VPSサーバーからデータベースを抜き出す
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最終更新日:2019年5月31日

VPSサーバー上のWordPressからデータベースをエクスポートする3つの方法と注意点

WordPressはサーバーに設置して動かすWebシステムになりますが、サーバーにもいくつかの種類があります。一般的に呼ばれるレンタルサーバーとは、複数の契約者で同じサーバーを共有して使うのに対し、VPSサーバーでは、自分だけのサーバーとして利用することができます。

VPSは自分だけのサーバーになりますので、サーバー環境を自由にカスタマイズ可能です。その分、通常のレンタルサーバーで使える標準機能が備わっていなかったり、必要に応じて機能を追加する必要があります。

そのため、もしVPSサーバーにあるWordPressを引越す場合には注意してください。特に、Mysqlデータベースの抜き出しで躓くケースが多いです。そこで本記事では、VPSサーバー上のデータベースを抜き出す方法を3つご紹介していきます。

通常のレンタルサーバーでデータベースをエクスポートする方法はこちら。

1.バックアップ用プラグインを使う

まず1つ目の方法は、バックアップ用のプラグインを導入してデータベースをダウンロードする方法です。バックアップ用プラグインとしては「BackWPUp」が有名です。

この方法はウェブの技術がなくとも手軽に行なえます。その反面、お使いのWordPress環境によっては不具合が起きたり、データが完全な形で取得できない場合があります。

また、プラグインが動作するにはVPSサーバーのPHPバージョンが一定以上に設定されていなければいけない点も注意が必要です。

2.phpMyAdminを設置して利用する

2つ目の方法は、データベース管理ツールであるphpMyAdminをサーバーに設置してデータベースを抜き出す方法になります。

phpMyAdminの設置方法についてはこちらをご参考ください。

この方法の良い点は、管理画面を用いてデータを取り扱える安心感です。実際にデータベースの中にあるデータ数なども確認できますので、データベースを移行した後に引越し先のデータベースのデータ数と照らし合わせて確認することができます。

ただし、phpMyAdminを利用するにはサーバー環境、具体的にはPHPのバージョンが一定以上に設定されている必要がありますのでご注意ください。

3.SSH接続でコマンドラインを使う

最後の方法はSSH接続によりデータベースに直接アクセスし、データベースをエクスポートする方法です。

この方法はまず、VPSサーバー自体がSSH接続をサポートしていることが条件になります。

また、SSH接続ではTera Term等のターミナルを使ったコマンドラインにて操作するため、難易度はかなり高いです。そのため初心者向きではありません。

先ほどご紹介した2つの方法が無理な場合のみ、適切な技術を持った方が行うことをお勧めいたします。

まとめ

VPSサーバーでのデータベースの取得方法、いかがでしたでしょうか?

VPSを使っているということはそもそも、ある程度のウェブ技術を備えていることとは思いますが、WordPressの引越しとなると頭を抱えてしまうこともあるかもしれません。

そんな時、当サービス『サイト引越し屋さん』ではVPSサーバー上のWordPress引越しもご対応いたしますので、お困りの際はお気軽にご相談くださいませ(^ ^)

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この記事を書いた人

サイト引越し屋さん編集部

日本で最も利用されているサーバー移転&保守代行サービス『サイト引越し屋さん』の中の人です。 サイト引越しに関わる技術情報をはじめ、WordPressやその他のWebサービスに関するノウハウを発信しています。 全日本SEO協会所属。日本ウェブ解析士協会(WACA)所属。

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