
- コラム
cakesがサービス終了※移行先のメディアはどこが良いか考える
cakes(ケイクス)は、2012年にスタートしたネット上でコンテンツ売買できるプラットフォーム。
「2022年の8月31日にサービスを終了する」という突然の発表で話題になっています。
今回の記事では、cakesのデータは移行できるのか、どのメディアへ引越すのが最善なのか考えていきます。
「移行先にWordPressを検討している」
「自分で作業する時間がとれない」
「失敗するのが恐い」
そんなときは私たちサイト引越し屋さんにお任せください。
専門のエンジニアが移行作業を代行いたします。
目次(クリックで飛べます!)
cakesのサービス終了の時期やタイミング
cakesのサービス終了までの流れは次の通りです。2022年5月現在
あくまでも予定なので、変更になる可能性はあります。
※サービス終了の日程は以下を予定しています。
・新規会員登録を停止 2022年5月25日 ※有料記事は既存有料会員のみ閲覧可能
・課金を停止 2022年6月28日 ※既存有料会員の方のみ課金停止後に無料で閲覧可能
・サイトの更新を終了 2022年7月31日
・サイトの公開を終了 2022年8月31日※サービス終了後はすべての記事が閲覧できなくなります。
※cakes有料会員の方は、2022年6月28日をもって課金を停止いたします。6月28日から8月31日までの自動更新は無料とし、有料記事についても無料で閲覧可能な状態とさせていただきます。
引用:cakes公式サイト
サービス停止までの移行期間ということで、上記のように数ヶ月前に余裕を持ってアナウンスする場合が多いです。
cakesの記事データは出力してもらえる
cakesのサービスは2022年8月31日をもって閉鎖されるので、寄稿した記事は外部(ネット検索)からアクセスできなくなります。
ネット上での閲覧は不可能ですが、cakesのシステム内ではデータが当面保持されるので原稿データは渡してくれるようです。
cakesにご寄稿いただいた記事は外部からはアクセスできなくなりますが、システム内ではデータを当面保持いたします。
原稿はクリエイターの方のものですので、お問い合わせいただき次第、クリエイターの方々それぞれのご要望をお伺いしながら、原稿のお渡しなどの対応を順次進めてまいります。
引用:cakes公式サイト
当面保持されるようですが、あまりにも期間が空いてしまうとデータが削除されてしまうかもしれません。
必要であれば、早めにデータ移行について運営に相談したほうが良さそうですね。
こういった文言も書かれているので、データの受け渡し方法は未定のようです。
編集部による具体的な対応は、サービス終了作業の目処がつく8月以降からの着手を予定しております。
引用:cakes公式サイト
サービス終了にはまだ期間が残っているため、少しずつ対応方法も明らかになってくると思われます。
cakesのコンテンツをnoteで再公開する方法
noteとcakesの運営会社は同じですが、自動的にcakesのデータをnoteにインポートするような機能は今のところありません。
cakesで投稿していたデータをクリエイター本人がnoteに再投稿することは可能だと思われますが、投稿作業は手動ですからそれなりの時間がかかりそうです。
運営元が同じであっても、引越しのサポートまでしてもらえるかは現時点では分かりません。
いずれにしても、データをエクスポートしたりインポートしたりする専用ツールがないので、出力して渡されたデータを一つずつ自力で他の環境へ移していく作業は発生しそうです。
cakesから他のプラットフォームへの移行を考える
cakesのサービスは、あくまで企業がユーザーに貸し出していたプラットフォームです。
そのため「いつかはサービス終了になる」というリスクが常にあります。
まさにこういった意見ですね。
CAKESがサービス停止するそうだけどほとんどのネットサービスは停止されたら二度とアクセスできなくなるわけで、それはYoutubeだろうとTwitterだろうと変わりない。僕の世代は「仮想空間は永遠に存続する」みたいなイメージがあったかもだけど、とっくに「企業次第ではなくなる」という→
— 森泉岳土@『佐々々奈々の究明』『ぼくの大林宣彦クロニクル』 (@moriizumii) May 28, 2022
突然のサービス終了はcakesに限らず起き得るので、特に珍しい話ではありません。
最近になってサービス停止が発表された事例ですと、BIGLOBEが提供していた無料ブログ「ウェブリブログ」、GMO株式会社が提供していた「teacup.」などのサービスが挙げられます。
このようなサービス停止のリスクを避けたい場合は、あなた自身のメディアを立ち上げてしまう方法が最も有効です。
もし、すでに知名度がありファンがついている場合は、ネットであなたの名前やブログ名を直接検索して訪問してくれる可能性があります。
こうなれば、集客において企業のプラットフォームの力を借りる必要はありません。
独自メディアを作れる環境
独自のメディアを作れるプラットフォームを紹介しておきます。
たとえば、cakesからの引越し先には次のような環境が考えられます。
- note
- 無料ブログ(アメブロ、Livedoor、FC2、GoogleBloggerなど)
- ホームページ作成サービス(JimdoやWixなど)
- WordPress
noteに関しては、同じ運営会社で環境が似ているので順応しやすいかもしれません。
無料ブログサービスはコンテンツ販売やアフィリエイト広告が禁止されている場合があるので、規約をチェックする必要があります。
JimdoやWIXなどの各種ホームページ作成サービスは、初心者でも手軽に始められ、企業のコーポレートサイトや小規模サイトに適しているケースが多いです。しかし、サイトを頻繁に更新してカスタマイズを行っていくのであればWordPressのほうが柔軟性が高いでしょう。
WordPressでサイトを作成すれば、すべてあなた自身のメディアになるので、コンテンツ販売やアフィリエイト広告による収益化も自由にできます。
WordPressへ引越すメリットとデメリット
あなた自身のメディアを作るならWordPressを推奨しますが、前もってデメリットも押さえておきましょう。
WordPressのデメリット
WordPressでメディア運営するデメリットも挙げておきます。
- ドメイン取得やサーバー契約、テーマの準備が必要
- WordPressの初期設定が必要
- 自身によるメンテナンスが必要
WordPressサイトを運営するためには、ドメインとレンタルサーバーを準備しなければいけません。
そのため、月額に換算すると最低でも1,000円前後のコストが発生します。WordPressの専用テーマ(テンプレート)は無料と有料のものがあり、デザインにこだわりたい場合は有料テーマの購入検討も必要です。
WordPressは慣れていないと、初期設定に時間がかかり手間に感じるかもしれません。
その代わり、設定のコツさえつかめば、とても自由にカスタマイズができるようになります。
WordPressのメリット
WordPressでメディア運営するメリットは次の通りです。
- テンプレート(テーマ)が豊富でデザインにこだわれる
- 利用規約がないので自由にブログ運営できる
- 運用次第で広告収入を増やせる
WordPressはデザインや機能を追求でき、カスタマイズの自由度がとても高いです。
サービス提供の企業が定める規約に縛られないので、自由な運営ができます。
そのため、WordPressは運用次第で収益をいくらでも伸ばしていけます。
今後の運営方針で「どのメディアに移行するか」を考えましょう
「そろそろ自分のメディアを持ちたいな」と考えていた人にとっては、よいキッカケになるかもしれません。
同じような仕組みのプラットフォームのnoteで運営していきたい、WordPressで本格的にブログを作って収益を伸ばしたいなど、ぜひ今後の運営方針で決めてみてくださいね。
弊社では、cakesからの引越し作業を代行することも可能です。
- cakesの記事をWordPressに引越したい
- WordPressを始めるためのサポートをしてもらいたい
- 自分で作業する時間がとれない
など、ご自身での引越し作業が不安な方は、ぜひお気軽にご相談くださいませ。
どのプラットフォームへ移行するにしても、cakesに投稿していたデータは手作業で引越しを行う必要があります。
忙しい人にとっては、負担に思えるかもしれません。
「移行先にWordPressを検討している」
「自分で作業する時間がとれない」
「失敗するのが恐い」
そんなときは私たちサイト引越し屋さんにお任せください。
専門のエンジニアが移行作業を代行いたします。
この記事を書いた人
サイト引越し屋さん編集部
日本で最も利用されているサーバー移転&保守代行サービス『サイト引越し屋さん』の中の人です。 サイト引越しに関わる技術情報をはじめ、WordPressやその他のWebサービスに関するノウハウを発信しています。 全日本SEO協会所属。日本ウェブ解析士協会(WACA)所属。