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「バックグラウンド更新が期待通り動作していません」の原因と対策
WordPressのサイトヘルスに「バックグラウンド更新が期待通り動作していません」と表示されていませんか?これは、WordPress本体の自動更新が止められているか、うまく動いていないことを知らせる「致命的な問題」です。
自動更新が止まったままだと、セキュリティ修正が当たらず、脆弱性が残り続けます。一方で、保守会社が意図的に止めているケースもあり、必ずしも「消すべき警告」とは限りません。
本記事では、警告の判定条件と原因、対策を、自動更新の失敗が記録されていた実際の相談事例とあわせて解説します。
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「バックグラウンド更新が期待通り動作していません」はどんな警告?
WordPressには、本体のマイナーアップデート(セキュリティ修正など)を自動で適用する「バックグラウンド更新」があります。サイトヘルスは、この仕組みが動く状態かを複数の項目でチェックしています。
サイトヘルスがチェックしている項目は主に下記になります。
| チェック内容 | 引っかかる例 |
|---|---|
| 自動更新を止める定数 | wp-config.phpに WP_AUTO_UPDATE_CORE を false で定義 |
| 自動更新を止めるフィルター | プラグインやテーマが自動更新を無効化 |
| 前回の自動更新の失敗 | 失敗が記録されたままになっている |
| ファイルの書き込み権限 | 更新時にFTP情報を求められる、書き込めないファイルがある |
| バージョン管理フォルダ | .git や .svn が存在する(自動更新が対象外になる) |
定数・フィルター・書き込み権限のいずれかに問題があると、「致命的な問題」として表示されます。展開すると、どの項目が問題かが詳しく書かれています。
表示文言はバージョンによって「バックグラウンド更新が想定通りに動作していません」と書かれることもあります。内容は同じです。
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「バックグラウンド更新が期待通り動作していません」の原因
原因1.wp-config.phpで自動更新が止められている
wp-config.phpに次のような記述があると、自動更新は動きません。制作会社や以前の管理者が、更新による不具合を避けるために入れていることがあります。
define( 'WP_AUTO_UPDATE_CORE', false ); define( 'AUTOMATIC_UPDATER_DISABLED', true );
原因2.前回の自動更新が失敗している
自動更新が途中で失敗すると、その記録が残り、次の更新が保留されます。警告に「copy_failed_for_update_core_file」などのエラーコードが書かれていれば、このケースです。
| エラーコードの例 | 意味 | 主な原因 |
|---|---|---|
| copy_failed_for_update_core_file | 更新ファイルのコピーに失敗 | ファイルの書き込み権限・所有者、ディスク容量不足 |
| disk_full | ディスク容量不足 | サーバー容量の不足 |
| fs_unavailable | ファイルシステムに接続できない | 権限設定、FTP認証が必要な環境 |
原因3.ファイルの所有者・権限が合っていない
WordPressのファイルの所有者と、Webサーバーの実行ユーザーが異なると、更新ファイルを書き込めません。レンタルサーバーではまれですが、社内サーバーやVPSではよくある原因です。
原因4.プラグインやバージョン管理が自動更新を止めている
更新管理系のプラグインが自動更新を無効化していたり、Gitでサイトを管理していたりする場合も対象になります。
===サイト引越し屋さんでは、サーバー移転やデータバックアップをはじめて、本番公開作業やサイトの不具合修正・メンテナンスなど様々なお悩みにご対応可能です。
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「バックグラウンド更新が期待通り動作していません」の対策
対策1.自動更新を止めている理由を確認する
まず、wp-config.phpの定数が意図的に入れられたものかを確認します。保守会社が「テスト環境で検証してから手動で更新する」運用をしているなら、自動更新を止めるのは妥当な判断です。
自動更新を止めるなら、その分だけ定期的な手動更新が必要です。誰も更新していないのに自動更新だけ止まっている状態が、最も危険です。
対策2.運用体制がないなら定数を削除する
更新する人がいない場合は、WP_AUTO_UPDATE_CORE を削除するか「’minor’」にして、少なくともセキュリティ修正は自動で当たるようにします。
define( 'WP_AUTO_UPDATE_CORE', 'minor' );
対策3.失敗の原因を取り除いてから手動で更新する
エラーコードが表示されている場合は、権限・所有者・ディスク容量を確認します。一般的にはフォルダ755・ファイル644で、所有者がWebサーバーの実行ユーザーと一致している状態が目安です。原因を取り除いたら、管理画面から手動で更新します。更新が成功すれば、失敗の記録は消えます。
更新が途中で止まった状態は、ファイルが新旧混在している可能性があります。必ずバックアップを取ってから作業し、可能ならテスト環境で先に試しましょう。
対策4.更新を止めているプラグイン・フォルダを確認する
警告の詳細にフィルターや .git フォルダが挙がっている場合は、該当するプラグインの設定や、フォルダが不要かどうかを確認します。
サイト引越し屋さんに寄せられた相談事例:自動更新の停止と更新失敗が重なっていた(製造業)
社内サーバーでコーポレートサイトを運用していた企業様から、サーバー移設と保守のご相談をいただきました。サイトヘルスの詳細は次のとおりです。
- WP_AUTO_UPDATE_CORE が false で定義されている
- 前回の自動更新で「copy_failed_for_update_core_file」が発生している
自動更新を止めた状態で、過去の更新失敗も残っていたケースです。WordPress本体の更新も未適用のままでした。この企業様は、制作会社から「サーバー運用までは対応が難しい」と断られていました。
弊社では、レンタルサーバーへの移設とあわせて、テスト環境で検証してから更新する保守体制をご提案しています。
自動更新の問題は、「誰がいつ更新するか」という運用の問題でもあります。設定だけ直しても、更新の担当が決まっていなければ同じ状態に戻ります。
まとめ:自動更新を止めるなら「手動更新の体制」をつくりましょう
「バックグラウンド更新が期待通り動作していません」は、WordPress本体の自動更新が止められているか、失敗しているときに出る警告です。原因は、wp-config.phpの定数、前回の更新失敗、ファイルの権限などです。
保守会社が検証してから手動更新しているなら、意図的に止めるのも一つの判断です。ただし、誰も更新していないなら、早急に対策が必要です。
更新の体制づくりにお困りなら、サイト引越し屋さんの保守管理サービスにご相談ください。
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この記事を書いた人
サイト引越し屋さん編集部
累計対応実績3,500案件以上、日本で最も利用されているサーバー移転&保守代行サービス『サイト引越し屋さん』のマーケティング部です。 サイト引越しに関わる技術情報をはじめ、WordPressやその他のWebサービスに関するノウハウを発信しています。 全日本SEO協会所属。
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