WebArenaからエックスサーバーへのドメイン移管
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サイト引越し屋さん編集部サイト引越し屋さん編集部

WebArenaからエックスサーバーへのドメイン移管手順と注意点

こんにちは、日本でもっとも利用されているWordPressのサーバー移転代行&保守管理サービス『サイト引越し屋さん』です。

WebArena(ウェブアリーナ)からエックスサーバーへ乗り換えるとき、「サーバーは移せたけど、ドメインの移管はどこから手を付ければいいのか分からない」というご相談をよくいただきます。

WebArenaのドメインは「名づけてねっと」という別サービスで管理されており、AuthCodeの確認場所や承認メールの宛先が分かりにくいためです。

さらに、移管が完了すると名づけてねっとの有償DNSサービスも自動で解約されるため、順番を間違えるとサイトやメールが止まるおそれがあります。

この記事では、WordPress関係の案件を累計3,500件以上手がけてきたサイト引越し屋さんが、WebArenaからエックスサーバーへドメインを移管する手順と、実際の案件でつまずいたポイントを解説します。

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WebArenaからエックスサーバーへのドメイン移管で最初に知っておくこと

ドメイン移管とは、ドメインを管理する会社(レジストラ)を引っ越す手続きです。WebArenaの場合、サーバーとドメインは別々のサービスなので、まずこの関係を整理しておきましょう。

ドメインは「名づけてねっと」で管理されている

WebArenaで取得したドメインは、同じ運営元のドメインサービス「名づけてねっと」で管理されています。そのため、移管の手続きはWebArenaのサーバー管理画面ではなく、名づけてねっとの契約者コントロールパネルで行います。

WebArenaの公式ヘルプにもあるとおり、ドメインを他社へ移管してもWebArenaのサーバー契約は解約されません。サーバーの解約は別の手続きが必要です(出典:WebARENAサポート)。

「ドメイン移管」「ネームサーバー変更」「サーバー移転」の違い

この3つは混同されやすいのですが、移すものが異なります。

作業 移るもの この作業だけで起きること
ドメイン移管 ドメインの管理会社と更新先 更新料の支払い先がエックスサーバーになる。サイトの表示先は変わらない
ネームサーバー変更 ドメインの「住所札」の向き先 サイトとメールの接続先が新サーバーに切り替わる
サーバー移転 WordPressやメールなどのデータ 新サーバーにサイトの中身がそろう

ドメイン移管しても、ネームサーバーなどのDNS情報が自動で変更されるわけではありません。

サーバーもドメインもまとめてエックスサーバーにしたい場合は、サーバー移転→ネームサーバー変更→ドメイン移管の3つを組み合わせて進めます。

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移管前に確認すべき6つのポイント

移管の失敗やサイト停止の多くは、申請前の確認不足が原因です。特に1つ目のDNSの確認は、WebArenaならではの注意点です。

1. 今使っているDNS(ネームサーバー)はどこか

名づけてねっとから他社への移管が完了すると、有償オプションの「DNSアウトソーシングサービス」と「ドメイン転送サービス」も自動で解約されます(出典:WebARENAサポート)。

サイトやメールの向き先をこのDNSサービスで設定していた場合、移管完了と同時にサイトもメールも止まるおそれがあります。

当社では、先にエックスサーバーへサーバー移転とネームサーバー変更を済ませ、動作を確認してからドメインを移管する順番を推奨しています。この順なら、移管の完了日がずれてもサイトとメールに影響が出ません。

2. ドメイン取得から60日以上経っているか

.comなどのgTLDは、登録や前回の移管から60日間は移管できないのが一般的です(出典:名づけてねっと)。取得したばかりのドメインは、日付を確認してから申請しましょう。

3. 有効期限と更新日までに余裕があるか

名づけてねっとでは、更新日を過ぎて請求が確定した料金は返金されず、更新のキャンセルもできません(出典)。移管には1〜10日ほどかかるため、更新日の1か月前には着手するのが安全です。

JPドメインで「有効期限月」に移管し、管理画面上の有効期限が1年以上残っている場合は、二重払いを避けるため翌月1日を待ってから手続きするよう案内されています(出典)。

4. 承認メールを受け取れるアドレスになっているか

移管の承認メールは、名づけてねっとの「契約者情報」とWhoisの「登録者(Registrant)」のアドレスに届きます。退職した担当者や制作会社のアドレスのままだと、メールが届かず移管が取り下げられます。

また、移管するドメイン自身のアドレス(info@自社ドメインなど)を登録していると、切替時に受信できない時間帯が生まれます。当社では、作業中だけGmailなど別ドメインのアドレスを緊急連絡先にしていただくようお願いしています。

5. Whois情報公開代行を利用していないか

公開代行を利用していると、承認メールが代行業者のアドレスに届いてしまいます。移管失敗の代表的な原因にも挙げられているので、申請前に解除しておきましょう。

6. 費用と期間の目安

名づけてねっと側では、他社移管の違約金はかかりません。エックスサーバー側で移管料金を支払い、その代わりに有効期限が延長されるのが一般的です。

ドメイン エックスサーバーの移管料金
.com 1,721円
.net 1,992円
.jp 3,102円
.co.jp 4,136円

※2026年10月時点のエックスサーバー取り扱いドメイン一覧より。最新の料金は公式サイトでご確認ください。

期間は、エックスサーバーの公式FAQで「申し込み後1週間~10日程度」とされています。ただし当社の案件では、申請そのものよりも、申請前のログイン情報や連絡先の確認に時間がかかることがほとんどです(後述の事例を参照)。

WebArena(名づけてねっと)側で行う手順

移管元でやることは、「連絡先アドレスの整備」と「AuthCodeの確認」の2つです。.comなどのgTLDはロック解除が加わり、.jpなどのJPドメインは公開連絡窓口の変更が加わります。

全体の流れは、①エックスサーバーでサーバー契約・WordPress移転 → ②ネームサーバー変更 → ③連絡先アドレスの更新 → ④AuthCode確認・ロック解除 → ⑤移管申請・料金の支払い → ⑥承認メールへの対応 → ⑦移管完了、です。

ネームサーバーの変更(②)を移管申請(⑤)より前に置くのが、当社が推奨する順番です。

ただし、これは完全に自社名義で契約管理できているケースを想定しているため、制作会社名義での契約となっている場合は進める順番が前後することもあります。

STEP1:契約者コントロールパネルで契約者のメールアドレスを更新する

  1. 名づけてねっとの契約者コントロールパネルにログインします。
  2. 「ご契約者」を開き、受信できるアドレスを「メールアドレス」「メールアドレス確認」に入力して「変更する」を押します。

このアドレスに、名づけてねっとからの移管承認の案内が届きます。

STEP2:ドメインコントロールパネルでAuthCodeを確認する

  1. 「ご利用サービス」から対象ドメインの「詳細」を開き、ドメインコントロールパネルにログインします。
  2. 「WHOIS」を開き、AuthCodeを控えます。

AuthCodeには有効期限があり、WebArenaのヘルプでは最大35日と案内されています(出典)。確認したら早めにエックスサーバーへ申請しましょう。

STEP3:移管ロックを解除する(gTLDのみ)

.com・.net・.org・.biz・.infoは、同じ「WHOIS」画面で移管ロックが「ロックする」になっていないか確認します。ロック中なら「ロックしない」を選んで「変更する」を押します(出典)。

STEP4:Whoisの連絡先アドレスを更新する

ドメインの種類で変更する箇所が異なります。

ドメイン 更新する箇所
gTLD(.com・.netなど) 「Registrant(登録者)」と「Admin Contact(管理者)」のメールアドレス
汎用JP(.jp) Whoisの「公開連絡窓口」のメールアドレス
属性型JP(.co.jpなど) 「担当者ハンドル情報」で登録者ハンドルIDと同じIDを選び、「メールアドレス」「通知アドレス」

出典:gTLD・汎用JP・属性型JP(WebARENAサポート)

STEP5:名づけてねっとからの承認案内に対応する

エックスサーバーで申請した後、名づけてねっとから承認の案内が届きます。ここで注意したいのが、期限までに何もしなかったときの扱いがケースによって逆になることです。

ケース 承認案内の宛先 期限までに無回答だと
JPドメイン・上位組織がJPRSのgTLD 契約者情報のアドレス 不承認扱いで移管取り下げ
上記以外のgTLD Registrantのアドレス 承認扱いで移管が進む

JPドメインは放置すると移管が取り下げられます。届いたらすぐに「他社への移管を承認される場合」の手続きを行いましょう。

移管が完了すると、名づけてねっとの契約は自動で解約され、解約完了メールが届きます。自分で解約手続きをする必要はありません。

エックスサーバー側で行う手順

エックスサーバー側の作業は、AuthCodeを入力して申し込み、移管料金を支払うだけです。サーバーをすでに契約している前提で、XServerアカウントからの手順を紹介します。

STEP1:XServerアカウントで「ドメイン移管」を開く

XServerアカウントにログインし、管理画面の「ドメイン移管」をクリックします。移管したいドメイン名を入力して「ドメインを検索する」を押します。

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STEP2:認証コード(AuthCode)を入力する

名づけてねっとで控えたAuthCodeを入力し、利用規約に同意して「お申込み内容の確認とお支払いへ進む」を押します。

AuthCodeは記号が混じることが多く、手入力だと「~」や「^」などを打ち間違えやすいため、コピー&ペーストで入力しましょう。

STEP3:移管料金を支払う

支払い方法を選んで「決済画面へ進む」を押します。支払いが確認されるまで移管は始まりません。請求書払いなどで社内の支払い承認に時間がかかる場合は、AuthCodeの期限(最大35日)も考慮して日程を組みましょう。

STEP4:承認メールに対応する

承認の流れはドメインの種類で変わります。

ドメイン 承認の流れ
.com・.netなど 数日以内にXServerから「[重要](ドメイン名)のトランスファー申請に関するご案内」がRegistrantのアドレスに届く。本文のURLから承認する
.jp・.co.jpなど エックスサーバーからの承認メールは届かない。名づけてねっと側の承認を行う

出典:エックスサーバー「承認メールはどのアドレスに届きますか」

承認メールには「承諾する」と「拒否する」があります。誤って拒否すると申請し直しになるので注意しましょう。

STEP5:完了メールを確認し、DNS設定を点検する

「移管完了のお知らせ」が届いたら完了です。完了後は次の3点を確認してください。

  • サイトが表示されるか(httpsで警告が出ないか)
  • メールの送受信ができるか(特にMXレコード)
  • ネームサーバーがエックスサーバー(ns1.xserver.jp など)を向いているか

先にネームサーバーを切り替えていれば、この時点で取り扱いはすべてエックスサーバーにそろいます。WebArenaのサーバー契約は自動では解約されないため、動作確認が済んだら忘れずに解約手続きをしましょう。

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移管でよくあるトラブルと対処法

当社に寄せられる移管のご相談は、ほとんどが次の5つのどれかです。症状から原因と対処法を確認してください。

症状 主な原因 対処法
「移管が失敗した」と連絡が来た AuthCodeの誤り・期限切れ(最大35日) 名づけてねっとでAuthCodeを再確認・再発行して申請し直す
承認メールが届かない Whoisや契約者情報のアドレスが古い、公開代行が有効 アドレスを更新してから申請し直す
JPドメインの移管が取り下げられた 名づけてねっとの承認案内を期限内に処理しなかった 再申請し、届いた当日中に承認する
移管完了後にサイトやメールが止まった 名づけてねっとのDNSアウトソーシングが自動解約された エックスサーバーでDNSレコードを設定し、ネームサーバーを切り替える
切替後、一部のメールが旧サーバーに届く DNSの反映待ち(数時間~最大24時間程度) 反映が終わるまで旧サーバーを解約せず、両方の受信箱を確認する

契約者コントロールパネルにログインできない場合

制作会社が契約していたり、前任者が退職していたりで、ログイン情報が分からないケースも少なくありません。その場合は、まずWhoisで登録者が自社名義かどうかを確認してください。

自社名義であれば、契約者として名づけてねっとに問い合わせできます。制作会社名義の場合は、先に制作会社に登録者の変更を依頼する必要があります。第三者からの問い合わせには契約内容を案内してもらえないのが一般的なので、代行業者に依頼する場合も契約者ご本人のご協力が必要です。

WebArenaからのドメイン移管で当社が対応した事例


当社が実際に対応した、WebArenaからエックスサーバーへの移管案件2件を紹介します。どちらも、つまずいたのは移管の手続きそのものよりも「ドメインの管理画面にたどり着くまで」でした。

ログイン画面が5種類あり、どれがドメイン用か分からない

サイトをWordPressでリニューアルするのに合わせ、WebArenaからエックスサーバーへサーバー・メール・ドメイン(.co.jp)をまとめて移したいというご依頼でした。窓口は、リニューアルを担当する制作会社様です。

最初にいただいたのは、「WebArenaのログイン情報は項目が多く、どれを共有すればよいか」というご質問です。WebArenaには次のようにログイン先が分かれており、ドメイン移管に使うのは名づけてねっとの契約者コントロールパネルだけです。

ログイン先 主な用途 ドメイン移管で使うか
サーバーメイン管理 サーバーの契約・解約 使わない(最後の解約で使う)
サイトマネージャー サーバー設定・データベース 使わない
WEBマネージャー サイトのファイル管理 使わない
メールマネージャー メールアドレスの管理 使わない(メール移行で使う)
契約者コントロールパネル(名づけてねっと) ドメインの契約・AuthCode 使う

また、名づけてねっとの連絡先が、以前使っていたプロバイダーのメールアドレスのままでした。このままでは承認の案内を受け取れないため、移管の前に自社ドメインのアドレスへ変更していただきました。

この案件では、先にDNSを切り替えてメールが新サーバーで動くことを確認してから、そのアドレスを承認の宛先にして移管しました。この順番なら、承認メールを取りこぼす心配がありません。

製造業の法人様:サーバーのログイン情報は通ったが、ドメイン管理画面だけログインできない

「TLS 1.0/1.1の廃止とTLS 1.3への対応が必要になった」というセキュリティ上の理由で、WebArenaからエックスサーバーへの移転をご相談いただきました。社内規程により、秘密保持契約(NDA)を締結してから、パスワード付きZIPでログイン情報を共有いただいています。

ご担当者様が交代し、ドメインもエックスサーバーへ移管することが決まりました。正式ご発注後に確認すると、WebArenaのサーバー側のログイン情報は使えた一方で、ドメイン管理画面(名づけてねっと)のログイン情報だけが通りませんでした。

再確認をお願いしたうえで、約2週間の納期で作業を進めました。

WebArenaではサーバーとドメインのログイン情報が別々なので、担当者の交代や制作会社とのやり取りの中で、ドメイン側だけが引き継がれていないことがあります。移管を決めたら、まず名づけてねっとの契約者コントロールパネルにログインできるかを確かめておきましょう。

まとめ:WebArenaからのドメイン移管は「DNSを先に移す」のが安全

WebArenaのドメインは名づけてねっとで管理されているため、移管の手続きは名づけてねっとの管理画面で行います。契約者・Whoisのアドレスを整え、AuthCode(最大35日有効)を確認したら、早めにエックスサーバーへ申請しましょう。

いちばん大切なのは、サーバー移転とネームサーバー変更を先に済ませてから移管することです。移管の完了と同時にDNSアウトソーシングが解約されても、サイトとメールが止まりません。JPドメインは承認を放置すると取り下げられるので、届いた当日中に処理しましょう。

「自社でやるのは不安」「サイトもメールも止めたくない」という方は、WordPressの移転からDNS切替、ドメイン移管までをまとめてサイト引越し屋さんにお任せください。

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この記事を書いた人

サイト引越し屋さん編集部

サイト引越し屋さん編集部

累計対応実績3,500案件以上、日本で最も利用されているサーバー移転&保守代行サービス『サイト引越し屋さん』のマーケティング部です。 サイト引越しに関わる技術情報をはじめ、WordPressやその他のWebサービスに関するノウハウを発信しています。 全日本SEO協会所属。

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