- ドメイン移管
サイト引越し屋さん編集部
独自ドメイン失効の確認方法と復旧方法を解説します
「独自ドメインの契約更新を忘れて失効してしまった。」
「なぜか、サイトが表示されなくなった。」
こんな悩みを抱えてはいないでしょうか?
独自ドメインの契約更新は年に一回は必要であり、支払いを忘れてしまうと権利が失効してしまうため、注意が必要です。
今回の記事では、独自ドメインが失効した際の調べ方や復旧方法を紹介しています。
意図しないで独自ドメインが失効してしまった人、独自ドメインの復旧や再取得について知りたい人の参考になれば幸いです。
「ドメインが失効してしまい、どうすればいいか困っている」
「ドメインは再取得できたがサイトが復旧できないため代わりに復旧して欲しい」
そんなときは私たちサイト引越し屋さんにお任せください。
専門のエンジニアが作業を代行いたします。
目次(クリックで飛べます!)
独自ドメインが失効しているか確認する方法
「独自ドメインが失効したか」把握するには、まずあなたのサイトへアクセスしてみます。
もし、ドメインが失効している場合は「このサイトにアクセスできません」や「申し訳ございません。このページに到達できません」というメッセージが表示されます。(使用ブラウザによってメッセージは多少異なる)
ただし、
- ネットの接続が悪い
- サーバーのメンテナンス中
- ネームサーバーの変更が完了していない
などの理由で、上記のようなエラーを出すこともあるので、併せて原因を確認しておきましょう。
ドメインの失効は、Whois情報をチェックすることで確実にわかります。
Whois情報でドメインの失効確認ができる
Whois情報からドメインの失効を確認することができます。
※Whois情報とは、ドメイン名やIPアドレスなどのドメイン所有者に関する情報のこと。
Whois情報を確認できるWhois検索サイトはいくつかありますが、ラッコツールズが特に見やすいと思います。
Statusには色々な表記があります。「OK」は使用可能なドメインで、ドメインが失効していると「Suspended」とドメイン廃止中の表示が現れます。
せっかく膨大な時間をかけて作成したブログやサイトでも、ドメインの更新が間に合わなければ、運営を続けることはできません。
独自ドメインの有効期限を確認する方法※便利なツールあり
独自ドメインの有効期限は、こちらの無料ツール(ドメイン名の登録期限チェッカー)から確認することも可能です。
ドメイン名を入力するだけなので簡単です。
ドメインが使用中の場合は、有効期限と共に上記のような表示が現れます。
【Googleカレンダーに追加】から、有効期限日をカレンダーに追加することも可能です。
ドメインが失効しており、取得可能の場合は上記のような表示が出ます。
予想外の独自ドメイン失効を防止する方法
「知らないうちにドメインの期限が切れていた…」そんな事態を避けるためにも、有効期限には十分注意しましょう。
- ドメイン会社からのお知らせメールをチェックする
- ドメインの更新を自動設定にしておく
などが予防策としては有効かと思います。
大事なサイトであれば、自動更新に切り替えておけば安心ですね。
独自ドメインが失効した後の流れ
独自ドメインが失効した後の流れと再取得のタイミングはは次の通りです。
- ドメイン名の有効期限が切れる
- ドメインを再び購入できる期間ある
- 所有者が料金の支払いをしなければ、ドメインがオークションにかけられる
- オークションで売却されなけば、ドメイン会社から誰でも取得可能になる
オークションが終了し、誰からも取得されなかったタイミングでレジストリ(お名前.comやムームードメインなど)から再び取得できるようになります。
ただし、大事に育てたドメイン(運営歴が長い、被リンクが多い)ほど、中古ドメイン会社に買い取られ、高値で売買される傾向にあります。
そのため、再取得は難しい可能性があります…。
知らないうちにドメインの有効期限が切れ、いつの間にか第三者の手にドメインが渡ってしまうケースもあるので、くれぐれも注意しましょう。
独自ドメインは猶予期間内であれば復旧可能※所要時間や料金は?
独自ドメインは一度失効しても「猶予期間(20日~40日程度)」であれば、復旧ができます。
ただし、対象となるドメインの種類によって復旧の可否、復旧が可能な期間(復旧猶予期間)は異なります。
たとえば、お名前.comで復旧が可能なドメインや期間の目安は、以下のサイトを参照してみてください。
参考:お名前.com公式HP(復旧可能な期間やドメインなど)
お名前.comでは猶予期間内であれば、問題なく復活させることが可能ですが、この猶予期間を過ぎると、独自ドメインの復旧はできません。
※猶予期間については、ドメイン管理業者によっても異なります。
復旧に必要な所要時間は2~3日
ドメインが失効してから猶予期間内に復旧させる際には、所要時間は平均2~3日ほどかかります。
ドメイン復旧完了までに必要な日数は下記のとおりです。
・属性型JPドメイン・・・4-5営業日程度
・.biz/.usドメイン・・・最大8営業日程度
・汎用JP/都道府県型.jpドメイン・・・1-2営業日程度
・上記以外の復旧可能ドメイン・・・2-3営業日程度
引用:お名前.comより
ご入金いただいた費用を弊社にて確認した後、ネームサーバの再設定をおこないます。インターネット上に情報が反映するお時間が必要となります。目安としては「 およそ2~3日程度 」経過した後、安定したサーバー接続が可能となり復旧いたします。
引用:ムームードメインより
弊社で更新費用のお支払いの確認ができた場合、更新は可能です。入金確認後、2-3営業日で更新が完了します。引用:さくらインターネットより
ネームサーバーの再設定作業などが入るので、すこし時間がかかるようですね。
復旧させる際の費用
失効しているドメインを復旧させるには、ドメインの更新料に加えて、復旧手数料というものが発生します。復旧費用はドメインを管理する事業者によって、設定が異なります。
また「失効してからどれくらいの期間が経っているか」「ドメインの種類(.comや.jp)は何か」などによっても料金が変わるので、公式サイトでチェックしておきましょう。
代表的なドメイン登録事業者(レジストラ)の復旧費用はこちらから確認できます。
汎用ドメイン(.comや.netなど)の場合は、おおよそ16,000円~40,000円ほどで復旧コストで復活させることができそうです。
失効してからの期間が長ければ長いほど、復旧コストが膨らむので注意しましょう。
ただし、復旧可能期間を過ぎている場合は、いくらお金を積んでもドメインを復活させることはできません。
猶予期間が過ぎた後のドメイン再取得
猶予期間が過ぎた独自ドメインであっても、もう一度取得の手順を踏めば再取得できる可能性があります。
猶予期間が過ぎたドメインは、一定の期間が過ぎれば誰でも取得可能な状態になります。
お名前.comには「バックオーダー」というサービスがあり、これは期限切れになったドメインを自動取得できるシステムです。
同じくバックオーダーを申し込んだ他のユーザーがいた場合は、オークションで競り合い、落札を狙う必要があります。
独自ドメインの失効はSEOにも大きく影響する
ドメインが失効すると、SEOにも大きな影響を及ぼします。
サイト内のコンテンツが表示されないので、Googleの検索結果にも引っ掛からなくなります。検索結果にヒットしなくなるのは、失効直後ではなく数日のタイムラグがある様子。
仮にドメインを復旧させたとしても、以前とまったく同じ順位に戻るとは限りません。
ドメインの更新をうっかり忘れてしまうと、大きな機会損失になるので気を付けましょう。
まとめ:独自ドメインの復旧は早くするべき
独自ドメインの失効を確認する方法や復旧に関する情報をまとめてきました。
最後に大事なポイントをもう一度紹介しておきます。
- Whois情報(Whois検索)からドメインの失効を確認できる
- ドメインが失効しても猶予期間内であれば復旧可能
- 復旧には2~3日ほど必要
- 復旧手数料と更新費用が発生する
- 一度完全に失効するとドメインの再取得は難しい
ドメインが失効しても焦ることはありません。猶予期間内であれば復旧に手数料はかかりますが、2~3日ほどで復活が可能です。
完全に失効してしまうと、SEO評価の高かったドメインの場合は再取得が難しいので注意が必要です。ドメインの更新スケジュールは必ず押さえておきましょう。
「ドメインが失効してしまい、どうすればいいか困っている」
「ドメインは再取得できたがサイトが復旧できないため代わりに復旧して欲しい」
そんなときは私たちサイト引越し屋さんにお任せください。
専門のエンジニアが作業を代行いたします。
この記事を書いた人
サイト引越し屋さん編集部
日本で最も利用されているサーバー移転&保守代行サービス『サイト引越し屋さん』の中の人です。 サイト引越しに関わる技術情報をはじめ、WordPressやその他のWebサービスに関するノウハウを発信しています。 全日本SEO協会所属。
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