WordPressのバージョン情報を消す方法
  • サイト乗っ取り(改ざん)
最終更新日:2022年7月27日

WordPressのバージョン情報を消す方法を解説

こんにちは。サイト引越し屋さんです。

WordPressを使用していると、バージョン情報がHTMLソースに表示されている場合があります。

しっかり作りこまれた企業サイトであっても、バージョン情報がそのまま公開されていることが多くあります。

セキュリティ面で問題が生じる可能性が高まるので、できる限り消しておくことを推奨します。

今回はWordPressのバージョン情報を消す方法についてご紹介します。

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WordPressのバージョンが公開されているか確認する方法

まずは、WordPressサイトのバージョン情報が公開されているか確認してみましょう。

Webサイトのブラウザ上で右クリックして【ページのソースを表示】を選択します。

あるいは、ショートカットキー「Ctrl+U」からもHTMLソース表示が可能です。

ページのソースを表示

HTMLソースの表示ができたら、次にバージョン情報を探していきます。

主に2か所(headとfooter)にバージョン情報が記載されています。

①head部分にバージョン情報が表示される場合

headとはhtmlソースの上部です。

ショートカットキー「Ctrl+F」にて「meta name=”generator“」を検索を行います。

キーワード検索

head部分にバージョン情報が記載されていると、以下のように引っ掛かります。

WordPressのバージョン情報

WordPressのバージョン5.8.4を使用していることがわかります。

②footer部分にバージョン情報が表示される場合

footerとはhtmlソースの下部です。

CSSやJavascriptの末尾にバージョン情報が表示されている場合があります。

先ほどと同じく、ショートカットキー「Ctrl+F」にて「wp-includes/js/wp-embed.min.js?ver=」を検索してみます。

WordPressのバージョン情報-footer

「?ver=5.8.4」という表記から、WordPressのバージョン5.8.4を使用していることがわかります。

WordPressのバージョンは、上記どちらかで表示されるケースが多いです。

もし、検索してもバージョン情報が表示されない場合は、テーマやプラグインで既にセキュリティ対策されている可能性があります。

WordPressのバージョン情報を削除する方法

WordPressバージョン情報の非表示は、WordPress管理画面からfunctions.phpファイルにコードを直接追記することで可能です。

WordPressの管理画面(ダッシュボード)にログインし【外観】の【テーマエディター】へ進みます。

次にテーマファイルの中からfunctions.phpファイルを選択します。

WordPressのテーマファイルfunctions.php

次の項目で紹介するコードを直接functions.phpファイルに追記すれば対応可能です。

head部分に書かれたバージョン情報を削除する方法

headに書かれたバージョン情報は、以下のコードをfunctions.phpファイルに追記することで削除できます。

remove_action (‘wp_head’, ‘wp_generator’);

コードを追記したら【ファイルを更新】をクリックして更新しましょう。

実際にhead内からバージョン情報が削除されて非表示になっているかチェックしましょう。

footer部分に書かれたバージョン情報を削除する方法

次にfooter部分(CSSやJavascriptの末尾に表示されている)のバージョン情報を消す方法です。

下記のコードをfunctions.phpファイルに追記します。

function remove_cssjs_ver2( $src ) {
if ( strpos( $src, ‘ver=’ ) )
$src = remove_query_arg( ‘ver’, $src );
return $src;
}
add_filter( ‘style_loader_src’, ‘remove_cssjs_ver2’, 9999 );
add_filter( ‘script_loader_src’, ‘remove_cssjs_ver2’, 9999 );

コードを追記したら【ファイルを更新】をクリックして更新しましょう。

これでWordPressのバージョン情報が消されて非表示になっているはずです。

日ごろからセキュリティ対策・保守管理は意識しましょう

ここまでWordPressのバージョン情報を消す方法について解説してきました。

脆弱性が更新されていない古いWordPressのバージョンのままだと、セキュリティ意識が甘いと判断され、攻撃対象になるかもしれません。

そのため、セキュリティ面からみてもWordPress のバージョンは削除しておいたほうが良いでしょう。

特にアクセス数が多い人気のサイトは、被害も大きくなりやすいので注意するべきです。

サイバー攻撃のリスクを軽減するためにも、普段からセキュリティ対策含め、サイトの保守管理は意識しておくと良いですね。

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この記事を書いた人

サイト引越し屋さん編集部

日本で最も利用されているサーバー移転&保守代行サービス『サイト引越し屋さん』の中の人です。 サイト引越しに関わる技術情報をはじめ、WordPressやその他のWebサービスに関するノウハウを発信しています。 全日本SEO協会所属。日本ウェブ解析士協会(WACA)所属。

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