

- SSH
SSH接続でMysqlデータベースをインポートする方法
WordPressの引越しなどで移転先のレンタルサーバーにデータベースをインポートする際、phpMyAdminやBigdumpを使ってもエラーが起きてしまいデータをインポート出来ないケースがあります。そんな時は、SSH接続でDBに直接データをインポートすると便利です。
そこで本記事では、これまで数千件以上の案件を対応してきたサーバー移転のプロである『サイト引越し屋さん』が、SSH接続でDBに直接データをインポートする方法を解説していきます。
今回はConoHa WINGを例にやり方を解説していますが、コマンド自体は他のサーバーでも活用できるケースは多いので、DBのインポートがうまくいかないときは活用してみてください。
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目次(クリックで飛べます!)
SSHでのDBインポートに必要なもの
本作業に必要なものは下記の4点です。
- SSH接続用のターミナルソフト(今回はTera Termを使用)
- sqlファイル(.sqlという拡張子のDBデータのこと)
- DBへのアクセス情報(DB名、DBユーザー名、DBパスワード、DBホスト名)
- FTPソフト
SSH接続にはターミナルソフトが必要になります。まだ持っていない場合は無料ソフトの「Tera Term」がお勧めです。こちらからダウンロードしましょう。
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SSHでのDBインポートに作業手順
ここからは具体的な作業の流れを解説していきます。
- FTPにてドメイン直下に.sqlファイルをアップ
- サーバー側でSSH接続の設定
- Tera TermにてSSH接続
- SSH接続でデータベースに接続
- SSH接続でデータベースにインポート
1.FTPにてドメイン直下に.sqlファイルをアップ
まずは移転元のDBデータをエクスポートして、移転先サーバーにFTP接続で繋いでドメイン直下に.sqlファイルをアップロードします。
このあと、SSH接続で繋いだあとにこのファイルを指定してMysqlにインポートするためです。
2.サーバー側でSSH接続の設定
Tera TermでSSH接続するためにはレンタルサーバー側の設定も必要です。
前述の通り、ここではConoHa WINGを例に解説します。
まずはサーバー管理画面にログインし、ConoHa WINGコントロールパネルの「サーバー管理」をクリック。
すると右上に「SSH Key」ボタンが出てくるので、クリックしてください。
※ネームタグは任意で構いませんので、自動入力されたもので大丈夫です。
プライベートキーが発行されたらダウンロードしておきましょう。
また、作成されたキーをクリックするとSSH接続に必要な情報が表示されます。
SSH接続する際には、「ホスト名」「ポート番号」「ユーザー名」の3点が必要になります。
メモしておくか、この画面を開いた状態で次に進みましょう。
3.Tera TermにてSSH接続
ここからはTera Termを使ってSSH接続していきます。
まずはTera Termを起動してください。
起動したら、ホスト名とポート番号のところにSTEP2の情報を入力します。
入力できたらOKを押して進んでください。
(初めてのアクセス時はキャッシュ確認表示が出るので、OKを押してください。)
すると、次にサーバーへのアクセス情報欄が表示されます。STEP2でメモしたユーザー名を入力して、認証方式は2つ目を選び、STEP2でダウンロードしたキーを選択しましょう。
すべて設定できたらOKを押します。
すると、サーバーにSSH接続されて黒い画面が表示されるかと思います。
4.SSH接続でデータベースに接続
ここからは先ほど表示された黒い画面でコマンドを使用してDBをインポートしていきます。
まずは接続先をドメイン直下(.sqlファイルを保存したフォルダ)に移動します。
現在接続しているフォルダは下記のコマンドで確認できます。
ls
すると配下のフォルダ一覧が表示されるので、下記のコードでディレクトリを移動します。
cd フォルダ名
※フォルダ名は何文字か入力してtabキーを押すと予測変換してくれます。
ドメイン直下に移動できたら、次はMysqlに繋ぎます。下記のコマンドを打ってください。
mysql -u MySQLのユーザー名 -h データベースサーバー名 -p
うまくアクセスできるとパスワードを聞かれるので、DBのパスワードを打ってください。
無事にログイン出来ると黒い画面の左の表記が「mysql」に変わります。
データベース接続における注意点
ここで1つ注意点です。接続しているDBが本当にアクセスしたいDBかどうか念のため確認を行います。
そのために、下記のコマンドを打ってDBのデータを表示されましょう。
SHOW DATABASES;
この時点では空のはずなので、空のDBが表示されるはずです。
5.SSH接続でデータベースにインポート
DB確認ができたら、下記のコマンドにてアップロード先DBとして指定します。
use データベース名;
すると「Database changed」と表示されるはずです。
最後に下記のコマンドにてインポートを実施します。
source ファイル名.sql;
インポートが完了したら、移転元と移転先のphpMyAdminを開いて見比べて、過不足なくデータ移行できているか念のため確認しておきましょう。
SSH接続によるデータベースインポート解説は以上になります。
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有名レンタルサーバーのSSH接続方法について
本記事ではConoHa WINGをもとに解説して参りましたが、エックスサーバー、さくらのレンタルサーバ、ロリポップ、お名前.comなどその他の有名なレンタルサーバーにSSH接続する方法についても詳しく解説しています。合わせてご参考ください。
・さくらのレンタルサーバにTeratermでSSH接続する方法
・ロリポップにTeratermでSSH接続する方法
・お名前.com共用サーバーRSにTeratermでSSH接続する方法
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まとめ
本記事では、phpMyAdminなどで失敗しがちなDBインポートを、SSH接続を使って確実に行う方法を解説しました。
必要な準備から接続設定、実際のインポート手順まで順を追って紹介しています。
ConoHa WINGを例にしましたが、多くのレンタルサーバーで応用可能です。DB移行でつまずいた際はぜひ本手順を活用してみてください。
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この記事を書いた人
サイト引越し屋さん編集部
日本で最も利用されているサーバー移転&保守代行サービス『サイト引越し屋さん』の中の人です。 サイト引越しに関わる技術情報をはじめ、WordPressやその他のWebサービスに関するノウハウを発信しています。 全日本SEO協会所属。
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