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サイト引越し屋さん編集部
「更新に失敗しました。返答が正しいJSONレスポンスではありません。」の原因と解決方法
こんにちは、日本でもっとも利用されているWordPressのサーバー移転&保守管理サービス『サイト引越し屋さん』です。
本記事では、WordPressで「更新に失敗しました。返答が正しいJSONレスポンスではありません。」というエラーが発生するケースについて、「概要説明」「発生原因」「解決方法」の順に詳しく解説します。
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目次(クリックで飛べます!)
「更新に失敗しました。返答が正しい JSON レスポンスではありません。」とは
「更新に失敗しました。返答が正しいJSONレスポンスではありません。」というエラーメッセージは、WordPressの投稿やページの編集・更新時に発生する一般的な問題です。このエラーは、WordPressがサーバーから正しい形式のJSONデータを受け取れなかったことを意味します。
JSON(JavaScript Object Notation)は、データを交換するための軽量なデータフォーマットであり、WordPressがデータをやり取りする際に広く使用されています。このエラーは、サーバーやプラグイン、テーマの設定の不具合が原因で起こることが多いです。
「更新に失敗しました。返答が正しい JSON レスポンスではありません。」の発生原因
このエラーが発生する原因はいくつかありますが、主な要因を以下にまとめます。
- パーマリンク設定の不備
- セキュリティプラグインの影響
- テーマやプラグインの不具合
- .htaccessファイルの設定ミス
- REST APIの無効化
- SSL設定の問題
1.パーマリンク設定の不備
WordPressのパーマリンク設定が正しくない場合、JSONレスポンスに影響を与えることがあります。特に、パーマリンク設定が「デフォルト」以外に設定されている場合にエラーが発生しやすくなります。
2.セキュリティプラグインの影響
WordPressに導入しているセキュリティプラグインが、JSON APIリクエストをブロックしてしまうことがあります。このようなプラグインは、通常、セキュリティを強化する目的で使用されますが、過剰に制限をかけることでエラーを引き起こすことがあります。
3.テーマやプラグインの不具合
特定のテーマやプラグインが、WordPressの標準的なJSON通信を妨げることがあります。特にテーマやプラグインが最新バージョンでない場合や、互換性に問題がある場合にエラーが生じることがあります。
4.htaccessファイルの設定ミス
サーバーの.htaccessファイルが誤って設定されている場合、WordPressが正常なJSONレスポンスを受け取れなくなることがあります。
5.REST APIの無効化
WordPressのREST APIが何らかの理由で無効化されている場合、JSONレスポンスが正しく返されないため、エラーが発生します。
6.SSL設定の問題
サイトがSSL対応しているにもかかわらず、内部リンクや設定がhttpのままになっている場合、通信エラーが発生することがあります。この場合、JSONレスポンスが正しく受け取れない原因となります。
「更新に失敗しました。返答が正しい JSON レスポンスではありません。」の解決方法
このエラーの解決方法は、発生原因によって異なります。以下に代表的な解決策を挙げます。
- パーマリンク設定を再設定する
- プラグインを一時的に無効化する
- テーマをデフォルトに変更する
- htaccessファイルを確認・修正する
- REST APIの有効化
- SSL設定の確認
- プラグインやテーマを最新バージョンに更新する
1.パーマリンク設定を再設定する
WordPressの管理画面から「設定」→「パーマリンク設定」にアクセスし、何も変更せずに「変更を保存」ボタンをクリックします。これにより、パーマリンク設定がリフレッシュされ、エラーが解消する場合があります。
※パーマリンク内容を誤って変更するとサイトの表示やSEOへ影響するためご注意ください。
2.プラグインを一時的に無効化する
セキュリティプラグインやその他のプラグインが原因である場合、プラグインを一時的に無効化して問題が解決するか確認してください。特に、JSONリクエストをブロックする可能性があるプラグインに注意を払いましょう。
3.テーマをデフォルトに変更する
使用中のテーマが原因である可能性を確認するため、一時的にWordPressのデフォルトテーマ(例: Twenty Twenty-Oneなど)に変更してみてください。これで問題が解消する場合、テーマに何らかの不具合があることが考えられます。
4.htaccessファイルを確認・修正する
サーバー上の.htaccessファイルをバックアップした上で、デフォルトのWordPress用.htaccess設定に書き換えてみてください。デフォルトの設定は以下の通りです。
※サブドメインやサブディレクトリにWordPressを設置している場合は適宜内容を調整ください。
# BEGIN WordPress
RewriteEngine On
RewriteBase /
RewriteRule ^index\.php$ - [L]
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d
RewriteRule . /index.php [L]
# END WordPress
変更後、エラーが解消するか確認します。
5.REST APIの有効化
REST APIを無効化するプラグインや設定がある場合、それを解除または削除してください。REST APIはWordPressの正常な動作に必要な機能であり、これが無効化されるとJSONレスポンスエラーが発生することがあります。
REST APIの有効化は、レンタルサーバーの管理画面から設定できる場合があります。例えば、エックスサーバーの場合もサーバーパネルから設定のON/OFF設定が可能です。詳しくは下記公式ヘルプをご覧ください。
参考:WordPressセキュリティ設定 – エックスサーバー公式マニュアル
6.SSL設定の確認
サイトがSSL対応している場合、WordPressアドレス(URL)とサイトアドレス(URL)が「https://」で始まっていることを確認してください。「設定」→「一般」で確認できます。
また、内部リンクがhttpのままになっている場合は、プラグイン(例: Really Simple SSL)を使って一括でhttpsに変換するか、または、手動での対応を検討してください。
7.プラグインやテーマを最新バージョンに更新する
すべてのプラグインやテーマを最新バージョンに更新し、WordPress自体も最新バージョンにアップデートしてください。古いバージョンのプラグインやテーマには、JSONレスポンスに影響を与える不具合があることがあります。
まとめ
「更新に失敗しました。返答が正しいJSONレスポンスではありません。」というエラーは、WordPressの投稿やページを更新する際に発生する一般的な問題ですが、その原因は多岐にわたります。
パーマリンク設定の不備、セキュリティプラグインの影響、テーマやプラグインの不具合、.htaccessファイルの設定ミス、REST APIの無効化、SSL設定の問題などが考えられます。
上記の解決策を順に試していくことで、エラーを解消できる可能性が高いです。問題が解決しない場合は、専門家に相談することをおすすめします。
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この記事を書いた人
サイト引越し屋さん編集部
日本で最も利用されているサーバー移転&保守代行サービス『サイト引越し屋さん』の中の人です。 サイト引越しに関わる技術情報をはじめ、WordPressやその他のWebサービスに関するノウハウを発信しています。 全日本SEO協会所属。
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