CPIからエックスサーバーへのWordPress移転
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サイト引越し屋さん編集部サイト引越し屋さん編集部

【CPIからエックスサーバー】WordPress引越し手順と注意点

2026年4月にCPI「シェアードプランACE01」のディスク容量に上限が設けられたことに加え、旧環境(PHP 7.1〜7.4)のサポート終了に伴う重大な脆弱性リスクを回避するため、PHP 8系へ安全にアップデートできるエックスサーバーへの引越しを検討される相談が増えています。

ただしCPIからの引越しは、WordPressのデータを移すだけでは終わりません。CPIで契約しているドメインの移管、独自ドメインのメール、年契約の解約タイミングなど、順番を間違えるとサイトやメールが止まる落とし穴がいくつもあります。

この記事では、WordPress関連案件を累計3,500件以上手がけてきたサイト引越し屋さんが、CPIからエックスサーバーへ移る手順と注意点、移転後もWordPressを安全に運用するためのポイントを、実際の対応事例を交えて解説します。

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「ACE01の容量超過の通知が届いた」
「PHPが古くてWordPressを更新できない」
「サイトもメールも止めずにエックスサーバーへ移したい」

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CPIからエックスサーバーへ引越す前に確認すること

CPIからの引越しでつまずく原因の多くは、作業そのものより「事前に把握していなかったこと」にあります。当社に寄せられるCPI関連のご相談も、容量・PHP・ドメイン・メールの4点に集中しています。作業に入る前に、次の5点を確認してください。

①契約中のプランとACE01の容量上限

CPIは2025年9月30日に、ACE01のディスク容量を2026年4月1日から制限すると告知しました。それまでは無制限でした(CPI公式のお知らせ)。

対象 主契約ドメイン マルチドメイン
Webサーバー(データベース含む) 300GB 100GB
メールサーバー 200GB 100GB

ACE01では容量の追加購入ができません(CPI FAQ)。超過が続くと利用制限の対象になる可能性があるため、容量超過の通知が届いた場合は早めの判断が必要です。

当社の調査では、容量超過の原因は画像そのものより、バックアッププラグインが作った古いバックアップファイルの蓄積であることがほとんどでした。移行前に削除すれば、移行時間も移行先の容量も大きく減らせます。

②PHPの脆弱性リスクとWordPressのバージョン

古いCPI環境(ACE01初期環境など)ではPHP 7.1や7.4までしか切り替えられず、最新のWordPress本体やセキュリティプラグインを適用できないケースが多発しています。

公式のPHPコミュニティにおいてPHP 7系はすでにセキュリティサポートが終了(EOL)しており、重大な脆弱性(RCEやバッファオーバーフローなど)が発見されても修正パッチが提供されません。

サーバーの仕様上PHP 8系へ更新できない状態は、不正アクセスや改ざんの標的になるリスクを抱えていることを意味します。

現在のPHPおよびWordPressのバージョンを事前に確認し、「移行先で現行バージョンに合わせて移設 → 動作確認後にPHP 8.2〜8.3へ段階的に引き上げる」手順を踏むことで、表示崩れや管理画面のクラッシュを防ぎながら安全な環境を確保できます。

③ドメインをどこで管理しているか

CPIはサーバーとドメインを同じ会社で契約できるため、「ドメインもCPIだった」と後から判明するケースが多くあります。CPIの解約時にドメインも失効すると、サイトとメールが止まります。ドメインの管理会社を先に特定してください。

CPIで管理している場合は、エックスサーバーなどへドメインを移管するか、ドメインのみCPIに残すかを検討・決定してください。

制作会社や代理店が管理している場合は、ドメイン移管手続きに必要となる認証コード(オースコード)の発行を依頼してください。

④独自ドメインのメールの有無

WordPressと同じドメインのメール(例:info@会社ドメイン)をCPIで使っている場合、ネームサーバーを切り替えた瞬間にメールの届き先も変わります。アカウント数、POP/IMAPの別、転送設定の有無を一覧にしておきましょう。

⑤CPIの契約期間と解約日

CPIは年契約のケースが多く、当社のお客様の中には「途中解約による返金はない」と案内された方もいました。契約満了日から逆算して、移行完了と解約申請の日程を先に決めておくと、二重払いの期間を最小限にできます。

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CPIからエックスサーバーへの移行方法は3つ

移行方法は「エックスサーバーのWordPress簡単移行」「移行プラグイン」「手動移行」の3つです。
サイトの容量とCPI側のPHPで、使える方法がほぼ決まります。

方法 向いているサイト 使えない主なケース
WordPress簡単移行 小〜中規模で、構成が標準的なサイト PHP7.2未満、DBが2GB超、マルチサイト
移行プラグイン 管理画面しか触れないサイト 容量が大きい、プラグインを追加できない
手動移行 大容量・カスタマイズが多いサイト 特になし(ただし専門知識が必要)

WordPress簡単移行を使う前の確認点

エックスサーバー公式の利用条件は、移行元がWordPress 4.2以上・PHP 7.2以上、データベース2GB以下です(公式マニュアル)。wp-contentの合計も2GB程度が目安とされ、超えると失敗やタイムアウトの原因になります。

ACE01の容量超過や古いPHPが移行のきっかけの場合、簡単移行の条件を満たさないことが多い点に注意してください。

そのほか、次の点も公式マニュアルで注意されています。

  • ベーシック認証やロボット認証は解除してから実行する
  • .htaccess、wp-content以外のファイル、バックアップ系プラグインのデータは移行されない
  • ログイン試行回数の制限があると、再実行時にエラーになる

また、CPIのデータベースに別サイトのテーブルが同居している場合、関係のないテーブルまで移行されることがあります。記事内の絶対URLが置換されずに残るケースもあるため、移行後のチェックは省略できません。

手動移行が必要になるケース

数十GBを超える大容量サイト、同じドメインに複数のWordPressがあるサイト、テーマを直接編集しているサイトは、FTPとphpMyAdminを使った手動移行が確実です。「管理画面に入れない、FTP情報しかない」場合も、データベースを取得できれば手動で移行できます。

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CPIからエックスサーバーへWordPressを引越す手順

サイトを止めずに引越すコツは、「新サーバーで完成させてから最後に切り替える」ことです。

当社では次の8ステップで進めています。

  1. バックアップを取り、不要データを整理する
  2. エックスサーバーを契約し、ドメインを追加する
  3. 無料独自SSLを先に設定する
  4. WordPressのデータを移行する
  5. 切り替え前に動作を確認する
  6. メールアカウントを同じ名前で作っておく
  7. 更新を止めて、ネームサーバーを切り替える
  8. 切り替え後の確認とCPIの解約

STEP1:バックアップを取り、不要データを整理する

CPIのコントロールパネルで容量を確認し、ファイル一式とデータベースを手元に保存します。そのうえで、古いバックアップファイル(.wpress、.zipなど)や使っていない旧WordPressを整理します。

削除するか迷うファイルは、消さずに移行先へそのまま持っていくのが安全です。

STEP2:エックスサーバーを契約し、ドメインを追加する

サーバーパネルの「ドメイン設定」で、今のドメインを追加します。この時点ではネームサーバーを変えないので、CPI上のサイトはそのまま表示され続けます。

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STEP3:無料独自SSLを先に設定する

エックスサーバーには、他社サーバーで運用中のドメインにSSLを事前設定できる「他社サーバーでのWeb認証」「他社ネームサーバーでのDNS認証」があります(公式マニュアル)。Web認証なら、トークンファイルをCPI側に置くだけです。

これを飛ばして切り替えると、SSL発行までの数十分〜数時間、保護されていない通信と表示されます。

STEP4:WordPressのデータを移行する

簡単移行が使える場合は、移行元URLと管理者アカウントを入力するだけで済みます。

手動の場合は次の手順で進める必要があります。

  1. FTPでCPIからWordPressのファイル一式をダウンロードする
  2. phpMyAdminでCPIのデータベースをエクスポートする
  3. エックスサーバーでデータベースを作成し、インポートする
  4. ファイルをアップロードし、wp-config.phpの接続情報を書き換える

CPIのデータベースには別サイトのテーブルが同居していることがあるため、対象サイトの接頭辞のテーブルだけを移します。

STEP5:切り替え前に動作を確認する

hostsファイルにエックスサーバーのIPアドレスを書き込むことで、新サーバーのサイトを事前に確認することが可能です。

表示崩れ、管理画面へのログイン、画像のアップロードなど基本的な表示や動作を確認し、記事が404になる場合はパーマリンク設定を保存し直します。

STEP6:メールアカウントを同じ名前で作っておく

独自ドメインのメールを使っている場合は、CPIと同じアドレスをエックスサーバーに作成し、転送設定も再現します。社員のメールソフトにも、切り替え後の設定を事前に案内しておきましょう。

STEP7:更新を止めて、ネームサーバーを切り替える

切り替え当日は記事更新を止め、差分があれば移してからネームサーバーをns1〜ns5.xserver.jpに変更します。反映には最大24時間ほどかかります。アクセスの少ない時間帯を選ぶと影響を抑えられます。

STEP8:切り替え後の確認とCPIの解約

切り替え後にサイトとメールの送受信を確認し、問題がなければCPIを解約します。当社では、万一に備えて新旧サーバーを1週間〜1か月ほど並行させることをおすすめしています。

CPIからの引越しでよくあるトラブルと対処法

当社に寄せられた相談と移行作業の経験から、CPIからの引越しで起きやすいトラブルをまとめました。

トラブル 主な原因 対処法
簡単移行が途中で失敗する DBやwp-contentの容量超過、ベーシック認証 不要ファイルを削除、認証を解除。大容量なら手動移行
PHP更新後に画面が真っ白(500エラー)になる テーマやプラグインがPHP 8系に非対応(非推奨関数の使用など) 移行直後はCPIと同じPHPバージョンで稼働させ、エラーログを確認しながら段階的にPHPをアップグレードする
切り替え直後にSSL警告が出る SSLを事前設定していない 他社サーバーでのWeb認証で事前設定する
記事ページが404になる .htaccessが移行されていない パーマリンク設定を保存し直す
画像やリンクが旧URLのまま 記事内の絶対URLが置換されていない シリアライズ対応のツールで一括置換する
メールが届かない・送れない アカウント未作成、メールソフトの設定が旧サーバーのまま 切替前に同名アカウントを作成し、設定変更を周知
解約後にサイトが消えた ドメインもCPIで契約していた 解約前にドメイン移管を完了させる
サブディレクトリのサイトが表示されない 同じドメイン上の別サイトを移していない 移行対象をディレクトリ単位で事前に洗い出す

最後の2つは、引越しが終わって数週間後に発覚することが多いトラブルです。
CPIを解約する前に必ず確認するようにしてください。

CPIからエックスサーバーへの移転事例

サイト引越し屋さんで実際に対応したCPIからの移転事例を4件ご紹介します。きっかけはそれぞれ異なりますが、共通するのは「サイト以外(ドメイン・メール)の整理」が成否を分けた点です。

事例 きっかけ 対応範囲
1:地域メディアを運営するNPO法人 ACE01の容量上限を大幅に超過 WordPress移転+ドメイン移管
2:制作会社経由の法人サイト CPIがPHP7.1までで更新不可 テスト環境での事前検証+移転+保守
3:健康関連の企業サイト 高負荷でCPIがサイトを停止 本番+テスト環境の移転
4:寝具メーカー PHP8非対応。メール移行が宙に浮いた 約50アカウントのメール移行

事例1:容量約228GBの大規模サイト(NPO法人)

記事数が約数千の地域メディアで、ACE01の仕様変更によりマルチドメインの上限100GBを大幅に超えていました。調査の結果、容量を圧迫していたのは、置きっぱなしのバックアッププラグインが生成したファイルと、使われていない旧WordPressでした。

ドメインもCPIで契約されていたことが途中で判明したため、解約時にサイトが消えるリスクを防ぐようドメイン移管も合わせて実施。移管完了から切り替えまでを当日中に終え、エックスサーバーでの運用を開始しました。

事例2:PHP7.1から動かせなかったサイト(制作会社経由)

当初は「テーマを最新版にしたい」という保守のご相談でした。しかし調査すると、利用中のCPIのサーバーがPHP7.1までしか対応しておらず、サーバーを移さない限り更新できないことが分かりました。

テスト環境でカスタマイズ箇所の動作を確認してから移転し、移転後に保守契約でテーマを更新する流れをご提案しました。

事例3:脆弱性スキャンでサイトが停止(健康関連の企業)

ある夜、CPIが高負荷を検知してサイトの入口であるindex.phpを一時停止しました。ログを調べると、停止直前に単一のアクセス元から1分間に約320件、設定ファイル等を探る不正なリクエストが集中していました。

これを機にエックスサーバーへ移転し、今後の検証用にテスト環境も一緒に移しました。CPIは年契約の満了日を確認し、途中解約の返金がないことを踏まえて解約申請日を決めています。

事例4:サイトだけ移ってメールが取り残された(寝具メーカー)

PHP8に対応していないACE01からエックスサーバーへの移転を別の業者さんが進めていましたが、メール移行を断られ、当社にご相談がありました。

POPとIMAPが混在する約50件のメールアカウントを整理し、ネームサーバーごとエックスサーバーへ一括で切り替え、ドメイン移管はサイトとメールが安定してから実施する順番にしました。

サイトとメールを別々の業者に任せると、切り替えのタイミングが合わずメールが止まるリスクがあります。同じドメインを使う以上、まとめて計画するのが安全です。

まとめ:CPIからの引越しはドメインとメールまで含めて計画する

CPIからエックスサーバーへのWordPressの引越しは、データ移行そのものよりも、容量・PHP・ドメイン・メール・解約日の整理で成否が決まります。特に大切なのは次の3点です。

  1. ACE01の容量とPHPを確認し、不要なバックアップを整理してから移行方法を決める
  2. SSLの事前設定と動作確認を済ませてからネームサーバーを切り替える
  3. ドメイン移管とメール移行を終えてからCPIを解約する

移転後は、バックアップ、段階的なバージョンアップ、セキュリティ設定まで整えて、はじめて引越し完了と考えてください。

サイト引越し屋さんでは、CPIからのWordPress移転に加え、ドメイン移管・メール移行・エックスサーバーの無料契約代行、移転後の保守までまとめて対応しています。容量超過の通知が届いた方、何から手をつければよいか分からない方も、まずはお気軽にご相談ください。

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「PHPが古くてWordPressを更新できない」
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この記事を書いた人

サイト引越し屋さん編集部

サイト引越し屋さん編集部

累計対応実績3,500案件以上、日本で最も利用されているサーバー移転&保守代行サービス『サイト引越し屋さん』のマーケティング部です。 サイト引越しに関わる技術情報をはじめ、WordPressやその他のWebサービスに関するノウハウを発信しています。 全日本SEO協会所属。

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