リバースプロキシを用いてサブディレクトリを別サーバー運用する方法
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サイト引越し屋さん編集部

リバースプロキシを用いてサブディレクトリを別サーバー運用する方法

一般的にサブディレクトリでサイト運用するには、大元のルートドメインと同じサーバー内にサイトを立ち上げる必要があります。

しかし、リバースプロキシという技術を使えば、別サーバーにてサブディレクトリのサイトを立ち上げることが可能になります。

  • ドメインパワーを活かしたサブディレクトリのサイトを別サーバーで立ち上げたい
  • サブドメインのように別サーバーで新規サイトを立ち上げたい
  • 大企業のサブディレクトリを使うために別サーバーで運用する方法を探している

こういった要望がある方に向けて、サブディレクトリサイトを別サーバー上に作成する方法を解説します。

今回の記事を読めば、サブディレクトリのサイトを別サーバー上で管理できる方法がわかり、現在の問題解決にいたるかもしれません。ぜひ参考にしてみてください。

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サブディレクトリとリバースプロキシ基本概念

まず最初に、サブディレクトリとリバースプロキシの基本概念について解説いたします。

サブディレクトリとは

サブディレクトリは、ドメインの一部として別のフォルダにコンテンツを格納する方法です。例えば、example.com/blog のように設定されます。これにより、異なるコンテンツを同一ドメイン内で管理できます。

リバースプロキシとは

リバースプロキシは、クライアントからのリクエストを受け取り、適切なサーバーに転送する役割を果たします。これにより、負荷分散やセキュリティの向上が可能となります。

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リバースプロキシでサブディレクトリを別サーバーで管理する手順

リバースプロキシの技術を使って、サブディレクトリを別サーバーで管理するには、一般的なWebサーバーの設定を変更する必要があります。

具体的には次の手順を踏みます。

  1. リバースプロキシの設定
  2. サブディレクトリの設定
  3. リバースプロキシとサブディレクトリのテスト
  4. セキュリティと設定の最適化

それぞれ解説していきます。

①リバースプロキシの設定

まず、リバースプロキシを設定して、特定のパス(サブディレクトリ)へのリクエストを別のサーバーに転送します。

Webサーバーの設定ファイルの中にリバースプロキシを使用する特定の場所やパスに対する設定を行います。

【Apacheの例】

ProxyPass "/subdirectory/" "http://subdomain.example.com/"
ProxyPassReverse "/subdirectory/" "http://subdomain.example.com/"

例えばApacheの場合、リバースプロキシ設定は通常httpd.confや個別のバーチャルホスト設定ファイル内で実行します。

設定ファイルの変更後は、Webサーバーを再起動して設定を反映させます。

②サブディレクトリの設定

サブディレクトリを管理するためのサーバーを別に準備します。

特定のディレクトリあるいはパスに関連付けられた設定を実施します。

例えばApacheでは、.htaccessファイルを使用してサブディレクトリごとの設定が可能です。

サブディレクトリ内の .htaccessファイルに次のような設定を追加することで、特定の挙動やアクセス制御を行うことができます。

【.htaccessの記述例】

<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteBase /subdirectory/
# ここに設定を記述
</IfModule>

上記のように、Apache内の特定のサブディレクトリに設定を行うことができます。

具体的な設定内容は、必要に応じてリバースプロキシやアクセス制御、URLのリライトなど、さまざまな用途に合わせて行われます。

③リバースプロキシとサブディレクトリのテスト

設定が適切に機能するかどうかを確認するために、リバースプロキシとサブディレクトリの統合をテストします。

テストの方法としては次の手順になります。

  1. Webサーバーを再起動させる
    リバースプロキシやサブディレクトリの設定を変更した場合は、Webサーバーを再起動して変更を反映させます。これにより、新しい設定が適用されます。
  2. ブラウザでテストする
    ブラウザを開き、リバースプロキシを通じてアクセスしたいサブディレクトリのURLを入力します。例えば http://XXXXX.com/subdirectory/ です。このURLにアクセスすると、リバースプロキシを経由してサブディレクトリのコンテンツが表示されるはずです。ページ表示が正常に行われるかどうかをチェックします。
  3. curlを使用したテスト
    コマンドラインツールのcurlを使用して、リバースプロキシを経由したサブディレクトリにアクセスします。以下はその例です。
  4. curl -I http://example.com/subdirectory/
    

    これにより、HTTPヘッダの情報が表示されます。ステータスコードが200であれば、リクエストが正常に処理されたことを意味します。

  5. ログの確認
    リバースプロキシやバックエンドのサーバーのログを確認して、リクエストが正常に処理されているかどうかを確認します。エラーログやアクセスログにエラーがないかをチェックします。

④セキュリティと設定の最適化

リバースプロキシやサブディレクトリのセキュリティ設定を確認し、必要に応じて調整します。

パフォーマンスや負荷分散のための最適化も検討しましょう。

例えば、リバースプロキシのキャッシュを適切に設定することで、Webサーバーへの負荷を軽減し、パフォーマンスを向上させることができます。

ただし、機密性の高いコンテンツに対してはキャッシュを無効にすることが重要です。

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リバースプロキシ設定できるサーバーについて

AWSやVPSなどのサービスではリバースプロキシを利用できます。

具体的にリバースプロキシを実装できるのは、ConoHaVPSやAWSなどのオリジナルのサーバーを構築できる環境限定となります。

>>ConoHa VPS公式サイトはこちら

通常のレンタルサーバー上では、色々な利用制限があり設定できないケースがほとんどです。

もし、リバースプロキシを設定できるかどうか調べたい場合は、直接サーバー業者へ確認する必要があります。

リバースプロキシの設定難易度は高いので専門業者への依頼を推奨します

リバースプロキシの設定の難易度は、設定する環境や目的によって異なりますが設定を行う人の経験と知識に大きく依存します。

そのため、Webサーバーやネットワークの知識、特にWebサーバーの設定に関する経験があるほど、設定作業はスムーズです。

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こういった場合はサイト引越し屋さんにて作業が可能です。

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この記事を書いた人

サイト引越し屋さん編集部

日本で最も利用されているサーバー移転&保守代行サービス『サイト引越し屋さん』の中の人です。 サイト引越しに関わる技術情報をはじめ、WordPressやその他のWebサービスに関するノウハウを発信しています。 全日本SEO協会所属。

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