- ドメイン移管
大塚商会からエックスサーバーへドメイン移管する手順と注意点
こんにちは、日本でもっとも利用されているWordPressのサーバー移転代行&保守管理サービス『サイト引越し屋さん』です。
大塚商会のアルファメールで管理しているドメインを、エックスサーバーへ移管したい。そう考えて調べ始めると、「どこから手を付ければいいのか分からない」という壁に当たる方が少なくありません。
大塚商会からのドメイン移管は、サービスの解約申請を出さないとAuthCode(認証コード)が発行されないという特有の流れがあります。さらに「解約は10日締め」「前払い契約はマイページから解約できずFAXが必要」など、他のレジストラとは異なるルールを知らないと、メールやホームページが止まるリスクがあります。
この記事では、WordPressのサーバー移転を累計3,500件以上手がけてきたサイト引越し屋さんが、実際に対応した大塚商会からの移管案件の日数やつまずきを交えて、手順と注意点を解説します。
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目次(クリックで飛べます!)
大塚商会からエックスサーバーへのドメイン移管で最初に知っておくこと
手順に入る前に、大塚商会からの移管だけに当てはまる前提を2つ整理します。ここを誤解したまま進めると、スケジュールが大きくずれます。
ドメイン移管には大塚商会のサービス解約が必要
大塚商会では、ドメインだけを他社へ移す場合も、アルファメールなどのサービスの解約申請が前提です。解約を申し込むと、移管に必要なAuthCode(オースコード)が指定のメールアドレス宛てに案内される仕組みです。
当社の案件でも、解約を申し込んでいない段階では移管先の申請画面から先に進めないケースがありました。つまり移管のスケジュールは、「解約申請をいつ出すか」から逆算して組む必要があります。
「ドメインはそのまま」の意味を関係者で揃える
「ドメインはそのままでエックスサーバーへ」という言い方は、2通りに受け取れます。
実際に当社でも、お客様は「ドメイン名を変えずに管理会社ごと移す」つもり、当社は「管理会社は大塚商会のままデータだけ移す」と理解していた認識齟齬が起きたことがあります。
| パターン | ドメイン管理 | Webサーバー | メール | 大塚商会の解約 |
|---|---|---|---|---|
| A. サーバーだけ移転 | 大塚商会 | エックスサーバー | 大塚商会 | 不要 |
| B. 一式を移管 | エックスサーバー | エックスサーバー | エックスサーバー | 必要 |
| C. ドメイン+別メール | エックスサーバー | エックスサーバー | Google Workspace / Microsoft 365 | 必要 |
この記事で解説するのはBとCです。Aは手軽ですが、大塚商会の契約と費用が残るため、「大塚商会を完全にやめたい」「Google Workspaceを使いたい」という方には向きません。
当社に寄せられた相談でも、「大塚商会にドメインを残したままではGoogle Workspaceを使えないと言われた」という理由でドメイン移管を決める方が多くいらっしゃいます。
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移管前に確認すべき6つのポイント
大塚商会からの移管でトラブルになるのは、ほとんどが「事前確認の漏れ」です。申請前に次の6点を揃えておくと、移管は最短1日で完了します。
1. ドメインの種類(.comなどかco.jpなどか)
.comや.netなどの汎用ドメイン(gTLD)と、co.jpなどの属性型JPドメインでは、承認の仕組みと締切が異なります。詳しくは後述の「gTLD(.comなど)とco.jpで異なるポイント」で解説します。
2. 契約形態と解約の締め日
大塚商会のアルファメールは「毎月10日締め・当月末解約」で、11日以降の申込は翌月末解約になります。また、利用料金を前払いしている契約はマイページから解約できず、解約依頼書に記入・捺印してFAXで送る形になります。
契約途中で解約しても、前払い分は返金されません。更新時期が近い場合は、更新前に移管を終える計画が有利です。
3. Whoisに登録されたメールアドレス
.comなどの移管では、登録者のメールアドレスに届く「移管承認メール」をクリックしないと手続きが進みません。契約時の担当者が退職していたり、プロバイダメールを廃止していたりすると、承認メールを受け取れません。
4. ドメインの有効期限
XServerドメインでは、有効期限までの残りが1ヶ月以上あることが移管の条件です。汎用ドメインは期限まで2週間を切ると移管できず、新規登録から60日以内のドメインも移管できません。
5. 現在のDNSレコード(ゾーン情報)
移管で変わるのは「ドメインの管理会社」だけで、ネームサーバーは大塚商会のまま引き継がれます。大塚商会を解約するとそのDNSも止まるため、MX・SPF・Aレコードなどを控え、エックスサーバー側で再現する準備が必要です。
大塚商会に依頼すると「ご契約ドメインのDNSレコード情報一覧(ゾーン情報)」を提供してもらえた事例があります。
6. エックスサーバーの契約状態と特典の対象
エックスサーバーの「独自ドメイン永久無料特典」を移管に使う場合、サーバーの本契約(料金支払い)が必要で、無料お試し期間中は使えません。
また、スタンダードプランの特典対象に.co.jpは含まれず、co.jpを特典で移管できるのはビジネスプランです。対象外の場合は通常の移管料金がかかります。
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大塚商会からエックスサーバーへドメイン移管する手順7ステップ
当社が実際に行っている順番で、申込からDNS切り替えまでを7つのステップに分けて解説します。ポイントは、エックスサーバー側の準備を先に終えてから大塚商会の解約を申し込むことです。
STEP1:エックスサーバーを本契約する
エックスサーバーを申し込み、料金を支払って本契約にします。無料お試し期間のままだと、ドメイン永久無料特典での移管申請ができません。
STEP2:サイトとメールを先にエックスサーバーへ移す
エックスサーバーのサーバーパネルで対象ドメインを追加し、Webサイト(WordPressなど)とメールアカウントを準備します。
当社ではサイトを新サーバーで公開した後にドメイン移管に進むこともあり、移管中にサイトが止まるリスクを減らせます。
STEP3:Whoisのメールアドレスを確認・変更する
大塚商会に登録されているドメインの担当者メールアドレスが、今も受信できるか確認します。廃止済みの場合は、大塚商会のマイページから問い合わせて変更します。
大塚商会自身も、メールアドレスを変更してから移管申請するよう案内しています。
STEP4:大塚商会に解約を申し込む
マイページから解約を申し込みます。前払い契約などでマイページから解約できない場合は、「アルファメール解約依頼書」を入手し、会社印を押してFAXで送ります。依頼書では、解約後のドメインの扱いで「他社移管」を選び、AuthCodeを受け取るメールアドレスを記入します。
解約月は、移管完了とDNS切り替えの後に余裕を持たせて指定しましょう。解約日までは大塚商会のメールとDNSが動くため、並行期間として使えます。
STEP5:AuthCodeを受け取る
解約申請が受理されると、指定したメールアドレスにAuthCodeが届きます。当社の案件では、FAX送信の翌日に届いたケースから、依頼から約2週間かかったケースまでありました。
AuthCodeには有効期限があるため、届いたらすぐに申請できるよう準備しておきます。
STEP6:XServerドメインで移管申請して承認する
XServerアカウントにログインし、「ドメイン移管」からドメイン名とAuthCodeを入力して申請します。特典を使う場合は「各種特典お申し込み」から手続きし、使わない場合は移管料金を支払います。
.comなどは、Whoisのメールアドレスに届く承認メールのURLをクリックして承認します。co.jpなどは大塚商会側が承認するため、待つだけです。当社の案件では、申請当日〜翌日に完了した例がほとんどです。
STEP7:ネームサーバーをエックスサーバーに切り替える
移管完了後も、ネームサーバーは大塚商会のままです。XServerドメインの管理画面でネームサーバーをエックスサーバーのものに変更し、メールの送受信とサイト表示を確認して完了です。
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gTLD(.comなど)とco.jpで異なるポイント
同じ大塚商会からの移管でも、ドメインの種類で「誰が承認するか」と「締切」が変わります。特にco.jpは、締切を過ぎるとドメインが廃止されるため注意が必要です。
| 項目 | gTLD(.com / .netなど) | 属性型JP(co.jpなど) |
|---|---|---|
| 大塚商会から届くもの | ドメイン管理用ID・パスワード、AuthCode | ロック解除の案内とAuthCode |
| 移管の承認 | 登録者が承認メールで承認 | 大塚商会(現管理事業者)が承認 |
| 移管にかかる期間(公式の目安) | 1〜7日 | 1〜10日 |
| 移管しないまま解約した場合 | 有効期限で更新されず抹消 | 解約月の翌月末に廃止 |
| 移管の締切 | AuthCodeの有効期限まで | 解約月翌月の最終営業日午後3時までに指定事業者変更申請 |
| 移管後の有効期限 | 現在の期限から1年延長 | 移管完了メールの利用期限日を確認 |
出典:大塚商会「アルファメールご解約における注意事項」、XServerドメイン「ドメイン管理の移転(移管)よくある質問」
co.jpの移管は、JPドメインの用語で「指定事業者変更」と呼ばれます。移管先が申請をJPRSに送り、大塚商会が承認する流れです。
当社の案件では、事前に大塚商会へ「移管予定」と伝えておくと、申請の翌日に完了した例もあります。
実例から分かった大塚商会の移管でつまずく6つのポイント
ここでは、当社に寄せられた大塚商会からの移管案件で実際に起きたことと、その対処法を紹介します。公式マニュアルだけでは分からない点ばかりなので、申請前に目を通しておいてください。
1. マイページから解約できない
ある事業者様の案件では、マイページで解約しようとすると「利用料金前払い契約のため、当サイトから解約を申し込むことはできません」と表示されました。問い合わせると解約依頼書のFAXを案内され、記入・捺印して送信した翌週にAuthCodeが届いています。
対処法は、会社印の手配を先に済ませておくことです。別の会計事務所様では、担当者が在宅勤務で会社印の手配に1日かかりました。
2. AuthCodeがなかなか届かない
ある警備会社様の案件では、AuthCodeの発行を依頼したところ「20日頃の発行」と回答があり、受け取るまで約2週間かかりました。受け取った当日に申請し、その日のうちに移管は完了しています。
また、マイページで解約を申し込んだのに、状態が「解約受付中」のまま数日止まった歯科医院様の例もあります。AuthCodeが届くまでの日数は読めないため、移管希望日の2〜3週間前に解約を申し込むのが安全です。
3. AuthCodeの有効期限を勘違いしやすい
ある法人様が大塚商会に確認した際、最初は「AuthCodeは60日間有効」と案内され、再確認で「解約後35日間」だと分かりました。別の案件では、届いたAuthCodeの有効期限は約3週間後でした。
口頭の案内ではなく、AuthCodeの通知メールに書かれた有効期限を必ず確認してください。
4. Whoisのメールアドレスが廃止済みで承認メールが届かない
歯科医院様の.comドメインでは、Whoisに登録されたメールアドレスが既に廃止されていました。このままでは移管の承認メールが受け取れません。
当社から大塚商会に問い合わせ、受信できるアドレスに変更したところ、承認メールが届き、翌日に移管が完了しました。なお、登録者の名義を変更すると、60日間の移管ロックがかかる場合があります。変更前に大塚商会へ影響を確認しておくと安心です。
5. 大塚商会のDNSではTXTレコードを追加できない
ある不動産会社様は、ドメインをエックスサーバーへ、メールをGoogle Workspaceへ移す計画でした。
移管は申請から数日で完了したものの、ネームサーバーが大塚商会のままだったため、Google Workspaceの所有権確認に必要なTXTレコードを追加できませんでした。大塚商会に確認しても、アルファメールではTXTレコードの設定はできないという回答です。
対処として、大塚商会からゾーン情報(DNSレコード一覧)を提供してもらい、エックスサーバーのDNSに再現してからTXTレコードを追加し、ネームサーバーを切り替えました。この作業の分だけ予定が延びたため、お客様は大塚商会の解約を1か月後ろにずらしています。
6. 切り替え前後にメールが大塚商会側に届く
ネームサーバーを切り替えると、大塚商会のメール機能は使えなくなります。一方で大塚商会は、他社へ移行後も最大で翌月末までアルファメールのメールボックスに配送されることがあると案内しています。
また、移行後に大塚商会のWebメールから同じドメイン宛てに送ったメールが、新環境に届かない例もありました。大塚商会のサーバー内で配送が完結する「内部配送」が原因と考えられます。
切り替え後しばらくは、新旧両方の受信箱を確認してください。メール移行の詳細は「メールサーバー移行手順」をご覧ください。
大塚商会からのドメイン移管にかかる費用と期間の目安
当社の実績では、解約申込から移管完了までは1〜3週間です。時間がかかるのは移管そのものよりも、AuthCodeが届くまでの待ち時間です。
実際にかかった日数
| 案件 | ドメイン | 解約申込・依頼→AuthCode到着 | 移管申請→完了 |
|---|---|---|---|
| 事業者様(前払い契約・FAX解約) | co.jp | 7日 | 1日 |
| 歯科医院様 | .com | 7日 | 承認メール対応の翌日 |
| 警備会社様 | gTLD | 15日 | 当日 |
| 法人様(アルファメールプレミア) | gTLD | ― | 3日 |
| 不動産会社様 | .com | ― | 4日 |
| 会計事務所様(移管先はエックスサーバー以外) | co.jp | 1日 | 1日 |
※サイト引越し屋さんの対応案件(2025年12月〜2026年9月)より。「―」は解約申込日を当社で把握していない案件です。
大塚商会からのドメイン移管に関するよくある質問
読者の方からよくいただく質問に回答します。
Q. ドメイン移管中もホームページやメールは使えますか?
使えます。移管で変わるのはドメインの管理会社だけで、ネームサーバーやDNS設定はそのまま引き継がれます。
ただし、大塚商会の解約日を過ぎるとDNSも止まるため、それまでにネームサーバーを切り替えてください。
Q. 大塚商会を解約せずにドメインだけ移管できますか?
当社の対応案件では、いずれも解約申請後にAuthCodeが発行されています。メールやサイトを大塚商会で使い続けたい場合は、ドメインは大塚商会に残し、Webサーバーだけ移す方法も検討してください。
Q. AuthCodeはどこに届きますか?
解約申込時(解約依頼書)に記入したメールアドレスに届きます。解約受付のメールとは別のアドレスに届くことがあるため、どのアドレスを記入したか控えておきましょう。
Q. 移管したらドメインの有効期限はどうなりますか?
.comなどは、移管時の支払いで現在の期限から1年延長されます。co.jpなどは扱いが異なるため、XServerドメインから届く「ドメイン移管完了のお知らせ」に記載された利用期限日と支払期限日を確認してください。
サイト引越し屋さんの対応事例
最後に、サイト引越し屋さんで実際に対応した大塚商会からの移管事例を紹介します。
鈴木税務会計事務所様:大塚商会からエックスサーバーへ一式を移転
従来のサーバーのリニューアルに合わせ、大塚商会からエックスサーバーへWordPress移転・ドメイン移管・メールアドレス移行・常時SSL化をまとめて実施しました。結果として維持費も下がっています。
co.jpドメインの事業者様:SSL化をきっかけにドメインごと移管
アルファメール2コンパクトをご利用中で、「大塚商会の有料SSLが自社には過剰」という理由からエックスサーバーへの移転をご相談いただきました。過去にご自身で引越しをしてデータを失った経験があり、代行を希望された案件です。
契約は2年分の前払いで、マイページからは解約できませんでした。当社が大塚商会に手続きを確認し、解約依頼書の書き方をお電話でご案内。FAX送信から7日でAuthCodeが届き、その翌日にエックスサーバーへ申請、さらに翌日に移管完了となりました。
この案件では当初、「ドメインはそのまま」の解釈がお客様と当社で分かれていました。この経験から、現在はお見積りの段階で「ドメインの管理会社も変えるか」を必ず確認しています。
まとめ:大塚商会からのドメイン移管は「解約の段取り」で決まる
大塚商会からエックスサーバーへのドメイン移管は、移管申請そのものは1日で終わることも多い一方、その前の解約とAuthCodeの取得に時間がかかります。特に「10日締め」「前払い契約はFAX解約」「co.jpは締切を過ぎると廃止」の3点は、スケジュールを組む前に必ず押さえておきましょう。
また、移管が終わってもネームサーバーは大塚商会のままです。ゾーン情報の再現とネームサーバーの切り替えまでを解約日より前に終えることが、メールとホームページを止めない最大のコツです。
「自社で進めるのは不安」「メールやWordPressも一緒に移したい」という方は、大塚商会からの移管実績があるサイト引越し屋さんにご相談ください。解約依頼書の書き方から移管・DNS切り替えまで、まとめてサポートします。
「自分で移管作業して失敗するのが怖いので代行して欲しい」
そんなときは私たちサイト引越し屋さんにお任せください。
経験豊富なスタッフがドメイン移管作業を代行いたします。
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この記事を書いた人
サイト引越し屋さん編集部
日本で最も利用されているサーバー移転&保守代行サービス『サイト引越し屋さん』の中の人です。 サイト引越しに関わる技術情報をはじめ、WordPressやその他のWebサービスに関するノウハウを発信しています。 全日本SEO協会所属。
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