法人向けクラウドストレージお勧め3選
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サイト引越し屋さん編集部

法人向けクラウドストレージお勧め3選をプロが比較して解説

こんにちは、日本でもっとも利用されているWordPressのサーバー移転&保守管理サービス『サイト引越し屋さん』編集部です。

クラウドストレージは年々、企業にとってデータ管理やファイル共有を効率化するために欠かせない存在です。しかし、様々な選択肢の中から最適なサービスを選ぶのは容易ではありません。

そこで今回は、法人向けにおすすめのクラウドストレージサービスとして、Dropbox、Googleドライブ、Xserverドライブの3つを比較し、それぞれの特徴やメリットを解説しています。

※なお、iCloudとOneDriveは今回選択肢から除外しています。なぜなら、それぞれMacとWindowsに依存したサービスとなっており、異なるOSが混在する法人には適さないためです。

本記事があなたのビジネスに合った最適なクラウドストレージ選びの参考になれば幸いです。
それでは、本題を見ていきましょう。

法人向けクラウドストレージの選び方

企業がクラウドストレージを選ぶ際、最も重視すべきはセキュリティ、コストパフォーマンス、そして使いやすさの3つです。

これらの要素は、業務の効率化やリスク管理に直結します。

特に最近では複数の拠点やリモートワークが増えているので、どのデバイスからでも安全にアクセスでき、かつ使いやすいサービスを選ぶことが重要です。

次に、法人向けのクラウドストレージ選びで重要な3つの要素について詳しく確認していきます。

セキュリティ

法人向けのクラウドストレージでは、セキュリティが最も重要な要素の一つです。

企業内のデータが外部に漏洩するリスクを防ぐため、データの暗号化、二要素認証、アクセス権限管理は必要不可欠です。

特に顧客情報や機密データを扱う企業にとって、セキュリティ機能が万全でないクラウドストレージを選ぶことは大きなリスクといえます。

各サービスのセキュリティ機能面を比較し、自社のセキュリティ基準を満たすものを必ず選びましょう。

コストパフォーマンス

クラウドストレージの導入には、コストパフォーマンスも大事な要素です。

ストレージ容量や機能が豊富なサービスが高価であるとは限らず、ユーザー数や必要なストレージ容量に合わせた適切なプランを選べると、コスト効率がアップします。

また、無料トライアル期間を活用して、費用対効果を事前に評価するのも有効な方法の一つです。

あなたが必要とするt機能をしっかり備えたサービスを選びましょう。

使いやすさ

クラウドストレージの使いやすさも業務効率に大きく影響します。

直感的に操作できるユーザーインターフェースか、普段の業務に支障なく利用できるかは、導入後の生産性に関わります。

また、ユーザーサポートが整っていることも重要です。

トラブルが発生した際に迅速な対応が受けられるかどうかは、サービス選びの重要なポイントになります。

国内企業であれば、日本語サポートが整っているかチェックしましょう。

法人向けクラウドストレージサービス比較表

クラウドストレージの選定をスムーズに進めるためには、各サービスの特徴を視覚的に把握することが有効です。

ここでは、セキュリティ機能、コスト、使いやすさといった主要な要素を比較表で整理しました。

法人向けお勧めクラウドストレージ3社の比較表
項目 Dropbox Business Googleドライブ for Business Xserverドライブ
主な特徴 シンプルで使いやすく、セキュリティ機能が充実。中規模企業向けの柔軟な価格プランを提供。 Googleサービスとのシームレスな連携、リアルタイム共同編集が可能。多機能かつ高いコスパ。 日本企業向けに特化した高セキュリティクラウド。国内サポートが充実。コストパフォーマンスも優秀。
セキュリティ 保存時・転送時のデータ暗号化、二要素認証、アクセス権限管理 Googleの強固なセキュリティインフラ、AIによる異常検出機能 日本国内のデータセンター、データ暗号化、定期バックアップ、監査ログ
コストパフォーマンス Businessプランは1,500円/月(チーム全体で9TB~)、Business Plusは2,400円/月(チーム全体で15TB~)、Enterpriseは大企業向けでストレージは都度カスタマイズ可能 ビジネススタンダードプランは1,360円/月(2TB)、プラスプランは2,040円/月(5TB) スモールビジネスプランは2,079円/月(1TB)、ビジネスは4,158円/月(2TB)、ビジネスプラスは8,316円/月(4TB)
使いやすさ 直感的なUIで初心者にも優しい。チームコラボに最適。 Google Workspaceとの統合で効率的。 日本語インターフェースで操作が簡単。
サポート 英語を含むグローバルサポート対応。 日本語対応あり。Google Workspace全体でサポート。 国内企業向けに日本語サポートが充実。障害対応も迅速。

クラウドストレージの選定において、セキュリティ、コスト、使いやすさは特に重視すべき要素です。

たとえば、Dropboxは使いやすさで優れており、GoogleドライブはGoogleサービスとの連携力が高いところが評価されます。

Xserverドライブは国内向けのサポートとセキュリティ面で安心感があり、特に日本語で手厚いサポートを受けたい日本企業に適しています。

このように、各サービスの強みを把握し、表で比較することで最適な選択が可能になります。

1. Dropbox Businessの詳細

ドロップボックス

Dropbox Businessはシンプルで使いやすく、セキュリティ機能が充実しています。
中規模企業向けの柔軟な価格プランを提供してくれています。

>>Dropbox Business公式サイトはこちら

セキュリティ機能

Dropbox Businessは、セキュリティ面で法人向けの強固な対策を提供しています。データは保存時と転送時に暗号化され、重要なビジネスデータを保護します。

ユーザー権限の管理が柔軟で、各ファイルやフォルダへのアクセスを細かく制限できるため、社内外での共有も安全に行えます。

さらに、監査ログ機能を利用すれば、誰がどのファイルにアクセスしたかをリアルタイムで追跡でき、セキュリティリスクの早期発見が可能です。

二要素認証など、追加のセキュリティ対策も導入されています。

価格プラン

Dropbox Businessの価格プランは、企業の規模に合わせた柔軟性が特徴です。

1ユーザーあたり月額1,500円で9TB~のストレージを提供し、小規模チームに適しています。

無制限のストレージが必要な場合はEnterprise(料金についてはセールス担当へ連絡が必要)も選択可能で、成長するビジネスにも対応します。

さらに、ビジネスニーズに合ったプランを導入前に試すことができる無料トライアルも用意されています。

使い勝手

Dropboxはシンプルで使いやすいインターフェースなので、初心者でも早期に操作に慣れることができます。

ファイルはドラッグ&ドロップで簡単にアップロードでき、複数のデバイス間でスムーズに同期されます。

さらに、チーム内でのリアルタイムのコラボレーション機能が充実しており、コメントやフィードバックを即座に共有できるため、プロジェクトの進行が効率的に行えます。

>>Dropbox Business公式サイトはこちら

2. Googleドライブ for Businessの詳細

Googleドライブ

Googleサービスと連携されており、リアルタイムでの共同編集が可能です。
コストパフォーマンスも高くて多機能なのが特徴です。

>>Googleドライブ for Business公式サイトはこちら

セキュリティ機能

Googleドライブ for Businessは、Googleの強力なセキュリティインフラを活用しており、データの保護において他のクラウドストレージをリードしています。

保存されているデータはすべて暗号化され、さらにデータのやり取りもセキュアに行われます。

特に、アクセス権限管理の機能が優れており、共有する相手やグループに応じて、アクセスレベルを詳細に設定できます。

加えて、GoogleのAIを活用した異常検出システムにより、不正アクセスのリスクも低減されます。

価格プラン

Googleドライブは、Google Workspaceの一部として法人向けに提供されており、ビジネスニーズに応じた価格プランを選択できます。

ビジネススタンダードプランは1,360円/月で2TBのストレージが使え、Google Workspace全体のツールと併用することでコストパフォーマンスに優れています。

より多くのストレージが必要な場合は、ビジネスプラスプラン(2,040円/月)で5TBが提供されており、規模や成長に応じた柔軟な対応が可能です。

使い勝手

Googleドライブは、Googleの他のサービスとの連携ができます。

特にGmailやGoogleドキュメント、Googleカレンダーとのシームレスな連携が大きな強みです。

これにより、ファイル共有だけでなく、リアルタイムでの共同編集も容易に行えます。

さらに、クラウド上で直接ドキュメントを作成・編集できるため、リモートワークやチーム内のコラボレーションを効率化し、仕事のスピードアップに貢献します。

>>Googleドライブ for Business公式サイトはこちら

3. Xserverドライブの詳細

エックスサーバードライブ

日本企業向けに特化した高セキュリティのクラウドストレージです。
国内サポートが充実し安心感があり、コストパフォーマンスにも優れています。

日本語で安定したサービスを受けたい場合に最もお勧めなサービスとなっています。

>>Xserverドライブ公式サイトはこちら

セキュリティ機能

Xserverドライブは、日本国内のデータセンターを使用しており、国内法に準拠したセキュリティ対策を強化しています。

データは暗号化された形で保管され、アクセス権限管理も細かく設定可能なため、特に日本企業にとって信頼性が高いサービスです。

また、定期的なバックアップ機能も提供されているため、万が一のデータ損失リスクも抑えられます。

監査ログ機能により「誰がいつどのデータにアクセスしたか」を確認できるため、コンプライアンス対策も安心です。

価格プラン

Xserverドライブは、特に中小企業向けにコストパフォーマンスの高いプランを提供しています。

スモールビジネスプランでは、月額2,079円~、1TBのストレージが利用でき、より大容量が必要な場合は、ビジネスプラン(月額4,158円~、2TB)やビジネスプラスプラン(月額8,316円~、4TB)があります。

このため、必要なストレージ容量に応じて無駄なくプランを選べるのが魅力です。

特に国内企業向けの価格設定と、日本語でのサポートが充実しているため、国内企業が安心して使えるクラウドストレージの一つといえます。

使い勝手

Xserverドライブは、国内サービスならではの日本語サポートが強みで、トラブルが発生した際も迅速かつ的確な対応が期待できます。

さらに、直感的なインターフェースにより、初心者でも操作がしやすく、ファイルのアップロードや共有がスムーズに行えます。

また、PCやスマートフォンとのデバイス間同期もスムーズで、出先でもデータにアクセスできる利便性が評価されています。

国内向けに特化したサービスとして、ビジネスの信頼性と効率性を両立しています。

>>Xserverドライブ公式サイトはこちら

iCloudとOneDriveを選択肢から除外した理由

iCloudとOneDriveも非常に有名なサービスですが、 利用できる環境が限られているため比較からは除外しました。

  • iCloud ※基本はApple製品にて使用、Windowsで使用する場合は連携設定が必要
  • OneDrive ※基本はWindowsにて使用、一部Macにて連携できる機種もあり

iCloudはApple製品専用のクラウドストレージサービスであり、主にMacやiPhoneなどのAppleデバイスと連携して利用されます。

OneDriveはWindows環境に特化しており、特にWindows PCとスムーズに連携しますが、Appleや他のOSとの互換性が十分ではありません。

従業員によって使用するデバイスが異なる場合や、混在環境での利用を考慮する企業にはこれらのサービスは適していないため、法人向けクラウドストレージのおすすめサービスからは除外しました。

サイト引越し屋さんにて法人向けクラウドストレージ選びのご支援をしています。

法人向けクラウドストレージを選ぶには、セキュリティと価格、使いやすさが必須要素です。
Dropbox、Googleドライブ、Xserverドライブの3つのサービスの強みはそれぞれ異なります。

この記事を参考に、企業の規模やニーズに応じて最適なクラウドストレージを導入して、ビジネスの効率化を図りましょう。

もしご自身だけでは選定に迷う場合には、サイト引越し屋さんでもアドバイスが可能です。
こちらの無料ご相談窓口からお気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

サイト引越し屋さん編集部

日本で最も利用されているサーバー移転&保守代行サービス『サイト引越し屋さん』の中の人です。 サイト引越しに関わる技術情報をはじめ、WordPressやその他のWebサービスに関するノウハウを発信しています。 全日本SEO協会所属。日本ウェブ解析士協会(WACA)所属。

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