サーバー移転
  • サイト引越し全般
最終更新日:2019年9月4日

サーバー移転とは?手順や注意点、SEOへの影響を解説!

「サーバートラブルや不具合が多くなった」
「サイトのアクセス数が増えたことで表示速度が遅くなってきた」
「現在よりも安いサーバーに乗り換えたい」

上記のような理由で、レンタルサーバーを変更したいということがありますよね?

このように、Webサイトやブログを公開するために必要なサーバーを別のサーバーに変更することを、サーバー移転と呼びます。

本記事では、サーバー移転の手順や、注意点、移転後のSEOへの影響などについて詳しく解説していきたいと思います。

サーバー移転の手順

サーバー移転の手順については、各レンタルサーバーのホームページにも記載されています。

ただし、HTMLで作成されたサイトと、WordPressやMovableType等のCMSを使って作成されたサイトでは、サーバー移転の手順が異なるため、注意が必要です。

ここでは、基本的なサーバー移転の手順について、解説していきます。

①移転先サーバーの契約、ドメイン設定、メールアドレス設定

まずは、移転先のサーバーの契約手続きを行います。
契約が完了後、移転先サーバーの管理画面で、移転するサイトのドメイン設定やメールアドレスの設定を行います。

②移転元サーバー上のデータをバックアップ

次に、FTPソフトを使用して、移転元サーバー上にあるデータのバックアップを行いましょう。
データ量が多い場合は、小分けにダウンロードすることで、エラーを防ぐことができます。

③移転先サーバーにデータを移行

FTPソフトに、移転先サーバーの「サーバー情報」を設定します。
そして、移転先サーバーにあるドメインのフォルダーに、移転元サーバーからダウンロードしたデータをアップロードします。

④DNS設定(ネームサーバー)の切り替え

契約しているドメインの管理画面から、DNS設定(ネームサーバーの変更)を行います。
ネームサーバーの情報は、移転先サーバーの管理画面で確認しておいてください。
この時、コピペすることで、間違いを防ぐことができます。

⑤メールアドレスを使用している場合はメールソフトの再設定

移転先サーバーでメールアドレスを使用する場合は、メールソフトの再設定が必要です。
メールプロパティを確認し、再設定を行って下さい。

⑥移転先サイトの動作、表示確認

最後に、きちんとサーバー移転が行えたかどうか、サイトの動作や表示確認を行います。
DNSの切り替えが反映されるまでに、時間がかかることもありますので、サイトがうまく表示されない場合は、少し時間を置いてから確認してみてください。

WordPress等のCMSをサーバー移転する場合の注意点

HTMLで作成されたサイトと、WordPressやMovableType等のCMSを使って作成されたサイトでは、サーバー移転の手順が異なると前述しましたが、大きく異なるポイントは、CMSで作成されたサイトの場合、FTP上のデータ以外にデータベースの移行も必要になるということです。

データベースの移行手順は、まず移転元サーバーの管理画面から、「phpMyAdmin」にログインし、データのエクスポートを行います。

次に、移転先サーバーにデータベースを作成し、「phpMyAdmin」からデータのインポートを行うことで、データベースの移行が可能です。

また、WordPressサイトの場合は、移転先サーバー上にある「wp-config.php」という名前のファイルを開き、データベース名やユーザー名、パスワードやMySQLホスト名を修正する必要があります。

その他にも、WordPressの管理画面でパーマリンク設定を行うなどの細かい調整が必要になってきます。このように、WordPressやMovableType等のCMSを使って作成されたサイトは、HTMLサイトに比べ、移転作業が複雑で難しいのです。

SSL(https:)化しているサイトの場合

SSL暗号化(https:)しているサイトを移転する場合、まずはSSL化されていないhttp:の状態で移転させます。移転後、再度SSLの設定を行い、サイトをSSL(https:)化させるといった二段階の手順を踏む必要があるのです。

また、SSL化の再設定が完了するまでには、数十分〜1時間程度かかり、その間サイトが表示されない時間帯が発生します。(サーバーによって、SSL再設定にかかる時間は異なります。)

そのため、SSL化されたサイトをサーバー移転する場合には、あらかじめサイトが表示できない時間帯が発生することを前提にスケジュールを立てましょう。

お勧めは、アクティブユーザーが少ない時間帯にサーバー切り替えをしたり、夜間のタイミングで切り替えることです。

サーバー移転によるSEOへの影響

基本的に、レンタルサーバー会社やブランドの違いでSEO評価が上がったり下がったりすることはありません。ただし、レンタルサーバーによって性能が異なることから、サイト表示スピードに影響が出ます。

表示スピードが遅いと、サイトの離脱率が高くなりますのでSEO評価にはマイナスです。

一方で、表示スピードの早い(性能の良い)レンタルサーバーを使用することでSEO評価が高くなる可能性は考えられます。

まとめ

本記事では、サーバー移転の手順や注意点、SEOへの影響について解説してきました。サーバー移転を自分で行って失敗してしまうと、最悪の場合サイトが表示されなくなったり、データが消えてしまったりする可能性があります。

「サーバー移転に自信がない」という方は、サーバー移転業者に外注するのもオススメです。
弊社では、WordPressの移転であれば、29,800円~作業の代行を承っております。

専門の業者に外注することで、サイトが表示されなくなったり、データが消えてしまったりすることはありませんので安心してサーバー移転を行うことができます。
サーバー移転をご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

サイト引越し屋さん編集部

日本で最も利用されているサーバー移転&保守代行サービス『サイト引越し屋さん』の中の人です。 サイト引越しに関わる技術情報をはじめ、WordPressやその他のWebサービスに関するノウハウを発信しています。 全日本SEO協会所属。日本ウェブ解析士協会(WACA)所属。

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