BackWPupのバックアップ取得方法と復元方法
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最終更新日:2023年8月7日

BackWPupのバックアップデータ取得と復元方法を解説

今回はBackWPupプラグインで取得したバックアップデータで復元を行う方法について解説していきます。

BackWPupの設定方法や使い方については、こちらの記事を参考にしてみてください。

バックアップデータの復元の流れは、次のようになります。

  1. BackWPupで取得したバックアップデータをダウンロード
  2. WordPressファイルを復元する
  3. データベース(DB)を復元する

復元を行うために、まずはバックアップデータをダウンロードします。

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BackWPupで取得したバックアップデータをダウンロード

まず初めにBackWPupのバックアップデータを準備しましょう。

バックアップデータの取得はWordPressのサイドメニューのBackWPupから【バックアップ】を選択します。

BackWPupバックアップ

該当のバックアップファイルを選択し【ダウンロード】をクリックします。

BackWPupのバックアップアーカイブ

※ダウンロードでエラーが出てしまう場合は、FTPソフトでサーバーへ接続し直接ダウンロードを行いましょう。

サーバーにFTPで接続しwp-contentファイルのuploadsへ進むとXXXXbackupsという名称のファイルがあり、その中にバックアップファイルが保存されています。

該当のバックアップデータを選びダウンロードします。

BackWPupデータをFTP接続からダウンロード

注意:バックアップデータが保存されている場所はジョブの設定によって異なります。

BackWPupのジョブ設定で【バックアップファイルの保存方法】のいずれかにチェックが入っているはずです。

今回は【フォルダーへバックアップ】したことを前提に話しています。

BackWPupバックアップデータの保存先

以上のように、①WordPress管理画面からダウンロード、②FTP接続してサーバーからダウンロードのどちらかの方法でバックアップデータを取得できます。

BackWPupで取得されたバックアップデータは、tarやzipの圧縮ファイルでダウンロードされるので解凍しておきましょう。

次からは実際の復元方法について解説していきます。

WordPressファイルの復元

WordPressファイルのバックアップデータをFTP接続を行い、サーバーへアップロードします。

サーバーへFTP接続するには、専用のFTPソフトが必要です。

FTPソフトは数多くありますが、初心者でも使いやすいお勧めのFTPソフトはFFFTPです。

>>FFFTPの使い方や設定方法を解説※無料ダウンロードできるFTPソフト

FTPソフトをインストールして各種設定まで完了させましょう。

主要レンタルサーバーのFTP接続方法は、こちらを参考にしてみてください。現在使用しているレンタルサーバーの情報をチェックして設定を済ませます。

FTPソフトでサーバーに接続します。

FFFTP画面

左側:ローカルへ手動ダウンロードしたWordPressファイル

右側:現在のサーバー上にあるWordPressファイル

左右のファイル名を一致するか確認した後、上書きアップロードを実行します。

※以下のファイルはアップロードする必要はありません※

  • backwpup_readme.txt
  • manifest.json
  • XXX.pluginlist.●●●.txt
  • XXX.sql
  • XXX.wordpress.●●●.txt

WordPressファイルの復元はこれで完了です。

データベースの復元

WordPressファイルの復元が完了したら、次はデータベースの復元を行います。

データベースには、大事な記事データやカテゴリーなどの情報が格納されています。

ダウンロードしたデータベースのバックアップデータをphpMyAdminを使用してアップロードします。

phpMyAdminとは、Mysqlデータベース(DB)のエクスポートやインポートができるデータベース管理ツールです。

phpMyAdminのログイン情報を確認する

phpMyAdminを使用するには、ログイン情報が必要です。

まずは以下の情報を確認しておきましょう。

  • データベースユーザー名
  • データベースパスワード
  • (データベース名)
  • (データベースホスト名)

上記のログイン情報は、レンタルサーバーの管理画面で確認するか、あるいはFTPソフトでサーバーに接続しwp-config.phpファイルからも確認できます。

FFFTPでwp-config.phpファイルを確認

テキストエディタやメモ帳で開き、wp-config.phpファイル内の以下の記述部分を確認します。

/** WordPress のためのデータベース名 */
define('DB_NAME', '●●●●●');

/** MySQL データベースのユーザー名 */
define('DB_USER', '●●●●●');

/** MySQL データベースのパスワード */
define('DB_PASSWORD', '●●●●●');

/** MySQL のホスト名 */
define('DB_HOST', '●●●●●');

「MySQL データベースのユーザー名」と「MySQL データベースのパスワード」がphpMyAdminにログインで必要です。

それぞれ「ユーザー名」と「パスワード」になります。

次に、phpMyAdminへログインします。

phpMyAdminへ契約中のサーバーからログインする

phpMyAdminへのログインは、レンタルサーバーの管理画面から可能です。

ここではエックスサーバーを具体例にして解説していきます。

まずはサーバーパネルにログインします。

xserver_phpmyadmin1

【データベース】から【phpmyadmin(〇〇〇〇)】へ進みます。

xserver_phpmyadmin2

次に先ほどwp-config.phpファイルに書かれていた情報を入力してログインします。

xserver_phpmyadmin3

※基本的に他のレンタルサーバーも同じ手順でphpMyAdminへログインができます。

主要レンタルサーバーのphpMyAdminへの接続方法は、こちらを参考にしてみてください。

phpMyAdminでバックアップデータをインポートする

サーバーのphpMyAdminにログインし【インポート】を選択します。

phpMyAdminのインポート画面

インポート設定の画面に移動したら画面上部の【参照】ボタンをクリックし、バックアップデータとして取得した「データベース名.sql」ファイルを選びます。

次に画面右下にある【実行する】ボタンを押してインポートを行います。

phpMyAdminのインポートを実行する画面

「インポートは正常終了しました。○○○○個のクエリを実行しました」というメッセージが出たらインポート完了です。

phpMyAdminのインポート完了

これでデータベースの復元は完了です。

まとめ

ここまでBackWPupで取得したバックアップデータの復元手順を確認してきました。

バックアップの定期的な取得は、万が一のトラブル回避に役に立つので、BackWPupプラグインなどで自動化しておくことを推奨します。

「少しずつアクセスが増えてきた」「サイトからの収益が増えてきた」など、メディアが成長して良い流れになっているときこそ、トラブル時の対応方法に力を入れておきたいところですね。

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この記事を書いた人

サイト引越し屋さん編集部

日本で最も利用されているサーバー移転&保守代行サービス『サイト引越し屋さん』の中の人です。 サイト引越しに関わる技術情報をはじめ、WordPressやその他のWebサービスに関するノウハウを発信しています。 全日本SEO協会所属。日本ウェブ解析士協会(WACA)所属。

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