアップ方法については、こちらの記事にて解説しています。

まとめ:本格的なサイト運営に無料レンタルサーバーは不向き

今回はWordPressが使用できる無料サーバーを7つ、ご紹介いたしました。

WordPressは、無料ブログサービスに比べてデザインの自由度が高く機能を拡張することも可能ですので、これからブログを始める人に向いています。

無料サーバーと一言でいっても、それぞれに特徴があります。
本記事を参考に、あなたに合った無料サーバーを選んでみましょう。

ただし、本格的なサイト運営をするなら、無料レンタルサーバーだとスペックは物足りなく感じるはずです。

もちろん、お試し感覚で無料レンタルサーバーでWordPressサイトを作るのは良いです。

しかし、いずれアフィリエイトやアドセンスなど、積極的に収益を狙っていくなら、有料のレンタルサーバーにしておいたほうが良いでしょう。

1ヶ月あたりのコストは1,000円ほどかかりますが(※契約プランによる)、サポート体制やサイト運営に必要なスペックは、しっかり整っています。

例えば、XFREEの有料版であるエックスサーバーは、国内シェアはトップで評価の高いサーバーです。

>>【公式】エックスサーバー(国内シェアトップ)

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この記事を書いた人

サイト引越し屋さん編集部

日本で最も利用されているサーバー移転&保守代行サービス『サイト引越し屋さん』の中の人です。 サイト引越しに関わる技術情報をはじめ、WordPressやその他のWebサービスに関するノウハウを発信しています。 全日本SEO協会所属。日本ウェブ解析士協会(WACA)所属。

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