CPIからエックスサーバーへメールサーバー移行
  • メール
  • PR
最終更新日:
サイト引越し屋さん編集部サイト引越し屋さん編集部

CPIからエックスサーバーへメールサーバー移行する手順と注意点

「CPIからエックスサーバーに移したいけれど、切り替えた瞬間に取引先からのメールが届かなくなったら困る」。サイト引越し屋さんに寄せられるメール移行のご相談で、いちばん多い不安がこれです。

CPIからの移行は、一般的なサーバー移転より確認することが多くなります。ドメインをCPIで管理している場合、先に解約申請をしないと移管に必要なAuthCodeを発行できません。また、シェアードプラン「ZZシリーズ」は2027年4月30日で提供終了が決まっています。

この記事では、WordPress保守とサーバー移転を手がける「サイト引越し屋さん」が、CPIからエックスサーバーへメールを移し、移転後も送受信を止めない手順と注意点を、実際の対応事例を交えて解説します。

\メールサーバーの移行をご支援しております/
「メールアドレス移行作業やメールデータ移行作業を代行して欲しい」
「メールソフト設定など含めトータルで丁寧にサポートしてほしい」

そんなときは私たちサイト引越し屋さんにお任せください。
専門のエンジニアとディレクターがしっかり対応させていただきます。

>>無料ご相談窓口はこちらをクリック!

CPIからエックスサーバーへメールを移行する前に確認する5つのこと

メール移行のトラブルの多くは、作業そのものではなく「事前に把握していなかったこと」から起きます。特にCPIは法人向けサービスのため、契約した担当者が退職していたり、制作会社が代理で契約していたりするケースが少なくありません。まずは次の5点を整理しましょう。

1. CPIの契約プランと管理画面のログイン情報

最初に、CPIの「マイページ」と「コントロールパネル」にログインできるか確認します。マイページは解約申請やドメインの転出、コントロールパネルはメールアカウントやDNSの確認に使います。

弊社の対応では、お客様からいただいた情報が「契約者情報の画面」のもので、作業に必要なコントロールパネルに入れないことがよくあります。CPI自身も、契約時の状況によってはマイページのIDが「ドメイン管理用」と「サーバー契約用」で別々に発行されている場合があると案内しています。

あわせて、契約中のプラン名も確認してください。CPIは2026年1月に一部プランの提供終了を発表しています(一部プラン サービス終了のお知らせ)。

対象プラン 提供終了日 CPIが案内する移行先
シェアードプラン ZZシリーズ(ZZ01) 2027年4月30日 ビジネス スタンダード(プラン変更)
マネージドプラン Pro1・Pro10シリーズ 2027年4月30日 ビジネス スタンダード(解約+新規契約)
ストアカートプラン Standard・SEO Plus 2027年4月30日 ビジネス スタンダード(解約+新規契約)

どうせ移行作業が発生するなら、この機会にエックスサーバーへ乗り換えるという選択肢もあります。またCPIは、既存プランのメールをKDDIメール基盤へ切り替える開発も進めていると発表しています(今後のCPIの取り組み)。いずれにしてもメール設定の見直しは避けられません。

2. ドメインとDNS(ネームサーバー)の管理元

移行の進め方を最も大きく左右するのが、ドメインをどこが管理しているかです。ネームサーバーが「ns0.cpi.ad.jp / ns1.cpi.ad.jp」や「ns4.cpi.ad.jp / ns5.cpi.ad.jp」なら、DNSはCPI上にあります。

  • ドメインもCPIで取得・更新している:エックスサーバー(Xserverドメイン)へのドメイン移管が必要
  • ドメインはお名前.comなど別会社、DNSだけCPI:ネームサーバーを切り替えるだけでよい
  • 制作会社名義で管理されている:まず管理権限の譲渡を依頼する

CPIからドメインを転出する場合、最初にマイページから解約申請を行い、「ドメイン管理を他社へ移管する」を選ぶ必要があります。AuthCode(認証鍵)は解約申請が受理されたあとに発行します。

また、有効期限まで30日以内のドメインは解約申請できません。弊社にも、期限まで1か月を切っていて移管できなかったご相談がありました。余裕を持って60日以上残した状態での移管をおすすめします。

もう1つ見落としやすいのが、CPIの「DNSサーバーレンタル」を別に契約しているケースです。ドメインを移管してもネームサーバーはCPIのままなので、サイトもメールもCPIを見続けます。

弊社のご相談でも、移管後に新サーバーへアクセスできず、調べるとこの契約が残っていたことがありました。ネームサーバーをエックスサーバーへ切り替えるまで、DNSの契約は解約しないようにしてください。

3. メールアドレスの一覧と使い方

エックスサーバーには同じアドレスを作り直す必要があります。アドレスだけでなく、転送や自動応答などの付随設定も控えておきましょう。移行後に「問い合わせが営業に転送されなくなった」という事故は、この確認漏れで起きます。

控える項目 記入例
メールアドレス info@example.co.jp
使っている人・端末 総務Aさん(PCのOutlook、iPhone)
容量・サーバー上の保存量 2GB、ほぼ上限
転送設定 sales@へ転送、サーバーにも残す
自動応答・メーリングリスト 問い合わせ受付の自動返信あり
メールソフト以外の送信元 WordPressのフォーム、複合機のスキャナ送信

4. 受信方式(POP・IMAP)と過去メールの扱い

サーバー間で過去の受信メールデータを自動引き継ぎすることはできません。過去メールは、利用者側で取得のうえ、データ移行作業が必要になります。

  • POPで受信している:メールは手元のPCにあるため、設定を変えても残る
  • IMAPで受信している:メールはCPIのサーバー上にあるため、設定変更前にバックアップが必須

IMAPのまま受信サーバーをエックスサーバーに書き換えると、メールソフトの受信箱が空になります。CPIを解約した後では取り戻せません。

5. CPIの解約日と移行スケジュール

CPIは契約期間の途中で解約しても、残り期間の料金は返金されません。一方で、新旧サーバーを並行させる期間も必要です。そのため、契約更新日から逆算して、最低1か月前には作業を始めるのが安全です。

エックスサーバーでの送受信を確認し、旧サーバーにメールが届かなくなってからCPIを解約する、という順番を守れば、メールが止まるリスクは大きく下げられます。

CPIからエックスサーバーへのメール移行は3パターンに分かれる

確認した内容をもとに、自社がどのパターンに当てはまるかを判断します。パターンによって、DNSで変更する場所と作業の順番が変わります。

パターン 状況 DNSで変えるもの 作業の順番
A:ウェブもメールもまとめて移行 サイトもメールもCPIで運用、ドメインは他社管理 ネームサーバーをエックスサーバーへ サイトとメールを準備し、1回の切替で完了
B:メールだけ移行 サイトは別サーバーに残し、メールだけエックスサーバーへ MXレコード(+メール用のAレコード・SPF・DKIM) ネームサーバーはそのまま、メール関連レコードのみ書き換え
C:ドメインもCPIから移管 ドメインもCPIで管理 移管完了後、ネームサーバーをエックスサーバーへ 解約申請→AuthCode→移管→切替の順

パターンCでは、移管してもネームサーバーは自動では変わりません。CPIも「DNSは移管と共に変更されない。変更は移管完了後に移管先で行う」と案内しています。そのため移管中もメールはCPIで動き続けますが、CPIの契約が終わるまでに移管と切替を終えておかないと、メールもサイトも止まります。

===

メールサーバーの移転は非常にリスクの高い作業になります。もし自社で実施することに不安を感じる場合はサーバー移転のプロであるサイト引越し屋さんに是非お任せください。
→無料ご相談窓口はこちら

CPIからエックスサーバーへメール移行手順

ここからは、実際の移行手順を8つのステップで解説します。ポイントは「新サーバーを先に完成させ、DNSを切り替えてから旧サーバーを片付ける」という順番です。パターンCの方は、STEP1の前にCPIの解約申請とAuthCodeの発行を済ませ、移管を並行して進めてください。

  1. エックスサーバーを申し込み、本契約まで済ませる
  2. ドメインを追加し、ドメイン認証を行う
  3. 同じメールアドレスと付随設定を作成する
  4. 過去メールをバックアップ・移し替える
  5. DNSを切り替える(ネームサーバーまたはMXレコード)
  6. メールソフト・スマホの設定を変更する
  7. SPF・DKIMを設定し、送受信テストを行う
  8. 旧サーバーへの着信が止まったらCPIを解約する

STEP1:エックスサーバーを申し込み、本契約まで済ませる

エックスサーバーを申し込み、料金の支払いまで完了させます。お試し期間中は一部機能に制限があるため、切替日より前に本契約にしておくと安心です。申込後に届く設定完了メールには、メールサーバー名(sv○○○.xserver.jp)が記載されています。後の手順で使うので控えておきましょう。

ただいま利用料割引キャンペーン中!
エックスサーバー公式サイトはこちら>

STEP2:ドメインを追加し、ドメイン認証を行う

サーバーパネルの「ドメイン設定」から、CPIで使っているドメインを追加します。他社で運用中のドメインは、メールアカウントを追加する際にドメイン認証を求められることがあります。

  • Web認証:webauth.htmlをCPI上のサイトにアップロードする
  • メール認証:CPI側でadmin@またはwebmaster@を作り、届いた認証IDを入力する

CPIのFTP情報がわからない場合でも、メール認証ならコントロールパネルだけで対応できます。

以前の制作会社などが別のエックスサーバーアカウントに同じドメインを登録したままだと、ドメインの追加がエラーになります。その場合は、登録している側にドメイン設定の削除を依頼する必要があります。

STEP3:同じメールアドレスと付随設定を作成する

事前に控えた一覧をもとに、「メールアカウント設定」で同じアドレスを作成します。パスワードは新しく決め、利用者ごとに管理表へ記録します。

そのうえで、転送・振り分け・自動応答も再設定します。ここでの設定漏れは、切替後しばらく経ってから発覚することが多いため、一覧表と突き合わせて確認してください。

STEP4:過去メールをバックアップ・移し替える

IMAP利用者は、DNSを切り替える前に過去メールを確保します。弊社では、次のどちらかの方法をよく使います。

  1. メールソフトのローカルフォルダにコピーする(手元のPCに保存)
  2. メールソフトにCPIとエックスサーバーの両方をIMAPで登録し、フォルダごとドラッグして移す(新サーバー上に過去メールを再現できる)

※メールボックスの容量が数GBを超える場合、一度に全フォルダをドラッグするとメーラーがタイムアウトやフリーズを起こす恐れがあります。年度別・フォルダ別に小分けにしてドラッグするか、通信環境が安定した有線LAN環境下で実施してください。

2の方法なら、スマホや別のPCからも過去メールを参照できます。ただしエックスサーバー側のメールボックス容量を超えないよう、事前に容量を引き上げておきましょう。

CPIへの接続は、独自ドメイン名ではなく、CPIのコントロールパネルで確認できるメールサーバー名で設定してください。「mail.自社ドメイン」で接続していると、DNS切替後にエックスサーバーへつながり、どちらのサーバーを見ているのかわからなくなります。

STEP5:DNSを切り替える(ネームサーバーまたはMXレコード)

新サーバーの準備が整ったら、DNSを切り替えます。

  • パターンA・C:ドメイン管理会社でネームサーバーをns1.xserver.jp〜ns5.xserver.jpに変更
  • パターンB:DNSを管理している場所で、MXレコードとメール用のAレコードをエックスサーバーのサーバー情報に合わせて変更。SPFレコードも書き換える

反映には数時間〜数日かかることがあります。切替は金曜の夜や休日前など、メールの少ない時間帯を選びましょう。DNSのTTLを変更できる環境なら、前日までに短くしておくと切替が早く広がります。

STEP6:メールソフト・スマホの設定を変更する

CPIとエックスサーバーは、ポート番号とユーザー名の形式が同じです。変更するのは実質「サーバー名」と「パスワード」の2点です。

項目 CPI(共用ビジネス スタンダード・SV-Basic等) エックスサーバー
受信・送信サーバー名 CPIのメールサーバー名(○○○.secure.ne.jp の形式) sv○○○.xserver.jp(サーバーパネルの「サーバー情報」のホスト名)
ユーザー名 メールアドレス全体 メールアドレス全体
POP受信(SSL) 995 995
IMAP受信(SSL) 993 993
SMTP送信(SSL) 465 465
SMTP送信(SSLなし・STARTTLS) 587 587
送信時の認証 SMTP認証 SMTP認証

出典:CPI メールソフトの設定方法、エックスサーバー メールソフト設定

ZZシリーズなど他プランの方は、CPIのコントロールパネルで受信・送信の設定値を確認してください。なお、エックスサーバーではPOPとIMAPの併用が推奨されていません。複数端末で使う方は、この機会にIMAPへ統一すると管理が楽になります。

STEP7:SPF・DKIMを設定し、送受信テストを行う

サーバーパネルの「DKIM設定」で対象ドメインをONにします(エックスサーバー公式マニュアル)。パターンBのように他社のDNSを使う場合は、「DKIM設定一覧」の「表示」に出るレコードをそのDNSへ追加します。

SPF・DKIMに加え、DNS設定でDMARCレコード(例: v=DMARC1; p=none;)も併せて追加してください。主要メールプロバイダへの到達率を維持するために不可欠です。エックスサーバーのDNS管理画面から簡単に設定可能です。

設定後は、Gmailなど外部のアドレスとの間で送信・受信の両方をテストします。Gmailの「メッセージのソースを表示」で、SPF・DKIM・DMARCのすべてが「PASS」になっていれば問題ありません。

STEP8:旧サーバーへの着信が止まったらCPIを解約する

切替後しばらくは、CPIのウェブメールも確認します。数日続けて新着メールが届かなくなれば、DNSの切替は完了です。そのうえで、マイページの「ご契約一覧」から解約申請を行います。

===

サイト引越し屋さんなら、メールアドレスの現状整理からメールサーバーの移転、移転後のメールソフト設定サポートまでトータルでご支援可能です。
→無料ご相談窓口はこちら

移転後もメールを止めないための注意点

手順通りに進めても、切替後に「一部のメールだけ届かない」「特定の機器から送れない」といった局所的なトラブルは起こります。弊社の対応経験で特に多いものをまとめました。

切替直後は旧サーバーにもメールが届く

DNSの反映中は、送信元によってCPIとエックスサーバーのどちらにもメールが届きます。この期間にCPIを止めると、CPI側に届いたメールが読めなくなります。切替から数日は、CPIのウェブメールもあわせて確認してください。

WordPressのフォーム通知が届かなくなる

サイトとメールを別々のサーバーに置くと、問い合わせフォームの通知が迷惑メール扱いになることがあります。WordPressが自分のサーバーから直接送るため、SPFの対象外になるのが原因です。

WP Mail SMTPなどのプラグインで、エックスサーバーのSMTP(465番ポート)経由で送るよう設定し直しましょう。切替後は必ずフォームからテスト送信し、通知と自動返信の両方が届くか確認してください。

メールソフト以外の送信元も設定を変える

見落としやすいのが、複合機のスキャナ送信、基幹システムやネットショップの自動配信、監視ツールのアラートです。これらにCPIのSMTP情報が登録されていると、CPI解約の瞬間に送信が止まります。事前に社内で「SMTPを登録している機器」を洗い出しておきましょう。

サイトだけ先に移すとDNS切替が2回になる

「まずウェブだけ移して、メールは後で」という進め方もできます。ただしネームサーバーをエックスサーバーに切り替えると、その時点でメールもエックスサーバー側に届き始めます。

メールアドレスを作っていない状態で切り替えると、取引先のメールが「宛先不明」で戻ってしまいます。メールをCPIに残すなら、エックスサーバーのDNSでMXをCPI向けに設定してから切り替えます。

切替日はメール以外の連絡手段を用意する

万一の不届に備え、主要な取引先には「○日はメールが届きにくい可能性がある」と事前に伝えておきましょう。電話やチャットなど、メール以外の連絡先を案内しておくと、受注や問い合わせの取りこぼしを防げます。

===

「やはり自力でのメールサーバー引越し作業は難しそう」そう感じた場合には、まずはお気軽にサイト引越し屋さんにご相談いただければと思います。
→無料ご相談窓口はこちら

CPIからエックスサーバーへのメール移行事例

弊社が対応したCPIからエックスサーバーへの移行では、作業そのものより「契約や管理権限がどこにあるか」でつまずくケースがほとんどでした。代表的な4件を紹介します。

事例1:サイト・メール・ドメインを丸ごと移行(建設会社様)

CPIのシェアードプラン(ACE01)でサイトとメール、ドメインを運用していた建設会社様です。常時SSL化のためCPIの後継プランへの変更を検討されましたが、CPIの無償移行代行ではWordPress・メールアカウント・メールデータ・マルチドメインが対象外だったため、弊社へご相談いただきました。

  • メールは約35アドレスをIMAPで利用。過去メールの移行費用を比較した結果、社内でバックアップを取り、POP前提で移行する方針に
  • 作業開始時、以前の制作会社が別のエックスサーバーアカウントに同じドメインを登録したままだったため、ドメイン追加がエラーに。前の制作会社に削除してもらってから作業を再開
  • ドメイン解約の解約申請(「ドメイン管理を他社へ移管する」)から2日後にAuthCodeが届く。さらに3日後に同意確認メールへ返信し、同日移管完了
  • メールソフトの新設定は事前にお渡しし「切替までは変更しないでください」と案内。その後、サーバー切り替え日を事前に話し合ったうえで当日の夕方に切り替え。全体としては発注から約4週間で完了

切替後、ご担当者様がCPIを解約しようとしたところ、マイページの契約一覧にドメインが表示されず戸惑われました。移管の完了と同時にCPI側の契約が解除されていたためです。

弊社から「他に残っている契約がないかCPIへ確認を」とご案内し、CPIから「契約中のプランはない」と回答を得て完了しました。

事例2:CPIもドメインも制作会社名義だったケース(IT企業様)

「ランニングコストを下げたい。メールアドレスさえ引き継げればよい」というご相談でした。サイトとメールはCPI、ドメインはお名前.comで、どちらも制作会社の名義で契約されていました。

  • 制作会社の管理画面には他の顧客の情報もあるため、ログイン情報は開示できないとの回答
  • お客様をCcに入れて弊社と制作会社が直接やり取りし、FTP情報の発行と移管申請を依頼。Whoisのメールアドレスをお客様に変えてもらい、移管の承認メールを受け取れるようにした
  • ドメインの有効期限が迫っていたため移管を先に実施(数日後に完了)し、その後にサイトとメールを切り替え

制作会社名義の場合、お客様だけでは移行を進められません。早めに制作会社へ移行の意向を伝え、管理権限の扱いを決めておくのが安全です。

事例3:メールはCPI、DNSはKDDIと契約が分散(旅行会社様)

メールとドメインはCPI、DNSはKDDIの別サービス、サブドメインのサイトだけエックスサーバーという構成を、エックスサーバーへ一本化したいというご相談でした。メールはPOPで約50アドレス、アドレスの作成はお客様自身で行い、切替まわりを弊社が担当しました。

  • 新サイトを先にエックスサーバーで作り始めたため、DNSが旧環境のままでSSLを取得できず、hostsファイルでの確認にも苦労されていた
  • 調査すると、社内で把握していなかったサブドメインが3つあり、すべて旧DNSを参照していた

契約が分かれている場合は、DNSのレコードをすべて書き出し、サブドメインやメール用のレコードの移し忘れを防ぎましょう。

事例4:切替後にCPI側の未受信メールが見つかったケース(デザイン会社様)

エックスサーバーの移転サービスを使ったものの、CPI上のデータベースを取得できず失敗し、エックスサーバーから弊社を紹介されたケースです。CPI側はPHP7.1までしか使えない環境でした。WordPressの移転は弊社、メールとネームサーバーの切替はお客様が担当されました。

切替後、サイトは問題なく動いていましたが、CPIに届いたまま受信できていないメールが見つかりました。お客様は一度CPIへ戻してメールをすべて取得し、もう一度エックスサーバーへ切り替えて対応されています。

切替をやり直すと、その度に不安定な期間が生まれます。POPの場合、メールソフトにCPI側のアカウント(CPIのメールサーバー名で接続)を残しておき、数日は両方から受信するようにしておくと、この事態を防げます。

CPIからエックスサーバーへのメール移行でよくある質問

Q. ドメインを移管せずにメールだけ移せますか?

ドメインがお名前.comなどCPI以外で管理されていれば、移管は不要です。ネームサーバーかMXレコードを切り替えるだけで移行できます。ドメインもCPIで管理していてCPIを解約する場合は、解約申請時に「ドメイン管理を他社へ移管する」を選び、移管手続きが必要です。

Q. 切替の途中でメールが消えることはありますか?

新旧サーバーを並行させていれば、メールが消えることは基本的にありません。ただしDNSの反映中はCPI側にも届くため、数日はCPIのウェブメールも確認してください。届かなくなるのは、新サーバーにアドレスを作り忘れたまま切り替えた場合です。

Q. 過去のメールはエックスサーバーに引き継げますか?

サーバー同士での自動引き継ぎはできません。POPなら手元のPCに残ります。IMAPの場合は、メールソフトで両方のアカウントを登録してフォルダを移す方法で、エックスサーバー上に再現できます。

Q. 移行にはどのくらいの期間がかかりますか?

事前の準備に1〜2週間、切替後の並行期間に数日が目安です。ドメイン移管がある場合、.comなどのgTLDは「通常数日〜1週間程度」とCPIが案内しています。弊社が対応した建設会社様の事例では、発注から切替まで約4週間でした。契約更新日の1か月前には着手しましょう。

Q. ZZシリーズの提供終了前に、自社でエックスサーバーへ移っても問題ないですか?

問題ありません。CPIが案内する移行先は「ビジネス スタンダード」ですが、他社への乗り換えも可能です。2027年4月30日の直前は移行が集中すると予想されるため、余裕を持った日程で進めるのが安全です。

まとめ:CPIからエックスサーバーへのメール移行は「順番」がすべて

CPIからエックスサーバーへのメール移行は、作業そのものより順番で成否が決まります。ドメインがCPI管理なら解約申請とAuthCodeを先に、新サーバーに同じアドレスを作ってからDNSを切替、CPIの解約は旧サーバーへの着信が止まってから、という流れです。

ポート番号は両社で同じなので、メールソフトで変えるのはサーバー名とパスワードが中心です。一方で、IMAPの過去メール、WordPressのフォーム通知、複合機などメールソフト以外の送信元は見落とされがちです。

ZZシリーズの提供終了(2027年4月30日)を控え、移行を検討中の方は早めに日程を組みましょう。「自社だけでは不安」「切替は夜間にしたい」という場合は、サイト引越し屋さんにご相談ください。メールソフトの設定変更まで、送受信ができる状態になるまでサポートします。

\メールサーバーの移行をご支援しております/
「メールアドレス移行作業やメールデータ移行作業を代行して欲しい」
「メールソフト設定など含めトータルで丁寧にサポートしてほしい」

そんなときは私たちサイト引越し屋さんにお任せください。
専門のエンジニアとディレクターがしっかり対応させていただきます。

>>無料ご相談窓口はこちらをクリック!

この記事を書いた人

サイト引越し屋さん編集部

サイト引越し屋さん編集部

累計対応実績3,500案件以上、日本で最も利用されているサーバー移転&保守代行サービス『サイト引越し屋さん』のマーケティング部です。 サイト引越しに関わる技術情報をはじめ、WordPressやその他のWebサービスに関するノウハウを発信しています。 全日本SEO協会所属。

本サイトにてご提供している情報については、最新かつ正確な情報を提供するよう努力していますが、情報の正確性や完全性を保証するものではございません。また、コンテンツには一部プロモーションが含まれております。本サイトの情報を利用することによって生じたいかなる損害に対しても、当社は責任を負いかねます。情報をご利用される際は、ご自身の判断と責任において行っていただきますようお願い致します。