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サイト引越し屋さん編集部
【IMAP接続】Outlookに独自ドメインメールアカウントを新規追加する方法
「オリジナルのメールアドレスを新しく作りたい」
「IMAP受信方式のメールをOutlook上で使いたい」
そんなお悩みの方に向けて、今回は独自ドメインのメールアドレスをIMAP接続形式にてOutlook上に新設する方法をお教えします。
今回の記事のポイントは以下の通りです。
- 独自ドメインのメールアドレスを入手する
- メールアドレスをOutlook上で使えるようにする
- IMAPを利用して受信できるように設定する
- SMTPを利用して送信できるように設定する
初心者には複雑な「暗号化の方法」や「ポート番号」などについても解説していますので是非ご覧ください。
「新規でOutlook設定をしたいのでサポートして欲しい。」
「サーバー移転に伴いメールソフトの設定が必要になった」
そんなときは私たちサイト引越し屋さんにお任せください。
専門のエンジニアとサポートスタッフがご支援いたします。
目次(クリックで飛べます!)
本記事をご参考いただくうえでの注意点
本記事では以下の点についてご注意ください。
1.受信方式はIMAPの設定を行います。POPを選択する場合はこちらの記事をご覧ください↓
※IMAP:電子メールのアクセス方式。POPとは異なり任意のデバイスからメールのアクセスが可能ですが、メールデータはデバイスにダウンロードされません。
※POP接続:電子メールのアクセス方式。受信したメールを端末にダウンロードする仕組みです。
2.Outlookの「バージョン2320」の画面を利用して解説しています。バージョンが異なる場合は、画面配置が少し異なる場合があります。
===メールサーバーの移転は非常にリスクの高い作業になります。もし自社で実施することに不安を感じる場合はサーバー移転のプロであるサイト引越し屋さんに是非お任せください。
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STEP1:独自ドメインの取得
オリジナルのメールアドレス(例:info@site-hikkoshi.com)を利用するには、独自ドメインを取得する必要があります。
ここで取得した独自ドメインがそのままメールアドレスの名称になります。
独自ドメインの取得は、大手ドメイン管理サービス『お名前.com』がお勧めです。
また、独自ドメインの決め方について下記で解説しているのでご参考ください。
===サイト引越し屋さんなら、メールアドレスの現状整理からメールサーバーの移転、移転後のメールソフト設定サポートまでトータルでご支援可能です。
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STEP2:レンタルサーバーの契約
先ほど取得した独自ドメインでメールアドレスを送受信するためにはメールサーバーが必要になります。一般的にはレンタルサーバーと呼ばれています。
レンタルサーバーはWebサイトとメールアドレスの両方が使えるタイプと、どちらかしか使えないタイプの2種類があります。基本的にはWebサイトも並行して使う方が多いと思いますが、念のためどちらのタイプについてもお勧めのレンタルサーバーを下記ご紹介しておきます。
【Webサイトとメールアドレスの両方を使う場合のお勧めレンタルサーバー】
【メールアドレスのみ使用する場合のお勧めレンタルサーバー】
独自ドメインとレンタルサーバーの契約が完了したら、独自ドメインを契約したサービスにログインして、独自ドメインのネームサーバーを契約したレンタルサーバーへ設定変更します。
===「やはり自力での引越し作業は難しそう」そう感じた場合には、まずはお気軽にサイト引越し屋さんにご相談いただければと思います。
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STEP3:メールアドレスの発行
次に、契約したレンタルサーバーにて独自ドメインのメールアドレスを発行手続きします。
ここでは一例として、先ほどお勧めしたエックスサーバーの管理画面をもとに解説を進めます。
まずは、エックスサーバー契約時に送られてきた契約完了メールの中にあるサーバーパネルログイン情報をもとにサーバーパネルへログインします。
ログインしたら「ドメイン設定」へ進みます。
ドメイン設定へ進んだら「ドメイン設定追加」タブをクリックします。
ドメイン名を記入する欄が出てきますので、取得した独自ドメイン名を入力して「確認画面へ進む」を押して手続きを進めてください。
独自ドメインの設定が追加できたら、いよいよ独自ドメインに紐づくメールアドレスの発行手続きです。
先ほどのサーバーパネルトップ画面に戻ってください。
「メールアカウント設定」に進みます。
該当の独自ドメインを探して、右にある「選択する」をクリックします。
4つ並んでいるタブの中から「メールアカウント追加」をクリックします。
作成したいメールアドレスの設定を入力する画面が表示されます。
メールアカウントのところには、そのメールを利用する方の名前を設定する、または、問い合わせ用メールアドレスとしてinfoやsupport、経理用にkeiriなど目的別の設定が考えられます。
パスワードは任意でOKです。後で必要になるので必ずメモしておいてください。
容量は特にこだわりがなければ最大値で設定してよいかと思います。
エックスサーバーの場合は10000MB(10GB)が最大値です。
最後のコメントは任意入力なので、入力しないでも問題はありません。
後でエックスサーバーの発行済メールアドレス一覧に表示された際に、メモ的に表示されます。
担当者名を入力しておくと誰のメールアドレスかぱっと見て分かるので便利です。
入力できたら右下の「確認画面へ進む」を押してメールアドレスの発行手続きは完了です。
STEP4 : メールアドレスをOutlookに設定
次は独自ドメインメールアドレスをOutlookに導入する作業を行います。
Outlookを開き、右上のアカウントアイコンを押し、「別のアカウントでサインイン」をクリックし、「Outlook.comのメールアドレスを作成します。」を画像の通りクリックします。
設定する独自ドメインのメールアドレスを入力します。
「自分で自分のアカウントを手動で設定」のチェックボックスを選択して「接続」します。
このとき、既に同じアドレス登録がある場合は「このメールアドレスは既に追加されています。」というエラーが表示されます。
その場合は、Windowsの「コントロールパネル」>「ユーザーアカウント」>「Mail」>「電子メールアカウント」>「新規」から追加すると、重複アドレスでも追加が可能です。
ここではIMAPを選択します。
先ほど契約したレンタルサーバーのメールサーバー情報を入力しましょう。
分からない場合は「レンタルサーバー名+メールサーバー」と検索すると出てきます。
以下の通り、受信メールのポートは993と入力し、送信メールのポートは465を入力します。
暗号化方法はSSL/TLSを選択します。
ポート番号 | 使用する通信プログラムを識別するための番号 |
SSL/TLS | 通信内容の盗み見を防止するための暗号化プロトコル |
メールアドレス発行時に設定したパスワードを入力し「接続」します。
このような画面が現れたら追加が完了です。
「完了」を押しましょう。
引き続き、IMAP特有の設定を進めます。
「ファイル」を選択し、「アカウント名と同期の設定」を押します。
「電子メールアカウント」をクリックします。
最後に「ルートフォルダーのパス」欄に「inbox」と入力します。
IMAP特有の設定は以上です。
本記事のまとめ
以上でOutlook上の独自ドメインのメールアカウントの新規設定は終わりです。
最後までお疲れ様でした。
この時点でメールの送信・受信が可能ですのでテストで送ってみるのも良いと思います。
IMAP方式を利用すると複数の端末からメールを閲覧することが可能となりますので、他の端末を利用してログインすることもできます。
なお、今回はIMAP接続の設定方法を解説しましたが、POPでメールを受信する方法も解説しています。そちらもぜひ参考にしてみてください。
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この記事を書いた人
サイト引越し屋さん編集部
日本で最も利用されているサーバー移転&保守代行サービス『サイト引越し屋さん』の中の人です。 サイト引越しに関わる技術情報をはじめ、WordPressやその他のWebサービスに関するノウハウを発信しています。 全日本SEO協会所属。
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