
- 独自ドメイン・サーバーの選び方
日本の有名レンタルサーバー12社の権利譲渡の可否まとめ
サイト引越し屋さんでは、サーバー移転のご相談を伺う中でレンタルサーバーの譲渡に関するご質問をいただくことがあります。その理由はいくつかありますが、主なものは下記2点です。いずれも、サーバー移転ではなくサーバーの契約(権利)ごと譲渡したいケースです。
- サイト売買(M&A)によるサーバー譲渡
- Web制作会社から依頼主へのサーバー譲渡
ただし、サーバーを譲渡できるかどうかは各社レンタルサーバーの規約によって譲渡の可否や手続き方法が変わるため注意が必要です。
そこで本記事では、日本の有名レンタルサーバー12社について、サーバー譲渡の可否と手続き方法についてご紹介いたします。サーバー譲渡を検討中の方は是非ともご参考ください。
目次(クリックで飛べます!)
権利譲渡できないレンタルサーバー一覧
まずはじめに、譲渡が出来ないレンタルサーバーの一覧をご紹介します。下記レンタルサーバーの場合は契約(権利)の譲渡が出来ないため、サイトの権利を譲渡するにはサーバー移転するしかありません。
※それぞれの項目には各社規約へのリンクが貼ってあります。
権利譲渡できるレンタルサーバー一覧
次に、サーバーの権利を譲渡可能なレンタルサーバーをご紹介します。後ほど各社の譲渡手続き方法についても紹介していますので、合わせてご参考ください。
※それぞれの項目には各社規約へのリンクが貼ってあります。
下記で各社の譲渡手続きについてご紹介いたします。
Xserver(エックスサーバー)のサーバー譲渡方法
エックスサーバーを譲渡するには、書面による申請および身分証明が必要となります。
手続き方法は個人と法人で異なるので、詳しくはサポートにお問い合わせください。
書面による「ご利用権限譲渡を伴う名義変更」申請により、会員IDに紐づくすべてのご契約を第三者に譲渡することができます。
なお、譲渡後のご契約区分(個人・法人)により、お手続き方法が異なります。
必要書類についてはサポートにお問い合わせください。※社名変更(商号変更)は、よくある質問「社名が変わったので契約名義を変更したいです。」をご参照ください。
wpXレンタルサーバーのサーバー譲渡方法
wpXレンタルサーバーを譲渡するには、書面による申請および身分証明が必要となります。
必要書類についてはサポートにお問い合わせください。
「ご利用権限譲渡を伴う名義変更」(郵送でのお手続き)が必要です。
※会員IDに紐付くの全てのご契約を譲渡するお手続きです。
※社名変更(商号変更)による名義の変更をする場合は「名義変更」(郵送でのお手続き)が必要です。お手続き方法はサポートまでお問い合わせください。
wpXクラウドのサーバー譲渡方法
wpXクラウドを譲渡するには、書面による申請および身分証明が必要となります。
必要書類についてはサポートにお問い合わせください。
「ご利用権限譲渡を伴う名義変更」(郵送でのお手続き)が必要です。
※会員IDに紐付くの全てのご契約を譲渡するお手続きです。
※社名変更(商号変更)による名義の変更をする場合は「名義変更」(郵送でのお手続き)が必要です。お手続き方法はサポートまでお問い合わせください。
Xdomain(エックスドメイン)のサーバー譲渡方法
Xdomain(エックスドメイン)を譲渡するには、書面による申請および身分証明が必要となります。
必要書類についてはサポートにお問い合わせください。
「ご利用権限譲渡を伴う名義変更」として郵送書類でのお手続きが必要です。メールサポートへご連絡をお願いいたします。
なお、会員ID丸ごと(全てのご契約)の譲渡は可能ですが、ご契約の一部のみを別の方へ譲渡することはできませんのでご注意ください。
heteml(ヘテムル)のサーバー譲渡方法
heteml(ヘテムル)のサーバー譲渡は、サーバーの管理画面より行なえます。
ヘテムルのアカウントを別の方に委譲したり、登録者名義を変更したい場合
現在のご契約者様の情報を、お客様ご自身で委譲先(変更先)のお客様の情報に
ご変更ください。
また、IDとパスワードはお客様間で、引き継ぎをお願いいたします。
さくらインターネットのサーバー譲渡方法
さくらインターネットのサーバー譲渡は、メールを介した申請と確認にて行えます。詳しい手続き解説ページが用意されておりますのでご参照ください。
GMOクラウドのサーバー譲渡方法
GMOクラウドのサーバー譲渡は、メールによる申請と必要書類の郵送にて可能です。手続き方法に関しては詳しい解説ページが用意されておりますので、下記をご参照ください。
まとめ
レンタルサーバーの譲渡可否、手続きについていかがでしたでしょうか?
サーバーによって譲渡できる業者とできない業者があるので注意が必要です。
特に、サイト売買(M&A)では事前に売買契約書を作るため、サイトの譲渡方法をサーバーごと譲渡とするのか、それとも買主のほうでサーバーを用意してサーバー移転するのか、どちらになるかで契約内容にも影響する可能性があります。
スムーズにサイト売買(M&A)を完了させるためにも、レンタルサーバーの譲渡規約は事前にしっかり確認しておきましょう!
サーバー移転をご検討の方は、弊社にお気軽にご相談くださいませ(^ ^)
この記事を書いた人
サイト引越し屋さん編集部
日本で最も利用されているサーバー移転&保守代行サービス『サイト引越し屋さん』の中の人です。 サイト引越しに関わる技術情報をはじめ、WordPressやその他のWebサービスに関するノウハウを発信しています。 全日本SEO協会所属。日本ウェブ解析士協会(WACA)所属。