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サイト引越し屋さん編集部
ASM(アタックサーフェスマネジメント)導入の費用をプロが解説
ASM(アタックサーフェスマネジメント)は、企業のセキュリティ対策に不可欠な施策の一つです。しかし、その費用や導入方法がいまいちわかりづらいと思う方も多いです。
そこで本記事では、ASMの具体的な費用やコスト構造、効果的な導入のためのポイントについて解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。
「ASMを導入したいけど何から始めていいか分からない」
「脆弱性診断まで含めて支援して欲しい」
そんなときは是非サイト引越し屋さんにご相談ください。
目次(クリックで飛べます!)
ASM導入にかかる費用【業者編】
Google検索でASMの作業を代行してくれる業者の外注相場を調べてみました。
2025年1月現在、ASMの作業を依頼できる業者を紹介します。
業者名 | 料金(税込) | 備考 |
---|---|---|
株式会社ユービーセキュア | 2,750,000円~ | 10ドメインまで想定の料金 |
株式会社USEN ICT Solutions | 880,000~ | |
キヤノンITソリューションズ株式会社 | 62,000円~/月 | |
株式会社スリーシェイク | 50,000円~/月 | 契約は年間契約 |
大塚商会 | 165,000円~ | |
株式会社AGEST | 要お問い合わせ | |
株式会社ラック | 要お問い合わせ | |
株式会社ソリトンシステムズ | 要お問い合わせ | 無償トライアル調査を実施中 |
NRIセキュアテクノロジーズ株式会社 | 要お問い合わせ | 対応の期間や内容、対象アセット数などにより見積りが変動する |
サイト引越し屋さん | 要お問い合わせ | 当社サービス |
業者によってASM関連の作業費には差があります。
上記はあくまで参考値なので、できるだけ複数業者に相見積もりをとることを推奨します。
サイト引越し屋さんで対応する場合は、一度ご相談いただき、条件などを踏まえて御見積を出させていただいております。
ASM導入費用【クラウドソーシング編】
次に、クラウドソーシングで外注した場合の費用について、ご紹介します。
今回は、有名なクラウドソーシングサービスである『ランサーズ(Lancers)』と『ココナラ(cocconala)』の2社で調べてみました。
これらのサービスはそれぞれ、個人・会社が技術や特技を登録し、それを通販のようにユーザーが購入できるものになっています。
ランサーズの場合
ランサーズは国内最大級のクラウドソーシングサイトで、ユーザー数はかなり多いです。
ランサーズの場合は「Web関係が得意な人(エンジニアなど)へ直接発注する」、あるいは「仕事を公開募集して作業できる人を募る」流れになります。
依頼できそうな方を探したところ、30,000円ほどで担当してくれる作業者は1名見つかりましたが、ほとんど見つかりませんでした。
少なくとも、セキュリティに強みを持つ企業が提供するASMと同程度のサービスを実施してくれる作業者を見つけるのは難しそうです。
ココナラの場合
ココナラもチェックしてみましたが、やはりセキュリティに強みを持っている企業が提供してくれるようなASMを実施してくれる作業者はさすがに見つかりません。
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そもそもASMは非常に高度な専門知識を要する分野の作業なので、クラウドソーシング経由での依頼は難しいといえます。
もちろん、簡易的なセキュリティチェックであれば話は別ですが、ASMを依頼される側も大手企業が提供するサービスを利用されるケースが多い印象を受けます。
また、ASMは継続的な監視と対応が必要なため、短期的な契約ではなく、長期的に信頼できるパートナーと協力することが望ましいです。
そのため、ASMを実施してくれる信頼のおけるサービス/企業と長くお付き合いするのを前提にされたほうが安心だといえます。
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ASM導入にかかる費用の内訳
ASM導入におけるコストは、サービスの種類や規模によって異なります。
ここでは、ASM導入にかかる具体的な費用項目を解説します。
- ASMの初期費用
- 月額料金とランニングコスト
ASMの初期費用
ASMを導入する際には、システム設定や初期スキャンの費用が発生します。
この初期費用は導入時に一度だけ発生し、数万円から数十万円まで幅広く、環境によってさまざまです。
月額料金とランニングコスト
多くのASMサービスでは、月額料金が発生します。
料金設定は、監視レベルやデータ処理量によって異なり、一般的には月額数万円から数十万円の範囲です。
ASMの費用を左右する要因
ASMの導入コストには複数の要因が影響し合っています。
具体的には、以下の要因によって費用は上下します。
- ネットワーク規模と環境
- 保護対象となるサーフェスの広さ
- セキュリティ監視レベルとカスタマイズ性
ネットワーク規模と環境
ASMの費用は、監視対象となるネットワークやシステムの規模により大きく変動します。
大規模ネットワークはそれだけの監視が必要になるので、費用も上がる傾向にあります。
保護対象となるサーフェスの広さ
ASMがカバーする範囲が広がると、同時に費用も上がります。
特にクラウドベースのシステムや外部サービスが多い場合は、費用が高くなりやすいです。
セキュリティ監視レベルとカスタマイズ性
監視の頻度や特定の脅威に対するカスタマイズ設定が必要になると、費用が追加されます。
例えば、24時間365日の監視や自動化された応答機能などは、費用を押し上げる要因となります。
ASMの費用を最適化するポイント
ASMの費用対効果を上げるためには、内部リソースと外部サービスの併用が有効です。
具体的には、下記3点のポイントが重要です。
- 内部リソースと外部サービスの併用
- 効果を最大化するためのモニタリング方法
- 無駄なコストを削減するカスタマイズ術
内部リソースと外部サービスの併用
コストを抑えつつセキュリティを確保するためには、内部のITリソースと外部ASMサービスの併用が効果的です。
効果を最大化するためのモニタリング方法
特定の時間帯に集中的なモニタリングを行うことで、費用を抑えながらも効果的な監視が可能です。
無駄なコストを削減するカスタマイズ術
必要な範囲だけをカバーするASM設定を行うことで、不要な監視を省きコストを削減します。
多くのサービスでは、特定の機能をオプションとして追加できます。
まとめ
ASMは企業のセキュリティ対策において重要な役割を担い、その導入費用はさまざまです。
直面する多様なセキュリティリスクに対処するための強力なツールなので、導入することによって、企業はセキュリティ体制を強化し、コスト効率を向上させ、顧客のさらなる信頼を得ることができるはずです。
「ASMを導入したいけど何から始めていいか分からない」
「脆弱性診断まで含めて支援して欲しい」
そんなときは是非サイト引越し屋さんにご相談ください。
この記事を書いた人
サイト引越し屋さん編集部
日本で最も利用されているサーバー移転&保守代行サービス『サイト引越し屋さん』の中の人です。 サイト引越しに関わる技術情報をはじめ、WordPressやその他のWebサービスに関するノウハウを発信しています。 全日本SEO協会所属。
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