MEOとSEOの違いと対策方法
  • コラム
最終更新日:2023年7月25日

MEOとSEOの違いとは?対策方法も紹介します

  • サイトのアクセスが伸び悩んでいる
  • サイトやブログを運営していてもっとPV数を稼ぎたい。
  • 飲食店を経営していてもっとお客さんに来てほしい

そんな方に紹介したいのがSEOやMEOの対策です。

SEOとMEO対策を把握することで、より多くのお客さんにお店やサイトを知ってもらうことができます。是非参考にしてみてくださいね。

SEOとは

SEOとは「Search Engine Optimization(訳:検索エンジン最適化)」の頭文字を取ったものであり、Googleの検索結果の最適化を意味する言葉です。

※Googleの検索エンジン以外には、Yahoo!やBingなども有名ですが、今回はユーザー数が圧倒的に多いGoogleの検索エンジンを前提にしています。

Googleがなぜ定期的にSEO評価を行い、サイトの検索順位をつけるのでしょうか。それは、Googleが快適なユーザー体験を提供するために、質の良いサイトを表示したいためです。ユーザーの満足度を徹底的に追求していることがわかりますね。

MEOとは

MEOとは「Map Engine Optimization」の略語であり、Googleマップ上での検索順位の最適化を意味する言葉です。

Googleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)で登録されている情報を、Googleマップ検索した際に最適な順位に表示させることを目的にしています。

ちなみにGoogleビジネスプロフィールとは、Googleが提供する無料のローカルビジネス登録サービスです。

※以前はGoogleマイビジネスと呼ばれていましたが、名称が変更されました。

美容室や整体院などの店舗ビジネスを展開している場合は、登録しておいたほうが集客につながるかと思います。Googleアカウントがあれば簡単に登録できます。

MEOとSEOの違い

MEOとSEOの2つがどのように違うのかを確認します。

その違いは検索される対象の違いです。

MEOは事前に登録しているGoogleビジネスプロフィールの情報をGoogleマップの検索結果へ最適化させること。

それに対して、SEOはWebサイトの情報をGoogleの検索結果へ最適化させます。

  • SEO:Webサイトの検索順位を最適化する
  • MEO:Googleビジネスプロフィールの検索順位を最適化する

「ユーザーにとって適切な情報を上位に表示させる」という意味で両者は似ていますが、表示させる対象が少し異なります。

MEO対策やSEO対策を行うメリット

次に、「MEOやSEOを対策するとどんなメリットがあるのか」を確認していきます。

MEO対策のメリット:広告戦略

MEO対策を行う最大のメリットは、その広告効果です。

検索順位の上位に位置することで、お店の存在がより多くのユーザーの目に入り集客が促進されます。そのため、MEO対策を行うことは有効な広告戦略だと言えます。

例えば「新宿駅の近くでたこ焼き屋さんを探したいな!」という気分になったとき、Googleマップで「新宿駅 たこ焼き」で検索したとします。

新宿駅の近くには、たこ焼き屋さんA店とたこ焼き屋さんB店があります。たこ焼き屋さんA店はMEO対策を行っており、B店は何もしていません。

その場合、Googleマップで「新宿駅 たこ焼き」と調べると、B店よりもA店が上位に表示されます。結果として、より多くのお客さんがたこ焼き屋さんA店の存在を知ることができるため、客足が伸びやすくなります。

MEO対策を取り入れることで、集客できるチャンスが拡がります。

飲食店や美容室、整体院などの地域密着型の店舗系ビジネスに携わっているなら、検討する価値は大きいです。

SEO対策のメリット:サイトの訪問者が増える

SEO対策を行う最大のメリットは、サイトがユーザーの目に留まるチャンスが増える点です。

サイトがユーザーの検索結果で、より上位に表示されれば、訪問者数やPV数(ページビュー)、広告のクリック率などをさらに伸ばすことが可能です。

より多くのユーザーが訪れれば、それだけ広告のクリック率も上がり、売上も伸びやすくなるはずです。

「もっと多くの人にサイトを見てほしい」「サイトに貼った広告からの売上をもっと伸ばしたい」そんな要望があるなら、SEO対策は必須と言えます。

GoogleのWeb検索で上位表示を狙うためのSEO対策

Googleの評価を上げるには、複数の基準をクリアする必要があります。SEOでは前述したEATと呼ばれるものだけでなく、他にも200個以上の評価基準が存在します。

その中でも、代表的なものをピックアップしておきます。

  • EAT(専門性・権威性・信頼性)を意識する
  • 質の高い外部リンク(被リンク)を増やす
  • 記事などのコンテンツの質を追求する
  • サイトのユーザビリティを常に考える

それぞれ簡単に確認していきます。

EAT(専門性・権威性・信頼性)を意識する

質の良いサイトを判断するグーグルの評価基準の一つに「E-A-T」があります。

  • E:専門性の高いサイト (Expertise)
  • A:権限のあるサイト (Authority)
  • T:情報が信頼できるサイト (Trustworthy)

(Googleの検索ガイドライン4.1より本文引用)
”High quality pages have the following characteristics: High level of Expertise, Authoritativeness, and Trustworthiness (E-A-T)”.

参照元:Google Search quality evaluator guidlines

専門性、権威性、信頼性を意識したサイト作りを意識する必要があります。

質の高い外部リンク(被リンク)を増やす

外部リンク(被リンク)を集めることも大事なSEO対策の一つになります。ただし、関連性のあるページや評価の高いサイトからのリンクであることが条件です。有料の外部リンク、外部リンクをつけるために作成したサイトからのリンク(自演リンク)などの効果は見込めません。

あなたのサイトと関連性があり、信頼性の高いサイトからリンクをもらえるのがベストです。

記事などのコンテンツの質を追求する

記事などのコンテンツの質を確保することは、SEO対策で必須と言えます。

「検索するユーザーが求めている情報を紹介できているか」を常に意識することが大事です。

  • 記事タイトルや見出しに検索キーワードを含めているか
  • 画像などのコンテンツも載せているか
  • 適切な内部リンク、外部リンクになっているか

これらの内容も意識して作成しましょう。

サイトのユーザビリティを考える

サイトの使いやすさに配慮することも重要です。

例えば、サイトスピードや広告の位置などが挙げられます。サイトの表示スピードが遅い場合は、訪問者の満足度も下がりますし、不適切な位置に配置された広告もユーザーのためになりません。

煩わしい広告としては、インタースティシャル広告があります。

参考:コンテンツにアクセスしにくくなるインタースティシャルの例

表示速度に関してはこちらで言及されています。

参考:ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用します

サイトの表示スピード対策としては画像サイズの縮小、JavaScriptなどのコードを簡略化する、レンタルサーバーの乗り換えなどが効果的です。

Googleマップ検索(ローカル検索)で上位表示を狙うためのMEO対策

次にMEOで上位表示を狙うために必要な対策方法を紹介します。

Googleマップによる検索(ローカル検索)において、順位を決定する際に重視している指標は3つあります。

  • 関連性
  • 視認性の高さ
  • 距離

これらを意識することでローカル検索での順位アップを狙えます。

地域に根差した店舗系ビジネス(飲食店、クリニック、整体院、美容室など)は、Googleマップ検索で上位表示されれば、大きな集客効果が期待できます。

ローカル検索結果を改善する方法についてはこちらでGoogleが説明しています。

参考;Google のローカル検索結果のランキングを改善する方法

関連性を上げる(プロフィールを充実させる)

1つ目の指標「関連性」を上げるには、初めにビジネスプロフィール(店名、所在地、営業時間、連絡先など)をできるかぎり詳細に登録しておきます。

あなたのビジネスの情報をGoogleビジネスプロフィールに登録する際に「リスティングの完成」項目が100%になるように努めましょう。情報が詳しければ、ユーザーが検索するキーワードとの関連性アップが狙え、より高い順位を期待できます。

視認性を上げる(ネット上のメディアで情報を露出する・口コミの数を増やす)

2つ目の指標「視認性の高さ」を上げるには、サイトやTwitter、インスタグラムなど、色々なメディアであなたのビジネスの情報発信が有効です。

あなたのビジネスに関する情報がネット上で多くて知名度が高ければ、Googleマップ検索(ローカル検索)の順位に影響を与えてくれます。また、口コミ(レビュー)の数とそのスコアも視認性に影響を及ぼします。多くの高評価の口コミをもらえていると、検索で上位にくる可能性が高まります。

距離(Web表記に地名を入れる)

3つ目の「距離」の対策に関しては、どうしても対策しづらい項目と言えます。ただし、知名度が関連性や視認性(知名度の高さ、口コミなど)が高ければ、やや距離が離れていても表示してくれる機会があります。

SEOやMEOの対策には専門業者の力を借りる方法もある

SEOやMEO対策の必要性が分かっていても、社内で行うのは手間に感じるかもしれません。

  • ひとまず業者に外注して様子を見てみたい
  • 社内で対策に取り組みたいけど人材が不足している
  • 何から始めればいいのか分からない
  • 社内で詳しいスタッフがいない

以上のように社内で取り組みづらいと感じる場合は、専門業者に依頼してしまう方法もあります。

例えば、株式会社デジタルトレンズさんではSEO対策全般の支援が可能です。

料金体系も紹介されているので、気になる方はチェックしてみてくださいね。

まとめ

ここまでMEOとSEOの違いやそれぞれの対策方法について確認してきました。

MEO/SEO対策は少し手間に感じたかもしれませんが、

  • お客さんを増やしたい
  • サイトの訪問者を増やしたい
  • もっとお店の知名度を上げたい
  • さらに売り上げを伸ばしたい

こういった要望がある場合は、専門業者への依頼も考慮しつつMEO/SEO対策を検討してみてはどうでしょうか。

もし、今後さらにビジネス強化のためにサーバー移転や無料ブログのWordPress化などを考えているなら、サイト引越し屋さんが面倒な作業を代行いたします。また、SEOやMEOに関することもお気軽にご相談くださいませ。

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この記事を書いた人

サイト引越し屋さん編集部

日本で最も利用されているサーバー移転&保守代行サービス『サイト引越し屋さん』の中の人です。 サイト引越しに関わる技術情報をはじめ、WordPressやその他のWebサービスに関するノウハウを発信しています。 全日本SEO協会所属。日本ウェブ解析士協会(WACA)所属。

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